TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025013352
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024177324,2022563068
出願日2024-10-09,2021-04-16
発明の名称多数の曲率を有するエラストマーシール形成構造
出願人レスメド・プロプライエタリー・リミテッド
代理人個人,個人
主分類A61M 16/06 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】向上した快適性、コスト、有効性、使い易さおよび製造可能性のうち1つ以上を有する、呼吸器疾患のスクリーニング、診断、監視、改善、治療または予防において用いられる医療デバイスを提供すること。
【解決手段】患者インターフェースは、空気流れが治療圧力で患者の鼻孔への入口/患者の口のへの入口に送達されるように穴部を有するエラストマー膜を備えたシール形成構造を含む。シール形成構造は、使用時に患者の呼吸サイクル全体にわたりプレナムチャンバのキャビティ内に治療圧力を維持するよう配置される。エラストマー膜は、弛緩状態で保持される第1の部位と、緊張状態で保持される第2の部位とを含む。エラストマー膜は、複数の曲率を有する三次元形状を含むように成形される。穴部は、その横方向側部にアーチ部を含み、使用前において弛緩状態にある。アーチ部は、使用中には実質的に緊張状態になるように構成される。
【選択図】図60
特許請求の範囲【請求項1】
空気流れを、周囲空気圧力に対して連続的に陽圧で少なくとも患者の鼻孔の入口を含む患者の気道への入口へ、密閉された様態で送達するための患者インターフェースであって、前記患者インターフェースは、前記患者の睡眠中において、患者の呼吸サイクル全体にわたり使用時に周囲空気圧力よりも約4cmH

