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公開番号
2025015931
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023118850
出願日
2023-07-21
発明の名称
流路板ユニット及び血圧測定装置
出願人
オムロンヘルスケア株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
A61B
5/022 20060101AFI20250124BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】低コストで流路抵抗誤差の小さい流体回路を実現する技術を提供する。
【解決手段】流体の流路が形成され、ポンプ及びカフとの接続部が設けられた流路板ユニットであって、少なくとも前記ポンプとの接続部が形成される第1板部材と、少なくとも前記カフとの接続部が形成される第2板部材と、前記第1板部材と前記第2板部材との間に配置され1以上のオリフィスが設けられる薄膜シートと、前記第1板部材と前記薄膜シートとの間に配置され前記第1板部材の前記ポンプとの接続部及び前記薄膜シートの前記オリフィスを連通する流路を備えかつ前記薄膜シートよりも厚みが大きく形成される第1厚膜シートと、前記第2板部材と前記薄膜シートとの間に配置され、前記第2板部材の前記カフとの接続部及び前記薄膜シートの前記オリフィスを連通する流路を備えかつ前記薄膜シートよりも厚みが大きく形成される第2厚膜シートと、を有する流路板ユニット。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
流体の流路が形成され、ポンプ及びカフとの接続部が設けられた流路板ユニットであって、
少なくとも前記ポンプとの接続部が形成される第1板部材と、
少なくとも前記カフとの接続部が形成される第2板部材と、
前記第1板部材と前記第2板部材との間に配置され、1以上のオリフィスが設けられる薄膜シートと、
前記第1板部材と前記薄膜シートとの間に配置され、前記第1板部材の前記ポンプとの接続部及び前記薄膜シートの前記オリフィスを連通する流路を備え、かつ、前記薄膜シートよりも厚みが大きく形成される第1厚膜シートと、
前記第2板部材と前記薄膜シートとの間に配置され、前記第2板部材の前記カフとの接続部及び前記薄膜シートの前記オリフィスを連通する流路を備え、かつ、前記薄膜シートよりも厚みが大きく形成される第2厚膜シートと、
を有する流路板ユニット。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1板部材、前記第1厚膜シート、前記薄膜シート、前記第2厚膜シート、前記第2板部材は、接着部材により接合されている、
ことを特徴とする、請求項1に記載の流路板ユニット。
【請求項3】
前記第1厚膜シート、及び、前記第2厚膜シートは両面テープであり、
前記第1厚膜シートは、一方の面で前記第1板部材と接合するとともに他方の面で前記薄膜シートと接合されており、
前記第2厚膜シートは、一方の面で前記第2板部材と接合するとともに他方の面で前記薄膜シートと接合されている、
ことを特徴とする、請求項2に記載の流路板ユニット。
【請求項4】
前記薄膜シートは、前記オリフィスが設けられる金属製のシートであり、前記第1板部材、前記第2板部材、前記第1厚膜シート、前記第2厚膜シート、の各部材よりも小さな面積の形状に形成されている、
ことを特徴とする、請求項1に記載の流路板ユニット。
【請求項5】
前記薄膜シートは電鋳によって形成される、
ことを特徴とする、請求項4に記載の流路板ユニット。
【請求項6】
前記第1板部材と前記第2板部材との間に配置され、前記薄膜シートと同程度の厚みを有するとともに平面視において前記薄膜シートが収まる形状の開口を有するフィルム部材をさらに有しており、
前記薄膜シートは、前記フィルム部材の前記開口部に配置される、
ことを特徴とする、請求項4に記載の流路板ユニット。
【請求項7】
前記第1厚膜シート、及び、前記第2厚膜シートは両面テープであり、
前記第1厚膜シートと前記薄膜シートとの間に配置される第1フィルムシートと、
前記第1フィルムシートと前記薄膜シートとの間に配置される第1接着シートと、
前記第2厚膜シートと前記薄膜シートとの間に配置される第2フィルムシートと、
前記第2フィルムシートと前記薄膜シートとの間に配置される第2接着シートと、
をさらに有する
ことを特徴とする、請求項1に記載の流路板ユニット。
【請求項8】
前記オリフィスは、前記流体が流入する側に開いたテーパ形状を有するように形成され
ている、
ことを特徴とする、請求項1に記載の流路板ユニット。
【請求項9】
前記第1板部材、前記第1厚膜シート、前記薄膜シート、前記第2厚膜シート、前記第2板部材、のそれぞれには接合時の位置決めのための切り欠き又は孔が形成される、
