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公開番号2025013104
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023192040
出願日2023-11-10
発明の名称滑り止め用ステント
出願人ビーシーエム カンパニー,リミテッド
代理人個人,個人
主分類A61F 2/848 20130101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】滑り止め用ステントを提供する。
【解決手段】この滑り止め用ステントは、第1空間部を有する第1円筒状胴体110と、第1円筒状胴体の内面に螺旋状に形成されるPTFE材質の第1被膜部120と、第1円筒状胴体の外面全体に形成され、第1被膜部と接着されるPTFE材質の第2被膜部130とを含む第1ステント100、並びに第2空間部を有し、第1円筒状胴体よりも長さが短く且つ大きい直径を有する第2円筒状胴体210と、第2円筒状胴体の一側が内方に折り曲げられて傾設された連結部220と、第2円筒状胴体と連結部との間に角張って形成された折曲部230と、第2円筒状胴体、連結部及び折曲部に形成されるシリコーン材質の第3被膜部とを含む第2ステント200、を備え、第1ステントの一側に第2ステントが外嵌された後、第1ステントの一側に連結部が連結され、第2ステントは内腔に保持されることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
体内の内腔に発生した狭窄又は閉塞病変部位を拡張する第1ステントを含んでなり、
前記第1ステントは、超弾性形状記憶合金からなるワイヤーが網目構造の中空円筒状に編まれるか或いは交差することで前記ワイヤーの間に多数の第1空間部が形成された第1円筒状胴体と、前記第1円筒状胴体の内面に所定の間隔をあけて螺旋状に形成されるPTFE(polytetrafluoroethylene)材質の第1被膜部と、前記第1円筒状胴体の外面全体に形成され、第1被膜部と接着されるPTFE(polytetrafluoroethylene)材質の第2被膜部と、から構成される滑り止め用ステントであって、
超弾性形状記憶合金からなる前記ワイヤーで網状に編まれるか或いは交差して組まれることで多数の第2空間部を有し、前記第1ステントよりも長さが短く、前記第1ステントの一側に外嵌されて接続され、病変部位の発生した内腔に保持される第2ステントを含んでなり、
前記第2ステントは、中空円筒状に形成された第2円筒状胴体と、前記第2円筒状胴体の一側が傾斜して形成され、前記第1ステントに連結される連結部と、前記第2円筒状胴体と連結部との間に角張って形成された折曲部とから構成され、
前記第2円筒状胴体、前記連結部及び前記折曲部には、シリコーン材質の第3被膜部が形成されることを特徴とする、滑り止め用ステント。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記第1ステントの一端の第1空間部と前記連結部の第2空間部とは、連結糸で縫合されて連結されることを特徴とする、請求項1に記載の滑り止め用ステント。
【請求項3】
前記第1ステントの一端と前記連結部とは、一体に形成されて連結されることを特徴とする、請求項1に記載の滑り止め用ステント。
【請求項4】
前記第2ステントの反対側に位置した前記第1円筒状胴体の一側には、突出部が突設され、
前記突出部には、第1被膜部及び第2被膜部が形成されないことを特徴とする、請求項1に記載の滑り止め用ステント。
【請求項5】
前記連結部と重なる前記第1円筒状胴体の一側には、第1被膜部及び第2被膜部が形成されないことを特徴とする、請求項1に記載の滑り止め用ステント。
【請求項6】
前記連結部には、第3被膜部が形成されないことを特徴とする、請求項1に記載の滑り止め用ステント。
【請求項7】
前記連結部と重なる前記第1円筒状胴体の一側には、第1被膜部及び第2被膜部が形成されず、
前記連結部には、第3被膜部が形成されないことを特徴とする、請求項1に記載の滑り止め用ステント。
【請求項8】
前記第2ステントと重なる前記第1円筒状胴体の一側の第1空間部は、前記第2ステントと重ならない前記第1円筒状胴体の残り部分の第1空間部よりも大きさが大きいことを特徴とする、請求項1に記載の滑り止め用ステント。
【請求項9】
前記第2空間部は、前記第1空間部よりも大きさが大きいことを特徴とする、請求項1に記載の滑り止め用ステント。
【請求項10】
