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公開番号
2025015164
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023118369
出願日
2023-07-20
発明の名称
アメナメビルの製造方法、その製造方法に用いられる化合物、ならびにその化合物の製造方法および使用
出願人
大内新興化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
413/12 20060101AFI20250123BHJP(有機化学)
要約
【課題】アメナメビルの大量合成を効率的に実施する新たな技術的手段を提供する。
【解決手段】式(VII)で表される化合物を製造する方法であって、式(V)で表される化合物および式(VI)で表される化合物を塩基の存在下で反応させて、式(VII)で表される化合物を得る工程を含む、方法。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(VII):
JPEG
2025015164000041.jpg
44
170
で表される化合物を製造する方法であって、
式(V):
JPEG
2025015164000042.jpg
39
170
で表される化合物および式(VI):
JPEG
2025015164000043.jpg
29
170
(式中、LGは、脱離基である)
で表される化合物を塩基の存在下で反応させて、式(VII)で表される化合物を得る工程
を含む、方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
式(V):
JPEG
2025015164000044.jpg
37
170
で表される化合物を製造する方法であって、
式(III):
JPEG
2025015164000045.jpg
33
170
(式中、Xは、ハロゲンである)
で表される化合物および2,6-ジメチルアニリンを塩基の存在下で反応させて、式(V)で表される化合物を得る工程
を含む、方法。
【請求項3】
前記塩基が有機塩基である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
請求項2に記載の方法により前記(V)で表される化合物を得る工程を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
式(III):
JPEG
2025015164000046.jpg
33
170
(式中、Xは、ハロゲンである)
で表される化合物を製造する方法であって、
式(I):
JPEG
2025015164000047.jpg
33
170
で表される化合物および式(II):
JPEG
2025015164000048.jpg
25
170
(式中、XおよびYは、各々独立して、ハロゲンである)
で表される化合物を反応させて、式(III)で表される化合物を得る工程
を含む、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法により前記式(III)で表される化合物を得る工程を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法により前記式(V)で表される化合物を得る工程を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記式(III)で表される化合物を得る工程および前記式(V)で表される化合物を得る工程を1つの反応系内で実施する、請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
式(V):
JPEG
2025015164000049.jpg
37
170
で表される化合物。
【請求項10】
式(III):
JPEG
2025015164000050.jpg
35
170
(式中、Xは、ハロゲンである)
で表される化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、アメナメビルの製造方法、当該製造方法に用いられる化合物、ならびに当該化合物の製造方法および使用に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
抗ヘルペスウイルス薬であるアメナメビル(式(VII)で表される化合物)は、水痘・帯状疱疹ウイルス複製の初期段階である二本鎖DNAの開裂及びRNAプライマーの合成に必要な、ヘリカーゼ・プライマーゼ複合体の活性を直接阻害することで、ヘルペスウイルスの増殖を初期段階で抑制すると考えられている(特許文献1および2)。アメナメビルは、例えば帯状疱疹の治療に使用される。
JPEG
2025015164000001.jpg
44
170
【0003】
アメナメビルは、腎機能への影響が小さいと考えられていることから、例えば、高齢者や腎機能障害患者などの腎機能が低下した帯状疱疹患者に対しても使用が許容されうる。特に日本においては帯状疱疹患者数が増加傾向にあり、アメナメビルを工業的に製造可能な方法が益々求められているといえる。
【0004】
特許文献3では、ブロモ酢酸エチルを出発原料として、2,6-ジメチルアニリン、テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-カルボン酸 1,1-ジオキシドおよび[4-(1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)]アニリンを反応させ、4工程でアメナメビルを製造する方法が開示されている。
JPEG
2025015164000002.jpg
67
170
【0005】
特許文献3に開示されている製造方法は、出発原料としてブロモ酢酸エチルを使用するため、エチルエステルの脱保護工程を含む。また、最終的な酸アミド結合の縮合反応では、電子吸引性置換基を有するアニリンの反応性を高めるために、カルボジイミド系縮合剤としては高価な1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WSC)を使用する必要がある。脱保護工程が必要であること、および/または高価な試薬を必要とすることは、アメナメビルを大量合成するうえで適しているとはいえない。
【0006】
また、特許文献4では、Ugi反応を利用して多段階反応をワンポットで行うことが可能な、アメナメビルの製造方法が開示されている(特許文献4)。Ugi反応は、反応が速く、収率が良いと一般的に考えられている(非特許文献1)。
JPEG
2025015164000003.jpg
33
170
【0007】
特許文献4に開示されている製造方法も、反応時間等の観点から効率的とはいえず、アメナメビルを大量合成するうえで適しているとはいえない。また、特許文献4では、製造したアメナメビルのスペクトルデータが示されているものの、純度や、収率について開示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第3623228号
特許第4549974号
特許第4832093号
国際公開第2020/038812号
【非特許文献】
【0009】
ChemicalReviews,2006,106,17-89
【発明の概要】
【0010】
本開示は、アメナメビルの大量合成を効率的に実施する新たな技術的手段を提供することを一つの目的とする。
(【0011】以降は省略されています)
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