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公開番号
2025016212
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119344
出願日
2023-07-21
発明の名称
分離装置、排水桝、及び分離方法
出願人
株式会社イトーヨーギョー
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
E03F
5/10 20060101AFI20250124BHJP(上水;下水)
要約
【課題】メンテナンス負担の軽減を図り得る、合成樹脂の破片を捕捉する分離装置を提供する。
【解決手段】排水桝に設置され、合成樹脂の破片を含む廃水から前記合成樹脂の破片を分離する分離装置であって、隔壁とエルボとを備える。前記隔壁は、前記排水桝の底面に接するように構成された第1端部と、前記排水桝の側壁に接するように構成され、前記第1端部と交差する第2端部と、前記排水桝の前記側壁に接するように構成され、前記第1端部と交差し、前記第2端部と対向する第3端部と、接続孔と、を有する。前記エルボは、流出側開口部分が前記接続孔に接続され、流入側開口部分が前記第1端部の方向に向かう。下記に定義する第1距離は、下記に定義する第2距離よりも大きい。第1距離:前記第1端部から、前記接続孔の周縁部分における前記第1端部に最も近い部分までの距離。第2距離:前記第1端部から、前記エルボの流入側開口部分まで距離。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
排水桝に設置され、合成樹脂の破片を含む廃水から前記合成樹脂の破片を分離する分離装置であって、隔壁とエルボとを備え、
前記隔壁は、
前記排水桝の底面に接するように構成された第1端部と、
前記排水桝の側壁に接するように構成され、前記第1端部と交差する第2端部と、
前記排水桝の前記側壁に接するように構成され、前記第1端部と交差し、前記第2端部と対向する第3端部と、
接続孔と、を有し、
前記エルボは、
流出側開口部分が前記接続孔に接続され、
流入側開口部分が前記第1端部の方向に向かい、
下記に定義する第1距離は、下記に定義する第2距離よりも大きい、分離装置。
第1距離:前記第1端部から、前記接続孔の周縁部分における前記第1端部に最も近い部分までの距離
第2距離:前記第1端部から、前記エルボの流入側開口部分まで距離
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記隔壁は、前記第2端部と前記第3端部とが、前記エルボの側とは反対側へ曲げられている請求項1に記載の分離装置。
【請求項3】
前記隔壁は、下記に定義する第4端部が、前記エルボの側とは反対側へ曲げられている、
請求項2に記載の分離装置。
第4端部:前記排水桝の前記側壁に接するように構成され、前記第1端部に対向する端部
【請求項4】
前記隔壁の前記第1端部から前記第3端部のうち、前記排水桝に接する部分には、透水性の部材が設けられている、請求項2に記載の分離装置。
【請求項5】
前記エルボは、
前記エルボの流入側開口部分に連結される第1フィルタを含む、
請求項1に記載の分離装置。
【請求項6】
前記エルボは、
前記第1フィルタの内側に配置され、前記流入側開口部分から前記第1端部に接近する方向へ、前記第1端部から所定の距離離間した位置まで延伸する延長配管を含む、
請求項5に記載の分離装置。
【請求項7】
前記エルボは、
前記エルボから分岐し、前記第1端部とは反対側へ延伸する枝配管と、
前記枝配管の流入側開口部分に連結される第2フィルタと、を更に含む、
請求項1に記載の分離装置。
【請求項8】
前記隔壁は、
前記第1端部に対向する側に、前記排水桝の側壁に対し開口するように構成された越流端部を有する、
請求項1に記載の分離装置。
【請求項9】
前記隔壁は、
前記越流端部に、前記隔壁から離れる方向に前記第1端部側へ傾斜する第1傾斜板が設けられている、請求項8に記載の分離装置。
【請求項10】
前記隔壁は、
前記第1傾斜板から前記隔壁の鉛直方向に離間し、前記第1傾斜板に平行な複数の第2傾斜板が設けられている、請求項9に記載の分離装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、分離装置、排水桝、及び分離方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、海洋に流出するマイクロプラスチックが、問題となっている。運動施設等に使用される人工芝は、運動施設の使用に伴い人工芝の一部が分断され破片となり、廃水とともに運動施設外へ排出される。このため人工芝の破片は、海洋に流出するマイクロプラスチックの原因の一つとして挙げられている。そこで人工芝の破片を廃水から分離するために、運動施設の排水系統へフィルタを設置することが行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、運動場の周囲に設けられた側溝と、側溝に流入した雨水が集水される貯留槽と、貯留槽の下側に備えられ、鉛直方向に対して直角に交わる水平面上に、貯留槽の内部空間を貯留空間部と、貯留空間部よりも下側の排水空間部と、に仕切り、雨水を濾過する着脱可能なフィルタと、前記排水空間部に備えられた第一排水部と、前記側溝よりも下側であって、前記貯留空間部の上方に備えられた第二排水部と、を備える貯留排水構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-57057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の技術では、人工芝の破片を含む廃水が当該貯留排水構造へ流入した場合、人工芝の破片はフィルタにより、廃水から分離されるものの、短時間で分離された人工芝の破片によりフィルタが詰まるおそれがあり、頻繁にフィルタの清掃をする必要がある。このため、メンテナンス負担の軽減が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の分離装置は、排水桝に設置され、合成樹脂の破片を含む廃水から前記合成樹脂の破片を分離する分離装置であって、隔壁とエルボとを備え、前記隔壁は、前記排水桝の底面に接するように構成された第1端部と、前記排水桝の側壁に接するように構成され、前記第1端部と交差する第2端部と、前記排水桝の前記側壁に接するように構成され、前記第1端部と交差し、前記第2端部と対向する第3端部と、接続孔とを有し、前記廃水と前記合成樹脂の破片が分離された前記廃水とを隔てるための隔壁と、流出側開口部分が前記接続孔に接続され、流入側開口部分が前記第1端部に向かって屈曲し延伸するエルボと、を備え、下記に定義する第1距離は、下記に定義する第2距離よりも大きい。
第1距離:前記第1端部から、前記接続孔の周縁部分における前記第1端部に最も近い部分までの距離
第2距離:前記第1端部から、前記エルボの流入側開口部分まで距離
【0007】
本開示は、上記のような特徴的な構成を備える分離装置として実現されるだけでなく、上記の分離装置を備えた排水桝、及び上記の分離装置を備えた排水桝を用いた分離方法として実現することができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、メンテナンス負担の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
運動施設の排水設備の概要の一例を示す斜視図である。
実施形態1に係る排水桝の概要の一例を示す概要図である。
実施形態1に係る分離装置の一例の斜視図である。
実施形態1に係る分離装置の断面図である。
実施形態1に係る分離装置を排水桝へ設置する態様を示す斜視図である。
廃水が流入したときの、排水桝の状態の一例を示す模式図である。
排水桝の清掃方法の一例を示す模式図である。
実施形態2に係る分離装置の一例を示す断面図である。
実施形態3に係る分離装置の一例をエルボがある側から見た斜視図である。
実施形態4に係る分離装置の一例をエルボがある側から見た斜視図である。
実施形態5に係る分離装置の一例をエルボがある側から見た斜視図である。
実施形態6に係る分離装置の一例を示す斜視図である。
実施形態7に係る分離装置の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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