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公開番号2025014230
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116584
出願日2023-07-18
発明の名称放水ノズル及びシャワーヘッド
出願人株式会社マホロバーニーズ
代理人あいわ弁理士法人
主分類E03C 1/084 20060101AFI20250123BHJP(上水;下水)
要約【課題】 発生させたファインバブルの損失を抑制して噴射させることができる放水ノズル及びシャワーヘッドを提供する。
【解決手段】 本発明による放水ノズルは、内部に流路が形成された略筒状の筐体と、流路に配置された微細気泡発生機構と、流路の流出側端部に設けられた散水板と、を含み、上記微細気泡発生機構は、複数の傾斜穴を有する第1の旋回流形成板と、長手方向の中間領域に内径が小さい絞り部を含む筒状の気泡生成部材と、複数の傾斜穴を有する第2の旋回流形成板と、からなり、第2の旋回流形成板を通過した水流が散水板に直接到達するように配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に流路が形成された略筒状の筐体と、前記流路に配置された微細気泡発生機構と、前記流路の流出側端部に設けられた散水板と、を含む放水ノズルであって、
前記微細気泡発生機構は、複数の傾斜穴を有する第1の旋回流形成板と、長手方向の中間領域に内径が小さい絞り部を含む筒状の気泡生成部材と、複数の傾斜穴を有する第2の旋回流形成板と、からなり、
前記第2の旋回流形成板を通過した水流が前記散水板に直接到達するように配置されている
放水ノズル。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記流路における前記微細気泡発生機構の上流側に、前記水流を意図的に乱す障害部材をさらに含む
請求項1に記載の放水ノズル。
【請求項3】
内部に第1の流路が形成された筒状の持ち手部材と、前記持ち手部材の一端に取り付けられた放水ノズルと、を含むシャワーヘッドであって、
前記放水ノズルは、内部に前記第1の流路に連通する第2の流路が形成された略筒状の筐体と、前記第2の流路に配置された微細気泡発生機構と、前記第2の流路の流出側端部に設けられた散水板と、を含み、
前記微細気泡発生機構は、複数の傾斜穴を有する第1の旋回流形成板と、長手方向の中間領域に内径が小さい絞り部を含む筒状の気泡生成部材と、複数の傾斜穴を有する第2の旋回流形成板と、からなり、
前記第2の旋回流形成板を通過した水流が前記散水板に直接到達するように配置されている
シャワーヘッド。
【請求項4】
前記第2の流路における前記微細気泡発生機構の上流側に、前記水流を意図的に乱す障害部材をさらに含む
請求項3に記載のシャワーヘッド。
【請求項5】
前記第1の流路には、前記水流の塩素成分を除去するフィルタ部材がさらに配置される
請求項3又は4に記載のシャワーヘッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放水ノズル及びシャワーヘッドに関し、特に、水中に微細気泡を発生させる放水ノズル及びシャワーヘッドに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、水の水質浄化作用や洗浄作用が向上できる技術として、水中にいわゆる「ファインバブル」(微細気泡)を発生させる技術が注目されている。このような「ファインバブル」は、例えば、気泡の直径が1μm以上で100μm未満の「マイクロバブル」と、気泡の直径が1μm未満である「ウルトラファインバブル」の2つに分類されることが知られている。
【0003】
このような「ファインバブル」のうち、気泡の直径が小さい「ウルトラファインバブル」を水中に発生させる技術として、水中の「マイクロバブル」から「ウルトラファインバブル」を発生させる「高速旋回流方式」及び「加圧溶解方式」や、「ウルトラファインバブル」を水流中に直接発生させる「界面活性剤添加微細孔方式」及び「キャビテーション方式」などの手法が公知である。
【0004】
上記した「ファインバブル」を発生させる技術を応用した製品として、例えば、特許文献1には、流入口、流出口、流入口側の液流入穴及び流出口側の液流出穴が連続する液流路穴を有し、液体が流入口から液流路穴に流入し、及び液流路穴に流入した液体が流出口から流出する液流路体と、液流入穴に配置され、液流出穴の液体に、液流路穴の穴中心線回りの第1の渦流を形成する第1の渦流形成体と、第1の渦流形成体及び流出口の間の液流出穴に配置され、第1の渦流及び液流路穴の穴内周の間における液流出穴の液体に、第1の渦流と同一回転方向で液流路穴の穴中心線回りの第2の渦流を形成する第2の渦流形成体と、を備えるバブル発生装置を、シャワーヘッドに連結して適用する技術が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、ノズル本体の一方の端面に液体入口を開口し他方の端面に液体出口を開口する貫通形態の液体流路が形成されるとともに、液体流路の内周面の軸線方向における少なくとも一部の区間が、軸線を螺旋中心線とする1周回分以上の螺旋溝が刻設されたキャビテーション処理部とされ、液体流路に供給される液体の流れの一部をキャビテーション処理部の螺旋溝に分配するとともに、分配された液体を螺旋溝内にて増速しつつ旋回させることにより、液体の増速により減圧される螺旋溝の内部空間をキャビテーション領域となす形で前記溶存気体を減圧析出させるようにした液体処理ノズルを、シャワーヘッドに適用する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-20141号公報
特開2022-116684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記例示した従来技術によるファインバブルの発生機構は、いずれも市販のシャワーヘッドにそのまま追加して適用することが可能であり、その意味での利便性は高くなっている。しかしながら、これらの従来技術では、発生機構から流出する水流がシャワーヘッドの流路内を流通する際に、水流が当該流路に設けられた様々な追加機構に接触することにより、発生機構直後に存在したファインバブルがシャワーヘッドの噴出口に到達する時点で損失を生じることとなる。
【0008】
例えば、水流中の塩素を除去するために、シャワーヘッドの持ち手部分の流路内に脱塩素カートリッジを配置したり、噴出口から噴出する水流の切り替え操作を行うために、ヘッド内で複数の細分化された流路に分岐する構造を適用したりするような場合は、これらの構成要素を水流が通過する際に、発生したファインバブルの一部が失われることになる。このため、発生機構の設計仕様で期待されるファインバブルの量を、シャワーヘッドから噴射することができないという問題があった。
【0009】
本発明は、これらの背景に基づいてなされたものであって、発生させたファインバブルの損失を抑制して噴射させることができる放水ノズル及びシャワーヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明の代表的な態様の1つは、内部に流路が形成された略筒状の筐体と、流路に配置された微細気泡発生機構と、流路の流出側端部に設けられた散水板と、を含む放水ノズルであって、上記微細気泡発生機構は、複数の傾斜穴を有する第1の旋回流形成板と、長手方向の中間領域に内径が小さい絞り部を含む筒状の気泡生成部材と、複数の傾斜穴を有する第2の旋回流形成板と、からなり、第2の旋回流形成板を通過した水流が散水板に直接到達するように配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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