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公開番号2025012854
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116004
出願日2023-07-14
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システム
出願人株式会社Rehab for JAPAN
代理人弁理士法人前川知的財産事務所
主分類A61B 5/11 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】被評価者の運動機能を容易かつより正確に評価して、効果的なリハビリを提案し、リハビリの質を向上する情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システムを提供すること。
【解決手段】片脚立位を行う評価対象者の全身を撮像した評価用動画と、前記片脚立位の期間情報と、を取得する動画取得部1031と、前記評価用動画に映る前記評価対象者の、関節点と重心とを含むキーポイントを推定する動画処理部1032と、前記キーポイントと前記片脚立位の期間情報とから、数理モデルを用いて、前記評価対象者のバランス能力の評価結果を生成する評価部1033と、を備え、前記片脚立位は、動作フェーズとして、予測的姿勢制御フェーズと、姿勢維持フェーズおよび/または反応的姿勢制御フェーズと、を含み、前記評価部は、前記動作フェーズごとに、前記評価結果を生成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
片脚立位を行う評価対象者の全身を撮像した評価用動画と、前記片脚立位の期間情報と、を取得する動画取得部と、
前記評価用動画に映る前記評価対象者の、関節点と重心とを含むキーポイントを推定する動画処理部と、
前記キーポイントと前記片脚立位の期間情報とから、数理モデルを用いて、前記評価対象者のバランス能力の評価結果を生成する評価部と、
を備え、
前記片脚立位は、動作フェーズとして、予測的姿勢制御フェーズと、姿勢維持フェーズおよび/または反応的姿勢制御フェーズと、を含み、
前記評価部は、前記動作フェーズごとに、前記評価結果を生成する、
情報処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記評価結果を記憶する記憶部をさらに備え、
前記評価部は、今回の評価結果と過去の評価結果とを分析してレポート情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記記憶部は、複数の運動メニューを記憶し、
前記評価結果と前記期間情報とに基づいて、1以上の前記運動メニューを選択する運動提案部をさらに備える、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記動画取得部は、前記評価用動画について、左脚を軸足とする片脚立位の左評価用動画と、右脚を軸足とする片脚立位の右評価用動画と、を取得し、
前記評価部は、前記左評価用動画と前記右評価用動画とに基づいて前記評価結果を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記評価部は、前記予測的姿勢制御フェーズの期間の前記キーポイントの物理量、前記物理量の統計値、前記物理量と前記統計値の演算結果、の少なくともいずれかを前記数理モデルの入力データとして入力し、前記数理モデルからの出力データとして前記予測的姿勢制御フェーズにおける前記評価結果を取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記評価部は、前記姿勢維持フェーズの期間の前記キーポイントの物理量、および/または、前記キーポイントの物理量の統計値、を前記数理モデルに入力データとして入力し、前記数理モデルからの出力データとして前記姿勢維持フェーズにおける前記評価結果を取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記評価部は、前記反応的姿勢制御フェーズの期間の前記キーポイントの物理量、および/または、前記キーポイントの物理量の統計値、を前記数理モデルに入力データとして入力し、前記数理モデルからの出力データとして前記反応的姿勢制御フェーズにおける前記評価結果を取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記評価部は、上肢代償動作および/または下肢代償動作に関連する、前記キーポイントの物理量、および/または、前記キーポイントの物理量の統計値、を前記数理モデルに入力データとして入力し、前記数理モデルからの出力データとして前記上肢代償動作および/または前記下肢代償動作の有無を取得する、
請求項6または7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置により実行される情報処理方法であって、前記プロセッサに、
片脚立位を行う評価対象者の全身を撮像した評価用動画と、前記片脚立位の期間情報と、を取得するステップと、
前記評価用動画に映る前記評価対象者の、関節点と重心とを含むキーポイントを推定するステップと、
前記キーポイントと前記片脚立位の経過時間とから、数理モデルを用いて、前記評価対象者のバランス能力の評価結果を生成するステップと、
を実行させ、
前記片脚立位は、動作フェーズとして、予測的姿勢制御フェーズと、姿勢維持フェーズおよび/または反応的姿勢制御フェーズと、を含み、
前記評価結果を生成するステップは、前記動作フェーズごとに、前記評価結果を生成するステップである、
情報処理方法。
【請求項10】
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
片脚立位を行う評価対象者の全身を撮像した評価用動画と、前記片脚立位の期間情報と、を取得するステップと、
