TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025013943
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-28
出願番号
2024186997,2020560739
出願日
2024-10-23,2019-06-19
発明の名称
がんに対する免疫療法で使用するためのA*03拘束性ペプチドおよび関連方法
出願人
イマティクス バイオテクノロジーズ ゲーエムベーハー
代理人
個人
,
個人
主分類
C07K
14/705 20060101AFI20250121BHJP(有機化学)
要約
【課題】免疫療法において使用される、ペプチド、タンパク質、核酸、および細胞を提供する。
【解決手段】MHCクラスI分子に結合する能力を有し、前記MHCに結合した際に、CD8T細胞によって認識可能になる、特定のアミノ酸配列からなるペプチドまたはその薬学的に許容可能な塩である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
配列番号272に示されるアミノ酸配列からなるペプチドまたはその薬学的に許容可能な塩。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
MHCクラスI分子に結合する能力を有し、前記MHCに結合した際に、CD8T細胞によって認識されることができるようになる、請求項1に記載のペプチド、またはその薬学的許容可能な塩。
【請求項3】
HLA-DR抗原関連不変鎖(Ii)の80個のN末端アミノ酸に融合された、請求項1または2に記載のペプチドを含んでなる、融合タンパク質。
【請求項4】
可溶性抗体、膜結合抗体、または抗原結合性抗体断片であって、
請求項1または2に記載のペプチドもしくはその薬学的に許容可能な塩を特異的に認識する、またはMHC分子に結合した際に、請求項1または2に記載のペプチドもしくはその薬学的に許容可能な塩を特異的に認識する、
可溶性抗体、膜結合抗体、または前記断片、または
可溶性抗体、膜結合抗体、または抗原結合性抗体断片であって、
請求項1または2に記載のペプチドもしくはその薬学的に許容可能な塩を特異的に認識する、またはMHC分子に結合した際に、請求項1または2に記載のペプチドもしくはその薬学的に許容可能な塩を特異的に認識し、
前記抗体がモノクローナル抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体、二重特異性抗体、および/またはキメラ抗体から選択される少なくとも1つである、
可溶性抗体、膜結合抗体、または前記断片。
【請求項5】
HLAリガンドと反応するT細胞受容体またはその結合する断片であって、
前記リガンドが、MHC分子と複合体を形成する請求項1または2に記載のペプチドもしくはその薬学的に許容可能な塩である、
T細胞受容体または前記断片、または
HLAリガンドと反応するT細胞受容体またはその結合する断片であって、
前記リガンドが、MHC分子と複合体を形成する請求項1または2に記載のペプチドもしくはその薬学的に許容可能な塩であり、
前記T細胞受容体が可溶性T細胞受容体である、
T細胞受容体または前記断片。
【請求項6】
前記T細胞受容体が可溶性分子として提供され、前記抗体もしくは前記T細胞受容体がさらにエフェクター機能を保有する、または
前記T細胞受容体が可溶性分子として提供され、前記抗体もしくは前記T細胞受容体がさらに免疫刺激ドメインもしくは毒素のエフェクター機能を保有する、
請求項4に記載の抗体または請求項5に記載のT細胞受容体。
【請求項7】
請求項1または2に記載のペプチドもしくはその薬学的に許容可能な塩、またはMHC分子に結合している請求項1または2に記載のペプチドもしくはその薬学的に許容可能な塩を特異的に認識する、アプタマー。
【請求項8】
請求項1または2に記載のペプチド、請求項4に記載の抗体もしくはその抗原結合性断片、請求項5に記載のT細胞受容体もしくはその結合する断片をコードする核酸、または
請求項1または2に記載のペプチド、請求項4に記載の抗体もしくはその抗原結合性断片、請求項5に記載のT細胞受容体もしくはその結合する断片をコードする核酸であって、前記核酸が異種プロモーター配列に連結している、核酸。
