TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024123316
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023030619
出願日2023-03-01
発明の名称成形機
出願人芝浦機械株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B22D 17/22 20060101AFI20240905BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】環境負荷が低減できる成形機を提供する。
【解決手段】実施形態の成形機は、ベースと、固定ダイプレートと、ベースの上を移動するリンクハウジングと、リンクハウジングと固定ダイプレートとの間のベースの上を移動する可動ダイプレートと、型締めを行うトグル機構と、トグル機構を駆動する第1のアクチュエータと、リンクハウジングを駆動する第2のアクチュエータと、タイバーと、タイバーをリンクハウジングに対して固定する分割ナットと、射出装置と、製品を製造する際に、分割ナットを閉じた状態で、第1のアクチュエータでトグル機構を駆動し、可動ダイプレートを型閉方向に移動し、固定型と可動型の型締めを行い、射出装置で溶湯を充填し、分割ナットを閉じた状態で、第1のアクチュエータでトグル機構を駆動し、可動ダイプレートを型開方向に移動させ、分割ナットを閉じた状態で、製品を取り出すように制御する制御装置と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ベースと、
前記ベースの上に固定され、第1の固定型を保持可能な固定ダイプレートと、
前記ベースの上に型開閉方向に移動可能に設けられたリンクハウジングと、
前記リンクハウジングと前記固定ダイプレートとの間に設けられ、前記ベースの上に前記型開閉方向に移動可能に設けられ、第1の可動型を前記第1の固定型に対向して保持可能な可動ダイプレートと、
前記リンクハウジングと前記可動ダイプレートとの間に設けられ、前記リンクハウジングと前記可動ダイプレートとに接続され、前記第1の固定型と前記第1の可動型の型締めを行うトグル機構と、
前記トグル機構を駆動する第1のアクチュエータと、
前記リンクハウジングを駆動する第2のアクチュエータと、
前記固定ダイプレートに固定可能で、前記型開閉方向に延びるタイバーと、
前記タイバーを前記リンクハウジングに対して所望の位置に固定する分割ナットと、
溶湯を前記第1の固定型と前記第1の可動型との間に形成される空洞の中に充填する射出装置と、
製品を製造する際に、
前記分割ナットを閉じた状態で、前記第1のアクチュエータを用いて前記トグル機構を駆動し、前記可動ダイプレートを型閉方向に移動し、
前記第1のアクチュエータを用いて前記トグル機構を駆動し、前記第1の固定型と前記第1の可動型の型締めを行い、
前記射出装置を用いて、前記空洞の中に溶湯を充填し、
前記分割ナットを閉じた状態で、前記第1のアクチュエータを用いて前記トグル機構を駆動し、前記可動ダイプレートを型開方向に移動させ、
前記分割ナットを閉じた状態で、前記製品を取り出すように制御する制御装置と、
を備えることを特徴とする成形機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記第1の固定型及び前記第1の可動型を、第2の固定型及び第2の可動型に交換する際に、
前記第1の固定型及び前記第1の可動型を、前記固定ダイプレート又は前記可動ダイプレートから取り外した後に、前記分割ナットを開いた状態で、前記第2のアクチュエータを用いて前記リンクハウジングを動かし、前記第2の固定型の型厚及び前記第2の可動型の型厚に適合するように、前記リンクハウジングの前記タイバーに対する位置を調整し、
前記分割ナットを閉じた後に、前記第2の固定型及び前記第2の可動型を、前記固定ダイプレート又は前記可動ダイプレートに取り付けるように制御することを特徴とする請求項1記載の成形機。
【請求項3】
前記リンクハウジングと前記固定ダイプレートとの間の距離を微調整する微調整機構を、更に備え、
前記制御装置は、前記リンクハウジングの前記タイバーに対する位置を調整した後に、前記微調整機構を用いて、前記リンクハウジングと前記固定ダイプレートとの間の距離を微調整するように制御することを特徴とする請求項2記載の成形機。
【請求項4】
前記リンクハウジングと前記固定ダイプレートとの間の距離を微調整する微調整機構を、更に備え、
前記制御装置は、前記製品を取り出した後、次の製品を製造する前に、前記微調整機構を用いて、前記リンクハウジングと前記固定ダイプレートとの間の距離を微調整するよう制御することを特徴とする請求項1記載の成形機。
【請求項5】
前記微調整機構は、前記分割ナットと前記リンクハウジングとの間に設けられることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の成形機。
【請求項6】
前記微調整機構による前記距離の調整範囲は、0.1mm以上30mm以下である請求項3又は請求項4記載の成形機。
【請求項7】
前記制御装置は、前記第1の固定型又は前記第1の可動型のメンテナンスを行う際に、
前記分割ナットを開き、
前記分割ナットを開いた状態で、前記第2のアクチュエータを用いて前記リンクハウジングを前記型開方向に移動させるように制御することを特徴とする請求項1記載の成形機。
【請求項8】
前記第2のアクチュエータは、電動アクチュエータであることを特徴とする請求項1記載の成形機。
【請求項9】
前記第2のアクチュエータは、液圧アクチュエータであることを特徴とする請求項1記載の成形機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、成形機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
成形機の一例であるダイカストマシンでは、例えば、型締装置を用いて型締めされた金型内の空洞に、射出装置を用いて溶湯を充填することで、製品を製造する。
【0003】
脱炭素社会の実現に向けて、ダイカストマシンには環境負荷の低減が期待される。例えば、環境負荷の低減のために、製品製造サイクルタイムの短縮、金型交換時間の短縮、又は、部品の長寿命化が望まれる。
【0004】
特許文献1に記載の射出成形機は、固定金型を取り付けた固定盤、可動金型を取り付けた可動盤、及び可動盤との間に型締昇圧用ミニトグル機構を設けたエンド盤を備える。そして、タイロッドの一端をナットで固定盤に連結し、他端をロック用割ナットでエンド盤に係合する。また、固定盤とエンド盤を複数の型開閉用ボールねじで連結する。さらに、エンド盤及び可動盤をスライド上に摺動可能に搭載する。型閉・型開工程では、ロック用割ナットを開いた状態で、型開閉用ボールねじを駆動してエンド盤と可動盤を一体で前進・後退させる。型締昇圧工程ではロック用割ナットを閉じた状態でミニトグル機構を駆動して所定の型締力を発生させる。
【0005】
