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公開番号2025010610
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-22
出願番号2024186874,2020162230
出願日2024-10-23,2020-09-28
発明の名称異方性磁性粉末の製造方法
出願人日亜化学工業株式会社
代理人
主分類B22F 9/22 20060101AFI20250115BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】磁気特性に優れた異方性磁性粉末を製造する方法を提供する。
【解決手段】平均粒子径0.1μm以上0.4μm以下の酸化鉄粒子と、平均粒子径が0.5μm以上0.8μm以下のR(RはSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Luからなる群から選択される少なくとも1種)の酸化物粒子とを混合し、混合物を得る工程、前記混合物を還元性ガス雰囲気下、熱処理することにより部分酸化物を得る工程、前記部分酸化物を還元することにより、合金粒子を得る工程、および、前記合金粒子を窒化することにより、異方性磁性粉末を得る工程を含む異方性磁性粉末の製造方法に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
平均粒子径0.1μm以上0.4μm以下の酸化鉄粒子と、平均粒子径が0.5μm以上0.8μm以下のR(RはSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Luからなる群から選択される少なくとも1種)の酸化物粒子とを混合し混合物を得る工程、
前記混合物を還元性ガス雰囲気下、熱処理することにより部分酸化物を得る工程、
前記部分酸化物を還元することにより、合金粒子を得る工程、および、
前記合金粒子を窒化することにより、異方性磁性粉末を得る工程
を含む異方性磁性粉末の製造方法。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記混合物の混合分布の変動係数が23%以下である請求項1に記載の異方性磁性粉末の製造方法。
【請求項3】
酸化鉄粒子がFe



粒子である、
請求項1または2に記載の異方性磁性粉末の製造方法。
【請求項4】
酸化鉄粒子中のアルカリ金属濃度が200ppm以下である、
請求項1~3のいずれかに記載の異方性磁性粉末の製造方法。
【請求項5】
RがSmである請求項1~4のいずれか1項に記載の異方性磁性粉末の製造方法。
【請求項6】
前記混合物を得る工程において、さらに、水酸化カルシウム混合する、
請求項1~5のいずれか1項に記載の異方性磁性粉末の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異方性磁性粉末の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には希土類元素と鉄の酸性水溶液をアルカリ溶液に対して滴下して得た共沈物を酸化し、その後、還元及び窒化を行うことによる異方性磁性粉末の製造方法が開示されている。
【0003】
特許文献2には酸化鉄粒子と希土類元素の酸化物粒子との混合物を水素熱処理により還元し、さらに還元して合金を得た後、窒化することにより異方性磁性粉末を製造する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-080653号公報
特開2010-270379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、磁気特性に優れた異方性磁性粉末を製造する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の異方性磁性粉末の製造方法は、
平均粒子径0.1μm以上0.4μm以下の酸化鉄粒子と、平均粒子径が0.5μm以上0.8μm以下のR(RはSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Luからなる群から選択される少なくとも1種)の酸化物粒子とを、混合し混合物を得る工程、
前記混合物を還元性ガス雰囲気下、熱処理することにより部分酸化物を得る工程、
前記部分酸化物を還元することにより、合金粒子を得る工程、および、
前記合金粒子を窒化することにより、異方性磁性粉末を得る工程を含む。
【発明の効果】
【0007】
磁気特性に優れた異方性磁性粉末の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1で得られた異方性磁性粉末の電子顕微鏡撮影像である。
比較例1で得られた異方性磁性粉末の電子顕微鏡撮影像である。
比較例2で得られた異方性磁性粉末の電子顕微鏡撮影像である。
比較例3で得られた異方性磁性粉末の電子顕微鏡撮影像である。
比較例4で得られた異方性磁性粉末の電子顕微鏡撮影像である。
比較例5で得られた異方性磁性粉末の電子顕微鏡撮影像である。
比較例6で得られた異方性磁性粉末の電子顕微鏡撮影像である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について詳述する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための一例であり、本発明を以下のものに限定するものではない。なお、本明細書において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。また「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。さらに組成物中の各成分の含有量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。
【0010】
本実施形態における異方性磁性粉末の製造方法は、
平均粒子径0.1μm以上0.4μm以下の酸化鉄粒子と、平均粒子径が0.5μm以上0.8μm以下のR(RはSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Luからなる群から選択される少なくとも1種)の酸化物粒子とを、混合し混合物を得る工程(混合工程)、
前記混合物を還元性ガス雰囲気下、熱処理することにより部分酸化物を得る工程(前処理工程)、
前記部分酸化物を還元することにより、合金粒子を得る工程(還元工程)、および、
前記合金粒子を窒化することにより、異方性磁性粉末を得る工程(窒化工程)
を含むことを特徴とする。本実施形態によると上述の平均粒子径を持つ酸化鉄粒子と上述の平均粒子径をもつR(RはSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Luからなる群から選択される少なくとも1種)の酸化物粒子とを混合することにより、混合物中の酸化鉄粒子とRの酸化物粒子の分布ムラを低減することができるので、磁気特性が改善すると考えられる。
(【0011】以降は省略されています)

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