TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025015394
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024014662
出願日2024-02-02
発明の名称遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置及びその動力伝達方法
出願人哈爾浜東安汽車発動機製造有限公司,哈爾浜東安汽車動力股フン有限公司
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類B60K 6/365 20071001AFI20250123BHJP(車両一般)
要約【課題】本発明はクラッチと遊星歯車機構の組み合わせの種類が多く、組み立てが簡単で、使用する部品が少なく、大きな変速比の変化が実現でき、より多くのモードが実現でき、コスト効率が高く、使いやすく、普及しやすい遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置を提供する。
【解決手段】入力軸の入力端はエンジンに接続され、入力軸の出力端は第1遊星歯車機構を介してフロントエンドモータに接続され、且つ入力軸は第1クラッチを介して出力軸に接続され、出力軸は第3遊星歯車機構に接続され、第3遊星歯車機構は、第2クラッチ及び第2遊星歯車機構に接続され、第2クラッチ及び第2遊星歯車機構は、いずれも第3クラッチに接続され、第2遊星歯車機構は、リアエンドモータに接続され、フロントエンドモータのステータ、リアエンドモータのステータ、第3クラッチ、第1遊星歯車機構及び第3遊星歯車機構はいずれもケースに接続される。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
入力軸(51)、ケース(52)、フロントエンドモータ(53)、リアエンドモータ(54)、出力軸(55)、第1クラッチ(41)、第2クラッチ(42)、第3クラッチ(43)、第1遊星歯車機構、第2遊星歯車機構及び第3遊星歯車機構を含み、前記入力軸(51)の入力端はエンジンに接続され、入力軸(51)の出力端は第1遊星歯車機構を介してフロントエンドモータ(53)に接続され、且つ入力軸(51)は第1クラッチ(41)を介して出力軸(55)に接続され、前記出力軸(55)は第3遊星歯車機構に接続され、前記第3遊星歯車機構は、前記第2クラッチ(42)及び第2遊星歯車機構に接続され、前記第2クラッチ(42)及び第2遊星歯車機構は、いずれも前記第3クラッチ(43)に接続され、前記第2遊星歯車機構は、リアエンドモータ(54)に接続され、前記フロントエンドモータ(53)のステータ、リアエンドモータ(54)のステータ、第3クラッチ(43)、第1遊星歯車機構及び第3遊星歯車機構はいずれもケース(52)に接続され、前記第1遊星歯車機構は、第1太陽歯車(11)、第1遊星歯車(12)、第1遊星キャリア(13)及び第1外部リングギア(14)を含み、前記第1遊星キャリア(13)は入力軸(51)及び第1クラッチ(41)に固定接続され、且つ第1遊星キャリア(13)には第1遊星歯車(12)が設けられ、前記第1遊星歯車(12)は、第1太陽歯車(11)及び第1外部リングギア(14)と噛み合い接続され、前記第1外部リングギア(14)はケース(52)に固定設置され、前記第1太陽歯車(11)はフロントエンドモータ(53)のローターに接続され、前記第3遊星歯車機構は、第3太陽歯車(31)、第3遊星歯車(32)、第3遊星キャリア(33)及び第3外部リングギア(34)を含み、前記第3遊星キャリア(33)は、出力軸(55)及び第2クラッチ(42)に固定接続され、且つ第3遊星キャリア(33)には第3遊星歯車(32)が設置され、前記第3遊星歯車(32)は、第3太陽歯車(31)及び第3外部リングギア(34)と噛み合い接続され、前記第3外部リングギア(34)は第2遊星歯車に接続され、前記第3太陽歯車(31)はケース(52)に接続され、前記第2遊星歯車機構は、第2太陽歯車(21)、第2遊星歯車(22)、第2遊星キャリア(23)及び第2外部リングギア(24)を含み、前記第2遊星キャリア(23)は前記第3外部リングギア(34)に固定接続され、且つ第2遊星キャリア(23)には第2遊星歯車(22)が設けられ、前記第2遊星歯車(22)は、第2太陽歯車(21)及び第2外部リングギア(24)と噛み合い接続され、前記第2外部リングギア(24)は第2クラッチ(42)及び第3クラッチ(43)に接続され、前記第2太陽歯車(21)はリアエンドモータ(54)のローターに接続されることを特徴とする遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置。
