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公開番号
2025014695
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117463
出願日
2023-07-19
発明の名称
組電池用配管継手
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
10/613 20140101AFI20250123BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】冷却配管の組立作業性をより向上させ得る組電池用配管継手を提供する。
【解決手段】配管継手50は、フロアプレート上面20mに載置される電池モジュール10を備える組電池1の冷却配管に用いられる。配管継手50は、電池モジュール10側の冷却配管に接続される縦管51と、縦管51に連通するとともにフロアプレート20側の冷却配管に接続される横管52と、縦管51の径方向外側に離隔して設けられてフロアプレート20側の収容凹部21に周方向に回動可能に嵌め込まれる固定フランジ55と、縦管51と固定フランジ55との間に設けられるとともに縦管51に対する固定フランジ55の径方向の移動を許容可能に介装される変位吸収部56と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
電池ケースと該電池ケース内に収容されて該電池ケースのフロアプレート上に載置される電池モジュールとを備える組電池の冷却配管に用いられる配管継手であって、
前記電池モジュール側の冷却配管に接続される縦管と、
該縦管に連通するとともに前記フロアプレート側の冷却配管に接続される横管と、
前記縦管の径方向外側に離隔して設けられて前記フロアプレート側の収容凹部に周方向に回動可能に嵌め込まれる固定フランジと、
前記縦管と前記固定フランジとの間に設けられるとともに前記縦管に対する前記固定フランジの径方向の移動を許容可能な変位吸収部と、
を備えることを特徴とする組電池用配管継手。
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【請求項2】
前記横管よりも上方であって前記縦管と同軸に設けられた基部フランジを有し、
前記変位吸収部は、前記基部フランジの周方向に離隔して複数の弾性変型部が均等に配置されている請求項1に記載の組電池用配管継手。
【請求項3】
前記横管よりも上方であって前記縦管と同軸に設けられた基部フランジを有し、
前記変位吸収部の厚さと前記基部フランジの厚さは、前記固定フランジの厚さよりも薄い請求項1に記載の組電池用配管継手。
【請求項4】
前記固定フランジは、当該組電池用配管継手を上方から覆う固定カバーと前記フロアプレート側の前記収容凹部との間に挟持された状態で、前記固定フランジ以外の部位は前記フロアプレートに固定されておらず、前記固定フランジのみによって当該組電池用配管継手の荷重を前記フロアプレートで受けるように設けられる請求項1に記載の組電池用配管継手。
【請求項5】
前記横管よりも上方であって前記縦管と同軸に設けられた基部フランジを有し、
前記基部フランジには、冷却水が漏出した場合における冷却水の排出口が設けられている請求項1に記載の組電池用配管継手。
【請求項6】
前記フロアプレート側の前記収容凹部には、前記基部フランジに対向する位置に外部に貫通する排水穴が設けられ、
前記基部フランジに対向する位置での該排水穴の大きさは、前記基部フランジの外径よりも小径であって前記排出口の開口面積よりもその開口面積が広い請求項5に記載の組電池用配管継手。
【請求項7】
前記横管よりも上方であって前記縦管と同軸に設けられた基部フランジを有し、
前記変位吸収部は、前記固定フランジの内周面と前記基部フランジの外周面とを両端で繋ぐU字状の腕を有し、
該U字状の腕は、U字を境として、前記固定フランジ側に繋がる腕が前記基部フランジ側に繋がる腕よりも長くなっている請求項1に記載の組電池用配管継手。
【請求項8】
前記収容凹部の内周形状および前記固定フランジの外周形状はいずれも同一径の円形であり、前記収容凹部の周方向に沿って前記固定フランジが回転可能に前記収容凹部内に収容される請求項1に記載の組電池用配管継手。
【請求項9】
前記固定フランジ、前記基部フランジおよび前記変位吸収部は、一体成形可能な弾性体材料からなる請求項2に記載の組電池用配管継手。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池ケース内に電池モジュールが収容される組電池の冷却配管に用いられる配管継手に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の組電池では、電池ケース側の冷却配管と、電池ケース内に収容される電池モジュール側の冷却配管と、を相互に繋ぐために配管継手が用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-159687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、この種の組電池用配管継手においては、部品公差および組立公差の影響により、所期位置での冷却配管および配管継手相互の嵌合が困難になる場合がある。これに対し、例えば特許文献1には、長尺管と縦穴との間にベローズ等の変位吸収部を介することにより、縦穴と長尺管との軸方向での芯ずれを吸収可能とする構造が開示される。
