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公開番号
2025014101
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-29
出願番号
2023137008
出願日
2023-08-25
発明の名称
視力検査装置及びその方法
出願人
寧波法里奥光学科技発展有限公司
,
NINGBO FLO OPTICAL TECHNOLOGY DEVELOPMENT CO., LTD.
代理人
個人
主分類
A61B
3/103 20060101AFI20250122BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 近視の分析精度を向上することができる視力検査装置及びその方法を提供する。
【解決手段】 視力検査装置は接眼レンズを含み、さらに、接眼レンズを共通部材とし且つ並列に設置された、測定対象者の目の眼軸長を測定するのに用いる眼軸長測定光路と、測定対象者の目の屈折異常情報を取得するのに用いる屈折度検出光路と、測定対象者の目に固視画像を提供して、測定対象者の目を安定して注視させるのに用いる視標光路と、測定対象者の目に三次元定位を行い、且つ測定対象者の目のイメージング情報を収集するのに用いる眼位モニタリング光路とを含む。目の屈折異常情報を取得できるだけでなく、前眼部と後眼部エリアも測定して眼軸長などの目のパラメータも取得することができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
視力検査装置であって、接眼レンズ(4)を含み、さらに、前記接眼レンズ(4)を共通部材とし且つ並列に設置された、
測定対象者の目の眼軸長を測定するのに用いる眼軸長測定光路と、
前記測定対象者の目の屈折異常情報を取得するのに用いる屈折度検出光路と、
前記測定対象者の目に固視画像を提供して、前記測定対象者の目を安定して注視させるのに用いる視標光路と、
前記測定対象者の目に三次元定位を行い、且つ前記測定対象者の目のイメージング情報を収集するのに用いる眼位モニタリング光路と、を含むことを特徴とする視力検査装置。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記眼軸長測定光路は、
測定光を生じさせるのに用いる光源モジュール(22)と、
前記測定光の伝送パス上に設置され、前記測定光を受けて、前記測定光を反射光と透過光に分光するのに用いる分光器(33)と、
前記反射光の伝送パス上に設置され、前記反射光を反射し、眼底情報収集光を形成し逆反射して前記分光器(33)経由で透過させるのに用いる第1プリズム(34)と、
前記透過光の伝送パス上に設置され、前記透過光を反射し、角膜情報収集光を形成し逆反射して前記分光器(33)経由で反射させるのに用いる可動プリズムモジュール(23)と、
前記分光器(33)を経由した前記眼底情報収集光の透過光の伝送パス上に設置され、前記分光器(33)を経由した前記眼底情報収集光の透過光及び前記分光器(33)を経由した角膜情報収集光の反射光を反射し、眼軸情報収集光を形成して出射するのに用いる第1分光鏡(36)と、
前記眼軸情報収集光の伝送パス上に設置され、前記眼軸情報収集光を前記測定対象者の目に導入し、且つ前記測定対象者の目の眼底、角膜経由で反射して眼軸情報反射光を形成し前記第1分光鏡(36)まで逆反射させるのに用いる光路定義モジュール(24)と、
前記第1分光鏡(36)を経由した前記眼軸情報反射光の透過光の伝送パス上に設置され、前記第1分光鏡(36)を経由した前記眼軸情報反射光の透過光干渉情報を受信するのに用いる測定信号受信モジュール(25)と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の視力検査装置。
【請求項3】
前記光源モジュール(22)は、前記測定光を生じさせるのに用いる光源(31)と、前記測定光の伝送パス上に設置された第1レンズ(32)と、を含み、前記可動プリズムモジュール(23)は、制御システム内に設置されたモーター摺動テーブル(39)と、前記モーター摺動テーブル(39)上に設置された第2プリズム(35)と、を含み、前記モーター摺動テーブル(39)は前記第2プリズム(35)を駆動するのに用いられ、前記光路定義モジュール(24)は、前記眼軸情報収集光の伝送方向に沿って設置される第1反射鏡(30)、第2分光鏡(8)及び前記接眼レンズ(4)を含み、前記測定信号受信モジュール(25)は、前記第1分光鏡(36)を経由した前記眼軸情報反射光の透過光の伝送方向に沿って設置される第2レンズ(37)及び干渉測定器(38)を含むことを特徴とする請求項2に記載の視力検査装置。