特許文献1に記載の射出成形機では、製品製造サイクル毎にロック用割ナットの開閉と、型開閉用ボールねじの駆動によるエンド盤と可動盤の一体移動を行う必要がある。したがって、製品製造サイクルタイムの短縮が困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-300998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、環境負荷が低減できる成形機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様の成形機は、ベースと、前記ベースの上に固定され、第1の固定型を保持可能な固定ダイプレートと、前記ベースの上に型開閉方向に移動可能に設けられたリンクハウジングと、前記リンクハウジングと前記固定ダイプレートとの間に設けられ、前記ベースの上に型開閉方向に移動可能に設けられ、第1の可動型を前記第1の固定型に対向して保持可能な可動ダイプレートと、前記リンクハウジングと前記可動ダイプレートとの間に設けられ、前記リンクハウジングと前記可動ダイプレートとに接続され、前記第1の固定型と前記第1の可動型の型締めを行うトグル機構と、前記トグル機構を駆動する第1のアクチュエータと、前記リンクハウジングを駆動する第2のアクチュエータと、前記固定ダイプレートに固定可能で、前記型開閉方向に延びるタイバーと、前記タイバーを前記リンクハウジングに対して所望の位置に固定する分割ナットと、溶湯を前記第1の固定型と前記第1の可動型との間に形成される空洞の中に充填する射出装置と、製品を製造する際に、前記分割ナットを閉じた状態で、前記第1のアクチュエータを用いて前記トグル機構を駆動し、前記可動ダイプレートを型閉方向に移動し、前記第1のアクチュエータを用いて前記トグル機構を駆動し、前記第1の固定型と前記第1の可動型の型締めを行い、前記射出装置を用いて、前記空洞の中に溶湯を充填し、前記分割ナットを閉じた状態で、前記第1のアクチュエータを用いて前記トグル機構を駆動し、前記可動ダイプレートを型開方向に移動させ、前記分割ナットを閉じた状態で、前記製品を取り出すように制御する制御装置と、
を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、環境負荷が低減できる成形機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態の成形機の全体構成を示す模式図。
実施形態の成形機の成形動作の一例のフロー図。
実施形態の成形機の成形動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の成形動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の成形動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の成形動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の成形動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の成形動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型交換動作の一例のフロー図。
実施形態の成形機の金型交換動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型交換動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型交換動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型交換動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型交換動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型交換動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型交換動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型交換動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型メンテナンス動作の一例のフロー図。
実施形態の成形機の金型メンテナンス動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型メンテナンス動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型メンテナンス動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型メンテナンス動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型メンテナンス動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型メンテナンス動作の一例の説明図。
実施形態の成形機の金型メンテナンス動作の一例の説明図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

芝浦機械株式会社
成形機
4日前
芝浦機械株式会社
成形機
4日前
芝浦機械株式会社
パターン成形装置及びパターン成形方法
2か月前
UBEマシナリー株式会社
成形機
2か月前
三菱電機株式会社
三次元造形装置
1か月前
株式会社 寿原テクノス
金型装置
29日前
株式会社エスアールシー
インゴット
1か月前
個人
透かし模様付き金属板の製造方法
25日前
芝浦機械株式会社
成形機
4日前
芝浦機械株式会社
成形機
4日前
株式会社クボタ
弁箱用の消失模型
2か月前
トヨタ自動車株式会社
金型温度調整装置
1か月前
東洋機械金属株式会社
ダイカストマシン
29日前
東洋機械金属株式会社
ダイカストマシン
1か月前
株式会社浅沼技研
半溶融金属の成形方法
1か月前
新東工業株式会社
粉末除去装置
1か月前
デザインパーツ株式会社
冷却装置及び冷却方法
1日前
キヤノン株式会社
樹脂微粒子の製造方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
異種金属部材の接合方法
2か月前
芝浦機械株式会社
サージ圧吸収装置及び成形機
2か月前
新東工業株式会社
測定装置
2か月前
ポーライト株式会社
焼結部品の製造方法
18日前
山陽特殊製鋼株式会社
取鍋
29日前
東京窯業株式会社
上ノズル上プレート一体物
1か月前
黒崎播磨株式会社
浸漬ノズル
1か月前
株式会社荏原製作所
造形ノズル
1か月前
株式会社宮本工業所
ガス吹き込み管
1か月前
フタバ産業株式会社
成形品の製造方法
5日前
セイコーエプソン株式会社
三次元造形装置
2か月前
株式会社トウネツ
溶湯保持炉
25日前
山陽特殊製鋼株式会社
連続鋳造設備
12日前
JFEミネラル株式会社
金属粉末及び金属粉末の製造方法
2か月前
山陽特殊製鋼株式会社
FeCo系合金製の積層造形物
11日前
フタバ産業株式会社
金属成型物の製造方法
2か月前
株式会社五十鈴製作所
中子除去装置
2か月前
黒崎播磨株式会社
下部ノズル着脱装置
2か月前
続きを見る