前記第1ステントは、所定の長さだけ連結部から突出して前記連結部に連結されることを特徴とする、請求項1に記載の滑り止め用ステント。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、体内の内腔に発生した狭窄又は閉塞病変部位を拡張しながら、移動する体液、飲食物の圧力、人体の揺れなどによる外力発生の際に、病変部位での滑りを防止する滑り止め用ステントに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、体内の内腔、例えば人体の食道、十二指腸、胆道などに狭窄又は閉塞病変部位が発生すると、体液や飲食物を移動させる体内の内腔としての固有の機能が低下するという問題点が発生したため、狭窄又は閉塞病変部位の位置にステントを挿入することで、狭くなった体内の内腔を拡張した。
【0003】
これに関連し、特許文献1は、1本以上の形状記憶合金ワイヤーを編んだりジグザグ状に交差させたりして空間部を形成し、両端には、多数の折曲端が円周に沿って形成された円筒状胴体からなる円筒状ステントを形成し、胆汁の移動のために前記空間部又は円筒状胴体全体を人体に無害なシリコーン又はPTFEで被覆した胆道用ステントにおいて、前記胆道用ステントの端部に形成された折曲端及びこれと共に形成された端部空間部を順次通過させながら、折曲端を挟んでジグザグ状に医療用糸を通し、医療用糸の両端を引っ張って結ぶことにより、前記折曲端が内側に向けて窄まりながら、移動折曲部によって小さくなった直径を有する胆汁排出部を備え、前記移動折曲部が構成している空間部の一部のみをシリコーン又はPTFEでコーティングして空間部の一部を遮断することを特徴とする、胆道ステントを提供した。
しかし、上述した特許文献1の場合は、内腔に沿って移動する体液、飲食物の圧力、人体の揺れなどによる外力発生の際に、病変部位での滑りが生じるおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
韓国登録特許第10-1996524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、体内の内腔に発生した狭窄又は閉塞病変部位を拡張しながら、移動する体液、飲食物の圧力、人体の揺れなどによる外力発生の際に、病変部位での滑りが発生しないようにし、屈曲した形態の体内の内腔に合わせて変形し、病変部位への施術の完了後から一定時間が経過して除去するときに体内の内腔から容易に除去することができる、従来とは異なる構造の滑り止め用ステントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、体内の内腔に発生した狭窄又は閉塞病変部位を拡張する第1ステントを含んでなり、第1ステントは、超弾性形状記憶合金からなるワイヤーが網目構造の中空円筒状に編まれるか或いは交差することでワイヤーの間に多数の第1空間部が形成された第1円筒状胴体と、第1円筒状胴体の内面に所定の間隔をあけて螺旋状に形成されるPTFE材質の第1被膜部と、第1円筒状胴体の外面全体に形成され、第1被膜部に接着されるPTFE材質の第2被膜部と、から構成される滑り止め用ステントにおいて、超弾性形状記憶合金からなるワイヤーで網状に編まれるか或いは交差して組まれることで多数の第2空間部を有し、第1ステントよりも長さが短く、第1ステントの一側に外嵌されて接続され、病変部位の発生した内腔に保持される第2ステントを含んでなり、第2ステントは、中空円筒状に形成された第2円筒状胴体と、第2円筒状胴体の一側が傾斜して形成され、第1ステントに連結される連結部と、第2円筒状胴体と連結部との間に角張って形成された折曲部とから構成され、第2円筒状胴体、連結部及び折曲部には、シリコーン材質の第3被膜部が形成されることを特徴とする、滑り止め用ステントを提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、第1ステントで病変部位を拡張し、第1ステントから突出する第2ステントが内腔に保持されることにより、移動する体液、飲食物の圧力、人体の揺れなどによる外力発生の際に病変部位での滑りを防止するという効果がある。
【0008】
本発明は、移動する体液、飲食物の圧力、人体の揺れなどによる外力を角張った形状の折曲部が耐えるため、第2円筒状胴体及び連結部が変形することを最大限防止するという効果がある。
【0009】
言い換えれば、第2ステントが外力によって内腔に押し付けられて平たい形状に変形することを防止して、滑り止め用ステントが内腔に保持されずに病変部位から滑るのを防止するという効果がある。
【0010】
本発明は、第2ステントにPTFEではなくシリコーン材質の第3被膜部が形成されるため、シリコーン材質の第3被膜部がPTFEによって形成される被膜部よりは厚さが薄くなるという効果があるが、これにより、病変部位への施術の完了後から一定時間が経過して除去するとき、第1ステントを引き抜くと、PTFEよりも厚さが薄く形成されるシリコーン材質の第3被膜部によって第2ステントが容易に裏返されるという効果がある。
(【0011】以降は省略されています)

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