続きを表示(約 5,100 文字)【請求項2】
前記フロントエンドモータ(53)及びエンジンを非作動状態にして、前記第1クラッチ(41)及び第2クラッチ(42)を分離状態にし、前記第3クラッチ(43)を結合状態にして、前記リアエンドモータ(54)を作動状態にするステップS1と、
前記リアエンドモータ(54)を始動して、第2太陽歯車(21)を回転駆動するステップS2と、
前記第2太陽歯車(21)が第2遊星歯車(22)を回転駆動するステップS3と、
前記第2遊星歯車(22)が第2遊星キャリア(23)を回転駆動するステップS4と、
前記第2遊星キャリア(23)が第3外部リングギア(34)を回転駆動するステップS5と、
前記第3外部リングギア(34)が第3遊星歯車(32)を回転駆動するステップS6と、
前記第3遊星歯車(32)が第3遊星キャリア(33)を回転駆動するステップS7と、
前記第3遊星キャリア(33)が出力軸(55)を回転駆動して、動力を出力するステップS8が含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置のEV1ギア段の動力伝達方法。
【請求項3】
前記フロントエンドモータ(53)及びエンジンを非作動状態にして、前記第1クラッチ(41)及び第3クラッチ(43)を分離状態にし、前記第2クラッチ(42)を結合状態にして、前記リアエンドモータ(54)を作動状態にするステップS1と、
前記リアエンドモータ(54)を始動して、第2太陽歯車(21)を回転駆動するステップS2と、
前記第2太陽歯車(21)が第2遊星歯車(22)を回転駆動するステップS3と、
前記第2遊星歯車(22)が第2遊星キャリア(23)及び第2外部リングギア(24)を駆動して同時に回転させるステップS4と、
前記第2遊星キャリア(23)が第3外部リングギア(34)を回転駆動し、前記第3外部リングギア(34)が第3遊星歯車(32)を回転駆動し、前記第3遊星歯車(32)が第3遊星キャリア(33)を回転駆動し、同時に、前記第2外部リングギア(24)は第2クラッチ(42)を介して第3遊星キャリア(33)を回転駆動するステップS5と、
第3遊星キャリア(33)が出力軸(55)を回転駆動して、動力を出力するステップS6が含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置のEV2ギア段の動力伝達方法。
【請求項4】
前記フロントエンドモータ(53)、リアエンドモータ(54)及びエンジンを作動状態にして、前記第1クラッチ(41)及び第2クラッチ(42)を分離状態にし、前記第3クラッチ(43)を結合状態にするステップS1と、
前記エンジンを始動して、入力軸(51)を回転駆動するステップS2と、
前記入力軸(51)が第1遊星キャリア(13)を回転駆動するステップS3と、
前記第1遊星キャリア(13)が第1遊星歯車(12)を回転駆動するステップS4と、
前記第1遊星歯車(12)が第1太陽歯車(11)を回転駆動するステップS5と、
前記第1太陽歯車(11)がフロントエンドモータ(53)のローターを回転駆動して、エネルギーをバッテリーに蓄えるステップS6と、
前記リアエンドモータ(54)はバッテリーからエネルギーを受け取り、第2太陽歯車(21)を回転駆動するステップS7と、
前記第2太陽歯車(21)が第2遊星歯車(22)を回転駆動するステップS8と、
前記第2遊星歯車(22)が第2遊星キャリア(23)を回転駆動するステップS9と、
前記第2遊星キャリア(23)が第3外部リングギア(34)を回転駆動するステップS10と、
前記第3外部リングギア(34)が第3遊星歯車(32)を回転駆動するステップS11と、
前記第3遊星歯車(32)が第3遊星キャリア(33)を回転駆動するステップS12と、
前記第3遊星キャリア(33)が出力軸(55)を回転駆動して動力を出力するステップS13が含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置の直列1ギア段の動力伝達方法。
【請求項5】
前記フロントエンドモータ(53)、リアエンドモータ(54)及びエンジンを作動状態にし、前記第1クラッチ(41)及び第3クラッチ(43)を分離状態にし、前記第2クラッチ(42)を結合状態にするステップS1と、
前記エンジンを始動して、入力軸(51)を回転駆動するステップS2と、
前記入力軸(51)が第1遊星キャリア(13)を回転駆動するステップS3と、
