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公開番号2025016167
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119269
出願日2023-07-21
発明の名称ペースト注入器
出願人クラレノリタケデンタル株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類A61C 5/62 20170101AFI20250124BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】簡易な構成で、外観からペースト収納室内のペーストの残量を知ることができるペースト注入器を提供する。
【解決手段】ペースト注入器1は、シリンジ3と、プランジャ5とを備えている。シリンジ3は、長手方向に延び、内部に長手方向Xに沿って延びると共にペーストが充填されたペースト収納室49を有し、排出口51と充填口53が形成されている。プランジャ5は、押圧部67と、押圧部67から立ち上がりペースト収納室49に挿入される棒状部69と、を有している。棒状部69には、長手方向Xに沿って、所定の間隔で、棒状部69を補強する補強用リブ78A~78Eが複数設けられている。補強用リブ78B~78Eは、ペースト収納室49内のペーストの残量が、予め規定された量になったときに充填口53と重複する位置に形成されている。
【選択図】図30
特許請求の範囲【請求項1】
長手方向に延び、内部に前記長手方向に沿って延びると共にペーストが充填されたペースト収納室を有し、一方の端部に前記ペースト収納室の一端を開放する排出口が形成され、他方の端部に前記ペースト収納室の他端を開放する充填口が形成されたシリンジと、
使用者が指で押圧する押圧部と、前記押圧部から立ち上がり前記ペースト収納室に挿入される棒状部と、を有し、前記充填口から前記ペースト収納室に挿入されて前記長手方向に沿って移動し、前記排出口から前記ペーストを押し出すプランジャと、を備え、
前記棒状部には、前記長手方向に沿って、所定の間隔で、前記棒状部を補強する補強用リブが複数設けられており、
前記複数の補強用リブのうち少なくとも一部は、前記ペースト収納室内の前記ペーストの残量が、予め規定された量になったときに前記充填口と重複する位置に形成されている
ことを特徴とするペースト注入器。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記ペーストは、一回の使用量が予め規定されており、
前記押圧部に最も近い位置に設けられている前記補強用リブは、前記ペースト収納室内の前記ペーストの残量が前記使用量の一回分のとき、前記充填口と重複する位置に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のペースト注入器。
【請求項3】
前記複数の補強用リブの前記長手方向と直交する断面形状は、前記ペースト収納室の前記長手方向と直交する断面形状より小さく、前記ペースト収納室の断面形状に相似した形状である
ことを特徴とする請求項1または2に記載のペースト注入器。
【請求項4】
前記棒状部の前記長手方向と直交する断面形状は、前記長手方向と直交する厚み方向に延びる厚み方向壁部と、前記長手方向及び前記厚み方向と直交する幅方向に延びる幅方向壁部の組み合わせからなる十字状に形成されており、
前記複数の補強用リブは、前記厚み方向壁部及び前記幅方向壁部の間の間隙部に形成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のペースト注入器。
【請求項5】
前記プランジャは、前記棒状部の先端部に緩く係合した弾性体ホルダを有しており、
前記弾性体ホルダは、前記プランジャを前記ペースト収納室に挿入した後、前記プランジャが前記充填口に向かって引き戻されたとき、前記棒状部から分離する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のペースト注入器。
【請求項6】
歯科材料であるペーストの注入に使用されることを特徴とする請求項1または2に記載のペースト注入器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ペースト注入器に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
ペースト状の歯科材料を所望の位置に吐出するためのペースト注入器が知られている。ペースト注入器は、長手方向に延び、ペーストが充填されるペースト収納室を有するシリンジと、シリンジ内に挿入されて長手方向に移動可能なプランジャと、を備えている。ペースト注入器として、例えば、特許文献1が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2018/057503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ペースト注入器は、シリンジの材質や、シリンジに貼付されたラベル等によって、外観からは、ペースト収納室内のペーストの残量がわかりづらい、という課題があった。特に、ペースト注入器が、予めペースト収納室内に複数回分のペーストが充填された状態で出荷されて使用されるものの場合、使用者は、使用前に、ペーストの残量を把握しておきたい、というニーズが存在していた。