【請求項4】
前記屈折度検出光路は、屈折度検出光を送るのに用いる可動屈折光検出光源(16)を含み、同時に前記屈折度検出光の伝送方向に沿って設置される可動合焦レンズ(15)、可動環形状絞り(14)、第3レンズ(13)、センター孔付き反射鏡(12)、第3分光鏡(9)、前記第2分光鏡(8)、第4分光鏡(5)及び前記接眼レンズ(4)をさらに含み、
前記屈折度検出光が前記測定対象者の目に進入すると、前記測定対象者の目の眼底経由で反射されて屈折検出反射光が形成され、もと来た道を戻って前記センター孔付き反射鏡(12)経由で透過し伝送され、前記屈折度検出光路はさらに、前記センター孔付き反射鏡(12)経由で透過し伝送される前記屈折検出反射光の伝送方向に沿って設置される第2反射鏡(17)、第4レンズ(18)、第1可動レンズ(19)、第5レンズ(20)及び第1画像センサ(21)を含むことを特徴とする請求項3に記載の視力検査装置。
【請求項5】
前記視標光路は、固視光信号を生じさせるのに用いる可動視標(11)と、前記固視光信号の伝送方向に沿って設置される第6レンズ(10)、前記第3分光鏡(9)、前記第2分光鏡(8)、前記第4分光鏡(5)及び前記接眼レンズ(4)を含み、
前記眼位モニタリング光路は、第1眼周囲照明光源(301)と、第2眼周囲照明光源(302)と、を含み、前記第1眼周囲照明光源(301)、前記第2眼周囲照明光源(302)は前記測定対象者の目に照射して、反射照射光信号を形成し、前記眼位モニタリング光路はさらに、前記反射照射光信号の伝送方向に沿って設置される前記接眼レンズ(4)、前記第4分光鏡(5)、第7分光鏡(6)及び第2画像センサ(7)と、前記測定対象者の目の中心軸線に対して対称に傾斜させて設置される眼部照明光源(201)及び位置測定器(202)と、を含み、前記第2画像センサ(7)は、前記測定対象者の目の位置をモニタリングし、且つ操作者と測定対象者が前記測定対象者の目を前記接眼レンズ(4)の中心軸と位置合わせするのをガイドするのに用いられ、前記位置測定器(202)は、前記測定対象者の目の前記接眼レンズ(4)に対する前後位置をモニタリングするのに用いられることを特徴とする請求項4に記載の視力検査装置。
【請求項6】
視力検査方法であって、請求項1~5のいずれか1項に記載の視力検査装置に基づくものであり、以下の工程:
操作者が前記眼位モニタリング光路によって前記測定対象者の目の位置を判断し且つガイドして、前記測定対象者の目の位置合わせを完成させる、工程1と、
前記視標光路によって前記測定対象者の目を安定して注視させ、且つ前記屈折度検出光路によって前記測定対象者の目に対して屈折異常情報の検出を行い、前記測定対象者の目に対応する屈折異常情報の検出結果を取得する、工程2と、
前記眼軸長測定光路によって前記測定対象者の目の眼底及び角膜の反射光が形成する干渉情報を収集する、工程3と、
前記屈折異常情報の検出結果及び前記眼軸長を利用して、前記測定対象者の目の視力状態について結論を下す、工程4と、を含むことを特徴とする視力検査方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は眼科学及びその技術分野に関し、具体的には、視力検査装置及びその方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
人の目の近視は主に屈折性近視と軸性近視の2種類に分けられる。屈折性近視は、主に角膜や水晶体の屈折率が強いか又は各屈折成分同士の組み合わせの異常が招くものである。軸性近視は、眼軸が伸び、眼軸の長さが正常範囲を超えることで起き、普通、眼軸が1mm長ければ近視度は-2.00~-3.00増加する。近視の原因の違いによって異なる予防・抑制措置を講じなければならないため、眼軸長の測定は近視の予防・抑制において重要な役割を持つ。
【0003】
近年、電子製品の技術の発達や普及、子どもの学習に対する保護者の強い関心に伴い、小中学生の近視率がますます深刻になっており、中国では2014年に全国の小学・中学・高校生の近視人口が1億人を突破しており、近視が青少年の目の健康を脅かす重大な公共衛生問題となっている。
【0004】