前記第1遊星キャリア(13)が第1遊星歯車(12)を回転駆動するステップS4と、
前記第1遊星歯車(12)が第1太陽歯車(11)を回転駆動するステップS5と、
前記第1太陽歯車(11)がフロントエンドモータ(53)のローターを回転駆動して、エネルギーをバッテリーに蓄えるステップS6と、
前記リアエンドモータ(54)はバッテリーからエネルギーを受け取り、第2太陽歯車(21)を回転駆動するステップS7と、
前記第2太陽歯車(21)が第2遊星歯車(22)を回転駆動するステップS8と、
前記第2遊星歯車(22)が第2遊星キャリア(23)及び第2外部リングギア(24)を駆動して同時に回転させるステップS9と、
前記第2遊星キャリア(23)が第3外部リングギア(34)を回転駆動し、前記第3外部リングギア(34)が第3遊星歯車(32)を回転駆動し、前記第3遊星歯車(32)が第3遊星キャリア(33)を回転駆動し、同時に、第2外部リングギア(24)が第2クラッチ(42)を介して第3遊星キャリア(33)を回転駆動するステップS10と、
前記第3遊星キャリア(33)が出力軸(55)を回転駆動して、動力を出力するステップS11が含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置の直列2ギア段の動力伝達方法。
【請求項6】
前記リアエンドモータ(54)及びエンジンを作動状態にして、共に動力伝達装置の動力出力とし、前記第1クラッチ(41)及び第3クラッチ(43)を結合状態にし、前記第2クラッチ(42)を分離状態にして、前記フロントエンドモータ(53)を非作動状態にするステップS1と、
前記リアエンドモータ(54)を始動して、第2太陽歯車(21)を回転駆動するステップS2と、
前記第2太陽歯車(21)が第2遊星歯車(22)を回転駆動するステップS3と、
前記第2遊星歯車(22)が第2遊星キャリア(23)を回転駆動するステップS4と、
前記第2遊星キャリア(23)が第3外部リングギア(34)を回転駆動するステップS5と、
前記第3外部リングギア(34)が第3遊星歯車(32)を回転駆動するステップS6と、
前記第3遊星歯車(32)が第3遊星キャリア(33)を回転駆動するステップS7と、
前記エンジンが動力を入力軸(51)に伝達するステップS8と、
前記入力軸(51)が第1クラッチ(41)を介して第3遊星キャリア(33)を回転駆動するステップS9と、
前記第3遊星キャリア(33)が出力軸(55)を回転駆動して、動力を出力するステップS10が含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置の並列1ギア段の動力伝達方法。
【請求項7】
前記リアエンドモータ(54)及びエンジンを作動状態にして、共に動力伝達装置の動力出力とし、前記第1クラッチ(41)及び第2クラッチ(42)を結合状態にし、前記第3クラッチ(43)を分離状態にして、前記フロントエンドモータ(53)を非作動状態にするステップS1と、
前記リアエンドモータ(54)を始動して、第2太陽歯車(21)を回転駆動するステップS2と、
前記第2太陽歯車(21)が第2遊星歯車(22)を回転駆動するステップS3と、
前記第2遊星歯車(22)が第2遊星キャリア(23)及び第2外部リングギア(24)を駆動して同時に回転させるステップS4と、
前記第2遊星キャリア(23)が第3外部リングギア(34)を回転駆動し、前記第3外部リングギア(34)が第3遊星歯車(32)を回転駆動し、前記第3遊星歯車(32)が第3遊星キャリア(33)を回転駆動し、同時に、第2外部リングギア(24)が第2クラッチ(42)を介して第3遊星キャリア(33)を回転駆動するステップS5と、
前記エンジンが動力を入力軸(51)に伝達するステップS6と、
前記入力軸(51)が第1クラッチ(41)を介して第3遊星キャリア(33)を回転駆動するステップS7と、
前記第3遊星キャリア(33)が出力軸(55)を回転駆動して、動力を出力するステップS8が含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置の並列2ギア段の動力伝達方法。
【請求項8】
前記エンジンを作動状態にし、前記第1クラッチ(41)、第2クラッチ(42)、第3クラッチ(43)を全て分離状態にし、前記フロントエンドモータ(53)及びリアエンドモータ(54)を非作動状態にするステップS1と、
前記エンジンが動力を入力軸(51)に伝達するステップS2と、