【0005】
本発明の目的は、簡易な構成で、外観からペースト収納室内のペーストの残量を知ることができるペースト注入器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のペースト注入器は、長手方向に延び、内部に前記長手方向に沿って延びると共にペーストが充填されたペースト収納室を有し、一方の端部に前記ペースト収納室の一端を開放する排出口が形成され、他方の端部に前記ペースト収納室の他端を開放する充填口が形成されたシリンジと、使用者が指で押圧する押圧部と、前記押圧部から立ち上がり前記ペースト収納室に挿入される棒状部と、を有し、前記充填口から前記ペースト収納室に挿入されて前記長手方向に沿って移動し、前記排出口から前記ペーストを押し出すプランジャと、を備えている。そして、前記棒状部には、前記長手方向に沿って、所定の間隔で、前記棒状部を補強する補強用リブが複数設けられており、前記複数の補強用リブのうち少なくとも一部は、前記ペースト収納室内の前記ペーストの残量が、予め規定された量になったときに前記充填口と重複する位置に形成されている。
【発明の効果】
【0007】
このようにすることで、本発明のペースト注入器は、簡易な構成で、外観からペースト収納室内のペーストの残量を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態のペースト注入器の正面図である。
ペースト注入器の分解斜視図である。
シリンジの先端部に固定されたスタティックミキサーを、長手方向に延びる中心軸を通る位置で幅方向に切断した断面図である。
シリンジの正面図である。
シリンジの側面図である。
シリンジの平面図である。
シリンジの底面図である。
図4Cに示したV-V線断面図である。
図4Aに示したVI-VI線端面図である。
シリンジの先端部の斜視図である。
図4Cに示したVIII-VIII線断面図の要部である。
プランジャ本体の正面図である。
プランジャ本体の側面図である。
プランジャ本体の平面図である。
のプランジャ本体の底面図である。
図9Aに示したX-X線断面図である
弾性体ホルダの斜視図である。
弾性体ホルダの底面図である。
環状溝部にOリングを取り付けた状態の弾性体ホルダを、ネック部の部分で長手方向と直交する幅方向に切断した断面図である。
環状溝部にOリングを取り付けた状態の弾性体ホルダを、シリンジのペースト収納室内に挿入した状態で、ネック部の部分で長手方向と直交する幅方向に切断した場合の断面図(模式図)と、その際の正面方向及び側面方向から見た場合の断面図(模式図)である。
ミキシングチップ本体部の斜視図である。
ミキシングチップ本体部の底面図である。
図14Bに示したXV-XV線断面図である。
ミキサーハウジングの斜視図である。
ミキサーハウジングの底面図である。
図16Bに示したXVII-XVII線断面図である。
ミキサー外装体の正面図である。
ミキサー外装体の側面図である。
ミキサー外装体の平面図である。
ミキサー外装体の底面図である。
図18Cに示したXIX-XIX線断面図である。
図18Cに示したXX-XX線断面図である。
図18Aに示したXXI-XXI線断面図である。
キャップ内側部材の斜視図である。
キャップ内側部材の底面図である。
図22Bに示したXXIII-XXIII線断面図である。
キャップ外装体の正面図である。
キャップ外装体の側面図である。
キャップ外装体の平面図である。
キャップ外装体の底面図である。
図24Cに示したXXV-XXV線断面図である。
図24Cに示したXXVI-XXVI線断面図である。
図24Aに示したXXVII-XXVII線断面図である。
スタティックミキサーをシリンジに被せて固定する前段階の様子を示す図である。
ミキサー外装体のみが回転した後のスタティックミキサーの底面図である。
ペースト注入器を長手方向に延びる中心軸を通る位置で幅方向に切断した断面図であり、ペーストの残量が、約75%であることを示す図である。
ペースト注入器を長手方向に延びる中心軸を通る位置で幅方向に切断した断面図であり、ペーストの残量が、約50%であることを示す図である。
ペースト注入器を長手方向に延びる中心軸を通る位置で幅方向に切断した断面図であり、ペーストの残量が、約25%であることを示す図である。
ペースト注入器を長手方向に延びる中心軸を通る位置で幅方向に切断した断面図であり、ペーストの残量が、予め規定された一回分の使用量であることを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明のペースト注入器の実施形態について、図面に基づいて説明する。
【0010】
<全体構成>
図1は、ペースト注入器1の正面図であり、図2は、ペースト注入器1の分解斜視図である。本実施の形態では、図2に示すように、ペースト注入器1に対して、長手方向(X)、幅方向(Y)、厚み方向(Z)を定義する。
(【0011】以降は省略されています)

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