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公開番号2025015492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024114605
出願日2024-07-18
発明の名称バスケットカテーテルのための電極アタッチメント
出願人バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド,Biosense Webster (Israel), Ltd.
代理人個人
主分類A61B 18/14 20060101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】心臓組織の不可逆的エレクトロポレーション(IRE)を誘導するための使用に好適な医療用プローブを提供すること。
【解決手段】本開示の技術は、生物学的組織に電気エネルギーを送達するように構成される電極本体を含む、医療用プローブのための電極アタッチメントを含む。医療用プローブの細長い部材(複数可)は、1つ以上の開口部を含むことができ、電極(複数可)は、細長い部材の開口部と整列する1つ以上の電極開口部を含むことができる。ピンは、電極を細長い部材に固定するために、位置合わせされた開口部内に配置される。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項１】
スパインアセンブリであって、
長手方向軸部材に沿って延在する細長い部材であって、前記部材の長さに沿って第１の開口部を含む、細長い部材と、
前記部材の前記長さに沿って摺動可能な第１の電極であって、前記第１の電極は第１の電極開口部を含む、第１の電極と、
前記第１の開口部及び前記第１の電極開口部が前記部材の前記長さに沿って位置合わせされたときに、前記第１の開口部及び前記第１の電極開口部内に配置される第１のピンと、
を備える、スパインアセンブリ。
続きを表示（約 900 文字）【請求項２】
前記第１のピンは非導電性材料を含む、請求項１に記載のアセンブリ。
【請求項３】
前記第１の電極開口部は非導電性内面を含む、請求項１に記載のアセンブリ。
【請求項４】
前記第１のピンのピンヘッドは、面取りされた輪郭を備える、請求項１に記載のアセンブリ。
【請求項５】
前記第１のピンは、第１のヘッドの反対側に第２のヘッドを形成するように圧縮可能な底部を備えるリベットを備える、請求項１に記載のアセンブリ。
【請求項６】
前記リベットの前記第１のヘッド及び前記第２のヘッドは、前記第１の電極の両側に配置されている、請求項５に記載のアセンブリ。
【請求項７】
前記部材の前記長さに沿って摺動可能な第２の電極であって、前記第２の電極は第２の電極開口部を含む、第２の電極と、
第２のピンと、を更に備え、
前記部材は、前記部材の前記長さに沿って第２の開口部を備え、
前記第２のピンは、前記第２の開口部及び前記第２の電極開口部が前記部材の前記長さに沿って位置合わせされたときに、前記第２の開口部及び前記第２の電極開口部内に配置される、請求項１に記載のアセンブリ。
【請求項８】
第２のピンを更に備え、前記部材は第２の開口部を備え、前記第１の電極は第２の電極開口部を備え、前記第２のピンは、前記第２の開口部及び前記第２の電極開口部が前記部材の前記長さに沿って位置合わせされたときに、前記第２の開口部及び前記第２の電極開口部内に配置される、請求項１に記載のアセンブリ。
【請求項９】
第１のタブ及び第２のタブを更に備え、前記第１のタブは前記第１の電極開口部を備え、前記第２のタブは前記第２の電極開口部を備える、請求項８に記載のアセンブリ。
【請求項１０】
前記第１のタブ及び前記第２のタブは、前記部材の前記長さに沿った方向において前記第１の電極の両端部に配置されている、請求項９に記載のアセンブリ。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
（関連出願の相互参照）
本出願は、２０２３年７月１９日に出願された先に出願された米国仮特許出願第６３／５１４，５０４号（代理人整理番号：ＢＩＯ６８４２ＵＳＰＳＰ１－２５３７５７．０００３６８）に対する米国特許法第１１９条の下での優先権の利益を主張し、その全内容は、本明細書に完全に記載されているかのように参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示（約 2,000 文字）【０００２】
（発明の分野）
