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公開番号
2025015300
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023118626
出願日
2023-07-20
発明の名称
吸収性物品
出願人
ユニ・チャーム株式会社
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
A61F
13/511 20060101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】表面シート上のドライ性を向上させた吸収性物品を提供すること。
【解決手段】吸収性物品であって、表面シート(20)は肌側部(21)と非肌側部(22)とを有し、非肌側部(22)を構成する繊維の平均繊度は、肌側部(21)を構成する繊維の平均繊度よりも小さく、吸収性コア(121)は、厚さ方向に肌側から圧搾された圧搾部(123)を有し、表面シート(20)上の所定位置に40mlの人工尿を4回滴下した後、水分計による所定位置の測定結果に基づいて、人工尿の吸収速度と吸収量に関する液はけ指数を求める液はけ試験を行ったときに、液はけ指数が50%以下であることを特徴とする。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
展開状態において、互いに直交する長手方向、幅方向、及び、厚さ方向を有し、
吸収性コアと、表面シートと、を有する吸収性物品であって、
前記表面シートは、前記厚さ方向の肌側に位置する肌側部と、前記肌側部よりも前記厚さ方向の非肌側に位置する非肌側部と、を有し、
前記非肌側部を構成する繊維の平均繊度は、前記肌側部を構成する繊維の平均繊度よりも小さく、
前記吸収性コアは、前記厚さ方向に肌側から圧搾された圧搾部を有し、
前記表面シート上の所定位置に40mlの人工尿を4回滴下した後、水分計による前記所定位置の測定結果に基づいて、前記人工尿の吸収速度と吸収量に関する液はけ指数を求める液はけ試験を行ったときに、前記液はけ指数が50%以下であることを特徴とする吸収性物品。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の吸収性物品であって、
前記表面シートの前記肌側部の方が前記非肌側部に比べて、前記長手方向の破断強度が高いことを特徴とする吸収性物品。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
前記表面シートの前記肌側部を構成する前記繊維の合計長さよりも、前記非肌側部を構成する前記繊維の合計長さの方が長いことを特徴とする吸収性物品。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
前記表面シートの前記厚さ方向の非肌側に隣接するシートを有し、
前記シートの肌側面の親水度は、前記表面シートの肌側面の親水度よりも高いことを特徴とする吸収性物品。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
前記圧搾部は、前記表面シートを圧搾していないことを特徴とする吸収性物品。
【請求項6】
請求項5に記載の吸収性物品であって、
前記表面シートの肌側面において、前記長手方向に延在する複数の凸部が前記幅方向に間隔を空けて並んでいることを特徴とする吸収性物品。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
前記圧搾部は、前記吸収性コアと共に前記表面シートを圧搾していることを特徴とする吸収性物品。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
前記表面シートは、前記表面シートの厚さ方向に貫通する貫通孔を有していることを特徴とする吸収性物品。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
前記表面シートの前記肌側部は、前記繊維の坪量が高い高坪量領域と、前記高坪量領域よりも前記繊維の坪量が低い低坪量領域と、を有することを特徴とする吸収性物品。
【請求項10】
請求項9に記載の吸収性物品であって、
前記高坪量領域は、前記低坪量領域よりも肌側に突出していることを特徴とする吸収性物品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1の使い捨ておむつが備える吸収体には、縦方向に延びる非積繊部が形成されている。そのため、非積繊部が変形起点となり、吸収体が着用者の身体にフィットする。さらに、非積繊部内に表面シートを存在させることで、表面シートと吸収体との間に空間が形成されてしまうことを規制し、非積繊部に排泄された液を厚み方向の下方に円滑に移行するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-30109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1では、非積繊部内に表面シートを存在させるために(押し込むために)、表面シートの上層の繊維の繊度よりも下層の繊維の繊度を高くし、繊維どうしの結合点を疎にして、下層を引き延ばしやすくしている。この場合、表面シートの下層の方が、上層に比べて、繊維間の空隙が大きくなる。そのため、表面シートの上層から下層に向かう毛細管現象が作用せず、表面シートの内部への排泄液の引き込み性が良くない。そのため、表面シート上に液が残りやすく、表面シート上のドライ性が十分に得られない。
【0005】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、表面シート上(肌側面)のドライ性を向上させた吸収性物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、
展開状態において、互いに直交する長手方向、幅方向、及び、厚さ方向を有し、
吸収性コアと、表面シートと、を有する吸収性物品であって、
前記表面シートは、前記厚さ方向の肌側に位置する肌側部と、前記肌側部よりも前記厚さ方向の非肌側に位置する非肌側部と、を有し、
前記非肌側部を構成する繊維の平均繊度は、前記肌側部を構成する繊維の平均繊度よりも小さく、
前記吸収性コアは、前記厚さ方向に肌側から圧搾された圧搾部を有し、
前記表面シート上の所定位置に40mlの人工尿を4回滴下した後、水分計による前記所定位置の測定結果に基づいて、前記人工尿の吸収速度と吸収量に関する液はけ指数を求める液はけ試験を行ったときに、前記液はけ指数が50%以下であることを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、表面シート上(肌側面)のドライ性を向上させた吸収性物品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
おむつ1の概略斜視図である。
展開且つ伸長状態のおむつ1を肌側から見た概略平面図である。
図2の線A-Aでの概略断面図である。
図2の中央線CLでの概略断面図である。
図5Aは表面シート20の概略断面図であり、図5Bは表面シート20を肌側から見た平面図である。
図6Aは表面シート20を構成する繊維についての説明図であり、図6Bは着用時の表面シート20についての説明図である。
図7A及び図7Bは吸収体12を肌側から見た平面図である。
図8A及び図8Bは圧搾部123の説明図である。
液はけ試験の結果を示す図である。
図10A及び図10Bは液はけ試験の結果を示す図である。
おむつ1を設置する治具50についての説明図である。
図12A及び図12Bは表面シート20の変形例についての説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
(態様1)
展開状態において、互いに直交する長手方向、幅方向、及び、厚さ方向を有し、吸収性コアと、表面シートと、を有する吸収性物品であって、前記表面シートは、前記厚さ方向の肌側に位置する肌側部と、前記肌側部よりも前記厚さ方向の非肌側に位置する非肌側部と、を有し、前記非肌側部を構成する繊維の平均繊度は、前記肌側部を構成する繊維の平均繊度よりも小さく、前記吸収性コアは、前記厚さ方向に肌側から圧搾された圧搾部を有し、前記表面シート上の所定位置に40mlの人工尿を4回滴下した後、水分計による前記所定位置の測定結果に基づいて、前記人工尿の吸収速度と吸収量に関する液はけ指数を求める液はけ試験を行ったときに、前記液はけ指数が50%以下であることを特徴とする吸収性物品である。
【0010】
態様1によれば、肌側部に比べて非肌側部の方が繊維間の空隙が小さくなり、排泄液が肌側部から非肌側部へ移行しやすくなる。さらに吸収性コアの肌側面まで移行した排泄液が、繊維密度の高い圧搾部によって吸収性コアの内部に引き込まれやすくなる。そのため、表面シート上に排泄液が残り難く、表面シート上のドライ性が向上する。また液はけ指数が50%よりも高い場合に比べて、表面シート上の排泄液の吸収速度や吸収量が高まり、表面シート上のドライ性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)
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