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公開番号2025014656
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117391
出願日2023-07-19
発明の名称画像処理装置、その制御方法、画像情報提示装置、画像情報提示システムおよびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G06F 3/01 20060101AFI20250123BHJP(計算;計数)
要約【課題】視覚障害者が写真等の入力画像の内容を触覚で把握可能に提示する画像情報提示装置、その制御方法およびプログラム等を提供する。
【解決手段】画像データを入力するための画像入力部111と、画像入力部111により入力された画像データに基づいて、物体の種類と当該物体の領域を検出する検出部114と、検出部114が検出した物体の種類に基づいて、検出部114が検出した物体の領域に相当する触覚提示領域の提示態様を決定する提示態様決定部117と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像データを入力するための画像入力部と、
前記画像入力部により入力された画像データに基づいて、物体の種類と当該物体の領域を検出する検出部と、
前記検出部が検出した物体の種類毎に、前記検出部が検出した物体の領域に相当する触覚提示領域の提示態様を決定する提示態様決定部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記提示態様決定部が決定した提示態様に従って、温冷覚による情報提示手段、および、凹凸感による情報提示手段の内の少なくとも一方の情報提示手段を用いて、前記検出部が検出した物体の種類毎に複数枚の物体の領域の画像を触覚で把握可能に提示する第1提示部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記提示態様決定部は、
温冷覚による情報提示手段、および、凹凸感による情報提示手段の内の少なくとも一方の情報提示手段に対して、前記検出部が検出した物体の種類毎に触覚で把握可能に提示する度合いを変更する変更部を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
画像データを入力するための画像入力部と、
前記画像入力部により入力された画像データに基づいて、距離情報を取得する距離取得部と、
前記距離取得部が取得した距離情報に基づいて、距離毎に触覚提示領域の提示態様を決定する提示態様決定部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項5】
前記提示態様決定部は、
温冷覚による情報提示手段、および、凹凸感による情報提示手段の内の少なくとも一方の情報提示手段に対して、前記距離取得部が取得した距離情報に応じて、距離毎に触覚で把握可能に提示する度合を変更する変更部を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記画像入力部により入力された画像データに基づいて、距離情報を取得する距離取得部を備え、
前記提示態様決定部は、前記検出部が検出した物体の種類と前記距離取得部が取得した距離情報とに基づいて、前記検出部が検出した物体の領域に相当する触覚提示領域の提示態様を決定する提示態様決定部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記提示態様決定部が決定した提示態様に従って、温冷覚による情報提示手段、および、凹凸感による情報提示手段の内の少なくとも一方の情報提示手段を用いて、前記距離取得部が取得した距離情報に基づいて、前記検出部が検出した物体の種類毎に複数枚の物体の領域の画像を触覚で把握可能に提示する第2提示部を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記提示態様決定部が決定した提示態様に従って、温冷覚による情報提示手段、および、凹凸感による情報提示手段の内の少なくとも一方の情報提示手段を用いて、前記距離取得部が取得した距離情報に基づいて、前記検出部が検出した物体の距離毎に複数枚の当該物体の領域の画像を触覚で把握可能に提示する第3提示部を更に備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記距離取得部が取得した距離情報を温冷覚による情報提示手段を用いて温冷覚で把握可能に提示するとともに前記検出部が検出した物体の領域を凹凸感による情報提示手段を用いて凹凸感で把握可能に提示するか、または、前記距離取得部が取得した距離情報を凹凸感による情報提示手段を用いて凹凸感で把握可能に提示するとともに前記検出部が検出した物体の領域を温冷覚による情報提示手段を用いて温冷覚で把握可能に提示する距離領域提示部を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記検出部が検出した物体の検出情報を点字ディスプレイおよび/または音声で提示する情報提示部を更に備えることを特徴とする請求項1、2、3、7および8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入力画像の内容を触覚で把握可能に提示する画像処理装置、その制御方法、画像情報提示装置、画像情報提示システムおよびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
パソコンの画面に表示されるテキスト、図形や絵柄の凹凸等に応じて、二次元状に配列された複数のピンのそれぞれを独立して上下させて、テキスト、図形、絵柄の凹凸等に対する触覚を提示する提示装置が提案されており、視覚障害者等に利用されている。このような提示装置は「ピンディスプレイ」と称されている。
【0003】
また、パソコンの画面に表示されるテキスト、図形や絵柄の凹凸等に応じて、二次元状に配列された「ペルチェ素子」と称される半導体熱電素子を電気制御して発熱させてテキスト、図形、絵柄の凹凸等に対する温冷覚を提示する提示装置も提案されている。このような提示装置も視覚障害者等に利用されており、「温感ディスプレイ」と称されている(非特許文献1参照)。
【0004】
また、視覚健常者(「晴眼者」)が使用するPCモニタ、スマートフォン、TV等のディスプレイに替え、視覚障害者に対して、写真等の画像データを提示する場合、次述のようなディスプレイを利用する場合がある。例えば、PCモニタ、スマートフォン、TV等のデバイスの替わりに、触覚により画像データを認識するため「触覚ディスプレイ」を利用する場合である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
串山久美子,土井幸輝,笹田晋司,馬場哲晃;Thermo Drawing「 冷温提示による小型触覚ディスプレイを使用した温度描画システムの開発;情報処理学会 インタラクション」pp. 723-728(2012)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した「触覚ディスプレイ」にあっては、視覚障害者に対して例えば写真鑑賞等に適した触覚提示するのには程遠いものであった。この点、凹凸写真等を作成して触覚提示する手法もあるが、画像データに対して凹凸を設けることは手間を非常に要することでありコスト高になってしまう。また、そもそも写真等は情報量が多いため、そのまま凹凸で表現すると当該凹凸がノイズになってしまい当該凹凸は写真鑑賞の邪魔になってしまう場合もあった。カラー凹凸写真の例では凹凸をどの場所に付けるのかを視覚障害者と都度相談して決める手間も要していた。
【0007】
本発明の目的は、視覚障害者が写真等の入力画像の内容を触覚で把握可能に提示する画像処理装置、その制御方法、画像情報提示装置、画像情報提示システムおよびプログラムを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、画像データを入力するための画像入力部と、前記画像入力部により入力された画像データに基づいて、物体の種類と当該物体の領域を検出する検出部と、前記検出部が検出した物体の種類に基づいて、前記検出部が検出した物体の領域に相当する触覚提示領域の提示態様を決定する提示態様決定部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、視覚障害者が写真等の入力画像の内容を触覚で把握可能に提示する画像処理装置、その制御方法、画像情報提示装置、画像情報提示システムおよびプログラムを提供することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る画像情報提示装置の構成図である。
本発明の第1実施形態に係る画像情報提示装置の物体、領域検出処理を示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態に係る画像情報提示装置の触覚提示処理を示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態における入出力イメージの説明図である。
本発明の第2実施に係る画像情報提示装置の物体、領域検出処理を示すフローチャートである。
本発明の第2実施形態に係る画像情報提示装置の触覚提示処理を示すフローチャートである。
本発明の第3実施形態に係る画像情報提示装置の物体、領域検出処理を示すフローチャートである。
本発明の第3実施形態に係る画像情報提示装置の触覚提示処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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