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公開番号
2025013334
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024160524,2022107091
出願日
2024-09-17,2014-08-21
発明の名称
皮膚障害の処置のための組成物、方法、およびシステム
出願人
ヴェリカ ファーマシューティカルズ,インコーポレイテッド
,
VERRICA PHARMACEUTICALS,INC.
代理人
個人
,
個人
主分類
A61J
1/00 20230101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】皮膚疣贅など、皮膚の症状、病気、または疾患を処置するための組成物、方法、およびシステムを提供する。
【解決手段】被験体にカンタリジン製剤を送達するためのシステムであって、前記カンタリジン製剤を含有するキャビティーを含むリザーバー302であって、前記リザーバーが、約10ミリリットル(mL)以下の容積を有し、かつ前記リザーバーが約1気圧(atm)を超える圧に前記リザーバーの圧力上昇を誘導するために圧縮可能であるリザーバーと、アダプターおよびアプリケーターチップ304を含むアプリケーターユニット303であって、前記アプリケーターチップが、開口部および前記リザーバーとの流体連絡のチャネルを含み、かつ前記アプリケーターチップが、前記リザーバーから前記アプリケーターチップの外部に前記カンタリジン製剤を移すアプリケーターユニットとを含むシステムである。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
被験体にカンタリジン製剤を送達するためのシステムであって、
前記カンタリジン製剤を含有するキャビティーを含むリザーバーであって、前記リザー
バーが、約10ミリリットル(mL)以下の容積を有し、かつ前記リザーバーが約1気圧
(atm)を超える圧に前記リザーバーの圧力上昇を誘導するために圧縮可能であるリザ
ーバーと、
アダプターおよびアプリケーターチップを含むアプリケーターユニットであって、前記
アプリケーターチップが、開口部および前記リザーバーとの流体連絡のチャネルを含み、
かつ前記アプリケーターチップが、前記リザーバーから前記アプリケーターチップの外部
に前記カンタリジン製剤を移すアプリケーターユニットと
を含むシステム。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記アプリケーターユニットが、前記アプリケーターチップを覆う透明キャップを含む
、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記アプリケーターユニットが、前記開口部上にバリアを含み、かつ前記透明キャップ
が、前記バリアに穴をあける穴あけ装置を含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記アプリケーターチップの前記開口部が、5ミリメートル(mm)以下の直径を有す
る、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記カンタリジン製剤が、少なくとも約0.01%(w/v)のカンタリジンを含む、
請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記カンタリジン製剤が、1%(w/v)以上の賦形剤をさらに含む、請求項5に記載
のシステム。
【請求項7】
前記カンタリジン製剤が、香味料および/または着色料をさらに含む、請求項5に記載
のシステム。
【請求項8】
前記リザーバーが、約10mL以下の容積を有し、前記カンタリジン製剤が、5%(w
/v)以下のカンタリジン、カンタリジン酸、ノルカンタリジン、またはパラソニンを組
み合わせて含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記リザーバーが、一方の端部にねじ口またはスナップオンキャップを有する、請求項
1に記載のシステム。
【請求項10】
前記アダプターが、ねじ口またはスナップオンキャップに固定される、請求項9に記載
のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
相互参照
本出願は2013年8月21日に出願された米国仮特許出願第61/868,525号
明細書の優先権を主張するものであり、この仮特許出願は参照により本明細書に組み込ま
れるものとする。
続きを表示(約 5,000 文字)
【背景技術】
【0002】
疣贅はウイルス感染を原因とする小さな表皮性皮膚増殖であり、手または足に見られる
ことが多い。最も一般的な疣贅のタイプは尋常性疣贅と呼ばれ、ヒトパピローマウイルス
(HPV)の複数の異なる株により引き起こされ得るものである。ほとんどの身体各部に
おいて、これらの疣贅は、尋常性疣贅と呼ばれ得る;しかしながら、足にある場合には、
