TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025016085
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119123
出願日
2023-07-21
発明の名称
基板異常検知方法及び基板異常検知装置
出願人
東京エレクトロン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
21/683 20060101AFI20250124BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ピンアップ時の基板の異常を検出する。
【解決手段】基板が載置台に載置された状態からリフトピンによる離間が完了された状態までを撮影した第1の動画を取得し、第1の動画から抽出された試験フレームの画像に基づく入力画像を、予め学習済みの学習モデルに入力して、復元画像を出力し、入力画像と復元画像との差分が予め定めた基準を超えた場合に基板に異常があると判定する。上記学習モデルは、正常な基板が載置台に載置された状態からリフトピンによる離間が完了された状態までを撮影した第2の動画から抽出された複数の学習フレームの画像に基づく複数の学習データを用いた学習が行われた学習モデルであり、複数の学習フレームの画像は、正常な基板がリフトピンによって離間する時系列に沿った複数のフレームの画像である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
基板処理装置の処理容器に配置された載置台からリフトピンにより離間される基板の異常の有無を検知する基板異常検知方法であって、
前記基板が前記載置台に載置された状態から前記リフトピンによる離間が完了された状態までを撮影した第1の動画を取得する工程と、
前記第1の動画から抽出された試験フレームの画像に基づく入力画像を、予め学習済みの学習モデルに入力して、試験フレーム復元画像を出力する工程と、
前記入力画像と前記試験フレーム復元画像との差分が予め定めた基準を超えた場合に前記異常があると判定する工程と、を有し、
前記学習モデルは、正常な基板が前記載置台に載置された状態から前記リフトピンによる離間が完了された状態までを撮影した第2の動画から抽出された複数の学習フレームの画像に基づく複数の学習データを用いた学習が行われた学習モデルであり、
前記複数の学習フレームの画像は、前記正常な基板が前記リフトピンによって離間する時系列に沿った複数のフレームの画像である基板異常検知方法。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記異常は、前記基板の割れである請求項1に記載の基板異常検知方法。
【請求項3】
前記複数の学習フレームは、少なくとも、前記正常な基板が前記載置台から離間する途中の2つの中間フレームと、離間が完了した最終フレームとを含む請求項1に記載の基板異常検知方法。
【請求項4】
前記複数の学習フレームは、少なくとも6つのフレームを含む請求項3に記載の基板異常検知方法。
【請求項5】
前記学習モデルの学習では、異常な基板が前記載置台に載置された状態から前記リフトピンによる離間が完了された状態までを撮影した第3の動画から抽出される学習フレームの画像に基づく学習データを使用しない請求項1に記載の基板異常検知方法。
【請求項6】
前記学習モデルはVAEである請求項1に記載の基板異常検知方法。
【請求項7】
前記学習データは、前記学習フレームの画像から前記基板を含む領域を切り取った画像に基づいて生成された画像である請求項1に記載の基板異常検知方法。
【請求項8】
前記学習データは、前記切り取った画像に縮小処理を施して得られた縮小画像である請求項7に記載の基板異常検知方法。
【請求項9】
前記入力画像は、前記試験フレームの画像に縮小処理を施して得られた縮小画像である請求項1に記載の基板異常検知方法。
【請求項10】
前記第1の動画及び前記第2の動画は、前記処理容器に設けられた観察窓を通して撮影された動画である請求項1に記載の基板異常検知方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、基板異常検知方法及び基板異常検知装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
載置台に載置された基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置が知られている。プラズマ処理装置は、プラズマ処理中の発熱による基板の温度上昇を抑えるために、チラー装置によって温度が調整された冷媒を載置台内の冷媒通路に循環供給すると同時に、Heガス等の伝熱ガスを載置台の中を通して基板の裏面に供給する。このようにしてプラズマ処理装置は、基板の温度を一定に制御する。また、プラズマ処理装置は、基板を載置台に静電吸着させることで、基板を固定するとともに、伝熱ガスの不必要な漏れを防止している。
【0003】
