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公開番号
2025013266
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024110863
出願日
2024-07-10
発明の名称
リチウムイオン電池用電極組成物、リチウムイオン電池用電極及びリチウムイオン電池
出願人
三洋化成工業株式会社
代理人
主分類
H01M
4/62 20060101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電解液浸透性が高く、電解液の浸透速度が速い電極を製造可能なリチウムイオン電池用電極組成物を提供する。
【解決手段】アルキル基の炭素数が1~4であるアルキルアルコールのエチレンオキサイド付加物である化合物(A)を含有するリチウムイオン電池用電極組成物であって、
前記化合物(A)におけるアルキル基の炭素数とエチレンオキサイドの平均付加モル数との比[アルキル基の炭素数/エチレンオキサイドの平均付加モル数]が0.008~0.200であるリチウムイオン電池用電極組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アルキル基の炭素数が1~4であるアルキルアルコールのエチレンオキサイド付加物である化合物(A)を含有するリチウムイオン電池用電極組成物であって、
前記化合物(A)におけるアルキル基の炭素数とエチレンオキサイドの平均付加モル数との比[アルキル基の炭素数/エチレンオキサイドの平均付加モル数]が0.008~0.200であるリチウムイオン電池用電極組成物。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記化合物(A)のHLB値が18.0以上である請求項1に記載のリチウムイオン電池用電極組成物。
【請求項3】
前記化合物(A)の含有量が、前記リチウムイオン電池用電極組成物の重量を基準として0.001~2重量%である請求項1に記載のリチウムイオン電池用電極組成物。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載のリチウムイオン電池用電極組成物を圧縮成形してなるリチウムイオン電池用電極。
【請求項5】
請求項4に記載のリチウムイオン電池用電極を備えるリチウムイオン電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リチウムイオン電池用電極組成物、リチウムイオン電池用電極及びリチウムイオン電池に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン電池は、高電圧、高エネルギー密度という特長を持つことから、携帯情報機器分野などにおいて広く利用され、携帯電話、ノート型パソコンを始めとする携帯端末用標準電池としての地位が確立されている。その用途は拡大する一方で、従来用途に加えてハイブリッド自動車や電気自動車などへの適用も検討されており一部では既に実用化されている。これらの更なる普及のためにもリチウムイオン電池の高容量化、高出力化が求められており様々な技術の適用が試みられている。
【0003】
二次電池の容量を向上させる一つの手法として電極密度の向上がある。活物質を密に充填することでより多くの容量を得ることができる。しかし、電極の密度を上げると電解液が電極中に浸透しにくくなり、理論値よりも少ない容量しか取り出せなくなったり、出力特性が悪化するという問題点があった。
【0004】
このような課題を解決するために、特許文献1では電極表面に溝を設けることで電解液浸透性を改良できるという技術が開示されている。特許文献2では活物質の粒径や形状を工夫することで電解液の浸透性を向上させる技術が開示されている。また、特許文献3では電極密度を調整することで電解液の浸透性を向上させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-27633号公報
特開2012-151088号公報
特開2020-053282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし特許文献1の手法では電極表面に溝を設けるために凹凸のついたローラーでプレスするという工程があり新たな設備を導入する必要があるという問題点があった。
また特許文献2及び3の手法では浸透性に一定の改善がみられるもののその効果は充分ではなかった。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するものであり、電解液浸透性が高く、電解液の浸透速度が速い電極を製造可能なリチウムイオン電池用電極組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意検討した結果、本発明に到達した。
本発明は、アルキル基の炭素数が1~4であるアルキルアルコールのエチレンオキサイド付加物である化合物(A)を含有するリチウムイオン電池用電極組成物であって、
前記化合物(A)におけるアルキル基の炭素数とエチレンオキサイドの平均付加モル数との比[アルキル基の炭素数/エチレンオキサイドの平均付加モル数]が0.008~0.200であるリチウムイオン電池用電極組成物;上記リチウムイオン電池用電極組成物を圧縮成形してなるリチウムイオン電池用電極、及び、上記リチウムイオン電池用電極を備えるリチウムイオン電池、に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電解液浸透性が高く、電解液の浸透速度が速い電極を製造可能なリチウムイオン電池用電極組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[リチウムイオン電池用電極組成物]
本発明のリチウムイオン電池用電極組成物は、アルキル基の炭素数が1~4であるアルキルアルコールのエチレンオキサイド付加物である化合物(A)を含有するリチウムイオン電池用電極組成物であって、前記化合物(A)におけるアルキル基の炭素数とエチレンオキサイドの平均付加モル数との比[アルキル基の炭素数/エチレンオキサイドの平均付加モル数]が0.008~0.200であるリチウムイオン電池用電極組成物に関する。
以下では、「リチウムイオン電池用電極組成物」を「電極組成物」とも記載する。
(【0011】以降は省略されています)
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