TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025013209
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024101654
出願日
2024-06-25
発明の名称
超音波カップリング材組成物、超音波カップリング材膜、及び超音波検査方法
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61B
8/00 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】肌の凹凸を埋めて超音波伝達性と感度が高く及び生体適合性に優れ、軽量であり、かつ低コストで超音波カップリング材膜を製造することができ、水に濡れても乾燥しても超音波伝達性が大幅に低下することがなく、柔らかく伸縮性に優れ、剥がした後に肌上に残渣が残ることが無く、肌荒れが生じることもない。
【解決手段】(A)シリコーン粘着剤と(B)架橋点を有さないシリコーンオイルとを含有する超音波カップリング材組成物であって、前記(A)成分が、25℃での粘度が100,000mPa・s以上のジオルガノポリシロキサン(a)と、MQレジンと有機溶剤を含む樹脂組成物(b)との混合物又は縮合反応生成物であり、前記(B)成分が、25℃における動粘度が10~100000mm
2
/sの範囲にある架橋点を有さないシリコーンオイルである超音波カップリング材組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)シリコーン粘着剤と(B)架橋点を有さないシリコーンオイルとを含有する超音波カップリング材組成物であって、
前記(A)シリコーン粘着剤が、25℃での粘度が100,000mPa・s以上のジオルガノポリシロキサン(a)と、
R
1
3
SiO
1/2
及びSiO
2
単位を有する樹脂(R
1
は水素原子又は置換又は非置換の炭素数1~10の1価炭化水素基である。)と有機溶剤を含む樹脂組成物(b)との混合物又は縮合反応生成物であり、
前記(B)架橋点を有さないシリコーンオイルが、25℃における動粘度が10~100000mm
2
/sの範囲である架橋点を有さないシリコーンオイル
であることを特徴とする超音波カップリング材組成物。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記ジオルガノポリシロキサン(a)がアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサン(a1)であることを特徴とする請求項1に記載の超音波カップリング材組成物。
【請求項3】
更に、(C)成分として、SiH基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンを含むものであることを特徴とする請求項2に記載の超音波カップリング材組成物。
【請求項4】
更に、白金系触媒を含有するものであることを特徴とする請求項3に記載の超音波カップリング材組成物。
【請求項5】
前記(C)成分のSiH基のモル数を(A)成分のアルケニル基のモル数で割った値が0.5~20の範囲であることを特徴とする請求項4に記載の超音波カップリング材組成物。
【請求項6】
前記(B)成分が、アルケニル基及びSiH基を有さない直鎖状又は分岐状のジオルガノポリシロキサンであることを特徴とする請求項2に記載の超音波カップリング材組成物。
【請求項7】
前記(B)成分の質量を、前記(a)成分と前記(b)成分の固形分量と前記(B)成分と前記(C)成分の合計の質量で割った値が0.2~0.8の範囲にあることを特徴とする請求項3に記載の超音波カップリング材組成物。
【請求項8】
更に、前記(a)成分と前記(b)成分の固形分量と前記(B)成分と前記(C)成分の合計100質量部に対して乾式シリカを0.1~10質量部含有するものであることを特徴とする請求項3に記載の超音波カップリング材組成物。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の超音波カップリング材組成物の硬化物からなる超音波カップリング材膜。
【請求項10】
前記超音波カップリング材膜の膜厚が10~10000μmの範囲であることを特徴とする請求項9に記載の超音波カップリング材膜。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波カップリング材組成物、超音波カップリング材膜、及び超音波検査方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、IoT(Internet of Things)の普及と共にウェアラブルデバイスの開発が進んでいる。インターネットに接続できる時計や眼鏡がその代表例である。また、医療分野やスポーツ分野においても、体の状態を常時モニタリングできるウェアラブルデバイスが必要とされており、今後の成長分野である。
