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公開番号2025015959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023118902
出願日2023-07-21
発明の名称照明装置及びプロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 21/14 20060101AFI20250124BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】照明装置を備えたプロジェクターにおいて、投射画像のスペックルノイズを低減する。
【解決手段】本発明の照明装置は、第1光を射出する第1光源と、第1光とは色が異なる第2光を射出する第2光源と、第1光及び第2光の合成光を射出する光合成部材と、合成光を拡散する拡散面を有する基板、及び、基板を回転させる駆動装置、を有する拡散装置と、光合成部材と拡散装置との間に配置され、合成光を拡散面に集光する集光素子と、拡散装置から射出された合成光を平行化するコリメート素子と、を備える。第1光源は、第1波長帯の前記第1光を射出する複数の第1発光素子と、第1波長帯とは異なる第2波長帯の第1光を射出する複数の第2発光素子と、複数の第1発光素子の熱が伝達される第1放熱部材と、複数の第2発光素子の熱が伝達される第2放熱部材と、を有する。第1放熱部材による放熱能力と第2放熱部材による放熱能力とは、互いに異なる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1色の第1光を射出する第1光源と、
前記第1光とは色が異なる第2光を射出する第2光源と、
前記第1光及び前記第2光を合成して合成光を射出する光合成部材と、
入射する前記合成光を拡散して射出する拡散面を有する基板、及び、前記基板を回転させる駆動装置、を有する拡散装置と、
前記光合成部材と前記拡散装置との間に配置され、前記合成光を前記拡散装置の前記拡散面に集光する集光素子と、
前記拡散装置から射出された前記合成光を平行化するコリメート素子と、
を備え、
前記第1光源は、
第1波長帯の前記第1光を射出する複数の第1発光素子と、
前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の前記第1光を射出する複数の第2発光素子と、
前記複数の第1発光素子の熱が伝達される第1放熱部材と、
前記複数の第2発光素子の熱が伝達される第2放熱部材と、
を有し、
前記第1放熱部材による放熱能力と前記第2放熱部材による放熱能力とは、互いに異なる、
照明装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1波長帯は、前記第2波長帯よりも短く、
前記第1放熱部材の放熱能力は、前記第2放熱部材の放熱能力よりも大きい、
請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記第1放熱部材は、複数の第1フィンを有する第1ヒートシンクを含み、
前記第2放熱部材は、複数の第2フィンを有する第2ヒートシンクを含み、
前記第1ヒートシンクのサイズは、前記第2ヒートシンクのサイズよりも大きい、
請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1放熱部材は、複数の第1フィンを有する第1ヒートシンクを含み、
前記第2放熱部材は、複数の第2フィンを有する第2ヒートシンクを含み、
前記複数の第1フィンの数は、前記複数の第2フィンの数よりも大きい、
請求項2に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第1放熱部材は、複数の第1フィンを有する第1ヒートシンクと、複数の第3フィンを有する第3ヒートシンクと、を含み、
前記第2放熱部材は、複数の第2フィンを有する第2ヒートシンクを含み、
前記第1ヒートシンクと前記第3ヒートシンクとは、熱輸送部材によって接続されている、
請求項2に記載の照明装置。
【請求項6】
前記複数の第1発光素子は、一次元的に並んで配列され、
前記複数の第2発光素子は、一次元的に並んで配列され、
前記複数の第1発光素子及び前記複数の第2発光素子は、互いに別体であり、
前記複数の第1発光素子は、1つのパッケージであり、
前記複数の第2発光素子は、1つのパッケージである、
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の照明装置。
【請求項7】
前記第1光源は、
第3波長帯の前記第1光を射出する複数の第3発光素子と、
前記第3波長帯とは異なる第4波長帯の前記第1光を射出する複数の第4発光素子と、
前記複数の第3発光素子の熱が伝達される第3放熱部材と、
前記複数の第4発光素子の熱が伝達される第4放熱部材と、
をさらに有し、
前記第1波長帯は、前記第2波長帯よりも短く、
前記第3波長帯は、前記第4波長帯よりも短く、
前記第1波長帯及び前記第2波長帯は、前記第3波長帯及び前記第4波長帯よりも短く、
前記第1放熱部材の放熱能力は、前記第2放熱部材の放熱能力よりも大きく、且つ、前記第3放熱部材の放熱能力よりも大きく、
前記第2放熱部材の放熱能力は、前記第4放熱部材の放熱能力よりも大きく、且つ、前記第3放熱部材の放熱能力以下であり、
前記第3放熱部材の放熱能力は、前記第4放熱部材の放熱能力よりも大きい、
