TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025012967
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023116191
出願日
2023-07-14
発明の名称
紙葉類処理装置及び方法
出願人
ローレルバンクマシン株式会社
,
ローレル機械株式会社
,
ローレル精機株式会社
代理人
個人
主分類
G07D
11/18 20190101AFI20250117BHJP(チェック装置)
要約
【課題】スイッチバックが生じた場合であっても、紙幣の計数を効率的に行える紙葉類処理装置及び方法を提供する。
【解決手段】貨幣処理装置1は、紙幣入金口21から取り込まれた紙幣Bを搬送する搬送部70と、搬送部70により搬送された紙幣Bを識別する識別部80と、識別部80の識別結果に応じて紙幣Bを収納する収納部50と、識別部80が収納対象外紙幣と識別した紙幣Bの搬送先である紙幣入金リジェクト口23と、搬送部70の制御を行う制御部90と、を備えている。識別部80が搬送中の紙幣Bの少なくとも1枚を収納対象外紙幣と識別した場合であって、搬送部70が任意の収納対象外紙幣を入金方向D1に所定距離だけ搬送したときに、制御部90は、搬送部70を反転方向D2に駆動させて、搬送中の収納対象外紙幣を紙幣入金リジェクト口22へ搬送させ、搬送中の収納対象紙幣を紙幣入金口21へ搬送させるスイッチバック処理を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
入金口から取り込まれた紙葉類を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送された前記紙葉類を識別する識別部と、
前記識別部の識別結果に応じて前記紙葉類を収納する収納部と、
前記識別部が前記収納部へ収納不能と識別した前記紙葉類である収納対象外紙葉類の搬送先である退避部と、
前記搬送部の制御を行う制御部と、
を備え、
前記搬送部は、先行する前記紙葉類が前記収納部へ収納される前に後続の前記紙葉類を搬送可能であるとともに、前記紙葉類を前記収納部に向けて搬送する入金方向又は前記紙葉類を前記入金口又は前記退避部に向けて搬送する反転方向の何れかに搬送方向が切替可能であり、
前記制御部は、前記識別部が搬送中の前記紙葉類の少なくとも1枚を前記収納対象外紙葉類と識別した場合であって、前記搬送部が任意の前記収納対象外紙葉類であるトリガー紙葉類を前記入金方向に所定距離だけ搬送したときに、前記搬送部を前記反転方向に駆動させて、前記搬送中の前記収納対象外紙葉類を前記退避部へ搬送させ、前記識別部が収納可能と識別した搬送中の前記紙葉類である収納対象紙葉類を前記入金口へ搬送させるスイッチバック処理を実行する、ことを特徴とする紙葉類処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記搬送部は、前記紙葉類が前記収納部近傍へ到達したことを検知する走行センサを備え、
前記制御部は、前記スイッチバック処理において、前記トリガー紙葉類が前記収納部近傍へ到達したことを前記走行センサが検知したときに、前記搬送部を前記反転方向に駆動させる、ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
【請求項3】
前記搬送部は、前記紙葉類が前記搬送部上で搬送された距離を検出可能な搬送距離検出部を備え、
前記制御部は、前記スイッチバック処理において、前記搬送距離検出部が検出した前記トリガー紙葉類の搬送距離が前記識別部から前記収納部近傍までの所定距離に達したときに、前記搬送部を前記反転方向に駆動させる、ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
【請求項4】
前記収納部は、前記入金方向に沿って設けられた複数のスタッカーを備え、
前記制御部は、前記スイッチバック処理において、前記トリガー紙葉類が複数の前記スタッカーの何れかの近傍に搬送されたときに、前記搬送部を前記反転方向に駆動させて、搬送中の全ての前記紙葉類を前記退避部又は前記入金口へ搬送する、ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
【請求項5】