【0003】
例えば、光学センサ、静電容量センサ、超音波センサ、感圧センサ等を搭載した時計型ウェアラブルデバイスが提案されている(特許文献1)。
【0004】
超音波診断が可能なウェアラブルデバイスも検討されている。この場合、体内の臓器や血管の状況を可視化し、脈拍や血圧を常時測定することが可能となる(特許文献2)。
【0005】
超音波診断計は、超音波プローブ(探触子)を肌に密着させ、超音波発信機を通じてプローブ表面から発せられた超音波が体内ではね返り、プローブを通じて受信機で体内の情報を検知することが出来る。超音波測定時、被測定面に凹凸が有って超音波プローブの表面が被測定面の凹凸を覆うことが出来ずに空気の層が存在すると、超音波プローブ表面から発せられた超音波は空気層で反射して体内に届かない。そのため、超音波診断時には超音波プローブ表面と肌との間に水溶性のゲルベースのカップリング材が挿入される(特許文献3)。特許文献4では、多くの水溶性カップリング材料が例示されている。
【0006】
一度だけの超音波の測定であれば、水溶性のゲルベースのカップリング材を皮膚上に塗布し、その上に超音波プローブを密着させて測定を行い、測定後の皮膚表面のゲルを、水を含んだ布や紙で拭きとったり水洗によって洗い流せば良い。しかしながら、超音波プローブを長期間張り付けて測定する場合だと、貼り付けたまま汗をかく運動をしたりシャワーや入浴をしたりすると水溶性ゲルが溶解してしまい、カップリング材が無くなると超音波信号を受信出来なくなるため、長期装着の用途にはゲルベースのカップリング材が使えない問題がある。
【0007】
このため、非水溶性のカップリング材が提案されている。例えば、パラフィン系の材料(特許文献5)やシリコーンゲルベースの材料が提案されている(特許文献6)。
【0008】
水溶性ゲルのカップリングであれば上記のように測定後に簡単に除去可能であるが、パラフィンやシリコーンが肌に残った場合、これを除去するのにパラフィンオイル等がしみ込んだ紙や布で拭く必要があり簡便ではない。シリコーンゲルは低架橋なシリコーンゴムであるが、これにシリコーンオイルが添加されている場合はシリコーンオイルが肌に残存する可能性が有り、剥がした後に残ったシリコーンオイルを除去する必要がある。
【0009】
従って、長期装着用途に非水溶性の超音波測定用のカップリング材が望まれており、超音波測定後に肌からカップリング材を剥がした後に肌上の残渣がなく、肌の凹凸を覆うことによって超音波の透過性と感度が高いカップリング材の開発が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2021-093127号公報
国際公開第2020/049934号
特開昭46-000146号公報
特表2005-532871号公報
特開昭63-019135号公報
米国特許第9211106号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
歯の掃除具
3か月前
個人
歯茎みが品
13日前
個人
錠剤撒き器
5か月前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
塗り薬塗り具
1か月前
個人
乗馬テラピー
3か月前
個人
マッサージ機
今日
個人
導電香
6日前
個人
クリップ
20日前
個人
健康器具
1か月前
個人
染毛方法
2か月前
個人
発熱器具
3か月前
個人
片足歩行支援具
21日前
個人
収納容器
1か月前
個人
眼科診療車
28日前
個人
動体視力強化装置
3か月前
株式会社コロナ
脱臭機
5か月前
個人
鼻腔拡張具
5か月前
個人
磁器治療器
3か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
5か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
2か月前
株式会社ナカニシ
生検針
3か月前
個人
避難困難者救出台車
28日前
東レ株式会社
下肢着用具
3か月前
個人
血管硬化度算出方法
3か月前
個人
除菌システム
21日前
株式会社 MTG
浴用剤
7日前
株式会社コーセー
美爪料
21日前
株式会社コーセー
化粧料
21日前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
5か月前
個人
尿バッグカバー
7日前
株式会社ファンケル
化粧料
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
13日前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
続きを見る
他の特許を見る