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公開番号
2025014258
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116676
出願日
2023-07-18
発明の名称
物品搬送装置
出願人
株式会社フジキカイ
代理人
個人
,
個人
主分類
B65B
35/16 20060101AFI20250123BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】物品のサイズに合わせて物品の支持間隔を調節し得る物品搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送コンベヤGに所定間隔毎に配設した支持体24に、サンドイッチ11を挟持可能な支持部材25,26が配設される。第1圧縮ばねで相互に拡がる方向へ付勢される一対の支持部材25,26は、ワンウェイロック手段で接近方向への移動が許容されるように支持体24に支持される。ワンウェイロック手段は、ロックで一対の支持部材25,26が拡がる方向への移動を規制する。受入れ部21で一対の支持部材25,26の間に送り込まれたサンドイッチ11は、間隔調節手段32で接近方向に移動した一対の支持部材25,26で挟持される。サンドイッチ11を挟持した一対の支持部材25,26が搬出部22に位置付いた状態で、解除手段33でワンウェイロック手段のロックを解除すると、第1圧縮ばねによって一対の支持部材25,26が相互に離間してサンドイッチ11を解放する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
所定間隔毎に配設された支持体で物品を支持して受入れ部から搬出部まで搬送するコンベヤであって、
前記支持体で支持される物品の前後に配設されて、該物品を支持する一対の支持部材と、
前記支持体に配設され、前記支持部材の少なくとも一方に一体移動可能に配設され、前記支持体に搬送方向前後へスライド可能に支持したシャフトと、
前記支持体において、前記支持部材が、相互に接近する方向へ移動するのが許容され、また、相互に離間する方向へ移動するのを規制するよう、支持体に対するシャフトのスライドをロックするワンウェイロック手段と、
前記支持体に対して前記支持部材を相互に離間する方向へ付勢する弾性部材と、
前記受入れ部において、前記支持部材の相互間隔を狭めるように押して、一対の支持部材を物品に対応する支持間隔となるよう移動する間隔調節手段と、
前記搬出部において、前記支持部材の相互間隔が拡がるように、前記ワンウェイロック手段によるシャフトのロックを解除する作動手段と、を備え、
該作動手段でシャフトのロックを解除することで、前記支持体が前記搬出部に至った際に、前記弾性部材により前記支持部材が相対的に離間して物品の支持を解除するよう構成した
ことを特徴とする物品搬送装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記一対の支持部材を共に、前記支持体に対して前記ワンウェイロック手段により移動規制されるように支持したことを特徴とする請求項1記載の物品搬送装置。
【請求項3】
前記間隔調節手段は、リニアスライダに配設されて相互に接近離間移動可能な押し部材を備え、該押し部材により、前記一対の支持部材の相互間隔が予め設定した物品の支持間隔となるよう、前記リニアスライダを動作制御するようにしたことを特徴とする請求項2記載の物品搬送装置。
【請求項4】
前記シャフトを支持するホルダを有し、該ホルダに、一方の支持部材を他方の支持部材に対して弾性部材で付勢して接近離間移動可能に配設したことを特徴とする請求項1記載の物品搬送装置。
【請求項5】
前記搬出部において前記支持部材で支持された物品を取り出す取出し手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の物品搬送装置。
【請求項6】
前記ワンウェイロック手段は、前記シャフトが挿通されたロック部材をシャフトに沿ってスライドすることでシャフトのロックを解除可能に構成され、前記作動手段は、前記ロック部材をスライドして前記ロックを解除可能な解除部材と、該解除部材を作動する駆動手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の物品搬送装置。
【請求項7】
包装材で胴巻きされた物品としてのサンドイッチが、前記コンベヤの前記受入れ部において、サンドイッチの重なり方向が上下となって前記一対の支持部材の間に送り込まれ、前記押し部材により支持部材の相互間隔を、サンドイッチの重なり寸法に対応してサンドイッチを上下から挟んで支持可能な間隔とするまで支持部材の間隔を狭めるよう構成したことを特徴とする請求項3記載の物品搬送装置。
【請求項8】
包装材で胴巻きされた物品としての三角サンドイッチの重なり方向両側を、前記受入れ部において前記支持部材間に挟んで、包装材を折曲げ処理する際にサンドイッチのカット面を支持体に載置して前記搬送部まで搬送する物品搬送装置であって、
前記取出し手段は、駆動手段により作動されるプッシャを備え、
前記受入れ部から搬出部までに至るコンベヤの搬送経路において包装材が折畳まれて包装品となったサンドイッチが、前記重なり方向が上下方向を向く搬出部において、前記ワンウェイロック手段によるシャフトのロックを解除して、支持部材の相互間隔が拡がった後のタイミングで、前記プッシャによりサンドイッチにおける搬送上流を向く前記カット面を押して支持体から取り出すよう構成したことを特徴とする請求項5記載の物品搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の前後を支持部材により支持して搬送する物品搬送装置に関するものである。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
支持部材により物品を支持して搬送する装置としては、例えば、サンドイッチからなる物品の前後を支持した状態で移送し得る移送装置として、特許文献1に開示の装置が提案されている。特許文献1の移送装置は、フィルムで胴巻き包装されたサンドイッチを挟持手段で厚み方向からバネの付勢力によって挟持して下流側に移送し、その移送中にフィルムの開放端部の折込み成形などの各種処理が行われた後、サンドイッチが排出位置に到来すると挟持手段の挟持状態が解除されて、サンドイッチを系外に排出するよう構成される。
【0003】