前記退避部は、前記紙葉類を収納可能なカセットであり、
前記制御部は、前記スイッチバック処理において、前記収納対象外紙葉類を前記カセットへ搬送させる、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の紙葉類処理装置。
【請求項6】
前記カセットは、前記カセットに収納された前記紙葉類を前記搬送部に繰り出し可能に構成されている、ことを特徴とする請求項5に記載の紙葉類処理装置。
【請求項7】
入金口から取り込まれた紙葉類を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送された前記紙葉類を識別する識別部と、
前記識別部の識別結果に応じて前記紙葉類を収納する収納部と、
前記識別部が前記収納部へ収納不能と識別した前記紙葉類である収納対象外紙葉類の搬送先である退避部と、
前記搬送部の制御を行う制御部と、
を備えている紙葉類処理装置を用いた紙葉類処理方法であって、
前記搬送部は、先行する前記紙葉類が前記収納部へ収納される前に後続の前記紙葉類を搬送可能であるとともに、前記紙葉類を前記収納部に向けて搬送する入金方向又は前記紙葉類を前記入金口又は前記退避部に向けて搬送する反転方向の何れかに搬送方向が切替可能であり、
前記識別部が搬送中の前記紙葉類の少なくとも1枚を前記収納対象外紙葉類と識別した場合であって、前記搬送部が任意の前記収納対象外紙葉類であるトリガー紙葉類を前記入金方向に所定距離だけ搬送したときに、前記搬送部を前記反転方向に駆動させて、搬送中の前記収納対象外紙葉類を前記退避部へ搬送させ、前記識別部が収納可能と識別した搬送中の前記紙葉類である収納対象紙葉類を前記入金口へ搬送させるスイッチバック処理が前記制御部によって実行される、ことを特徴とする紙葉類処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙葉類処理装置及び方法に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、入金された紙幣の金種を搬送手段で収容部に搬送する際に、紙幣の金種を仮決定及び本決定の順に2段階で識別し、仮決定及び本決定の金種が一致した場合には、紙幣を該当する金種の収容部に収容し、仮決定及び本決定の金種が不一致の場合には、搬送手段を逆転(スイッチバック)させて、収容部より上流側に設けられた回収庫に紙幣を収容する紙葉類処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-94665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された紙葉類処理装置では、先行する紙幣が収納部又は回収庫に収容された後に、後続の紙幣の金種診断を行うため、回収庫への紙幣のスイッチバックが頻繁に発生すると、計数時間が長期化する虞があるという問題があった。
【0005】
そこで、スイッチバックが生じた場合であっても、紙幣の計数を効率的に行うために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る紙葉類処理装置は、入金口から取り込まれた紙葉類を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された前記紙葉類を識別する識別部と、前記識別部の識別結果に応じて前記紙葉類を収納する収納部と、前記識別部が前記収納部へ収納不能と識別した前記紙葉類である収納対象外紙葉類の搬送先である退避部と、前記搬送部の制御を行う制御部と、を備え、前記搬送部は、先行する前記紙葉類が前記収納部へ収納される前に後続の前記紙葉類を搬送可能であるとともに、前記紙葉類を前記収納部に向けて搬送する入金方向又は前記紙葉類を前記入金口又は前記退避部に向けて搬送する反転方向の何れかに搬送方向が切替可能であり、前記制御部は、前記識別部が搬送中の前記紙葉類の少なくとも1枚を前記収納対象外紙葉類と識別した場合であって、前記搬送部が任意の前記収納対象外紙葉類であるトリガー紙葉類を前記入金方向に所定距離だけ搬送したときに、前記搬送部を前記反転方向に駆動させて、前記搬送中の前記収納対象外紙葉類を前記退避部へ搬送させ、前記識別部が収納可能と識別した搬送中の前記紙葉類である収納対象紙葉類を前記入金口へ搬送させるスイッチバック処理を実行する。
【0007】
