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公開番号2025015173
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118395
出願日2023-07-20
発明の名称薬剤判別装置用の載置トレイ、薬剤判別方法、および薬剤判別システム
出願人株式会社湯山製作所
代理人個人,個人
主分類A61J 3/06 20060101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、薬剤鑑別の自動化を可能にする薬剤判別システムを提供する。
【解決手段】薬剤を判別する際に用いる載置トレイは、判別する薬剤を載置する載置部と、載置部を上方から挟み込んで、シート状に包装された薬剤を固定する上蓋部と、載置部と上蓋部の一部は、それぞれ透明な収容凹部を有しており、薬剤判別装置の開口部を通して、上記薬剤判別装置の撮像装置により撮像した画像を基に、薬剤を判別する作業を行う。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
薬剤を判別する際に用いる載置トレイであって、
判別する薬剤を載置する載置部と、
上記載置部を上方から挟み込んで、シート状に包装された薬剤を固定する上蓋部と、
上記載置部と上蓋部の一部は、それぞれ透明な収容凹部を有しており、
薬剤判別装置の開口部を通して、上記薬剤判別装置の撮像装置により撮像した画像を基に、薬剤を判別する作業を行うことを特徴とする、上記薬剤判別装置用の載置トレイ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
上記シート状の包装は、プラスチックとアルミで薬剤を挟んだシート状の包装であることを特徴とする、請求項1に記載の載置トレイ。
【請求項3】
上記薬剤判別装置の撮像装置により撮像した画像には、載置トレイに載置された薬剤を当該載置トレイの上から上記透明な収容凹部を通して撮影した画像と、当該載置トレイの下から上記透明な収容凹部を通して撮影した画像とからなり、
上記載置トレイの上から上記透明な収容凹部を通して撮影した画像および上記載置トレイの下から上記透明な収容凹部を通して撮影した画像とを、予め登録した情報と対比することにより、薬剤を判定する特徴とする、請求項1に記載の載置トレイ。
【請求項4】
上記載置トレイの一方の透明な収容凹部を通して、撮像される情報は、薬剤の色、形状、刻印あるいは印字された情報のいずれか一つ、または、それ以上の組み合わせからなり、
上記載置トレイの他方の透明な収容凹部を通して、撮像される情報は、包装材上に印字された薬剤の名称あるいはバーコート情報であることを特徴とする、請求項3に記載の載置トレイ。
【請求項5】
上記載置部を上方から挟み込んで、薬剤を固定する上蓋部は、プラスチックとアルミで薬剤を挟んだシート状の包装の形状の変形を補正することを特徴とする、請求項4に記載の載置トレイ。
【請求項6】
上記載置部を上方から挟み込んで、薬剤を固定する上蓋部は、ヒンジ部を有しており、当該ヒンジ部により、上記シート状に包装された薬剤を、上記載置部とともに固定することを特徴とする、請求項5に記載の載置トレイ。
【請求項7】
薬剤の判別を行う薬剤判別方法であって、
載置トレイを薬剤判別装置に挿入させる挿入部と、
コミュニケーションを行うためのインタフェース部と、
上記載置トレイに固定された薬剤の情報を、上記挿入部の上下方向から撮像する撮像装置と、を備え、
上記インタフェース部は、上記薬剤判別装置に対する薬剤の取り扱いの手順を順次表示し、
当該手順によって、上記装置は、入手した情報をコンピューターによって、
服用する薬剤の判別を行わせることを特徴とする、薬剤判別方法。
【請求項8】
上記インタフェース部は、上記載置トレイに薬剤を固定して、上記挿入部に当該載置トレイの挿入を指示することを特徴とする、請求項7に記載の薬剤判別方法。
【請求項9】
上記インタフェース部は、上記コンピューターによって、服用する薬剤の判別を行わせる作業中は、判別の処理を実施していることを表示または音声通知する、請求項7に記載の薬剤判別方法。
【請求項10】
上記インタフェース部は、判別する薬剤が複数ある場合に、次の薬剤を固定した載置トレイの挿入のタイミングを表示または音声通知することを特徴とする、請求項7に記載の薬剤判別方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤の判別に関し、特に薬剤判別装置用の載置トレイ、薬剤判別方法、および薬剤判別システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在、一人の患者が複数の医療機関で受診するケースが多い。この場合、医師は、患者に対して他の医療機関で処方された薬を把握しておく必要がある。そのため、医師は、患者に、他の医療機関で処方された薬を持って来てもらうことがよくある。この場合、薬が包装されている袋に薬の識別コードが印刷されていれば、処方された薬がすぐに分かるのだが、印刷されていない場合や、薬が裸で持ち込まれる場合もよくある。その場合、当該医療機関は、その薬の外観だけを手掛かりに、処方された薬を特定しなければならない。
【0003】
このような作業は鑑別(または、判別)作業と呼ばれ、通常、薬剤師或いはテクニシャンの仕事である。薬剤師が、薬剤の大きさ、形状、色等を手掛かりに、手作業で未知の薬剤を鑑別しているのが現状である。残念ながら、鑑別作業は困難で、多大な時間を要し、薬剤師の大きな負担となっている。
【0004】
このような負担を軽減するために、薬剤の鑑別を自動で行う薬剤鑑別装置が提案されている(特許文献1、特許文献2)。現実に使用可能な製品として完成させるためには、装置、ソフトウェア等、薬剤鑑別システムの様々な側面で、まだまだ数多の開発が必要である。
【0005】
また、薬局で払い出された薬剤に対して、鑑査が行われる場合がある。この鑑査では、払い出された薬剤が処方箋と合致しているかの確認がなされる。そして、この鑑査を行う装置も開発されている。しかしながら、鑑査では、鑑別とは異なり、処方箋に照らして払い出された薬剤が正しいか否かを判断すればよいため、無数に存在する薬剤の中から候補となる薬剤を探し出してくる必要がない。そのため、鑑査の技術も、鑑別にはそのまま適用できない。
【0006】
特に、入院患者の場合、薬剤部から病棟に上がってきた薬剤を患者に配薬する前に、看護師が当該薬を確認するにも、薬学的知識が少ない看護師には酷な作業であり、それを簡易、迅速、正確に鑑別できるシステムが求められている。また、そのような看護師の確認作業を伴わなくても、患者本人が服薬前に自身で行うことにより、人件費の削減を行いつつも安全な服薬が実現できる。その為には患者が確実にかつ簡易に服薬する薬を鑑別できるシステムやロボットが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平9-16681号
特開平5-245186号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、薬剤判別システムの実用化に貢献することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
―――― 本発明の第一態様 ――――
本発明の第一の態様は、薬剤を判別する際に用いる載置トレイに関するものである。この載置トレイは、判別する薬剤を載置する載置部と、載置部を上方から挟み込んで、シート状に包装された薬剤を固定する上蓋部と、載置部と上蓋部の一部は、それぞれ透明な収容凹部を有しており、開口部を通して、薬剤判別装置の撮像装置により撮像した画像を基に、薬剤を判別する作業を行う。
【0010】
シート状の包装は、プラスチックとアルミで薬剤を挟んだシート状の包装であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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