【請求項9】
請求項8に記載の核酸を含んでなる、発現ベクター。
【請求項10】
請求項1または2に記載のペプチド、請求項4に記載の抗体もしくはその抗原結合性断片、請求項5に記載のT細胞受容体もしくはその結合する断片、請求項8に記載の核酸、または請求項9に記載の発現ベクターを含んでなる、組換え宿主細胞、または
請求項1または2に記載のペプチド、請求項4に記載の抗体もしくはその抗原結合性断片、請求項5に記載のT細胞受容体もしくはその結合する断片、請求項8に記載の核酸、または請求項9に記載の発現ベクターを含んでなる組換え宿主細胞であって、前記宿主細胞が抗原提示細胞、T細胞またはNK細胞から選択される、組換え宿主細胞。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、免疫療法において使用される、ペプチド、タンパク質、核酸、および細胞に関する。特に、本発明は、がんの免疫療法に関する。本発明は、単独のまたはその他の腫瘍関連ペプチドと組み合わされた、腫瘍関連T細胞ペプチドエピトープにさらに関し、それは、例えば、抗腫瘍免疫応答を刺激し、または生体外でT細胞を刺激して患者に移入する、ワクチン組成物の活性医薬品成分の役割を果たし得る。主要組織適合性複合体(MHC)の分子に結合しているペプチド、またはペプチドそれ自体もまた、抗体、可溶性T細胞受容体、およびその他の結合分子の標的になり得る。
続きを表示(約 1,800 文字)
【0002】
本発明は、ヒト腫瘍細胞のHLAクラスI分子に由来する、いくつかの新規ペプチド配列およびそれらの変異型に関し、それらは抗腫瘍免疫応答を引き起こすためのワクチン組成物中で、または薬理的/免疫学的活性化合物および細胞の開発のための標的として、使用され得る。
【背景技術】
【0003】
世界保健機関(WHO)によると、がんは、2012年における世界の4つの主要な非伝染性致死性疾患の1つであった。同じ年、結腸直腸がん、乳がん、および気道がんは、高所得国における10大死亡原因の1つに挙げられた
【0004】
疫学
2012年には、1410万件の新規がん症例、3260万人のがん患者(診断の5年以内)、および820万件のがん死亡が世界的に推定された(Bray et al.,2013;Ferlay et al.,2013)。
【0005】
脳腫瘍、白血病、および肺がんのグループのうち、本発明は、神経膠芽腫(GBM)、慢性リンパ球性白血病(CLL)および急性骨髄性白血病(AML)、非小細胞細胞および小細胞肺がん(NSCLCおよびSCLC)にそれぞれ特に重点を置く。
【0006】
GBMは、最も一般的な中枢神経系悪性病変であり、米国内の10万人当たり3.19人の年齢調整罹患率を有する。GBMは、予後が非常に不良であり、1年生存率は35%で、5年生存率は5%を下回る。男性、高齢、および民族性が、GBMのリスク因子であると思われる(Thakkar et al.,2014)。
【0007】
CLLは、西欧諸国で最も頻度の高い白血病であり、全ての白血病の約3分の1を構成する。発症率は米国および欧州で同様であり、新規症例の推定数は年間約16,000件である。CLLは、アフリカ系よりも白人でより一般的であり、ヒスパニックおよび北米先住民ではより希で、アジア系ではほとんど見られない。アジア系の人々の中では、CLL発生率は白人の3分の1である(Gunawardana et al.,2008)。CLLを有する患者の5年全生存率は、約79%である。
【0008】
AMLは成人と小児の双方で診断される白血病の2番目に頻度の高いタイプである。米国における推定新規症例は、年間約21,000人である。AML患者の5年生存率は、およそ25%である。
【0009】
肺がんは世界で最も一般的なタイプのがんであり、多くの国々でがんによる主な死亡原因である。肺がんは、小細胞肺がんと非小細胞肺がんに細分される。NSCLCは、腺がん、扁平上皮がん、および大細胞がんの組織型を含み、米国における全ての肺がんの85%を占める。NSCLCの発症率は、現在および過去の喫煙者を含めた喫煙率と綿密に相関し、5年生存率は15%と報告された(Molina et al.,2008;World Cancer Report,2014)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
