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公開番号
2025014856
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117778
出願日
2023-07-19
発明の名称
給湯器
出願人
リンナイ株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
F24H
15/14 20220101AFI20250123BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】ヒートポンプの消費電力の上限値を設定する場合に、補助熱源機でのエネルギー消費を抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】制御部は、抑制モードを設定する場合に、ヒートポンプの消費電力の上限値を所定の基準値未満に設定する場合は、滅菌運転を実行することを禁止し、ヒートポンプの消費電力の上限値を基準値以上に設定する場合は、滅菌運転を実行することを許可してもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
貯湯タンクと、
前記貯湯タンク内の水を加熱するヒートポンプと、
前記貯湯タンクから出湯されて給湯箇所へ供給される水と、前記貯湯タンクとは異なる給水源から前記給湯箇所へ供給される水と、を加熱可能な補助熱源機と、
制御部と、を備える給湯器であって、
前記制御部は、
所定の滅菌実行条件が成立する場合に、前記貯湯タンクから前記給湯箇所へ水が供給されることを禁止すると共に、前記貯湯タンク内の水を滅菌するために前記貯湯タンク内の水を前記ヒートポンプにより所定の滅菌基準温度以上の温度まで加熱する滅菌運転を実行可能であり、かつ、
前記ヒートポンプの消費電力の上限値を設定しない通常モードと、
前記ヒートポンプの消費電力の上限値を設定する抑制モードと、を設定可能であり、
前記抑制モードでは、前記給湯器における前記ヒートポンプ以外の要素の消費電力に応じて前記ヒートポンプの消費電力の上限値を設定し、前記ヒートポンプの消費電力が設定した上限値未満になるように前記ヒートポンプを動作させるように構成されており、
前記抑制モードを設定する場合に、前記ヒートポンプの消費電力の上限値を所定の基準値未満に設定する場合は、前記滅菌運転を実行することを禁止し、前記ヒートポンプの消費電力の上限値を前記基準値以上に設定する場合は、前記滅菌運転を実行することを許可する、給湯器。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記抑制モードを設定する場合に、前記ヒートポンプの消費電力の上限値を前記基準値以上に設定する場合であって、かつ、前記滅菌運転を開始する時刻が給湯箇所へ水が供給される機会が少ない時刻である場合に前記滅菌運転を実行することを許可する、請求項1に記載の給湯器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、給湯器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、貯湯タンク内の水を滅菌するために、所定の滅菌実施条件が成立したときに滅菌運転を実行する技術が開示されている。特許文献1の技術では、滅菌実施条件が成立した場合は、貯湯タンク内の水が給湯箇所に供給されないように、貯湯タンクから給湯箇所への出湯が禁止される。特許文献1の滅菌運転は、貯湯タンク内の水をヒートポンプにより高温に加熱する高温加熱工程を含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-191493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
貯湯タンク内の水を滅菌するための滅菌運転では、貯湯タンク内の水をヒートポンプにより高温に加熱するので、ヒートポンプの消費電力が大きくなる。
【0005】
ここで、ヒートポンプを備える給湯器では、ヒートポンプの消費電力の上限値を設定することがある。この場合に、ヒートポンプの消費電力の上限値を設定した状態で、滅菌運転が実行されると、ヒートポンプの消費電力が抑制されることにより、滅菌運転において貯湯タンク内の水を高温に加熱するために時間を要することになる。その結果、滅菌運転が完了するまでに長時間を要することになる。
【0006】
また、滅菌運転の実行中は貯湯タンクから給湯箇所への出湯が禁止されるので、給湯箇所へ高温の水を供給するためには、貯湯タンクとは異なる給水源から給湯箇所へ供給される水を、ヒートポンプとは異なる補助熱源機により加熱する必要がある。滅菌運転が完了するまでに長時間を要する状態では、補助熱源機により水を加熱する機会が多くなるので、補助熱源機でのエネルギー消費が大きくなるという問題が生じる。
【0007】
また、ヒートポンプの消費電力の上限値を設定する場合に、滅菌実施条件が成立したとしても、滅菌運転を実行することを禁止することも考えられる。この場合であっても、滅菌実施条件が成立することにより貯湯タンクから給湯箇所への出湯が禁止されるので、給湯箇所へ高温の水を供給するためには、貯湯タンクとは異なる給水源から給湯箇所へ供給される水を、ヒートポンプとは異なる補助熱源機により加熱する必要がある。これにより、補助熱源機でのエネルギー消費が大きくなるという問題が生じる。
【0008】
通常、補助熱源機のエネルギー効率はヒートポンプのエネルギー効率よりも低いので、ヒートポンプの消費電力の上限値を設定したにもかかわらず、補助熱源機でのエネルギー消費により給湯器のエネルギー効率が低下することが考えられる。
【0009】
本明細書では、ヒートポンプの消費電力の上限値を設定する場合に、補助熱源機でのエネルギー消費を抑制することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本技術の第1の態様では、給湯器が、貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の水を加熱するヒートポンプと、前記貯湯タンクから出湯されて給湯箇所へ供給される水と、前記貯湯タンクとは異なる給水源から前記給湯箇所へ供給される水と、を加熱可能な補助熱源機と、制御部と、を備えていてもよい。前記制御部は、前記貯湯タンクから前記給湯箇所へ水が供給されない状態で、前記貯湯タンク内の水を滅菌するために前記貯湯タンク内の水を前記ヒートポンプにより所定の滅菌基準温度以上の温度まで加熱する滅菌運転を実行可能であり、かつ、前記ヒートポンプの消費電力の上限値を設定しない通常モードと、前記ヒートポンプの消費電力の上限値を設定する抑制モードと、を設定可能であってもよい。前記制御部は、前記抑制モードでは、前記給湯器における前記ヒートポンプ以外の要素の消費電力に応じて前記ヒートポンプの消費電力の上限値を設定し、前記ヒートポンプの消費電力が設定した上限値未満になるように前記ヒートポンプを動作させるように構成されていてもよい。前記制御部は、前記抑制モードを設定する場合に、前記ヒートポンプの消費電力の上限値を所定の基準値未満に設定する場合は、前記滅菌運転を実行することを禁止し、前記ヒートポンプの消費電力の上限値を前記基準値以上に設定する場合は、前記滅菌運転を実行することを許可してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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