青少年の近視予防・抑制には、基本的な客観的な視力測定だけでなく、屈折異常及び眼軸長の測定を行う必要がある。従来技術では屈折異常及び眼軸長の同期測定の方法及び装置が提供されているが、それらの技術案は時間領域光干渉技術とシャック・ハルトマン波面検出技術を組み合わせて、眼軸長及び屈折異常の同時検出を実現し、近視のスクリーニング検査において技術的バックアップを提供している。しかし、それらの技術案は、固視能力が弱い少児に対しては屈折度の判断や眼軸長の測定を有効・精確に行うことができないため、青少年の近視検査においては実用性が低かった。また、幾つかの技術案は、前眼部画像及び後眼部画像の同期収集を行えず、機材の製造コストも比較的高かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来技術における欠点を克服するために、4つの光路を結合し且つ低コストの視力検査装置及びその方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明が提供する視力検査装置の技術案は以下の通りである。
【0007】
視力検査装置であって、接眼レンズを含み、同時に、接眼レンズを共通部材とし且つ並列に設置された、
測定対象者の目の眼軸長を測定するのに用いる眼軸長測定光路と、
測定対象者の目の屈折異常情報を取得するのに用いる屈折度検出光路と、
測定対象者の目に固視画像を提供して、測定対象者の目を安定して注視させるのに用いる視標光路と、
測定対象者の目に三次元定位を行い、且つ測定対象者の目のイメージング情報を収集するのに用いる眼位モニタリング光路と、をさらに含む。
【0008】
上述の技術案を採用することで、従来技術と比べて、本願が提供する技術案は少なくとも以下の有益な効果をもたらし得る。眼軸長測定光路、屈折度検出光路、視標光路及び眼位モニタリング光路を並列に設置することにより、人の目の視力を測るとき、実際の必要に応じて眼軸長測定光路で測定対象者の目の眼軸長を取得し、眼位モニタリング光路で測定対象者の目の位置情報を確定し、視標光路で測定対象者の目を安定して注視させ、且つ屈折度検出光路で測定対象者の目の屈折異常情報を取得することができ、屈折異常情報の測定過程においては、固視画像をリアルタイムで提供し、測定対象者の目を安定して注視させることができ、これにより、青少年や児童の視力検査により適したものとなる。同時に、眼軸を測定する際に光路を素早く切り替える必要がなく、またガルバノミラーで前眼部と後眼部の光路の切り替えを行う必要もないため、光路の一致性を調整する難易度が下がり、コストも大幅に低減される。従って、本技術案は屈折度の判断と眼軸長の測定を精確に行うことができ、青少年の近視検査において高い実用性を有する。
【0009】
好適には、眼軸長測定光路は、
測定光を生じさせるのに用いる光源モジュールと、
測定光の伝送パス上に設置され、測定光を受けて、測定光を反射光と透過光に分光するのに用いる分光器と、
反射光の伝送パス上に設置され、反射光を反射し、眼底情報収集光を形成し逆反射して分光器経由で透過させるのに用いる第1プリズムと、
透過光の伝送パス上に設置され、透過光を反射し、角膜情報収集光を形成し逆反射して分光器経由で反射させるのに用いる可動プリズムモジュールと、
分光器を経由した眼底情報収集光の透過光の伝送パス上に設置され、分光器を経由した眼底情報収集光の透過光及び分光器を経由した角膜情報収集光の反射光を反射し、眼軸情報収集光を形成して出射するのに用いる第1分光鏡と、
眼軸情報収集光の伝送パス上に設置され、眼軸情報収集光を測定対象者の目に導入し、且つ測定対象者の目の眼底、角膜経由で反射して眼軸情報反射光を形成し第1分光鏡まで逆反射させるのに用いる光路定義モジュールと、
第1分光鏡を経由した眼軸情報反射光の透過光の伝送パス上に設置され、第1分光鏡を経由した眼軸情報反射光の透過光干渉情報を受信するのに用いる測定信号受信モジュールと、を含む。
【0010】
このように設置することで、角膜情報収集光と眼底情報収集光の形成後、角膜情報収集光を分光器、第1分光鏡、光路定義モジュールに沿って伝送して測定対象者の目に進入させることができ、加えて、可動プリズムモジュールが設置され、可動プリズムモジュールの前後移動調整により、前眼部情報、特に角膜位置情報の有効な収集を担保することができる。また同時に、眼底信号を分光器、第1分光鏡、光路定義モジュールに沿って伝送して測定対象者の目の眼底に進入するように設置することができ、これに伴う前眼部信号と眼底情報収集光の干渉信号は測定信号受信モジュールに受信され、光の干渉パターンを利用することで、測定対象者の目の眼軸長をスムーズに算出することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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