前記入力軸(51)が第1クラッチ(41)を介して出力軸(55)を回転駆動して、動力を出力するステップS3が含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置のダイレクトギア段の動力伝達方法。
【請求項9】
前記リアエンドモータ(54)を作動状態にし、前記第3クラッチ(43)を結合状態にし、前記第1クラッチ(41)及び前記第2クラッチ(42)を分離状態にし、前記フロントエンドモータ(53)及びエンジンを非作動状態にするステップS1と、
前記出力軸(55)が第3遊星キャリア(33)を回転駆動するステップS2と、
前記第3遊星キャリア(33)が第3外部リングギア(34)を回転駆動するステップS3と、
前記第3外部リングギア(34)が第2遊星キャリア(23)を回転駆動するステップS4と、
前記第2遊星キャリア(23)が第2遊星歯車(22)を回転駆動するステップS5と、
前記第2遊星歯車(22)が第2太陽歯車(21)を回転駆動するステップS6と、
前記第2太陽歯車(21)がリアエンドモータ(54)のローターを回転駆動して、エネルギーをバッテリーに蓄えるステップS7が含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置の制動回生ギア段の動力伝達方法。
【請求項10】
前記フロントエンドモータ(53)及びエンジンを作動状態にし、前記第1クラッチ(41)、第2クラッチ(42)及び第3クラッチ(43)を分離状態にし、前記リアエンドモータ(54)を非作動状態にするステップS1と、
前記エンジンが動力を入力軸(51)に伝達するステップS2と、
前記入力軸(51)が第1遊星キャリア(13)を回転駆動するステップS3と、
前記第1遊星キャリア(13)が第1遊星歯車(12)を回転駆動するステップS4と、
前記第1遊星歯車(12)が第1太陽歯車(11)を回転駆動するステップS5と、
前記第1太陽歯車(11)がフロントエンドモータ(53)のローターを回転させて、エネルギーをバッテリーに蓄えるステップS6が含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置のアイドル発電ギア段の動力伝達方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置及びその動力伝達方法に関し、自動車部品の技術分野に属する。
続きを表示(約 4,100 文字)【背景技術】
【0002】
ハイブリッド動力は電動化の重要な一分野であり、コンパクトな構造と比較的簡単な制御を備えたハイブリッド車両の動力伝達装置は、新エネルギー分野における重要な発展方向のひとつになりつつある。
【0003】
しかし、既存のハイブリッド車両の動力伝達装置では、2段変速比の勾配範囲が制限れて、達成可能な変速比の範囲制限されているため、運転条件によっては、変速比の勾配と変速比の範囲に対する一部の車両のニーズを満たすことができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
背景技術に存在する問題を解決するために、本発明は、遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置及びその動力伝達方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の技術的解決策を採用する。
遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置であって、入力軸、ケース、フロントエンドモータ、リアエンドモータ、出力軸、第1クラッチ、第2クラッチ、第3クラッチ、第1遊星歯車機構、第2遊星歯車機構、第3遊星歯車機構を含み、前記入力軸の入力端はエンジンに接続され、入力軸の出力端は第1遊星歯車機構を介してフロントエンドモータに接続され、且つ入力軸は第1クラッチを介して出力軸に接続され、前記出力軸は第3遊星歯車機構に接続され、前記第3遊星歯車機構は、前記第2クラッチ及び第2遊星歯車機構に接続され、前記第2クラッチ及び第2遊星歯車機構は、いずれも前記第3クラッチに接続され、前記第2遊星歯車機構は、リアエンドモータに接続され、前記フロントエンドモータのステータ、リアエンドモータのステータ、第3クラッチ、第1遊星歯車機構及び第3遊星歯車機構はいずれもケースに接続され、前記第1遊星歯車機構は、第1太陽歯車、第1遊星歯車、第1遊星キャリア及び第1外部リングギアを含み、前記第1遊星キャリアは入力軸及び第1クラッチに固定接続され、且つ第1遊星キャリアには第1遊星歯車が設けられ、前記第1遊星歯車は、第1太陽歯車及び第1外部リングギアと噛み合い接続され、前記第1外部リングギアはケースに固定設