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公開番号
2025014219
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116563
出願日
2023-07-18
発明の名称
ラミネート処理装置、画像形成システム及びラミネート処理方法
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人信友国際特許事務所
主分類
B29C
63/02 20060101AFI20250123BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】ラミネート不良の発生を抑制或いは防止できるラミネート処理装置、画像形成システム及びラミネート処理方法を提供する。
【解決手段】ラミネート処理装置は、記録材をラミネートシートによって被覆するラミネート処理部と、制御部とを備える。制御部は、記録材の物性に対応する物性情報のうち少なくとも環境によって変化する物性情報を検出する物性情報検出装置の検出結果を取得し、物性情報の検出結果に基づいてラミネート処理部の処理条件を設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
記録材をラミネートシートによって被覆するラミネート処理部と、
前記記録材の物性に対応する物性情報のうち少なくとも環境によって変化する物性情報を検出する物性情報検出装置の検出結果を取得し、前記物性情報の検出結果に基づいて前記ラミネート処理部の処理条件を設定する制御部と、を備える
ラミネート処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記物性情報は、前記記録材の含水率、カール状態、剛度のうち少なくとも1つ以上を含む
請求項1に記載のラミネート処理装置。
【請求項3】
前記処理条件は、ラミネート処理における加熱温度、圧着力、搬送速度のうち少なくとも1つ以上を含む
請求項1に記載のラミネート処理装置。
【請求項4】
前記ラミネート処理部は、前記ラミネートシートと前記記録材を搬送しながら加熱圧着し、
前記制御部は、前記物性情報に含まれる前記記録材の含水率に応じて、前記処理条件として加熱温度と搬送速度のうち少なくとも1つ以上を決定する
請求項2に記載のラミネート処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記処理条件として加熱温度を決定した場合に、前記記録材の含水率が大きいほど加熱温度を低くし、前記処理条件として搬送速度を決定した場合に、前記記録材の含水率が大きいほど搬送速度を遅くする
請求項4に記載のラミネート処理装置。
【請求項6】
前記ラミネート処理部は、前記ラミネートシートと前記記録材を搬送しながら加熱圧着し、
前記制御部は、前記物性情報に含まれる前記記録材の剛度に応じて、前記処理条件として加熱温度と搬送速度のうち少なくとも1つ以上を決定する
請求項2に記載のラミネート処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記処理条件として加熱温度を決定した場合に、前記記録材の剛度が低いほど加熱温度を高くし、前記処理条件として搬送速度を決定した場合に、前記記録材の剛度が低いほど搬送速度を遅くする
請求項6に記載のラミネート処理装置。
【請求項8】
前記ラミネート処理部は、前記ラミネートシートと前記記録材を搬送しながら加熱圧着し、
前記制御部は、前記物性情報に含まれる前記記録材のカール量に応じて、前記処理条件として加熱温度、搬送速度、圧着力のうち少なくとも1つ以上を決定する
請求項2に記載のラミネート処理装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記処理条件として加熱温度を決定した場合に、前記記録材のカール量が大きいほど加熱温度を低くし、前記処理条件として搬送速度を決定した場合に、前記記録材のカール量が大きいほど搬送速度を遅くする
請求項8に記載のラミネート処理装置。
【請求項10】
ラミネート処理部よりも上流側に配置された前記物性情報検出装置をさらに備える
請求項1に記載のラミネート処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラミネート処理装置、画像形成システム及びラミネート処理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成後の記録材にラミネート加工を施して、記録材を保護する技術が知られている。ラミネート加工では、例えば、記録材とラミネートシートとを重ね合わせて、圧着ローラ対により加圧及び加熱する。これにより、記録材とラミネートシートが圧着される。
【0003】
ところで、ラミネート加工を施す記録材は、種類毎にラミネート加工時の適切な圧と加熱量が異なる。そのため、記録材の種類に関わらず、常に一定の設定で加圧及び加熱を行う場合は、一部のラミネート加工物に、気泡、表面凹凸、白色化、カールなどのラミネート不良が発生してしまう可能性がある。ラミネート不良を抑制する技術としては、例えば、特許文献1に開示されている。
【0004】
特許文献1に開示された記録媒体の被覆装置は、給紙トレイにサイズ検知センサと媒体表面検出センサを設けている。サイズ検知センサは用紙のサイズを検知し、媒体表面検出センサは用紙表面性(光沢性)情報を検出する。記録媒体の被覆装置は、用紙のサイズ及び用紙の表面性(光沢性)情報に応じて、適切な加熱量を供給できるように、加熱温度、圧着力、並びに、用紙及びラミネートシートの搬送速度のいずれか一つ以上の値を調整する。
【0005】
記録材の大きさや表面性は、予め決められている規格である。特許文献1に開示された記録媒体の被覆装置は、記録材の規格の違いを考慮してラミネート処理の制御パラメータを調整している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-142532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ラミネート加工の品質は、記録材の大きさや表面性など予め決められている規格の他に、環境によって変化しやすい記録材の含水率、剛度、カール量などの物性に影響を受けることが分かった。例えば、保管環境の影響を受けて含水率が高くなった記録材に対してラミネート加工する場合は、加熱時に水分が沸騰してラミネートシートを押し上げることがある。この場合は、表面凹凸といったラミネート不良が発生してしまう。
【0008】
しかしながら、特許文献1に開示された記録媒体の被覆装置は、環境によって変化する記録材の物性を考慮していないため、適切なラミネート条件でラミネート加工ができないことがある。その結果、ラミネート不良が発生してしまう場合があった。
【0009】
本発明の目的は、ラミネート不良の発生を抑制或いは防止できるラミネート処理装置、画像形成システム及びラミネート処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したラミネート処理装置は、記録材をラミネートシートによって被覆するラミネート処理部と、制御部とを備える。制御部は、記録材の物性に対応する物性情報のうち少なくとも環境によって変化する物性情報を検出する物性情報検出装置の検出結果を取得し、物性情報の検出結果に基づいてラミネート処理部の処理条件を設定する。
(【0011】以降は省略されています)
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