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公開番号
2025016271
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119433
出願日
2023-07-21
発明の名称
鉄道車両用汚物抜き取り装置
出願人
株式会社旭テクノ
代理人
弁理士法人小笠原特許事務所
主分類
E03F
7/00 20060101AFI20250124BHJP(上水;下水)
要約
【課題】鉄道車両の汚物タンクと汚水枡との連通状態の確認を容易に行うことができる汚物抜き取り装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る汚物抜き取り装置は、上面に開口部を有する箱形形状の汚水枡と、汚水枡の開口部を覆う蓋と、蓋に取り付けられ、汚水枡に鉄道車両の汚物タンクから抜き取られた汚物を導入するための管状の汚物抜き取りアームと、汚物抜き取りアームの先端部に取り付けられ、鉄道車両の汚物タンクの排出口に接続可能なサクションホースと、汚水枡の外部において、汚物抜き取りアームの途中に取り付けられる給水確認弁とを備える。給水確認弁は、軸体と、軸体を中心として回転可能な開閉蓋と、開閉蓋に取り付けられ、軸体を中心として開閉蓋と一体的に回転可能なバランスウェイトとを含み。開閉蓋は、汚物抜き取りアーム内の汚水の流量の増加に伴って、バランスウェイトの位置を変化させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄道車両用の汚物抜き取り装置であって、
上面に開口部を有する箱形形状の汚水枡と、
前記汚水枡の前記開口部を覆う蓋と、
前記蓋に取り付けられ、前記汚水枡に前記鉄道車両の汚物タンクから抜き取られた汚物を導入するための管状の汚物抜き取りアームと、
前記汚物抜き取りアームの先端部に取り付けられ、前記鉄道車両の前記汚物タンクの排出口に接続可能なサクションホースと、
前記汚水枡の外部において、前記汚物抜き取りアームの途中に取り付けられる給水確認弁とを備え、
前記給水確認弁は、
前記汚物抜き取りアームの外方に配置された軸体と、
前記軸体を中心として回転可能となるように前記軸体に取り付けられ、前記汚物抜き取りアームの内部を閉じた第1の回転位置と、前記汚物抜き取りアームの内部を開いた第2の回転位置との間で回転可能な開閉蓋と、
前記開閉蓋に取り付けられ、前記軸体を中心として前記開閉蓋と一体的に回転可能なバランスウェイトとを含み、
前記開閉蓋は、前記開閉蓋に対して前記汚物抜き取りアームの内部から加えられる力の大きさが第1の閾値以下である場合、前記第1の回転位置に位置し、前記開閉蓋に対して前記汚物抜き取りアームの内部から加えられる力の大きさが前記第1の閾値より大きい第2の閾値以上である場合、前記第2の回転位置に位置し、前記第1の回転位置から前記第2の回転位置までの移動に伴って、前記バランスウェイトの位置を変化させる、汚物抜き取り装置。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記給水確認弁の上側に取り付けられるリミットスイッチを備え、
前記開閉蓋が前記第2の回転位置にあるときに、前記バランスウェイトが前記リミットスイッチをオン状態とする、請求項1に記載の汚物抜き取り装置。
【請求項3】
工業用水道に接続され、前記鉄道車両の前記汚物タンクの給水口に接続可能な注水ホースと、前記リミットスイッチに電気的に接続される電磁弁とを有し、前記注水ホースを介して前記汚物タンクに洗浄水を注水可能な給水装置を更に備え、
前記リミットスイッチがオン状態となることにより前記電磁弁を開放する、請求項2に記載の汚物抜き取り装置。
【請求項4】
前記リミットスイッチに電気的に接続され、前記リミットスイッチがオン状態になると、前記給水確認弁が開状態となったことを報知する報知装置を備える、請求項2に記載の汚物抜き取り装置。
【請求項5】
前記汚水枡の内部に所定量の汚水を貯留するための貯留部が設けられていない、請求項1~4のいずれかに記載の汚物抜き取り装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道車両の汚物タンクから汚物を抜き取るための汚物抜き取り装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鉄道車両のトイレに設置される汚物タンクが記載されている。特許文献1に記載の汚物タンクには、汚物タンクに溜まった汚物を排出するための開閉コックが設けられている。
