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公開番号2025013716
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024198906,2023186458
出願日2024-11-14,2021-06-15
発明の名称発光装置、及び、発光装置の製造方法
出願人日亜化学工業株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類H01S 5/022 20210101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 接着状態の安定した発光装置を実現する。
【解決手段】 第1面と、第1面よりも上方にあり上面視で第1面を囲う第2面と、を有
する基体と、第1面に配置されている1または複数の発光素子と、基体に接合され、上面
視で一部が第1面と重なる位置に配置される光学部材と、第2面と光学部材の間に介在し
て、第2面の第1領域及び第2領域にそれぞれ設けられ、光学部材を前記基体に固定する
、第1接着剤が硬化した第1接着部と、第1領域に設けられる第1接着部を挟み、かつ、
第1接着部に接触せずに第2面上に2箇所設けられ、さらに、第2領域に設けられる第1
接着部を挟み、かつ、第1接着部に接触せずに第2面上に2箇所設けられる、第1接着剤
と異なる第2接着剤が硬化した第2接着部と、を備える発光装置。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1面と、前記第1面よりも上方にあり上面視で前記第1面を囲う第2面と、を有する
基体と、
前記第1面に配置されている1または複数の発光素子と、
前記基体に接合され、上面視で一部が前記第1面と重なる位置に配置される光学部材と