足底疣贅と呼ばれ、性器にある場合には、性器疣贅またはコンジローマと呼ばれることが
ある。伝染性軟属腫などの他の表皮性ウイルス症状は疣贅に類似しているが、別のウイル
スを原因とする。これらのウイルス媒介性皮膚増殖は見た目が悪く、また癌性形質転換お
よび伝播に対するリスクも相当あり得るため、それらを除去することが望ましいものとな
っている。他の表在性過剰増殖障害も疣贅に類似しているが、非ウイルス性の機序を原因
としており、例えば、脂漏性角化症、紫外線角化症、および汗孔角化症が含まれる。
【0003】
複数の治療法が疣贅および関連疾患を除去するために用いられており、これらの治療法
には、凍結療法;外科的掻爬;レーザー処理;サリチル酸および酸化亜鉛などの刺激物質
;硝酸およびスクエア酸などの酸、イミキモド、2,4-ジニトロクロロベンゼン、およ
びカンジダ抗原などの免疫療法、ならびにブレオマイシン、ポドフィロトキシン、および
5-フルオロウラシルなどの化学療法剤が挙げられる。これらの療法の多くは苦痛を伴い
得るが、他の療法では醜い瘢痕が残りかつ/または毎日の適用が必要となることがある。
しかしながら、おそらく、ほとんどのトラブルは、これらの皮膚障害の多くが複数の経過
観察処置の後でも不応性のままであるということである。小分子カンタリジンは、これら
の皮膚障害を首尾よく処置するために使用することができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、疣贅などの皮膚症状を処置するための製剤、装置、システム、方法、および
キットを提供する。本開示は、疣贅および他の皮膚疾患を処置するためのカンタリジン製
剤を提供する。カンタリジン製剤は、表皮内発泡薬であるカンタリジンを含有することが
できる。本開示のカンタリジン製剤は、高い単回適用効力、瘢痕の欠如、および軽度の疼
痛プロファイルを含む、従来の療法にまさる多くの利点を有し得る。これまでに使用され
たカンタリジン製剤にまさる、本明細書のカンタリジン製剤の利点としては、高度に揮発
性で腐食性の溶媒の除去、改善された安全性、および送達が容易になる一般的なプラスチ
ックとの適合性が挙げられる。これまでに記載されたカンタリジン製剤中で使用される溶
媒の性質のため、カンタリジンの適用は、いくつかの制限を伴うガラス容器に限定されて
いた。本明細書で提供される装置は、疣贅および他の局所的適応症の処置に対してカンタ
リジン製剤を正確に塗布するために使用することができる。
【0005】
本開示の態様は、リザーバーおよびアプリケーターユニットを含む、被験体にカンタリ
ジン製剤を送達するためのシステムを提供する。リザーバーは、カンタリジン製剤を含有
するキャビティーを含むことができる。リザーバーは、約10ミリリットル(mL)以下
の容積を有することができる。リザーバーは、約1.0気圧(atm)を超えるリザーバ
ーの圧力上昇を誘導するために圧縮可能にすることができる。アプリケーターユニットは
、アダプターおよびアプリケーターチップを含むことができる。アプリケーターチップは
、開口部および/またはリザーバーとの流体連絡のチャネルを含むことができる。アプリ
ケーターチップは、リザーバーからアプリケーターチップの外部にカンタリジン製剤を移
すように構成することができる。アプリケーターユニットは、アプリケーターチップを覆
うように構成される透明キャップを含むことができる。アプリケーターユニットは、開口
部上にバリアを含むことができる。透明キャップは、バリアに穴をあけるように構成され
る穴あけ装置を含むことができる。アダプターは、リザーバーのねじ口に固定することが
できる。アプリケーターチップの開口部は、5mm以下の直径を有する。カンタリジン製
剤は、少なくとも約0.001%(w/v)のカンタリジンを含むことができる。一部の
場合では、カンタリジン製剤は、少なくとも約0.01%、0.1%、または1%のカン
タリジンを含むことができる。カンタリジン製剤は、1%(w/v)以上の賦形剤を含む
ことができる。リザーバーは、約10mL以下の容積を有することができる。カンタリジ
ン製剤は、5%(w/v)以下のカンタリジン、カンタリジン酸、ノルカンタリジン、ま
たはパラソニンを組み合わせて含むことができる。被験体は皮膚疾患と診断されているこ
とがある。リザーバーは、一方の端部にねじ口を有することができる。
【0006】
本開示の別の態様は、カンタリジン製剤およびアプリケーター装置を含む、カンタリジ
ン製剤を送達するためのシステムを提供する。カンタリジン製剤は賦形剤を含有すること
ができる。アプリケーター装置は、カンタリジン製剤を送達するように構成することがで
きる。カンタリジン製剤は、少なくとも約0.001%(w/v)のカンタリジンを含む
。一部の場合では、カンタリジン製剤は、少なくとも約0.01%、0.1%、または1
%のカンタリジンを含むことができる。カンタリジン製剤は、1%(w/v)以上の賦形
剤を含むことができる。アプリケーター装置は、アプリケーターユニットおよび1つまた
は複数のリザーバーを含むことができる。各リザーバーは、アプリケーターユニットと流