【0005】
しかし、特許文献1記載の技術では、縦穴と長尺管との軸方向での芯ずれの変位吸収を想定するものの、電池モジュール側の冷却配管と電池ケース側の冷却配管との嵌合ように、管路全体が縦・横に連続して配管される管路構造までは考慮されておらず、組電池用配管継手に対して適用する上では不十分である。また、配管接続部での複数の管路相互の芯ずれを吸収する方策として、弾性体からなるグロメット等の固定具を介して装着する構造も知られるものの、部品点数が増えるとともに配管接続部での組立作業性が低下する要因ともなり、未だ検討の余地がある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、冷却管路全体が縦・横に連続して配管される組電池における配管接続部での冷却配管の組立作業性をより向上させ得る組電池用配管継手を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る組電池用配管継手は、電池ケースと該電池ケース内に収容されて該電池ケースのフロアプレート上に載置される電池モジュールとを備える組電池の冷却配管に用いられる配管継手であって、前記電池モジュール側の冷却配管に接続される縦管と、該縦管に連通するとともに前記フロアプレート側の冷却配管に接続される横管と、前記縦管の径方向外側に離隔して設けられて前記フロアプレート側の収容凹部に周方向に回動可能に嵌め込まれる固定フランジと、前記縦管と前記固定フランジとの間に設けられるとともに前記縦管に対する前記固定フランジの径方向の移動を許容可能な変位吸収部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、組電池の配管接続部での冷却配管の組立作業性をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一態様に係る組電池における冷却配管の一実施形態を説明する模式的分解斜視図である。
図1に示すフロアプレート上面の冷却配管を説明する模式的分解斜視図である。
図1に示すフロアプレートの冷却配管を説明する断面図であり、同図(a)は、図1でのX-X断面を示し、(b)は図1でのY-Y断面を示している。
図2に示すフロアプレート上面の冷却配管の配管接続部に配置されるT型継手の説明図であり、同図(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は左側面図である。
図2に示すフロアプレート上面の冷却配管の配管接続部に配置されるL型継手の説明図であり、同図(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図である。
図2に示すフロアプレート上面の冷却配管の配管接続部に配置される中央固定カバーの説明図であり、同図(a)は平面側から見た斜視図、(b)は背面側から見た斜視図、(c)は平面図、(d)は正面図、(e)は背面図、(f)は左側面図、(g)は右側面図である。
図2に示すフロアプレート上面の冷却配管の配管接続部に配置される端部固定カバーの説明図であり、同図(a)は平面側から見た斜視図、(b)は背面側から見た斜視図、(c)は平面図、(d)は正面図、(e)は背面図、(f)は左側面図、(g)は右側面図である。
図1に示す配管接続部の構造を説明する分解斜視図であり、同図は、T型継手による配管接続部を示している。
図1に示す配管接続部の構造を説明する分解斜視図であり、同図は、L型継手による配管接続部を示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。本実施形態に係る組電池用配管継手は、複数の電池モジュールを備える組電池の冷却配管に用いられる例である。この種の組電池は、例えば電気自動車等の車両に搭載される。
なお、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
【0010】
[組電池およびその冷却配管]
図1に示すように、本実施形態に係る組電池1は、筐体である電池ケース9の内部に、複数の電池モジュール10が収容されて構成される。なお、説明の便宜のため、以下、同図Y方向を前後としてその手前側を前方とし、X方向を左右、Z方向を上下として説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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