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公開番号
2025014133
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116390
出願日
2023-07-18
発明の名称
非線形に色調調整された歯科切削加工用多孔質成形体
出願人
株式会社松風
代理人
個人
主分類
A61C
13/083 20060101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】多孔質成形体(及び/又はその焼結体)自体における色の濃淡や強弱の変化を、より天然歯に近づけて、多孔質成形体(及び/又はその焼結体)自体を、より天然歯に近い外観を有するものとする。
【解決手段】歯科切削加工用多孔質成形体を、担持される金属元素の少なくとも1種の濃度が一定範囲内である第1の領域と、第1の領域に隣接し、かつ、第1の領域から離れるに従って担持される金属元素の濃度が減少する第2の領域と、を有し、第1の領域と第2の領域との界面の少なくとも一部が三次元曲面形状を有するものとする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金属元素が担持された歯科切削加工用多孔質成形体であって、
担持される金属元素の少なくとも1種の濃度が一定範囲内である第1の領域と、
第1の領域に隣接し、かつ、第1の領域から離れるに従って担持される金属元素の濃度が減少する第2の領域と、を有し、
第1の領域と第2の領域との界面の少なくとも一部が三次元曲面形状を有することを特徴とする歯科切削加工用多孔質成形体。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
金属元素が担持された歯科切削加工用多孔質成形体であって、
担持される金属元素の少なくとも1種の濃度が一定範囲内である第1の領域と、
第1の領域に隣接し、かつ、第1の領域から離れるに従って担持される金属元素の濃度が三次元的に減少する部分を有する第2の領域と、を有することを特徴とする歯科切削加工用多孔質成形体。
【請求項3】
金属元素が担持された歯科切削加工用多孔質成形体であって、
担持される金属元素の少なくとも1種の濃度が一定範囲内である第1の領域と、
第1の領域に隣接し、かつ、第1の領域から離れるに従って担持される金属元素の濃度が減少する第2の領域と、を有し、
第2の領域は、第1の領域において互いに直交する3つの直線方向に沿って担持される金属元素の濃度が減少する部分を有する歯科切削加工用多孔質成形体。
【請求項4】
第1の領域は、半楕円体形状又は半球形状を有する請求項1~3のいずれかの歯科切削加工用多孔質成形体。
【請求項5】
第1の領域の外形は、平面部分を有する請求項1~3のいずれかの歯科切削加工用多孔質成形体。
【請求項6】
第1の領域の外形は、平面部分と、平面部分を接続する3次元曲面部分とを有する請求項1~3のいずれかの歯科切削加工用多孔質成形体。
【請求項7】
第2の領域は、担持される金属元素の少なくとも1種の濃度の減少率が一定範囲内の部分を有する請求項1~3のいずれかの歯科切削加工用多孔質成形体。
【請求項8】
第2の領域は、担持される金属元素の少なくとも1種の濃度の減少率が、第1の領域から離れるに従って大きくなる部分を有する請求項1~3のいずれかの歯科切削加工用多孔質成形体。
【請求項9】
第1の領域の外形は、3つの平面部分を有する請求項1~3のいずれかの歯科切削加工用多孔質成形体。
【請求項10】
第1の領域の外形は、3つの平面部分と、3つの平面部分を接続する3次元曲面部分とを有する請求項1~3のいずれかの歯科切削加工用多孔質成形体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、色調調整された歯科切削加工用多孔質成形体に関し、より詳細にはCAD/CAMを用いて、歯科用修復物を作製するための色調調整された歯科切削加工用多孔質成形体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、歯科用CAD/CAMシステムを用いた切削加工により補綴装置を作製する技術が急速に普及してきている。これにより、ジルコニア、アルミナ、二ケイ酸リチウム等のセラミックス材料や、アクリルレジン、ハイブリッドレジン等のレジン材料で製造された被切削体を加工することで、容易に補綴装置を作製することが可能となってきている。
【0003】
特にジルコニアは、高い強度を有していることから様々な症例で臨床応用されている。一方、完全焼結したジルコニア(以下、ジルコニア焼結体)は硬度が非常に高いため、ジルコニア焼結体には、完全焼結温度よりも低い温度で仮焼した、切削加工可能な硬度に調整したもの(ジルコニア予備焼結体)が用いられ、切削加工後に再焼成してジルコニア焼結体を得ることが多い。
【0004】
一方、口腔内の審美性をより高めるには、補綴装置の外観を天然歯の外観に似せる必要があり、ジルコニア(焼結体)自体で、天然歯と同様の外観(特に色調や透光性)を再現することが試みられてきた。
特許文献1には、ブランクの内部に象牙色で透光性が低い材料を配置し、それを囲むように透光性の高い材料(エナメル相当の材料)を配置したブランクが開示されている。
特許文献2には、エナメル層の内部に曲線形状のボディ層を配置させた積層構造を有する歯科用ミルブランクが開示されている。
しかしながら、これら従来のブランクは、粉末原料を積層させることにより製造されるブランクであり、エナメル層とボディ層に明確な境界が存在するため、天然歯の外観を再現することは難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2014-534018号公報
国際公開第2019/131787号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の着色された多孔質成形体は歯牙色に着色された平行な層から構成されているため、多孔質成形体(及び/又はその焼結体)自体において色の濃淡や強弱において天然歯と類似の色調表現ができていなかった。そのため、多孔質成形体(及び/又はその焼結体)自体が、より天然歯に近い外観を有することが求められていた。
【0007】
歯科切削加工用多孔質成形体について鋭意研究を行った結果、歯科切削加工用多孔質成形体が担持する金属元素の濃度を3次元的に変化させることが、多孔質成形体(及び/又はその焼結体)自体における色の濃淡や強弱の変化を、より天然歯に近づけて、多孔質成形体(及び/又はその焼結体)自体が、より天然歯に近い外観を有するのに効果的であることを見出した。以下に本発明の詳細を記載する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、金属元素が担持された歯科切削加工用多孔質成形体であって、担持される金属元素の少なくとも1種の濃度が一定範囲内である第1の領域と、第1の領域に隣接し、かつ、第1の領域から離れるに従って担持される金属元素の濃度が減少する第2の領域と、を有し、第1の領域と第2の領域との界面の少なくとも一部が三次元曲面形状を有する歯科切削加工用多孔質成形体を提供する。
【0009】
本発明はまた、金属元素が担持された歯科切削加工用多孔質成形体であって、担持される金属元素の少なくとも1種の濃度が一定範囲内である第1の領域と、第1の領域に隣接し、かつ、第1の領域から離れるに従って担持される金属元素の濃度が三次元的に減少する部分を有する第2の領域と、を有する歯科切削加工用多孔質成形体を提供する。
【0010】
本発明はまた、金属元素が担持された歯科切削加工用多孔質成形体であって、担持される金属元素の少なくとも1種の濃度が一定範囲内である第1の領域と、第1の領域に隣接し、かつ、第1の領域から離れるに従って担持される金属元素の濃度が減少する第2の領域と、を有し、第2の領域は、第1の領域において互いに直交する3つの直線方向に沿って担持される金属元素の濃度が減少する部分を有する歯科切削加工用多孔質成形体を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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