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公開番号
2025013372
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024188939,2021121825
出願日
2024-10-28,2021-07-26
発明の名称
圧力切替バルブ及び排水管の圧力切替洗浄工法
出願人
フジクス株式会社
代理人
個人
主分類
E03C
1/304 20060101AFI20250117BHJP(上水;下水)
要約
【課題】個別の専用排水管及び共用排水管の一連の洗浄操作において、管内洗浄用ノズルに与える水圧を適切に切替えることができる圧力切替バルブを提供する。
【解決手段】高圧水を受ける受水部7a及び管内洗浄用ノズル5に対して高圧水を送り出す送水部7bと、受水部と送水部との間に形成されて、高圧水の流路を絞るオリフィス7eによる減圧路及び受水部と送水部との間に形成されて、オリフィスを迂回するバイパス路7fと、重力を受けて一方に移動して、受水部からバイパス路に至る第1開口7gを封止することで、高圧水を減圧路を介して送水部に送ると共に、重力を受けて他方に移動して、受水部から減圧路に至る第2開口7hを封止することで、高圧水をバイパス路を介して送水部に送る封止体7cが備えられる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ノズル本体の軸線に対して互いに噴射角度が異なる第1噴射口または第2噴射口から、高圧水を選択的に噴射可能にした管内洗浄用ノズルに与える高圧水の噴射圧力を切替える圧力切替バルブであって、
前記圧力切替バルブには、高圧水供給源からの高圧水を受ける受水部及び前記管内洗浄用ノズルに対して高圧水を送り出す送水部と、
前記受水部と送水部との間に形成されて、前記高圧水の流路を絞るオリフィスによる減圧路及び前記受水部と送水部との間に形成されて、前記オリフィスを迂回するバイパス路と、
重力を受けて一方に移動して、前記受水部からバイパス路に至る第1開口を封止することで、高圧水を前記減圧路を介して送水部に送ると共に、重力を受けて他方に移動して、前記受水部から減圧路に至る第2開口を封止することで、高圧水を前記バイパス路を介して送水部に送る封止体と、
が備えられ、前記封止体の重力による移動により、前記受水部から送水部に送り出される高圧水を、減圧モードと非減圧モードとに切替えることを特徴とする圧力切替バルブ。
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【請求項2】
請求項1に記載の管内洗浄用ノズル及び圧力切替バルブを用いて、排水管内を洗浄する排水管の圧力切替洗浄工法であって、
集合住宅における個別の宅内に水平方向に敷設された専用排水管と、各専用排水管からの排水を集めて流す垂直方向に敷設された共用排水管とを洗浄するに際して、
送水ホースの先端部に取り付けられた前記管内洗浄用ノズルを前記専用排水管内に挿入して、前記圧力切替バルブを前記減圧モードとして管内洗浄用ノズルに送水することで、前記管内洗浄用ノズルに形成された第1噴射口より高圧水を噴射し、管内洗浄用ノズルを前記専用排水管内から前記共用排水管の合流部まで進行させて、噴射水により専用排水管内を洗浄する工程と、
前記圧力切替バルブを前記減圧モードとしたまま、前記管内洗浄用ノズルの第1噴射口からの高圧水の噴射を継続し、少なくとも一層以上の下層の専用排水管と共用排水管の合流部まで、管内洗浄用ノズルを降下させることで、噴射水により共用排水管内を洗浄する工程と、
前記圧力切替バルブへの高圧水の供給を停止して、圧力切替バルブを前記減圧モードから非減圧モードへの切替え後に、再び送水を開始させることで前記管内洗浄用ノズルの第2噴射口より高圧水を噴射させつつ、前記管内洗浄用ノズルを共用排水管内に沿って引上げることで、再び噴射水により共用排水管内を洗浄する工程と、
を実行することを特徴とする排水管の圧力切替洗浄工法。
【請求項3】
請求項1に記載の管内洗浄用ノズル及び圧力切替バルブを用いて、排水管内を洗浄する排水管の圧力切替洗浄工法であって、
集合住宅における個別の宅内に水平方向に敷設された専用排水管と、各専用排水管からの排水を集めて流す垂直方向に敷設された共用排水管とを洗浄するに際して、
送水ホースの先端部に取り付けられた前記管内洗浄用ノズルを前記専用排水管内に挿入して、前記圧力切替バルブを前記減圧モードとして管内洗浄用ノズルに送水することで、前記管内洗浄用ノズルに形成された第1噴射口より高圧水を噴射し、管内洗浄用ノズルを前記専用排水管内から前記共用排水管の合流部まで進行させて、噴射水により専用排水管内を洗浄する工程と、
前記管内洗浄用ノズルが共用排水管内に進行した状態で、前記圧力切替バルブへの高圧水の供給を停止して、圧力切替バルブを前記減圧モードから非減圧モードへの切替え後に、再び送水を開始させることで前記管内洗浄用ノズルの第2噴射口より高圧水を噴射させつつ、少なくとも一層以上の下層の専用排水管と共用排水管の合流部まで前記管内洗浄用ノズルを降下させることで、噴射水により共用排水管内を洗浄する工程と、
を実行することを特徴とする排水管の圧力切替洗浄工法。
【請求項4】
請求項1に記載の管内洗浄用ノズル及び圧力切替バルブを用いて、排水管内を洗浄する排水管の圧力切替洗浄工法であって、
集合住宅における個別の宅内に水平方向に敷設された専用排水管と、各専用排水管からの排水を集めて流す垂直方向に敷設された共用排水管とを洗浄するに際して、