また、上記目的を達成するために、本発明に係る紙葉類処理方法は、入金口から取り込まれた紙葉類を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された前記紙葉類を識別する識別部と、前記識別部の識別結果に応じて前記紙葉類を収納する収納部と、前記識別部が前記収納部へ収納不能と識別した前記紙葉類である収納対象外紙葉類の搬送先である退避部と、前記搬送部の制御を行う制御部と、を備えている紙葉類処理装置を用いた紙葉類処理方法であって、前記搬送部は、先行する前記紙葉類が前記収納部へ収納される前に後続の前記紙葉類を搬送可能であるとともに、前記紙葉類を前記収納部に向けて搬送する入金方向又は前記紙葉類を前記入金口又は前記退避部に向けて搬送する反転方向の何れかに搬送方向が切替可能であり、前記識別部が搬送中の前記紙葉類の少なくとも1枚を前記収納対象外紙葉類と識別した場合であって、前記搬送部が任意の前記収納対象外紙葉類であるトリガー紙葉類を前記入金方向に所定距離だけ搬送したときに、前記搬送部を前記反転方向に駆動させて、搬送中の前記収納対象外紙葉類を前記退避部へ搬送させ、前記識別部が収納可能と識別した搬送中の前記紙葉類である収納対象紙葉類を前記入金口へ搬送させるスイッチバック処理が前記制御部によって実行される。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、複数の収納対象外紙葉類を一括して排出可能なため、スイッチバック処理の頻度を低減して、紙幣の計数を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る貨幣処理装置の外観を示す斜視図。
貨幣処理装置の内部構造を示す模式図。
貨幣処理装置の構成を示すブロック図。
入金処理及びスイッチバック処理の手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態に係る貨幣処理装置について図面に基づいて説明する。なお、以下では、構成要素の数、数値、量、範囲等に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも構わない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社バンダイ
物品供給装置
9日前
株式会社バンダイ
物品供給装置
1か月前
株式会社バンダイ
物品供給装置
24日前
沖電気工業株式会社
媒体処理装置
2か月前
沖電気工業株式会社
硬貨処理装置
1か月前
日本信号株式会社
駐車場システム
1か月前
沖電気工業株式会社
紙幣処理装置
3か月前
旭精工株式会社
精算システムおよび精算方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
監視装置
1か月前
沖電気工業株式会社
自動取引装置
3か月前
CLASSIX株式会社
冷蔵・冷凍装置
2か月前
有限会社マスター
IoTロッカー自販機
1か月前
三菱鉛筆株式会社
筆記具の販売装置及びシステム
16日前
株式会社JR西日本テクシア
定期券システム
24日前
沖電気工業株式会社
棒金収納装置
3か月前
沖電気工業株式会社
硬貨処理装置
2か月前
沖電気工業株式会社
硬貨処理装置
1か月前
沖電気工業株式会社
媒体投入装置
1か月前
アサヒ飲料株式会社
無人販売システムの制御方法
16日前
アサヒ飲料株式会社
無人販売システムの決済方法
16日前
沖電気工業株式会社
硬貨処理装置及び自動取引装置
1か月前
沖電気工業株式会社
硬貨処理装置及び貨幣取扱装置
24日前
株式会社イシダ
レシート発行装置
1か月前
株式会社寺岡精工
情報処理装置及びプログラム
1か月前
東芝テック株式会社
精算装置
13日前
株式会社寺岡精工
システム、精算装置、決済端末
2か月前
オムロン株式会社
ゲート装置
1か月前
富士電機株式会社
自動販売機
1か月前
富士電機株式会社
金銭処理機
3か月前
東芝テック株式会社
精算装置
13日前
東芝テック株式会社
精算装置
13日前
富士電機株式会社
商品収納装置
3か月前
富士電機株式会社
金銭処理装置
2か月前
富士電機株式会社
商品収納装置
2か月前
東芝テック株式会社
商品販売装置
3日前
株式会社ビジュアルジャパン
セルフレジシステム
2か月前
続きを見る
他の特許を見る