TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024115212
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-26
出願番号
2023020786
出願日
2023-02-14
発明の名称
粉体材料およびその利用
出願人
ノリタケ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B22F
1/18 20220101AFI20240819BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】金属とセラミックスの複合材料であって、その焼結体において、金属の特徴(例えば導電性)が発現し易く、かつ、セラミックス基材との接合性が高い粉体材料を提供する。
【解決手段】ここで開示される粉体材料は、セラミックス粒子と第1の金属とを含み、上記第1の金属の少なくとも一部は、上記セラミックス粒子の表面の一部に付着しており、上記セラミックス粒子の表面露出率が2%以上98%以下である。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
セラミックス粒子と第1の金属とを含む粉体材料であって、
前記第1の金属の少なくとも一部は、前記セラミックス粒子の表面の一部に付着しており、
前記セラミックス粒子の表面露出率が2%以上98%以下である、
粉体材料。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記セラミックス粒子と前記第1の金属との合計の体積を100体積%としたとき、前記第1の金属の割合が20体積%以上80体積%以下である、請求項1に記載の粉体材料。
【請求項3】
動的光散乱法に基づくZ平均粒子径が2μm以下である、請求項1に記載の粉体材料。
【請求項4】
前記第1の金属として、白金族元素を含む、請求項1に記載の粉体材料。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の粉体材料を含む、組成物。
【請求項6】
表面の一部に金属が付着したセラミックス粒子を含む粉体材料の製造方法であって、
所定の金属を含む金属粒子を表面の一部に担持したセラミックス粒子と、第1の金属が溶解した溶液とを準備すること、および、
前記セラミックス粒子と、前記溶液とを混合し、前記セラミックス粒子の表面露出率が2%以上98%以下となるように前記第1の金属の少なくとも一部を前記セラミックス粒子の表面に析出させること
を包含する、製造方法。
【請求項7】
前記所定の金属と前記第1の金属とが同族元素である、請求項6に記載の製造方法。
【請求項8】
請求項5に記載の組成物を基材に供給し、焼成することを含む、導電性部材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体材料とその利用に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
金属とセラミックスとを含む複合材料は、各成分の特徴を生かして、様々な用途に利用されている。例えば、特許文献1には、ニッケル粒子の表面にチタン酸バリウムが被覆されたコアシェル粒子が開示されている。当該コアシェル粒子を含む複合材料を用いることで、積層用セラミックスコンデンサ(MLCC)の内部電極層を焼成する際に生じ得るクラックの発生を抑制できる、とされている。特許文献2には、静電チャックの内部電極層に金属粉末と、共材としてアルミナを添加することで、当該内部電極層に隣接するシート状のアルミナ成形体との密着性と、内部電極層の導電性とを同時に満足できる、とされている。
【0003】
また、特許文献3~5では、セラミックス粒子に金属を被覆させた粉体材料が開示されている。このような粉体材料の焼結体では、金属としての特徴を大きく生かすことができる。
【0004】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-219802号公報
特開2012-178415号公報
特開平7-130573号公報
特開平6-87683号公報
国際公開第2004-66319号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、セラミックス粒子に金属を均一に被覆させると、セラミックス粒子が他材料(例えばセラミックス基材)と接触しづらくなり、その接合強度が弱くなる問題が生じる。一方で、セラミックス粒子に対して金属の量が少なすぎる場合には、その焼結体において、金属の特徴が十分に発揮されなくなってしまう。
【0007】
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、金属とセラミックスの複合材料であって、その焼結体において、金属の特徴(例えば導電性)が発現し易く、かつ、セラミックス基材との接合性が高い粉体材料を提供することにある。また、他の目的は、該粉体材料を製造する方法を提供することにある。また、他の目的は、該粉体材料を利用した技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ここで開示される粉体材料は、セラミックス粒子と第1の金属とを含み、上記第1の金属の少なくとも一部は、上記セラミックス粒子の表面の一部に付着しており、上記セラミックス粒子の表面露出率が2%以上98%以下である。かかる構成によれば、セラミックス粒子の表面の一部が露出しているため、セラミックス粒子とセラミックス基材とが焼結により接合し易くなる。また、セラミックス粒子の表面の一部に第1の金属が付着していることで、焼成により第1の金属同士のつながりが良好となり、金属の特徴(例えば導電性)が発現し易くなる。
【0009】
ここで開示される粉体材料の一態様では、上記セラミックス粒子と上記第1の金属との合計の体積を100体積%としたとき、上記第1の金属の割合が20体積%以上80体積%以下である。これにより、当該粉体材料の焼結体におけるセラミック部分と金属部分とのバランスが好適に調整され、セラミックス基材との接合性がより良好となり、かつ、金属の特徴がより発現し易くなり得る。
【0010】
ここで開示される粉体材料の一態様では、動的光散乱法に基づくZ平均粒子径が2μm以下である。粉体材料の平均粒子径が小さいことで、粒子の凝集やネッキングが抑えられている傾向があり、分散性が良好となり得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ノリタケ株式会社
合金材料の製造方法およびその利用
27日前
ユニチカ株式会社
集電材
5か月前
株式会社松風
歯科用埋没材
4か月前
日本鋳造株式会社
鋳造方法
3か月前
UBEマシナリー株式会社
成形機
2か月前
個人
鋼の連続鋳造鋳片の切断装置
3か月前
マツダ株式会社
鋳造装置
2か月前
日本製鉄株式会社
棒状部材
4か月前
三菱電機株式会社
三次元造形装置
1か月前
株式会社 寿原テクノス
金型装置
29日前
日本製鉄株式会社
モールドパウダー
5か月前
株式会社エスアールシー
インゴット
1か月前
ノリタケ株式会社
ニッケル粉末
5か月前
芝浦機械株式会社
成形機
4日前
個人
透かし模様付き金属板の製造方法
25日前
芝浦機械株式会社
成形機
4日前
芝浦機械株式会社
成形機
5か月前
株式会社プロテリアル
ブロック継手の製造方法
4か月前
株式会社浅沼技研
半溶融金属の成形方法
1か月前
東洋機械金属株式会社
ダイカストマシン
29日前
トヨタ自動車株式会社
金型温度調整装置
1か月前
株式会社クボタ
弁箱用の消失模型
2か月前
東洋機械金属株式会社
ダイカストマシン
1か月前
トヨタ自動車株式会社
鋳造製品の製造方法
4か月前
新東工業株式会社
粉末除去装置
1か月前
芝浦機械株式会社
サージ圧吸収装置及び成形機
2か月前
トヨタ自動車株式会社
異種金属部材の接合方法
2か月前
新東工業株式会社
測定装置
2か月前
キヤノン株式会社
樹脂微粒子の製造方法
2か月前
株式会社リコー
焼結体の製造方法
4か月前
旭化成株式会社
焼結体の製造方法
4か月前
株式会社昭工舎
焼結体の製造方法
3か月前
デザインパーツ株式会社
冷却装置及び冷却方法
1日前
ポーライト株式会社
焼結部品の製造方法
18日前
ノリタケ株式会社
粉体材料およびその利用
5か月前
福田金属箔粉工業株式会社
粉末冶金用粉末
4か月前
続きを見る
他の特許を見る