前記第2面と前記光学部材の間に介在して、前記第2面の第1領域及び第2領域にそれ
ぞれ設けられ、前記光学部材を前記基体に固定する、第1接着剤が硬化した第1接着部と

前記第1領域に設けられる前記第1接着部を挟み、かつ、前記第1接着部に接触せずに
前記第2面上に2箇所設けられ、さらに、前記第2領域に設けられる前記第1接着部を挟
み、かつ、前記第1接着部に接触せずに前記第2面上に2箇所設けられる、前記第1接着
剤と異なる第2接着剤が硬化した第2接着部と、
を備え、
上面視で、前記第1領域及び第2領域にそれぞれ設けられた前記第1接着部上の点を結
ぶ仮想的な第1線分は前記第1面を通り、
上面視で、前記第1領域に設けられた前記第1接着部を挟む2つの前記第2接着部上の
点を結ぶ仮想的な第2線分は前記第1面を通らず、
上面視で、前記第2領域に設けられた前記第1接着部を挟む2つの前記第2接着部上の
点を結ぶ仮想的な第3線分は前記第1面を通らず、
上面視で、前記第1領域に設けられた前記第1接着部の前記第2線分に平行な方向の幅
は、前記第1領域に設けられた前記第1接着部を挟む2つの前記第2接着部の前記第2線
分に平行な方向の幅のいずれよりも大きく、
上面視で、前記第2領域に設けられた前記第1接着部の前記第3線分に平行な方向の幅
は、前記第2領域に設けられた前記第1接着部を挟む2つの前記第2接着部の前記第3線
分に平行な方向の幅のいずれよりも大きい、発光装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発光装置、及び、発光装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、発光素子を気密封止された空間に配する基体と、光学部材と、を位置
調整した上で、紫外線硬化樹脂の接着剤により接合することが開示されている。特許文献
1によれば、位置調整をして固定できるため、精度良く実装することができる。
【0003】
また、半導体レーザ素子などの発光素子を有する発光装置は、プロジェクタや車のヘッ
ドライトなど、種々の製品に組み込まれて使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-201684
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
接着状態の安定した発光装置を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に開示される発光装置は、第1面と、前記第1面よりも上方にあり上面視で前
記第1面を囲う第2面と、を有する基体と、前記第1面に配置されている1または複数の
発光素子と、前記基体に接合され、上面視で一部が前記第1面と重なる位置に配置される
光学部材と、前記第2面と前記光学部材の間に介在して、前記第2面の第1領域及び第2
領域にそれぞれ設けられ、前記光学部材を前記基体に固定する、第1接着剤が硬化した第
1接着部と、前記第1領域に設けられる前記第1接着部を挟み、かつ、前記第1接着部に
接触せずに前記第2面上に2箇所設けられ、さらに、前記第2領域に設けられる前記第1
接着部を挟み、かつ、前記第1接着部に接触せずに前記第2面上に2箇所設けられる、前
記第1接着剤と異なる第2接着剤が硬化した第2接着部と、を備え、上面視で、前記第1
領域及び第2領域にそれぞれ設けられた前記第1接着部上の点を結ぶ仮想的な第1線分は
前記第1面を通り、上面視で、前記第1領域に設けられた前記第1接着部を挟む2つの前
記第2接着部上の点を結ぶ仮想的な第2線分は前記第1面を通らず、上面視で、前記第2
領域に設けられた前記第1接着部を挟む2つの前記第2接着部上の点を結ぶ仮想的な第3
線分は前記第1面を通らず、上面視で、前記第1領域に設けられた前記第1接着部の前記
第2線分に平行な方向の幅は、前記第1領域に設けられた前記第1接着部を挟む2つの前
記第2接着部の前記第2線分に平行な方向の幅のいずれよりも大きく、上面視で、前記第
2領域に設けられた前記第1接着部の前記第3線分に平行な方向の幅は、前記第2領域に
設けられた前記第1接着部を挟む2つの前記第2接着部の前記第3線分に平行な方向の幅
のいずれよりも大きい。
【0007】
実施形態に開示される製造方法は、第1面と、前記第1面よりも上方にあり上面視で前
記第1面を囲う第2面と、を有する基体の前記第1面に1または複数の発光素子を配置す
る工程と、前記第2面上の第1領域及び第2領域にそれぞれ第1接着剤を設け、前記第1
領域に設けられる前記第1接着剤と接触せず、かつ、前記第1領域に設けられる前記第1
接着剤を挟むように少なくとも2箇所に前記第1接着剤と異なる第2接着剤を設け、前記
第2領域に設けられる前記第1接着剤と接触せず、かつ、前記第2領域に設けられる前記
第1接着剤を挟むように少なくとも2箇所に前記第2接着剤を設ける工程と、光学部材を
前記第1接着剤及び第2接着剤に接触させた状態で前記第1接着剤を硬化させて、前記第
1接着剤が硬化した第1接着部を形成する工程と、前記第1接着部が形成された状態で、
前記第2接着剤を硬化させて、前記第2接着剤が硬化した第2接着部を形成する工程と、
を有する。この製造方法により製造される発光装置は、前記第1接着部及び第2接着部が
、上面視で、前記第1領域及び第2領域にそれぞれ設けられた前記第1接着部上の点を結
ぶ仮想的な第1線分が前記第1面を通り、上面視で、前記第1領域に設けられた前記第1
接着部を挟む2つの前記第2接着部上の点を結ぶ仮想的な第2線分が前記第1面を通らず
、上面視で、前記第2領域に設けられた前記第1接着部を挟む2つの前記第2接着部上の
点を結ぶ仮想的な第3線分が前記第1面を通らず、上面視で、前記第1領域に設けられた
前記第1接着部の前記第2線分に平行な方向の幅が、前記第1領域に設けられた前記第1
接着部を挟む2つの前記第2接着部の前記第2線分に平行な方向の幅のいずれよりも大き
く、上面視で、前記第2領域に設けられた前記第1接着部の前記第3線分に平行な方向の
幅が、前記第2領域に設けられた前記第1接着部を挟む2つの前記第2接着部の前記第3
線分に平行な方向の幅のいずれよりも大きいこと、を満たす。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、接着状態の安定した発光装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る発光装置の斜視図である。
図2は、実施形態に係る発光装置の上面図である。
図3は、図2のIII-III線における発光装置の断面図である。
図4は、図2のIV-IV線における発光装置の断面図である。
図5Aは、実施形態に係る発光装置の製造方法を説明するための模式図である。
図5Bは、実施形態に係る発光装置の製造方法を説明するための別の模式図である。
図5Cは、実施形態に係る発光装置の製造方法を説明するための別の模式図である。
図5Dは、実施形態に係る発光装置の製造方法を説明するための別の模式図である。
図6は、接着剤の光に対する耐性を測定した実験結果を示すグラフである。
図7は、接着剤の光に対する耐性の測定結果を示すグラフである。
図8は、接着剤の光に対する耐性の測定結果を示すグラフである。
図9は、接着剤の光に対する耐性の測定結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書または特許請求の範囲において、三角形や四角形などの多角形に関しては、多
角形の隅に角丸め、面取り、角取り、丸取り等の加工が施された形状も含めて、多角形と
呼ぶものとする。また、隅(辺の端)に限らず、辺の中間部分に加工が施された形状も同
様に、多角形と呼ぶものとする。つまり、多角形をベースに残しつつ、部分的な加工が施
された形状は、本明細書及び特許請求の範囲で記載される“多角形”の解釈に含まれるも
のとする。
(【0011】以降は省略されています)

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