ことを特徴とする、請求項1に記載の流路板ユニット。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか一項に記載の前記流路板ユニットを備える血圧測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘルスケア関連の技術分野に属し、特に血圧測定装置及びこれに用いる流路板ユニットに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
血圧測定装置として、例えば、生体の上腕又は手首等に巻き付けたカフを膨張及び収縮させ、圧力センサによりカフの圧力を検出することで、圧脈波を検出して血圧を測定する、オシロメトリック法を用いた装置が一般的に知られている。近年、血圧値などの個人の身体・健康に関する情報(以下、生体情報ともいう)を、個人が自ら日常的に測定機器によって測定し、当該測定結果を健康管理に活用することが一般的に行われるようになってきている。このことから、携帯性を重視した機器の需要が高まっており、多くの携帯型測定装置が提案されている(例えば、特許文献1など)。
【0003】
このような携帯型の装置においては、板状の部材の内部に流路が形成されたユニットが用いられる。血圧測定装置に限らずウェアラブル装置においては、できる限り装着性を良くするために小型化・軽量化することが求められる一方で、正確な血圧測定のために流体の共有及び排出を適切に行う必要があり、流路内の流路抵抗を適切に(精度よく)設定することが求められる。
【0004】
このような流路ユニットに関する発明として、血圧測定装置の分野とは異なるものの、イムノクロマトグラフ法で使用されるマイクロチャネルチップの発明が公知となっている(特許文献2)。特許文献2に記載の発明では、複数の基板と膜状部材を積層し、各層に流路パターンを設け、それらを接合することで立体的に流路を構成し、膜状部材において水平面方向に設けられる流路の幅を変更することで、適切な流路抵抗を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-143557号公報
特開2003-114229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2に記載の発明では、膜状部材の水平面(XY面)方向に配置される流路により流路抵抗を設けているため、製造方法に起因する流路抵抗誤差が大きいという問題がある。流路抵抗誤差は、流路形状自身の寸法誤差や、シートを接合する際に発生する隙間や接着部材のはみだし、各シートの位置ずれによる流路長さのバラツキ、等である。特許文献2に記載のような流路板の構成ではこれらを低減することは技術的に困難であり、実現する場合にもコスト増加が見込まれる。
【0007】
本発明は、上記のような問題に鑑み、低コストで流路抵抗誤差の小さい流体回路を実現する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明は以下の構成を採用する。即ち、
流体の流路が形成され、ポンプ及びカフとの接続部が設けられた流路板ユニットであって、
少なくとも前記ポンプとの接続部が形成される第1板部材と、
少なくとも前記カフとの接続部が形成される第2板部材と、
前記第1板部材と前記第2板部材との間に配置され、1以上のオリフィスが設けられる薄膜シートと、
前記第1板部材と前記薄膜シートとの間に配置され、前記第1板部材の前記ポンプとの接続部及び前記薄膜シートの前記オリフィスを連通する流路を備え、かつ、前記薄膜シートよりも厚みが大きく形成される第1厚膜シートと、
前記第2板部材と前記薄膜シートとの間に配置され、前記第2板部材の前記カフとの接続部及び前記薄膜シートの前記オリフィスを連通する流路を備え、かつ、前記薄膜シートよりも厚みが大きく形成される第2厚膜シートと、
を有する流路板ユニットである。
【0009】
このような構成によれば、流量(流速)制御用の流路抵抗を単純な孔(オリフィス)として設計することができる。また、オリフィス(制御用の流路抵抗)を備える薄膜シート層と、それ以外の層とを分離することにより、流路抵抗をオリフィス部の性能で管理することができ、ポンプや弁の性能への影響を最小限に抑えることができる。このため、低コストで流路抵抗の誤差の小さい流路板ユニットを実現することが可能になる。
【0010】
また、前記第1板部材、前記第1厚膜シート、前記薄膜シート、前記第2厚膜シート、前記第2板部材は、接着部材により接合されていてもよい。さらに、前記第1厚膜シート、及び、前記第2厚膜シートは両面テープであり、前記第1厚膜シートは、一方の面で前記第1板部材と接合するとともに他方の面で前記薄膜シートと接合されており、前記第2厚膜シートは、一方の面で前記第2板部材と接合するとともに他方の面で前記薄膜シートと接合されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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