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公開番号2025014552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117207
出願日2023-07-19
発明の名称送風システム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E03D 9/04 20060101AFI20250123BHJP(上水;下水)
要約【課題】構成の複雑化を抑制しながら、トイレ室の空気を効率的に外部に排出する技術を提供する。
【解決手段】吸込口150は、トイレ室10の天井裏12に沿って設置されるライニング100の前側面110に配置される。吹出口154は、ライニング100の上側面120に配置される。ライニング100の内部に配置される搬送ファン152が回転することによって、トイレ室10の空気が吸込口150からライニング100の内部に吸い込まれる。ライニング100の内部に吸い込まれた空気が吹出口154から吹き出され、壁面22に沿って上昇し、トイレ室10の天井面24に設置された換気口310に吸い込まれる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トイレ室の壁面に沿って設置されるライニングであって、かつ前側に便器が設置されるライニングの前側面に配置される吸込口と、
前記ライニングの内部に配置される搬送ファンと、
前記ライニングの上側面に配置される吹出口とを備え、
前記搬送ファンが回転することによって、前記トイレ室の空気が前記吸込口から前記ライニングの内部に吸い込まれ、
前記搬送ファンが回転することによって、前記ライニングの内部に吸い込まれた空気が前記吹出口から吹き出され、前記壁面に沿って上昇し、前記トイレ室の天井面に設置された換気口に吸い込まれる送風システム。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記吹出口は、前記壁面に沿って延びるスリット形状を有し、
前記換気口は、前記吹出口が延びる方向に延びるスリット形状を有し、
前記換気口と前記壁面との第1距離は、前記便器のうちの前記壁面から最も離れた部分と前記壁面との第2距離よりも短い請求項1に記載の送風システム。
【請求項3】
前記吹出口は、前記壁面に沿って延びるスリット形状を有し、
前記換気口と前記壁面との第1距離は、前記便器のうちの前記壁面から最も離れた部分と前記壁面との第2距離よりも長く、
前記換気口は、前記天井面から下向きに突出する天井面ダクトであって、かつ前記吹出口が延びる方向に延びる天井面ダクトの下側部分に配置される請求項1に記載の送風システム。
【請求項4】
前記天井面から下向きに突出した防止壁をさらに備え、
前記吹出口は、前記壁面に沿って延びるスリット形状を有し、
前記防止壁は、前記吹出口が延びる方向に延び、
前記防止壁は、前記換気口よりも前記壁面から離れて設置される請求項1に記載の送風システム。
【請求項5】
前記天井面から下向きに突出した第1防止壁と第2防止壁とをさらに備え、
前記第1防止壁と前記第2防止壁は、前記壁面に沿った方向とは異なった方向に延び、
前記第1防止壁と前記第2防止壁は、前記壁面に沿った方向において前記換気口を挟んで設置される請求項1に記載の送風システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、送風システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の男子用トイレには換気扇が設置されており、男子用トイレの空気は換気扇により外部に排出される。しかしながら、換気扇が設置されているだけでは、空中に放散された尿便の臭気は十分に外部に排出されない。そのために、例えば、便器の最上部内側に吸気穴が設けられるとともに、臭気を素早く吸引するダクトが設置され、吸引ファンを介して臭気が外部に放出される(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-127173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1によれば、1つの便器にダクトを接続するので、トイレ室に設置される便器の数が増加するほど構成が複雑になる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、構成の複雑化を抑制しながら、トイレ室の空気を効率的に外部に排出する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の送風システムは、トイレ室の壁面に沿って設置されるライニングであって、かつ前側に便器が設置されるライニングの前側面に配置される吸込口と、ライニングの内部に配置される搬送ファンと、ライニングの上側面に配置される吹出口とを備える。搬送ファンが回転することによって、トイレ室の空気が吸込口からライニングの内部に吸い込まれ、搬送ファンが回転することによって、ライニングの内部に吸い込まれた空気が吹出口から吹き出され、壁面に沿って上昇し、トイレ室の天井面に設置された換気口に吸い込まれる。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、構成の複雑化を抑制しながら、トイレ室の空気を効率的に外部に排出できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1(a)-(d)は、実施例1に係る送風システムの構成を示す図である。
図2(a)-(b)は、実施例2に係る送風システムの構成を示す図である。
図3(a)-(b)は、実施例3に係る送風システムの構成を示す図である。
図4(a)-(b)は、実施例4に係る送風システムの構成を示す図である。
実施例5に係る送風システムの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例1)
以下に説明する実施例は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示す。よって、以下の実施例で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、並びに、ステップ(工程)およびステップの順序などは、一例であって本開示を限定する主旨ではない。したがって、以下の実施例における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(【0011】以降は省略されています)

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