【0003】
図4は、従来の汚物抜き取り装置の概略構成を示す模式図である。
【0004】
汚物抜き取り装置90は、車両基地に設けられており、鉄道車両の汚物タンクから汚物を抜き取るために用いられる。汚物抜き取り装置90は、地中に埋設された汚水枡91と、汚水枡91の上部の開口部を閉鎖する蓋92a及び92bと、蓋92aの中央部に設けられた開口に挿入され、図示しないボルト等の固定手段で蓋92aに固定される管状の汚物抜き取りアーム93と、汚物抜き取りアーム93の外方端部に接続されたサクションホース94と、サクションホース94の先端部に取り付けられたカップラー95とを備える。図4の例では、サクションホース94は、カップラー95に接続されたチェーン96を用いて車両基地に設けられたフックに吊り下げられている。汚水枡91の内部には、下水道に通じる開口部97と、汚水枡91の内部を区画する隔壁98が設けられている。
【0005】
汚水枡91は、トラップ枡であり、隔壁98で区画されたトラップ部99には常時汚水が貯留されている。汚物抜き取りアーム93を通じて汚水枡91内に導入された汚水は、トラップ部99に注入され、トラップ部99から溢れた汚水が開口部97を通じて下水道に流れる。汚物抜き取りアーム93の下端は、トラップ部99に貯留された汚水の水面下内部に配置されており、汚水枡91内の硫化水素やアンモニア等のガスが汚物抜き取りアーム93を通じて放出されることが防止されている。
【0006】
鉄道車両の汚物タンクから汚物を抜き取る際は、吊り下げ用のチェーン96をフックから取り外し、カップラー95を鉄道車両の汚物タンクの排出口に接続し、開閉コックを開く。汚物タンクには給水用の給水口が設けられており、給水口に接続した給水装置を用いて工業用水を注入する。注入した工業用水により、汚物タンク内の汚物を流し出すと共に、汚物タンク内の洗浄を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-103587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
汚物タンクへの工業用水の注入は、必ず汚物タンクと汚水枡が連通している(汚水を汚水枡に流せる)状態で行う必要がある。仮に、汚物タンクの排出口の開閉コックを閉じたままの状態で汚物タンクに工業用水を注入してしまうと、汚物タンクが溢れて、車両内の排水口から汚水が逆流する。逆流した汚水は、車両を汚染してしまうだけでなく、車両の下部にある電気系統を故障させる可能性がある。
【0009】
それ故に、本発明は、鉄道車両の汚物タンクと汚水枡との連通状態の確認を容易に行うことができる汚物抜き取り装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、鉄道車両用の汚物抜き取り装置であって、上面に開口部を有する箱形形状の汚水枡と、汚水枡の開口部を覆う蓋と、蓋に取り付けられ、汚水枡に鉄道車両の汚物タンクから抜き取られた汚物を導入するための管状の汚物抜き取りアームと、汚物抜き取りアームの先端部に取り付けられ、鉄道車両の汚物タンクの排出口に接続可能なサクションホースと、汚水枡の外部において、汚物抜き取りアームの途中に取り付けられる給水確認弁とを備え、給水確認弁は、汚物抜き取りアームの外方に配置された軸体と、軸体を中心として回転可能となるように軸体に取り付けられ、汚物抜き取りアームの内部を閉じた第1の回転位置と、汚物抜き取りアームの内部を開いた第2の回転位置との間で回転可能な開閉蓋と、開閉蓋に取り付けられ、軸体を中心として開閉蓋と一体的に回転可能なバランスウェイトとを含み、開閉蓋は、開閉蓋に対して汚物抜き取りアームの内部から加えられる力の大きさが第1の閾値以下である場合、第1の回転位置に位置し、開閉蓋に対して汚物抜き取りアームの内部から加えられる力の大きさが第1の閾値より大きい第2の閾値以上である場合、第2の回転位置に位置し、第1の回転位置から第2の回転位置までの移動に伴って、バランスウェイトの位置を変化させるものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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