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公開番号2025015537
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024178253,2021550314
出願日2024-10-10,2020-02-27
発明の名称羊水由来の細胞外小胞及び創傷治癒のためのその使用
出願人メラクリス セラピューティクス リミテッド ライアビリティ カンパニー
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 35/50 20150101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】記載する本発明は、対象における創傷治癒のための組成物及び方法を提供する。
【解決手段】この方法は、羊水由来の細胞外小胞及び薬学的に許容される担体を含む治療量の医薬組成物を投与することを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
それを必要とする対象における創傷治癒の促進方法であって、前記対象の創傷組織を、ヒト羊水(AF)に由来する治療量の細胞外小胞(EV)を含む第1の組成物と接触させることを含み、前記治療量が、創傷面積を減少させ、前記創傷組織の修復を促進するのに効果的である、前記促進方法。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記組成物が、上皮細胞を活性化して間葉系細胞表現型に転換する(EMT)ことにより、創傷治癒を促進するのに効果的である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記EVが、羊水間葉系幹細胞(MSC)に由来する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記EVが、
約100,000×gでの沈降、約1.10~1.21g/mlのスクロース中の浮遊密度、及び約50nm~約200nmの平均直径を特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記接触が、局所的または皮下である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の組成物が、ビメンチン、N-カドヘリン、Col1a1、Acta2、またはTGFbr2のうちの1つ以上のmRNAレベルを増加させるのに有効である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記対象の前記創傷組織を、治療量のEV枯渇AFを含む第2の組成物と接触させるステップをさらに含み、前記第2の組成物の治療量が、間葉上皮転換(MET)を活性化し、前記創傷組織の修復を促進するのに効果的である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記組織を、前記第1の組成物と接触させる時間と、前記第2の組成物と接触させる時間の間の長さが、約4時間~約24時間である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第2の組成物が、Stat3のmRNAレベルを増加させるのに有効である、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記創傷が慢性創傷である、請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、米国仮出願62/812,011(2019年2月28日出願)の利益を主張するものであり、その内容は参照によりその全体が援用される。
続きを表示(約 2,300 文字)【0002】
記載する発明は、一般的に、精製された羊水由来の細胞外小胞(EV)、EVを含む組成物、及びそれらの使用に関する。
【背景技術】
【0003】
羊水成分
胎児の付属器(接続部分を意味する)は、胎盤、卵膜、及び臍帯からなる。満期では、胎盤は、直径15~20cm、厚さ2~3cmの円盤状である。羊膜、羊膜及び絨毛膜は、羊膜腔内で胎児を囲み、子宮内膜脱落膜は、絨毛膜ディスクの縁から延伸する。絨毛膜板(胚外組織の胎児成分)は、羊膜腔に面する多層構造である。それは2つの異なる構造からなる:羊膜(上皮、緻密層、羊膜中胚葉、海綿状層からなる)及び絨毛膜(間葉と絨毛外増殖性栄養膜細胞領域からなり、この領域は、合胞体栄養細胞によって覆われているかまたは覆われていない様々な量のラングハンス類線維素に挿入されている)。
【0004】
絨毛は、絨毛膜板に由来し、基板の栄養膜と母体の子宮内膜を介して胎盤を固定する。母体側から、絨毛膜絨毛内の基板の突起が胎盤中隔を生成し、これは実質を不規則な子葉に分割する(Parolini,O. et al.,2008,Stem Cell,2008,26:300-311)。
【0005】
一部の絨毛は胎盤を基板に固定するが、他の絨毛は絨毛間の空間で自由に終結する。絨毛膜絨毛は、異なる機能と構造を呈する。満期の胎盤では、幹絨毛は、線維芽細胞、筋線維芽細胞、及び分散組織マクロファージ(ホーフバウアー細胞)からなる明確な筋肉壁と結合組織を備えた胎児血管の内部コアを示す。成熟した中間絨毛と満期絨毛は、毛細血管と薄い間葉からなる。基底膜は、合胞体栄養細胞と呼ばれる途切れのない多核層から間質コアを分離する。合胞体栄養細胞とその基底膜の間は、単一または凝集したラングハンス栄養膜細胞層であり、これは一般的に栄養膜細胞層と呼ばれる(Parolini,O.et al.,2008,Stem Cell,2008,26:300-311)。
【0006】
胎盤は、3つの層を含む:いずれも胚に由来する羊膜、絨毛膜、及び母体組織に由来する脱落膜である。絨毛膜は、栄養膜層に由来し、羊膜は、受精後8日という早い時期に胚のすべての胚葉を生じさせるエピブラストに由来する。
【0007】
胎児胎盤の4つの領域を区別することができる:羊膜上皮領域、羊膜間葉領域、絨毛膜間葉領域、及び絨毛栄養膜領域。
【0008】
羊膜
羊膜は、内側の上皮層と外側の結合組織層からなる薄い無血管の膜であり、臍帯上で胎児の皮膚と隣接している。外層は、細胞内マトリックスに囲まれたヒト羊膜間葉系間質細胞(hMSC)を含む(Grzywocz,Z.et al. Folia Histochemica et Cytobiologica(2014)52(3):163-170)。胎児に最も近い内層は羊膜上皮(AE)であり、これは途切れのない単層の平らな立方上皮細胞及び円柱上皮細胞であり、羊水と接触している。それは、別個の基底膜に付着しており、この基底膜は羊水中胚葉(AM)に接続している。上皮に最も近い羊水中胚葉では、コラーゲンI及びIIIならびにフィブロネクチンからなる無細胞の緻密層が識別可能である。AMの深部では、分散した線維芽細胞様間葉系細胞と、まれなマクロファージのネットワークが観察される。羊膜の間葉層には2つの細画分が含まれていることが報告されており、1つは羊膜間葉系幹細胞としても知られる間葉表現型を含み、もう1つは単球様細胞を含む。羊膜には血管や神経がない。羊膜は、羊水からの拡散によって直接その栄養を得る。
【0009】
絨毛膜
緩く配置されたコラーゲン繊維の海綿状層は、羊膜中胚葉と絨毛膜中胚葉を分離する。絨毛膜(絨毛葉)は、中胚葉と栄養膜の領域からなる。絨毛膜と羊膜中胚葉は組成が似ている。大きくて不完全な基底膜は、絨毛膜中胚葉を絨毛外栄養膜細胞から分離する。後者は、基板に存在する栄養膜細胞と同様に、フィブリノイド層内に分散しており、増殖の免疫組織化学的マーカーを発現する。ラングハンスフィブリノイド層は、通常、妊娠中に増加し、2つの異なる型のフィブリノイドからなる:内側のマトリックス型(よりコンパクト)と外側のフィブリン型(より網状)である。胎盤の端及び基板において、栄養膜は、脱落膜と広範囲に噛み合っている(Cunningham,F.et al.,The placenta and fetal membranes,Williams Obstetrics,20th ed. Appleton and Lange,1997,95-125;Benirschke,K. and Kaufmann,P. Pathology of the human placenta. New York,Springer-Verlag,2000,42-46,116,281-297)。
【0010】
羊膜由来幹細胞
羊膜自体には、様々な層で分化することができる多能性細胞が含まれている。研究では、神経細胞とグリア細胞、心臓の修復、さらに肝細胞におけるそれらの可能性が報告されている。研究によると、ヒト羊膜上皮細胞は幹細胞マーカーを発現し、3つの胚葉すべてに分化する能力を有している。これらの特性、細胞の分離の容易さ、及び胎盤の利用可能性から、羊膜は、移植及び再生医療のための有用で議論の余地のない細胞源である。
(【0011】以降は省略されています)

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