また、物品の前後を支持するアタッチメントの前後間隔を、物品の大きさに合わせて変更する装置として、特許文献2に開示された搬送ピッチの自動調節装置が提案されている。特許文献2に開示の装置は、複数の第1のアタッチメントが配設された第1のエンドレスベルトが張架されるプーリと、複数の第2のアタッチメントが配設された第2のエンドレスベルトが張架されるプーリとの間に、差動装置によって位相差を生じさせて、物品搬送方向に交互に位置する第1のアタッチメントと第2のアタッチメントとの前後間隔を一度に変更するよう構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第2707201号公報
実開平6-16210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
サンドイッチは、食パンで挟まれる具材が同じ種類であっても食パンの重なり方向の厚みが異なっているばかりでなく、具材の種別間で厚みが大きく異なるものなど様々である。このため、特許文献1に開示の移送装置では、具材の種別が変更されたサンドイッチを挟持して移送すると、厚みの大小差によってバネの付勢力が変化してしまうので、比較的厚みの薄いサンドイッチを挟持して排出位置まで移送する場合に、挟持したサンドイッチが排出位置までに至る各種処理手段による処理動作や移送中の移動によって位置ずれしてしまう場合があり、各種処理手段での適正な処理ができなくなる問題が指摘される。また、特許文献2に開示の装置では、エンドレスベルトの経時的な劣化による伸びなどによって、複数のアタッチメント間を適正な間隔に変更できず、アタッチメントが物品に圧接されて物品を変形させてしまったり、物品とアタッチメントとの間に隙間を生じたりすることで、適正な支持状態で物品を搬送することができなくなる。
【0006】
本発明は、物品のサイズに合わせて物品の支持間隔を調節し得る物品搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の請求項1に係る発明は、
所定間隔毎に配設された支持体(24)で物品(11)を支持して受入れ部(21)から搬出部(22)まで搬送するコンベヤであって、
前記支持体(24)で支持される物品(11)の前後に配設されて、該物品(11)を支持する一対の支持部材(25,26)と、
前記支持体(24)に配設され、前記支持部材(25,26)の少なくとも一方に一体移動可能に配設され、前記支持体(24)に搬送方向前後へスライド可能に支持したシャフト(27,28)と、
前記支持体(24)において、前記支持部材(25,26)が、相互に接近する方向へ移動するのが許容され、また、相互に離間する方向へ移動するのを規制するよう、支持体(24)に対するシャフト(27,28)のスライドをロックするワンウェイロック手段(29,30)と、
前記支持体(24)に対して前記支持部材(25,26)を相互に離間する方向へ付勢する弾性部材(31)と、
前記受入れ部(21)において、前記支持部材(25,26)の相互間隔を狭めるように押して、一対の支持部材(25,26)を物品(11)に対応する支持間隔となるよう移動する間隔調節手段(32)と、
前記搬出部(22)において、前記支持部材(25,26)の相互間隔が拡がるように、前記ワンウェイロック手段(29,30)によるシャフト(27,28)のロックを解除する作動手段(33)と、を備え、
該作動手段(33)でシャフト(27,28)のロックを解除することで、前記支持体(24)が前記搬出部(22)に至った際に、前記弾性部材(31)により前記支持部材(25,26)が相対的に離間して物品(11)の支持を解除するよう構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、物品を前後で支持して搬送する支持部材の間隔を、物品の前後寸法に対応した間隔に設定できるので、支持体で支持した物品がコンベヤの搬出部までに至るまでの搬送中に、支持体での物品支持状態がずれたり、搬送姿勢が乱れたりするのを防止することができる。特にコンベヤでの搬送途上で各種処理手段により処理操作を行う際に位置ずれして、処理操作に支障をきたすといった問題を生ずることがない。また、コンベヤに所定間隔毎に配設した支持体毎に各支持部材の間隔調節動作を行うので、コンベヤの索体などの伸びにより前後の支持部材の間隔が変わっているようなことがなく、各支持部材の間隔を一定に保つことができる。
【0008】
請求項2に係る発明では、前記一対の支持部材(25,26)を共に、前記支持体(24)に対して前記ワンウェイロック手段(29,30)により移動規制されるように支持したことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、物品の前後寸法の中間位置に合わせて一対の支持部材を両側から移動して物品の支持位置に位置させることができる。
【0009】
請求項3に係る発明では、前記間隔調節手段(32)は、リニアスライダ(43,43)に配設されて相互に接近離間移動可能な押し部材(44,44)を備え、該押し部材(44,44)により、前記一対の支持部材(25,26)の相互間隔が予め設定した物品(11)の支持間隔となるよう、前記リニアスライダ(43,43)を動作制御するようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、リニアスライダの押し部材の動作量を予め設定しておくことで、前後寸法が異なる複数の物品に対応して支持部材の間隔を適正位置にセットすることができ、支持部材で支持した物品を安定的に搬送することができる。
【0010】
請求項4に係る発明では、前記シャフト(27,28)を支持するホルダ(35,36)を有し、該ホルダ(35,36)に、一方の支持部材(25,26)を他方の支持部材(25,26)に対して弾性部材(38)で付勢して接近離間移動可能に配設したことを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、例えば、サンドイッチなどのように、同一品種でも個々の食パンの重なり方向の厚みがまちまちで軟弱な物品についても、弾性部材の付勢力を伴って支持することができ、搬出部までの間において良好な支持状態で物品を搬送することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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