体連絡のある1つまたは複数のキャビティーを含むことができる。リザーバーは、一方の
端部にねじ口を含むことができる。リザーバーは、5mL以下の容積を有することができ
る。リザーバーは、約1.0気圧を超えるリザーバーの圧力上昇を誘導するために圧縮可
能にすることができる。アプリケーターユニットは、アプリケーターチップを含むことが
できる。アプリケーターチップは、開口部および/またはリザーバーとの流体連絡の内部
チャネルを含むことができる。アプリケーターチップは、リザーバーからアプリケーター
チップの外部にカンタリジン製剤を移すように構成することができる。
【0007】
本開示の別の態様は、アプリケーターユニットおよび1つまたは複数のリザーバーを含
む、被験体にカンタリジン製剤を送達するためのアプリケーター装置を提供する。アプリ
ケーターユニットは、被験体にカンタリジン製剤を送達することができる。1つまたは複
数のリザーバーはそれぞれ、アプリケーターユニットと流体連絡のある1つまたは複数の
キャビティーを含むことができる。キャビティーの少なくとも1つは、カンタリジン製剤
を含有することができる。リザーバーは、一方の端部にねじ口を含むことができる。リザ
ーバーは、5mL以下の容積を有することができる。リザーバーは、約1.0気圧を超え
るリザーバーの圧力上昇を誘導するために圧縮可能にすることができる。アプリケーター
ユニットは、アプリケーターチップを含むことができる。アプリケーターは、開口部およ
び/またはリザーバーとの流体連絡の内部チャネルを含むことができる。アプリケーター
チップは、リザーバーからアプリケーターチップの外部にカンタリジン製剤を移すように
構成することができる。アダプターはアプリケーターチップに相接させることができるが
、内部チャネルはアプリケーターチップからアダプターを通してリザーバーに向けられる
。アプリケーターユニットは、アプリケーターチップを覆うように構成される透明キャッ
プを含むことができる。アプリケーターユニットは、開口部上にバリアを含むことができ
、透明キャップは、バリアに穴をあけるように構成される穴あけ装置を含むことができる
。アダプターは、リザーバーのねじ口に固定することができる。アプリケーターチップの
開口部は、約5mm以下の直径を有することができる。カンタリジン製剤は、少なくとも
約0.001%(w/v)のカンタリジンを含有することができる。一部の場合では、カ
ンタリジン製剤は、少なくとも約0.01%、0.1%、または1%のカンタリジンを含
有することができる。カンタリジン製剤は、約1%(w/v)以上の賦形剤を含有するこ
とができる。リザーバーは、約1mL以下の容積を有することができる。カンタリジン製
剤は、約5%(w/v)以下のカンタリジンを含有することができる。
【0008】
本開示の別の態様は、リザーバーおよびアプリケーターユニットを含むアプリケーター
装置を準備することと、リザーバーからカンタリジン製剤を被験体に送達することとによ
って、被験体にカンタリジン製剤を送達するための方法を提供する。リザーバーは、カン
タリジン製剤を含有することができる。アプリケーターユニットは、リザーバーとの流体
連絡のチャネルを含むことができる。カンタリジン製剤は、少なくとも約0.001%(
w/v)のカンタリジンを含有することができる。一部の場合では、カンタリジン製剤は
、少なくとも約0.01%、0.1%、または1%のカンタリジンを含有することができ
る。カンタリジン製剤は、約1%(w/v)以上の賦形剤を含有することができる。被験
体は皮膚疾患と診断されていることがある。皮膚疾患は上皮性疣贅を引き起こすことがあ
る。上皮性疣贅は、カンタリジン製剤の送達後2週間以内に被験体から除去され得る。
【0009】
本開示の別の態様は、リザーバーおよびアプリケーターユニットを含むアプリケーター
装置を用いて、被験体にカンタリジン製剤を投与することにより、被験体の上皮性疣贅、
伝染性軟属腫、または他の皮膚疾患を処置するための方法を提供する。リザーバーは、カ
ンタリジン製剤を含有することができる。アプリケーターユニットは、リザーバーと流体
連絡することができる。カンタリジン製剤は、少なくとも約0.001%(w/v)のカ
ンタリジンを含有することができる。一部の場合では、カンタリジン製剤は、少なくとも
約0.01%、0.1%、または1%のカンタリジンを含有することができる。カンタリ
ジン製剤は、約1%(w/v)以上の賦形剤を含有することができる。上皮性病変は、カ
ンタリジン製剤の送達後2週間以内に被験体から除去され得る。
【0010】
本開示の別の態様は、被験体にカンタリジン製剤を投与するためのキットを提供する。
キットは、複数の別々にパッケージされた、個々に取り出し可能な液体またはゲル形態の
投薬量単位を含むことができる。一部の例では、投薬量単位は送達装置または送達システ
ム中にある。一部の場合では、投薬量単位はパッケージングユニット(例えば、アンプル
)中にある。
(【0011】以降は省略されています)
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