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公開番号2025013190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024095862,2023114633
出願日2024-06-13,2023-07-12
発明の名称粘着剤および粘着シート
出願人artience株式会社
代理人
主分類C09J 153/02 20060101AFI20250117BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】
60%以上という高いバイオマス度を有し、粘着力、凝集力(保持力)および曲面性に優れ、さらには粘着面同士の貼り合わせに好適な粘着剤の提供。
【解決手段】
熱可塑性ブロック共重合体(X)および粘着付与樹脂(Y)を含むバイオマス度が60%以上の粘着剤であって、前記熱可塑性ブロック共重合体(X)が、モノビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物との共重合体であり、前記粘着付与樹脂(Y)が、23℃で流動性を有するロジン系樹脂(Y1)と23℃で流動性を有さない樹脂(Y2)とを含む、粘着剤により解決される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
熱可塑性ブロック共重合体(X)および粘着付与樹脂(Y)を含むバイオマス度が60%以上の粘着剤であって、前記熱可塑性ブロック共重合体(X)が、モノビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物との共重合体であり、前記粘着付与樹脂(Y)が、23℃で流動性を有するロジン系樹脂(Y1)と23℃で流動性を有さない樹脂(Y2)とを含む、粘着剤。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記熱可塑性ブロック共重合体(X)は、ブロック共重合体(X)の全質量中、ジブロック比率が40質量%以下かつスチレン含有率が12~35質量%であるスチレン系ブロック共重合体であることを特徴とする、請求項1記載の粘着剤。
【請求項3】
前記熱可塑性ブロック共重合体(X)が、スチレン-ブタジエンブロック共重合体およびスチレン-イソプレンブロック共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする、請求項1記載の粘着剤。
【請求項4】
前記23℃で流動性を有するロジン系樹脂(Y1)の含有量が、熱可塑性ブロック共重合体(X)100質量部に対して、15~180質量部であることを特徴とする請求項1記載の粘着剤。
【請求項5】
さらに可塑剤(Z)を含むことを特徴とする請求項1記載の粘着剤。
【請求項6】
前記熱可塑性ブロック共重合体(X)が、スチレン-ブタジエンブロック共重合体およびスチレン-イソプレンブロック共重合体を含むことを特徴とする、請求項1記載の粘着剤。
【請求項7】
基材上に請求項1~6のいずれか一項に記載の粘着剤から形成された粘着剤層を有する、粘着シート。
【請求項8】
基材がバイオマス度を有する基材である、請求項7記載の粘着シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、モノビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物との共重合体である熱可塑性ブロック共重合体(X)および粘着付与樹脂(Y)を含み、バイオマス度が60%以上の粘着剤に関する。また本発明は、かかる粘着剤から形成された粘着剤層を備えた粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
粘着剤から形成した粘着剤層を有する粘着シートは、取り扱いが容易であることから、ラベル、テープおよび接着用途として幅広い分野で使用されている。例えば、ベースポリマーとしてスチレン-イソプレンブロック共重合体などの熱可塑性ブロック共重合体に石油系樹脂などの粘着付与樹脂を配合した合成ゴム系粘着剤は、接着性、耐久性等に優れていることから広く普及している。
【0003】
一方、近年では、環境問題への地球規模の意識が高まる中、地球温暖化に影響を及ぼす石油由来原料を用いないか、少なくとも使用量を減らし、植物等のバイオマス資源由来の原料を用いた粘着剤がますます求められている。
【0004】
そこで、特許文献1では、バイオマス度が70%以上である(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体に由来する構成単位を全構成単位に対して30質量%~95質量%含む(メタ)アクリル系共重合体と、粘着付与樹脂と、架橋剤と、を含む粘着剤組成物および粘着シートが開示されている。
【0005】
また、特許文献2では、熱可塑性ブロック共重合体と、50%以上のバイオマス度を有する天然樹脂と、を含むホットメルト接着剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-123782号公報
特開2022-187888号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1の粘着剤は、再剥離性は良好であるものの、側鎖に長鎖アルキル基を有するアクリル系粘着剤であるため被着体に対する密着性が不十分であり、強固な接着性が求められる用途においては剥がれの問題があった。
【0008】
また、特許文献2の粘着剤は、天然樹脂の含有量が低く、接着剤としての高いバイオマス度と接着性能を両立することは困難であった。
【0009】
そこで、本発明の実施形態は、60%以上という高いバイオマス度を有し、粘着力、凝集力(保持力)および曲面性に優れ、さらには粘着面同士の貼り合わせに好適な粘着剤を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行い、本発明を完成した。すなわち、本発明の実施形態は以下に関する。しかし、本発明は以下に記載する実施形態に限定されることなく、様々な実施形態を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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