がん治療に関連する重篤な副作用および費用を考慮すると、がん治療全般、特に、急性骨髄性白血病、乳がん、胆管細胞がん、慢性リンパ球性白血病、結腸直腸がん、胆嚢がん、神経膠芽腫、胃がん、肝細胞がん、頭頸部扁上皮がん、黒色腫、非ホジキンリンパ腫、肺がん(非小細胞肺がん腺がん、扁平上皮細胞非小細胞肺がん、および小細胞肺がんを含めた)、卵巣がん、食道がん、膵臓がん、前立腺がん、腎細胞がん、膀胱がん、子宮および子宮内膜がんで使用され得る要素を同定する必要性がある。より良いがんの診断、予後の評価、治療成功の予測をもたらす、がん全般、特に、急性骨髄性白血病、乳がん、胆管細胞がん、慢性リンパ球性白血病、結腸直腸がん、胆嚢がん、神経膠芽腫、胃がん、肝細胞がん、頭頸部扁上皮がん、黒色腫、非ホジキンリンパ腫、肺がん(非小細胞肺がん腺がん、扁平上皮細胞非小細胞肺がん、および小細胞肺がんを含めた)、卵巣がん、食道がん、膵臓がん、前立腺がん、腎細胞がん、膀胱がん、子宮および子宮内膜がんのバイオマーカーに相当する因子を同定する必要もまたある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
高砂香料工業株式会社
香料組成物
4日前
小野薬品工業株式会社
GCL阻害剤
1か月前
トヨタ自動車株式会社
メタン製造装置
24日前
築野グループ株式会社
脂肪酸エステル
3か月前
築野グループ株式会社
脂肪酸エステル
3か月前
日産化学株式会社
ピリジン化合物の製造方法
21日前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
2か月前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
3か月前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
20日前
JNC株式会社
ジアミンおよびこれを用いた重合体
21日前
田岡化学工業株式会社
多環芳香族化合物の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
1,2-ジクロロエタンの製造方法
3日前
学校法人近畿大学
アミロイド線維検出プローブ
2か月前
株式会社クラレ
メタクリル酸メチルの製造方法
5日前
株式会社トクヤマ
ベンジルヒドラジン誘導体の製造方法
1か月前
日本曹達株式会社
エチルメチルスルホンの製造方法
5日前
個人
希土類有機錯体及びその製造方法並び応用
1か月前
三井金属鉱業株式会社
金属化合物含有物
21日前
住友化学株式会社
芳香族複素環化合物の製造方法
24日前
日本特殊陶業株式会社
反応装置
3か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機金属錯体、発光デバイス
2か月前
大正製薬株式会社
MMP9阻害作用を有するインドール化合物
4日前
東ソー株式会社
アデノ随伴ウイルス結合性タンパク質の精製方法
2か月前
東亞合成株式会社
ペプチドフラグメント及びその利用
2か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、および発光デバイス
1か月前
グリーンケミカルズ株式会社
4-ヒドロキシ安息香酸組成物
1か月前
公立大学法人大阪
尿素化合物の製造方法
1か月前
株式会社フラスク
含ホウ素化合物および有機EL素子
17日前
日本化薬株式会社
イソシアヌレート環を有する多官能アミン化合物
10日前
ユニマテック株式会社
フェノチアジン誘導体化合物の精製方法
4日前
株式会社Kyulux
有機発光素子
1か月前
サンアプロ株式会社
金属錯塩色素
2か月前
ノーベルファーマ株式会社
ヒスチジン亜鉛2水和物の製造方法
2か月前
国立大学法人富山大学
抗がん作用を有する化合物
2か月前
興和株式会社
新規ニコチンアミド化合物
2か月前
学校法人甲南学園
鉛イオン結合用アフィニティ固相
18日前
続きを見る
他の特許を見る