置され、前記第1太陽歯車はフロントエンドモータのローターに接続され、前記第3遊星歯車機構は、第3太陽歯車、第3遊星歯車、第3遊星キャリア及び第3外部リングギアを含み、前記第3遊星キャリアは、出力軸及び第2クラッチに固定接続され、且つ第3遊星キャリアには第3遊星歯車が設置され、前記第3遊星歯車は、第3太陽歯車及び第3外部リングギアと噛み合い接続され、前記第3外部リングギアは第2遊星歯車に接続され、前記第3太陽歯車はケースに接続され、前記第2遊星歯車機構は、第2太陽歯車、第2遊星歯車、第2遊星キャリア及び第2外部リングギアを含み、前記第2遊星キャリアは前記第3外部リングギアに固定接続され、且つ第2遊星キャリアには第2遊星歯車が設けられ、前記第2遊星歯車は、第2太陽歯車及び第2外部リングギアと噛み合い接続され、前記第2外部リングギアは第2クラッチ及び第3クラッチに接続され、前記第2太陽歯車はリアエンドモータのローターに接続される。
【0006】
本発明の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置のEVギア段の動力伝達方法であって、前記方法には、
前記フロントエンドモータ及びエンジンを非作動状態にして、前記第1クラッチ及び第2クラッチを分離状態にし、前記第3クラッチを結合状態にして、前記リアエンドモータを作動状態にするステップS1と、
前記リアエンドモータを始動して、第2太陽歯車を回転駆動するステップS2と、
前記第2太陽歯車が第2遊星歯車を回転駆動するステップS3と、
前記第2遊星歯車が第2遊星キャリアを回転駆動するステップS4と、
前記第2遊星キャリアが第3外部リングギアを回転駆動するステップS5と、
前記第3外部リングギアが第3遊星歯車を回転駆動するステップS6と、
前記第3遊星歯車が第3遊星キャリアを回転駆動するステップS7と、
前記第3遊星キャリアが出力軸を回転駆動して、動力を出力するステップS8が含まれる。
【0007】
本発明の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置のEVギア段の動力伝達方法であって、前記方法には、
前記フロントエンドモータ及びエンジンを非作動状態にして、前記第1クラッチ及び第3クラッチを分離状態にし、前記第2クラッチを結合状態にして、前記リアエンドモータを作動状態にするステップS1と、
前記リアエンドモータを始動して、第2太陽歯車を回転駆動するステップS2と、
前記第2太陽歯車が第2遊星歯車を回転駆動するステップS3と、
前記第2遊星歯車が第2遊星キャリア及び第2外部リングギアを駆動して同時に回転させるステップS4と、
前記第2遊星キャリアが第3外部リングギアを回転駆動し、前記第3外部リングギアが第3遊星歯車を回転駆動し、前記第3遊星歯車が第3遊星キャリアを回転駆動し、同時に、前記第2外部リングギアは第2クラッチを介して第3遊星キャリアを回転駆動するステップS5と、
第3遊星キャリアは出力軸を回転駆動して、動力を出力するステップS6が含まれる。
【0008】
本発明の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置の直列1ギア段の動力伝達方法であって、前記方法には、
前記フロントエンドモータ、リアエンドモータ及びエンジンを作動状態にして、前記第1クラッチ及び第2クラッチを分離状態にし、前記第3クラッチを結合状態にするステップS1と、
前記エンジンを始動して、入力軸を回転駆動するステップS2と、
前記入力軸が第1遊星キャリアを回転駆動するステップS3と、
前記第1遊星キャリアが第1遊星歯車を回転駆動するステップS4と、
前記第1遊星歯車が第1太陽歯車を回転駆動するステップS5と、
前記第1太陽歯車がフロントエンドモータのローターを回転駆動して、エネルギーをバッテリーに蓄えるステップS6と、
前記リアエンドモータはバッテリーからエネルギーを受け取り、第2太陽歯車を回転駆動するステップS7と、
前記第2太陽歯車が第2遊星歯車を回転駆動するステップS8と、
前記第2遊星歯車が第2遊星キャリアを回転駆動するステップS9と、
前記第2遊星キャリアが第3外部リングギアを回転駆動するステップS10と、
前記第3外部リングギアが第3遊星歯車を回転駆動するステップS11と、
前記第3遊星歯車が第3遊星キャリアを回転駆動するステップS12と、
前記第3遊星キャリアが出力軸を回転駆動するステップS13が含まれる。
【0009】
本発明の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置の直列2ギア段の動力伝達方法であって、前記方法には、