送水ホースの先端部に取り付けられた前記管内洗浄用ノズルを前記専用排水管内に挿入して、前記圧力切替バルブを前記減圧モードとして管内洗浄用ノズルに送水することで、前記管内洗浄用ノズルに形成された第1噴射口より高圧水を噴射し、管内洗浄用ノズルを前記専用排水管内から前記共用排水管の合流部まで進行させて、噴射水により専用排水管内を洗浄する工程と、
前記管内洗浄用ノズルが共用排水管内に進行した状態で、前記圧力切替バルブへの高圧水の供給を停止して、圧力切替バルブを前記減圧モードから非減圧モードへの切替え後に、再び送水を開始させることで前記管内洗浄用ノズルの第2噴射口より高圧水を噴射させつつ、少なくとも一層以上の下層の専用排水管と共用排水管の合流部まで前記管内洗浄用ノズルを降下させることで、噴射水により共用排水管内を洗浄する工程と、
前記圧力切替バルブを前記非減圧モードとしたまま、前記管内洗浄用ノズルの第2噴射口からの高圧水の噴射を継続し、前記管内洗浄用ノズルを共用排水管内に沿って引上げることで、再び噴射水により共用排水管内を洗浄する工程と、
を実行することを特徴とする排水管の圧力切替洗浄工法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、排水管の管内洗浄用ノズルに与える高圧水の噴射圧力を切替可能な圧力切替バルブ及び排水管の圧力切替洗浄工法に関する。
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【背景技術】
【0002】
土地の有効活用の観点から、都市部やその近郊において、高層ビル形式の集合住宅が多数建設されている。このビル形式の集合住宅から排出される生活排水(汚水)は、個別の宅内に水平方向に敷設された専用排水管から、ビル内部に垂直方向に敷設された共用排水管(立管とも言う。)を介して、屋外の横引き管に排出され、これにより良好な生活環境が維持されるようになされている。
【0003】
ところで、この生活排水には多量の食品残渣や油脂等が含まれているために、この残渣や油脂等が前記した個別の専用排水管のみならず共用排水管などの管壁に固形物となって付着し、相当の期間の経過により排水管を閉塞させるという問題を招くこともある。また、管壁に付着した固形物から悪臭が放され、生活環境を悪化させることもある。
このような生活環境の悪化を防止し、良好な生活環境を維持するために、一定期間ごとに排水管の清掃が必要となる。
【0004】
前記したように排水管内に付着した固形物を洗浄して除去する一つの方法として、従来より高圧水噴射洗浄法が採用されている。この高圧水噴射洗浄法は、送水ホースの先端に取り付けられた洗浄用ノズルから、排水管内に付着した固形物に向けて高圧水を噴射し、前記固形物を除去するものである。
【0005】
前記した排水管内の洗浄に用いる高圧水の噴射ノズルについては、既に多くの提案がなされており、本出願人は特に前記した個別の専用排水管、共用排水管、及び横引き管のいずれの洗浄にも適するように、高圧水の噴射口を切り換えて利用可能な管内洗浄用ノズルと、これを用いる排水管の洗浄方法について、先に提案をしており、これは特許文献1に開示されている。
【0006】
図7及び図8は、特許文献1に開示された管内洗浄用ノズルの例を示しており、管内洗浄用ノズルを、軸方向に切断した断面図で示している。そして、図7はノズル本体11の先端部を下向きにした状態を、また図8はノズル本体11の軸線13を水平方向に向けた状態で、それぞれ示している。
ノズル本体11には、その軸線13に沿ってホース接続口12より供給される高圧水の送水空間14が形成されている。そして、送水空間14の大径部内には重力を受けて移動するボール状の封止体15が収容されている。
【0007】
前記封止体15は、図7に示すようにノズル本体11の先端部を下にした状態においては、重力にしたがってノズル本体11の前方側に移動する。また図8に示すようにノズル本体11を水平方向に向けた場合には、封止体15は中央の軸線13から離れた位置に形成されたポケット14a内に入り込む。
【0008】
一方、前記ノズル本体11の前方側には、複数本の斜め後方への噴射口17が放射状に形成されており、またノズル本体11の後方側には、複数本の斜め前方への噴射口16が放射状に形成されている。
したがって、ホース接続口12に接続される図示せぬホース側から見たノズル本体11の前方が下向きに設定された図7に示す状態においては、封止体15が前方に移動して円形状の開口19を閉塞するので、ノズル本体に形成された斜め後方への噴射口17に至る高圧水を封止し、斜め前方への噴射口16から高圧水が噴射する。
【0009】
また、ノズル本体11が水平方向に向くように配置された図8に示す状態においては、封止体15は前記したポケット14a内に入り、封止体15が円形状の開口18を閉塞するので、ノズル本体11に形成された斜め前方への噴射口16に至る高圧水を封止し、斜め後方への噴射口17から高圧水が噴射する。
【0010】
したがって、前記したノズル本体11を、例えば個別の宅内に敷設された水平方向の専用排水管に挿入した場合には、斜め後方への噴射口17から高圧水が噴射するので、ノズル本体11は前方への推進力を受けて専用排水管内を立管に向かって進行する。ノズル本体11が立管の合流部まで進行した後も、高圧水の噴射を継続したまま、ホースを送り出すことで、ノズル本体11は立管内を下る方向に進行する。これにより、専用排水管内及び立管内は、ノズルからの噴射水により洗浄される。
(【0011】以降は省略されています)
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