本発明は、概して、医療用デバイス、特に電極を有する医療用プローブに関し、更に、心臓組織の不可逆的エレクトロポレーション（ＩＲＥ）を誘導するための使用に好適な医療用プローブに関するが、これに限定されない。
【背景技術】
【０００３】
心房細動（atrial fibrillation、ＡＦ）等の心臓不整脈は、心臓組織の領域が隣接組織に電気信号を異常に伝導するときに生じる。これは、正常な心周期を混乱させ、非同期的な律動を引き起こす。不整脈を治療するための存在するある特定の処置としては、不整脈の原因となる信号の発生源を外科的に破壊すること、及びそのような信号の伝導経路を破壊することが挙げられる。カテーテルを介してエネルギーを印加して心臓組織を選択的にアブレーションすることによって、心臓の一部分から別の部分への望ましくない電気信号の伝播を停止又は変更することが時に可能である。
【０００４】
当該技術分野における多くの現在のアブレーションアプローチは、高周波（radiofrequency、ＲＦ）電気エネルギーを利用して組織を加熱する。ＲＦアブレーションは、組織の炭化、燃焼、スチームポップ、横隔神経麻痺、肺静脈狭窄、及び食道瘻につながり得る、熱加熱に関連する特定のリスクを有することができる。
【０００５】
冷凍アブレーションは、一般にＲＦアブレーションに関連する熱リスクを低減するＲＦアブレーションの代替アプローチである。しかしながら、冷凍アブレーションデバイスを操作し、冷凍アブレーションを選択的に適用することは、一般に、ＲＦアブレーションと比較してより困難であり、したがって、冷凍アブレーションは、電気アブレーションデバイスによって到達され得る特定の解剖学的幾何形状では実行可能ではない。
【０００６】
いくつかのアブレーションアプローチは、非熱アブレーション法を使用して心臓組織をアブレーションするために不可逆的エレクトロポレーション（ＩＲＥ）を使用する。ＩＲＥは、高電圧の短パルスを組織に送達し、細胞膜の回復不能な透過化を生じさせる。多電極プローブを使用する組織へのＩＲＥエネルギーの送達は、特許文献において以前に提案されている。ＩＲＥアブレーションのために構成されたシステム及びデバイスの例は、米国特許出願公開第２０２１／０１６９５５０（Ａ１）号、同第２０２１／０１６９５６７（Ａ１）号、同第２０２１／０１６９５６８（Ａ１）号、同第２０２１／０１６１５９２（Ａ１）号、同第２０２１／０１９６３７２（Ａ１）号、同第２０２１／０１７７５０３（Ａ１）号、及び同第２０２１／０１８６６０４（Ａ１）号に開示されており、それらの各々は、参照により本明細書に組み込まれ、本明細書の付録に添付されている。
【０００７】
心臓組織の領域は、異常な電気信号を識別するためにカテーテルによってマッピングすることができる。同じ又は異なる医療用プローブを使用してアブレーションを実行することができる。いくつかの例示的なプローブは、上に電極が位置付けられた多数のスパインを含む。電極は、一般に、スパインに取り付けられ、はんだ付け、溶接、又は接着剤を使用することによって定位置に固定される。しかしながら、スパイン及び電極のサイズが小さいことに起因して、スパインに電極をはんだ付け、溶接、又は接着することは困難な作業であり得、製造時間及びコストを増加させ、スパイン上の不適切な結合又は位置ずれ、又は歪みに起因して電極が機能しなくなる可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
したがって、必要とされているのは、はんだ付け、溶接、又は接着剤を使用することを必要とせずに、電極をバスケットアセンブリのスパインに取り付けるシステム及び方法である。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明の一実施形態によれば、スパインアセンブリが提供される。アセンブリは、長手方向軸部材に沿って延在する細長い部材であって、部材の長さに沿って第１の開口部を含む、細長い部材を含み得る。アセンブリは、部材の長さに沿って摺動可能な第１の電極を含むことができる。第１の電極は、第１の電極開口部を含む。アセンブリは、第１の開口部及び第１の電極開口部が部材の長さに沿って位置合わせされたときに、第１の開口部及び第１の電極開口部内に配置される第１のピンと、を含むことができる。
【００１０】
第１のピンは、非導電性材料を含むことができる。第１の電極開口部は、非導電性内面を有することができる。第１のピンのピンヘッドは、面取りされた輪郭を有することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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