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の照明装置。
【請求項8】
前記第1色は、赤である、
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の照明装置。
【請求項9】
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の照明装置と、
前記照明装置から射出される光を変調する光変調装置と、
前記光変調装置によって変調された光を投射する投射光学系と、
を備える、
プロジェクター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置及びプロジェクターに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、プロジェクターの高性能化を図るために、広色域且つ高効率な光源であるレーザー光源を備えた照明装置、及び、このような照明装置を備えたプロジェクターが提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示されているプロジェクターでは、赤色光を射出するレーザー光源を有する赤色光源アレイと、緑色光を射出するレーザー光源を有する緑色光源アレイと、青色光を射出するレーザー光源を有する青色光源アレイと、から射出される3色光が色合成光学系により合成され、合成光が集光レンズに入射し、拡散板に向けて集光される。特許文献1に開示されているプロジェクターでは、集光される合成光が拡散板を透過することによって、投射画像に生じるスペックルノイズが低減される。
【0004】
例えば、特許文献2に開示されている光源装置は、照明装置及びプロジェクターに適用可能であり、発光波長が互いに同じである複数の第1レーザー素子と、発光波長が互いに同じである複数の第2レーザー素子と、を備える。第2レーザー素子の発光波長は、第1レーザー素子の発光波長よりも短い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-078906号公報
特開2021-057512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されているプロジェクターにおいて、集光レンズによって集光される合成光を拡散板に照射し、拡散された合成光を拡散板から射出するだけでは、スペックルノイズの低減が十分ではなく、改善が望まれていた。特許文献2に開示されている光源装置では、第2レーザー素子の発光波長が第1レーザー素子の発光波長よりも短いため、各レーザー素子から射出される光は互いに干渉し難い。また、特許文献2の光源装置を用いたとしても、第1レーザー素子からの光と第2レーザー素子からの光との波長差が大きくないために、スペックルノイズの低減が十分ではなく、さらなる改善が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一つの態様の照明装置は、第1色の第1光を射出する第1光源と、第1光とは色が異なる第2光を射出する第2光源と、第1光及び第2光を合成して合成光を射出する光合成部材と、入射する合成光を拡散して射出する拡散面を有する基板、及び、基板を回転させる駆動装置、を有する拡散装置と、光合成部材と拡散装置との間に配置され、合成光を拡散装置の拡散面に集光する集光素子と、拡散装置から射出された合成光を平行化するコリメート素子と、を備える。第1光源は、第1波長帯の前記第1光を射出する複数の第1発光素子と、第1波長帯とは異なる第2波長帯の第1光を射出する複数の第2発光素子と、複数の第1発光素子の熱が伝達される第1放熱部材と、複数の第2発光素子の熱が伝達される第2放熱部材と、を有する。第1放熱部材による放熱能力と第2放熱部材による放熱能力とは、互いに異なる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態のプロジェクターの構成を示す概略図である。
図1のプロジェクターの照明装置の概略図である。
図2の照明装置の拡散装置の基板の概略図である。
第2実施形態のプロジェクターの照明装置の概略図である。
第3実施形態のプロジェクターの照明装置の斜視図である。
図5の照明装置の平面図である。
第3実施形態のプロジェクターの照明装置の変形例の斜視図である。
図7の照明装置の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図面では、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺が変更されている場合がある。
【0010】
(第1実施形態)
先ず、本発明の第1実施形態のプロジェクター1について、図1を参照して説明する。図1は、プロジェクター1の構成を示す概略図である。プロジェクター1は、スクリーンSCR上に映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、照明装置2と、色分離光学系3と、光変調装置4R,4G,4Bと、色合成光学系5と、投射光学系6と、を備える。プロジェクター1は、3つの光変調装置を有する3板式のプロジェクターである。
(【0011】以降は省略されています)

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