このようなプラズマ処理装置において、載置台に載置された基板の異常の有無を検知する技術が提案されている。例えば、特許文献1では、伝熱ガスの流量を監視して、基板の位置ズレや基板の割れ等といった基板の異常時に生じる伝熱ガスの漏れを検出する。このようにして基板の異常が検知された場合には、プラズマ処理装置を即座に停止させて、基板の異常に起因する被害の拡大を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-99634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示に係る技術は、ピンアップ時の基板の異常を検出する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る技術の一態様は、基板処理装置の処理容器に配置された載置台からリフトピンにより離間される基板の異常の有無を検知する基板異常検知方法であって、前記基板が前記載置台に載置された状態から前記リフトピンによる離間が完了された状態までを撮影した第1の動画を取得する工程と、前記第1の動画から抽出された試験フレームの画像に基づく入力画像を、予め学習済みの学習モデルに入力して、試験フレーム復元画像を出力する工程と、前記入力画像と前記試験フレーム復元画像との差分が予め定めた基準を超えた場合に前記異常があると判定する工程と、を有し、前記学習モデルは、正常な基板が前記載置台に載置された状態から前記リフトピンによる離間が完了された状態までを撮影した第2の動画から抽出された複数の学習フレームの画像に基づく複数の学習データを用いた学習が行われた学習モデルであり、前記複数の学習フレームの画像は、前記正常な基板が前記リフトピンによって離間する時系列に沿った複数のフレームの画像である。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る技術によれば、ピンアップ時の基板の異常を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示に係る技術の一実施の形態に係る基板異常検知装置である情報処理装置を含む基板異常検知システムの構成を概略的に示すブロック図である。
図1の成膜装置の構成を概略的に示す断面図である。
図2のカメラによって撮影された処理容器の内部の画像を説明するための図である。
図1の情報処理装置のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。
図1の情報処理装置の機能構成を概略的に示すブロック図である。
図1の情報処理装置によって実行される基板異常判定処理の手順を示すフローチャートである。
図6のS65で行われる判定の内容を説明するための図である。
複数のカメラが学習データの生成に用いられる動画を異なる画角で撮影する構成を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
ところで、基板の割れが生じる工程の一例として、載置台に静電吸着している基板の除電のためのピンアップが挙げられる。例えば、ピンアップでは、基板が載置台に格納されているリフトピンによって持ち上げられる際に、載置台に過剰に残留電荷が存在して基板を引き付けるためにリフトピンの押し上げる力によって基板が割れることがある。また、持ち上げられている途中で基板の一部が引っ掛かって基板が割れてしまうことがある。
【0010】
しかしながら、特許文献1の技術は、基板が載置台に静電吸着されていることを前提とするため、上述したようなピンアップ時の基板の割れを検出することができない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
テーブルタップ
20日前
三洋化成工業株式会社
軟磁性材料
10日前
株式会社ヨコオ
同軸コネクタ
16日前
古河電池株式会社
制御弁式鉛蓄電池
16日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
20日前
株式会社半導体エネルギー研究所
電池
9日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
10日前
個人
六角形パネル展開アレーアンテナ
20日前
株式会社ヨコオ
ソケット
3日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
20日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
20日前
日新電機株式会社
変圧器
4日前
TDK株式会社
コイル部品
16日前
ローム株式会社
半導体装置
20日前
住友電装株式会社
コネクタ
16日前
三洲電線株式会社
撚線導体
10日前
株式会社デンソー
半導体装置
20日前
三洋化成工業株式会社
リチウムイオン電池
10日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
20日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
16日前
オムロン株式会社
リード線整列治具
20日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
3日前
株式会社デンソー
半導体装置
20日前
大和電器株式会社
コンセント
16日前
シャープ株式会社
アンテナ装置
3日前
株式会社村田製作所
コイル部品
2日前
河村電器産業株式会社
接続装置
4日前
TDK株式会社
電子部品
16日前
株式会社村田製作所
電池パック
10日前
マクセル株式会社
電気化学素子
20日前
個人
ユニバーサルデザインコンセントプラグ
20日前
ローム株式会社
半導体発光装置
16日前
河村電器産業株式会社
接続装置
4日前
原田工業株式会社
複合平面アンテナ装置
9日前
シャープ株式会社
電子機器
17日前
キヤノン株式会社
操作装置
17日前
続きを見る
他の特許を見る