前記フロントエンドモータ、リアエンドモータ及びエンジンを作動状態にし、前記第1クラッチ及び第3クラッチを分離状態にし、前記第2クラッチを結合状態にするステップS1と、
前記エンジンを始動して、入力軸を回転駆動するステップS2と、
前記入力軸が第1遊星キャリアを回転駆動するステップS3と、
前記第1遊星キャリアが第1遊星歯車を回転駆動するステップS4と、
前記第1遊星歯車が第1太陽歯車を回転駆動するステップS5と、
前記第1太陽歯車がフロントエンドモータのローターを回転駆動して、エネルギーをバッテリーに蓄えるステップS6と、
前記リアエンドモータはバッテリーからエネルギーを受け取り、第2太陽歯車を回転駆動するステップS7と、
前記第2太陽歯車が第2遊星歯車を回転駆動するステップS8と、
前記第2遊星歯車が第2遊星キャリア及び第2外部リングギアを駆動して同時に回転させるステップS9と、
前記第2遊星キャリアが第3外部リングギアを回転駆動し、前記第3外部リングギアが第3遊星歯車を回転駆動し、前記第3遊星歯車が第3遊星キャリアを回転駆動し、同時に、第2外部リングギアが第2クラッチを介して第3遊星キャリアを回転駆動するステップS10と、
前記第3遊星キャリアが出力軸を回転駆動して、動力を出力するステップS11が含まれる。
【0010】
本発明の遊星歯車機構多段ギアハイブリッド車両の動力伝達装置の並列1ギア段の動力伝達方法であって、前記方法には、
前記リアエンドモータ及びエンジンを作動状態にして、前記第1クラッチ及び第3クラッチを結合状態にし、前記第2クラッチを分離状態にして、前記フロントエンドモータを非作動状態にするステップS1と、
前記リアエンドモータを始動して、第2太陽歯車を回転駆動するステップS2と、
前記第2太陽歯車が第2遊星歯車を回転駆動するステップS3と、
前記第2遊星歯車が第2遊星キャリアを回転駆動するステップS4と、
前記第2遊星キャリアが第3外部リングギアを回転駆動するステップS5と、
前記第3外部リングギアが第3遊星歯車を回転駆動するステップS6と、
前記第3遊星歯車が第3遊星キャリアを回転駆動するステップS7と、
前記エンジンが動力を入力軸に伝達するステップS8と、
前記入力軸が第1クラッチを介して第3遊星キャリアを回転駆動するステップS9と、
前記第3遊星キャリアが出力軸を回転駆動して、動力を出力するステップS10が含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
車両
3か月前
個人
眼科手術車
1か月前
個人
授乳用車両
29日前
個人
自動車運転補助装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
29日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
15日前
個人
キャンピングトレーラー
2か月前
個人
台車用車輪止め具
1か月前
個人
謝意シグナル装着車
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
2か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
2か月前
日本精機株式会社
車両用照明装置
2日前
マツダ株式会社
車両
22日前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
株式会社青木製作所
タンクローリ
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
29日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
株式会社小糸製作所
投影装置
26日前
東レ株式会社
車両用部材の補強方法
2か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
1か月前
株式会社クボタ
作業車両
1日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
1か月前
個人
タイヤ洗浄装置の軸受構造
1か月前
YKS特許評価株式会社
自動車
2か月前
株式会社SUBARU
保護構造
22日前
トヨタ自動車株式会社
搬送装置
2か月前
株式会社SUBARU
保護構造
16日前
関西広域輸送協同組合
制限装置
16日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
16日前
株式会社FUTU-RE
車両制御装置
2か月前
続きを見る