前記評価用動画に映る前記評価対象者の、関節点と重心とを含むキーポイントを推定するステップと、
前記キーポイントと前記片脚立位の経過時間とから、数理モデルを用いて、前記評価対象者のバランス能力の評価結果を生成するステップと、
を実行させ、
前記片脚立位は、動作フェーズとして、予測的姿勢制御フェーズと、姿勢維持フェーズおよび/または反応的姿勢制御フェーズと、を含み、
前記評価結果を生成するステップは、前記動作フェーズごとに、前記評価結果を生成するステップである、
プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
日本の介護に係る社会保障費は増大し続けており、政府は自立支援・重症化予防を推進することで、持続可能な社会保障制度への転換を図っている。今後の介護保険制度は、成果を重視するアウトカムベース報酬体系へのシフトが加速し、介護事業所は成果を出すためにリハビリの質を向上させる必要が出てきている。しかしながら、リハビリ専門職を配置している介護事業所は少なく、特に通所介護においては約90%がリハビリ専門職不在により「効果的なリハビリ」を提供しにくい状況にある。効果的なリハビリを提案する上で、課題や状態を適切に把握するための評価が重要だが、動作分析はリハビリ専門職の高度な専門スキルを要する。
【0003】
このようなリハビリの評価における課題に対し、特許文献1には、重心移動開始までの反応動作の速さを算出することで、被検者の重心制御運動能力を客観的に評価し、転倒の危険性を事前に診断する技術が開示されている。また、特許文献2には、被験者の動画を撮影して、被験者の動きや骨格情報を推定する技術が開始されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-185557号公報
特開2017-080199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の技術では重心以外の特徴量を考慮できていないという課題がある。また、特許文献2に開示の技術では、推定された被験者の動きや骨格情報から被験者の課題や状態を適切に把握するにはやはりリハビリ専門職が評価する必要がある。
【0006】
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、被評価者の運動機能を容易かつより正確に評価して、効果的なリハビリを提案し、リハビリの質を向上する情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置では、片脚立位を行う評価対象者の全身を撮像した評価用動画と、前記片脚立位の期間情報と、を取得する動画取得部と、前記評価用動画に映る前記評価対象者の、関節点と重心とを含むキーポイントを推定する動画処理部と、前記キーポイントと前記片脚立位の期間情報とから、数理モデルを用いて、前記評価対象者の運動機能の評価結果を生成する評価部と、を備え、前記片脚立位は、動作フェーズとして、予測的姿勢制御フェーズと、姿勢維持フェーズおよび/または反応的姿勢制御フェーズと、を含み、前記評価部は、前記動作フェーズごとに、前記評価結果を生成する。
【0008】
上記した目的を達成するために、本発明に係る情報処理方法では、プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置により実行される情報処理方法であって、前記プロセッサに、片脚立位を行う評価対象者の全身を撮像した評価用動画と、前記片脚立位の期間情報と、を取得するステップと、前記評価用動画に映る前記評価対象者の、関節点と重心とを含むキーポイントを推定するステップと、前記キーポイントと前記片脚立位の経過時間とから、数理モデルを用いて、前記評価対象者の運動機能の評価を生成するステップと、を実行させ、前記片脚立位は、動作フェーズとして、予測的姿勢制御フェーズと、姿勢維持フェーズおよび/または反応的姿勢制御フェーズと、を含み、前記評価を生成するステップは、前記動作フェーズごとに、前記評価結果を生成するステップである。
【0009】
上記した目的を達成するために、本発明に係るプログラムでは、プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プログラムは、前記プロセッサに、片脚立位を行う評価対象者の全身を撮像した評価用動画と、前記片脚立位の期間情報と、を取得するステップと、前記評価用動画に映る前記評価対象者の、関節点と重心とを含むキーポイントを推定するステップと、前記キーポイントと前記片脚立位の経過時間とから、数理モデルを用いて、前記評価対象者の運動機能の評価を生成するステップと、を実行させ、前記片脚立位は、動作フェーズとして、予測的姿勢制御フェーズと、姿勢維持フェーズおよび/または反応的姿勢制御フェーズと、を含み、前記評価を生成するステップは、前記動作フェーズごとに、前記評価結果を生成するステップである。
【0010】
上記した目的を達成するために、本発明に係る情報処理システムでは、プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置およびユーザ端末からなる情報処理システムであって、前記プロセッサに、片脚立位を行う評価対象者の全身を撮像した評価用動画と、前記片脚立位の期間情報と、を取得するステップと、前記評価用動画に映る前記評価対象者の、関節点と重心とを含むキーポイントを推定するステップと、前記キーポイントと前記片脚立位の経過時間とから、数理モデルを用いて、前記評価対象者の運動機能の評価を生成するステップと、を実行させ、前記片脚立位は、動作フェーズとして、予測的姿勢制御フェーズと、姿勢維持フェーズおよび/または反応的姿勢制御フェーズと、を含み、前記評価を生成するステップは、前記動作フェーズごとに、前記評価結果を生成するステップである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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