O~約30cmH

O高い範囲の治療圧力を維持し、睡眠時呼吸障害が改善されるように構成され、
前記患者インターフェースは、
周囲空気圧力よりも少なくとも6cmH

O高い治療圧力へ加圧可能であるキャビティを少なくとも部分的に形成するプレナムチャンバであって、前記プレナムチャンバは、治療圧力における空気流れを患者の呼吸のために受容するようなサイズおよび構造にされたプレナムチャンバ入口ポートを含む、プレナムチャンバと、
シール形成構造と、
を含み、
前記シール形成構造は、前記患者の顔の鼻ブリッジ領域の下方の前記患者の気道への前記入口を包囲する前記患者の顔の領域に対して圧力アシストシールを形成するように構築および配置された織物膜であって、前記織物膜は、前記治療圧力における前記空気流れが少なくとも前記患者の鼻孔への前記入口に送達されるように少なくとも1つの穴部を有する、織物膜を有しており、
前記シール形成構造は、使用時において前記患者の呼吸サイクル全体にわたり前記治療圧力を前記キャビティ内に維持するように構築および配置されており、
前記織物膜は、
織物材料から構築され、かつ前記患者の顔と接触するように構成された第1の層と、
前記第1の層に接続され、エラストマー材料から構築され、かつ前記キャビティの壁部を形成する第2の層と、
を含み、
前記織物膜は、使用前に弛緩状態で保持される第1の部位および緊張状態で保持される第2の部位を含み、前記第2の部位の前記緊張状態は、前記シール形成構造が複数の曲率を有する三次元形状を含むことを可能にするように構成され、
前記第2の層の前記エラストマー材料は、前記空気流れを遮断するように構成され、
前記織物材料は、前記空気流れが通過できかつ前記第1の層と接触する前記患者の皮膚に冷却効果を提供するように構成されている、
患者インターフェース。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記織物膜の少なくとも前記織物材料は、超音波切断を使用して材料シートから切断される、請求項1に記載の患者インターフェース。
【請求項3】
前記織物膜全体が、超音波切断を使用して前記材料シートから切断される、請求項2に記載の患者インターフェース。
【請求項4】
前記第1の層の周縁は、前記超音波切断に起因して実質的にほつれがないように構成される、請求項2または請求項3に記載の患者インターフェース。
【請求項5】
前記第2の層は、空気不透過層である、請求項1~4のいずれか一項に記載の患者インターフェース。
【請求項6】
前記第1の層は、空気透過層である、請求項1~5のいずれか一項に記載の患者インターフェース。
【請求項7】
前記第1の層は、前記織物膜の少なくとも1つの前記穴部の周囲の少なくとも一部の周りに露出される、請求項1~6のいずれか一項に記載の患者インターフェース。
【請求項8】
前記第1の層は、前記織物膜の少なくとも1つの前記穴部を通って前記プレナムチャンバを出る前記空気流れの一部を受容するように構成される、請求項1~7のいずれか一項に記載の患者インターフェース。
【請求項9】
前記第1の層は、患者の皮膚と前記第2の層との間に配置されるように構成され、かつ前記患者の皮膚と前記第2の層との間で前記空気流れが跳ね返されるように構成される、請求項8に記載の患者インターフェース。
【請求項10】
前記第1の層は、前記第1の層を通る前記空気流れに起因して、前記患者の皮膚の水分を吸い取ることが可能なように構成される、請求項9に記載の患者インターフェース。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本特許文書の開示の一部は、著作権保護が与えられる内容を含む。著作権所有者は、何者かが本特許文書または本特許開示をファックスにより再生しても、特許庁の特許ファイルまたは記録に記載されるものであれば目的のものであれば異論は無いが、その他の目的については全ての著作権を保持する。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
1 関連出願の相互参照
本出願は、2020年10月15日に出願された国際特許出願第PCT/AU2020/051109号(2020年7月9日に出願されたオーストラリア仮出願第2020902371号に対する優先権を主張する)、および2020年4月16日に出願された米国特許出願第16/850,803号(2019年10月16日に出願された国際特許出願第PCT/IB2019/058832号の一部継続出願である)に対する優先権を主張し、本明細書中、同文献すべての全体を参考のため援用する。
【背景技術】
【0003】
2 技術の背景
2.1 技術の分野
本技術は、呼吸関連疾患のスクリーニング、診断、監視、治療、予防および改善のうち1つ以上に関する。本技術はまた、医療デバイスまたは装置と、その使用とに関する。
【0004】
2.2 関連技術の説明
2.2.1 ヒトの呼吸器系およびその疾患
身体の呼吸器系は、ガス交換を促進させる。鼻および口腔は、患者の気道への入口を形成する。
【0005】
これらの気道は、一連の分岐する管を含み、これらの管は、肺の奥深くに進むほど狭く、短くかつ多数になる。肺の主要な機能はガス交換であり、空気から酸素を静脈血中へ取り入れさせ、二酸化炭素を退出させる。気管は、右および左の主気管支に分かれ、これらの主気管支はさらに分かれて、最終的に終末細気管支となる。気管支は、伝導のための気道を構成するものであり、ガス交換には関与しない。気道がさらに分割されると呼吸細気管支となり、最終的には肺胞となる。肺の肺胞領域においてガス交換が行われ、この領域を呼吸領域と呼ぶ。以下を参照されたい:「Respiratory Physiology」, by John B. West, Lippincott Williams & Wilkins, 9th edition published 2012。
【0006】
一定範囲の呼吸器疾患が存在している。特定の疾患は、特定の発症(例えば、無呼吸、呼吸低下および過呼吸)によって特徴付けられ得る。
【0007】
呼吸器疾患の例には、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)、チェーン・ストークス呼吸(CSR)、呼吸不全、肥満過換気症候群(OHS)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、神経筋疾患(NMD)および胸壁疾患が含まれる。
【0008】
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、睡眠呼吸障害(SDB)の1つの形態であり、睡眠時の上通気道の閉鎖または閉塞などの発症によって特徴付けられる。これは異常に小さい上気道と、睡眠時の舌、軟口蓋、および後口咽頭壁の領域における筋緊張の正常損失との組み合わせの結果である。このような状態に起因して、罹患患者の呼吸停止が典型的には30~120秒にわたり、ときには一晩に200~300回も呼吸が停止する。その結果、日中の眠気が過度になり、心血管疾患および脳損傷の原因になり得る。この症候は一般的な疾患であり、特に中年の過体重の男性に多いが、患者に自覚症状は無い。米国特許第4,944,310号(Sullivan)を参照されたい。
【0009】
呼吸不全とは、呼吸器疾患の総称であり、患者の需要を満たすための充分な酸素吸気または充分なCO

呼気を肺が行うことができていないことを指す。呼吸不全は、以下の疾患のうちいくつかまたは全てを包含し得る。
【0010】
呼吸不全(一種の呼吸不全)の患者は、運動時に異常な息切れを経験することがある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
錠剤撒き器
5か月前
個人
歯茎みが品
10日前
個人
歯の掃除具
2か月前
個人
乗馬テラピー
3か月前
個人
導電香
3日前
個人
塗り薬塗り具
1か月前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
健康器具
1か月前
個人
染毛方法
2か月前
個人
発熱器具
2か月前
個人
片足歩行支援具
18日前
個人
収納容器
1か月前
個人
クリップ
17日前
個人
眼科診療車
25日前
個人
動体視力強化装置
3か月前
株式会社コロナ
脱臭機
5か月前
個人
鼻腔拡張具
5か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
5か月前
個人
磁器治療器
3か月前
個人
避難困難者救出台車
25日前
個人
血管硬化度算出方法
3か月前
個人
除菌システム
18日前
株式会社 MTG
浴用剤
4日前
株式会社ナカニシ
生検針
3か月前
株式会社コーセー
化粧料
18日前
東レ株式会社
下肢着用具
3か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
5か月前
株式会社コーセー
美爪料
18日前
東レ株式会社
吸収制御剤
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
個人
尿バッグカバー
4日前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
大正製薬株式会社
内服液剤
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
続きを見る