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公開番号2025012789
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115890
出願日2023-07-14
発明の名称材料、材料付きフィルタ
出願人株式会社ダイセル,本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人G-chemical
主分類A01N 59/00 20060101AFI20250117BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】様々なウイルスに対して、フィルタが実際に使用される条件として想定される、乾燥した表面上(気相中)においても、優れた抗ウイルス効果を有する材料及び材料付きフィルタを提供する。
【解決手段】材料3は、表面に凹凸形状を有する本体部4と、前記凹凸上に付着したナノダイヤモンド粒子5とを備える。また、材料付きフィルタ1は、フィルタ2に材料3が組み付けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表面に凹凸形状を有する本体部と、前記凹凸上に付着したナノダイヤモンド粒子とを備える、材料。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記本体部は、基材と、前記基材上に形成された皮膜とを含む、請求項1に記載の材料。
【請求項3】
前記皮膜はリン酸亜鉛皮膜である、請求項2に記載の材料。
【請求項4】
前記ナノダイヤモンド粒子のゼータ電位がポジティブである、請求項1又は2に記載の材料。
【請求項5】
抗ウイルス効果、抗菌効果、及び防黴効果からなる群より選択される少なくとも1つの効果を有する、請求項1又は2に記載の材料。
【請求項6】
フィルタに請求項1又は2に記載の材料が取り付けられた、材料付きフィルタ。
【請求項7】
気相中で用いる請求項6に記載の材料付きフィルタ。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の材料の作製に用いられるナノダイヤモンド粒子分散液であり、
前記ナノダイヤモンド粒子分散液は前記ナノダイヤモンド粒子と前記ナノダイヤモンド粒子が分散した溶媒とを含み、
前記溶媒は少なくとも水を含み、
前記ナノダイヤモンド粒子分散液に含まれる前記ナノダイヤモンド粒子の濃度は0.01~10質量%である、ナノダイヤモンド粒子分散液。
【請求項9】
請求項8に記載のナノダイヤモンド粒子分散液を含む、塗工液、めっき液、及び化成処理液からなる群から選ばれる少なくとも1つの製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、材料及び材料付きフィルタに関する。より詳細には、本開示は、細菌やウイルスに対して除去効果、及び抗菌・抗ウイルス効果を有する材料及び材料付きフィルタに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、ノロウイルス等を原因とする、多くのウイルス性疾患は、飛沫感染や飛沫核感染、接触感染といった多様な感染経路で伝播する。中でも、飛沫核感染は患者から発生した、ごく細かい粒子が長い間空気中に浮遊し、患者と同じ空間にいる人がウイルスを吸入することによって感染する経路であり、特に、狭い密閉空間では感染拡大を引き起こすことがある。
【0003】
ところで、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスは、脂質性の膜であるエンベロープウイルスの一種であり、脂溶性のあるエタノールを用いた消毒が有効である等、比較的、抵抗性が低い。一方、ノロウイルスはエンベロープを持たないノンエンベロープウイルスの一種であるため、エタノール消毒だけでは十分な効果が得られず、さらに乾燥や加熱にも抵抗性を示す等、抵抗性が高いウイルスとして知られている。
【0004】
さらに、ノロウイルスは、100個以下のウイルス粒子でも感染するほど感染力が高いため、感染者の嘔吐物や糞便がごく少量、空気中に飛散したときに、それを媒体とした飛沫核感染が起こることが知られている。
【0005】
従来、このような飛沫核感染の予防対策として、空間に浮遊する菌やウイルスをフィルタによって捕捉し、除去する対策が行われている。しかし、菌やウイルスを捕捉するだけでは、フィルタ上の菌やウイルスが感染性を維持し、フィルタ自体が感染源になりうるという問題があった。
【0006】
そこで、上記問題を克服するため、捕捉した菌やウイルスに対して抗菌効果や抗ウイルス効果を有するフィルタ、もしくはフィルタに脱着可能な材料が知られている。
【0007】
特許文献1は、金属基材の表面に対してリン酸亜鉛化成処理を行い、当該表面にミクロンオーダーの凹凸を有するリン酸亜鉛皮膜を形成することで、上記リン酸亜鉛皮膜が防黴作用、殺菌作用、及び抗ウイルス作用を示すことを開示している。
【0008】
ところで、ナノダイヤモンド粒子は、比表面積が非常に大きい超微粒子のダイヤモンドであり、その特性から抗菌・抗ウイルス成分としても使用される。
【0009】
特許文献2は、ナノダイヤモンド粒子を含む分散液と、インフルエンザウイルスを含む溶液と、を混合したときに、上記ナノダイヤモンド粒子を含む分散液がインフルエンザウイルスを不活性化する効果を示すことを開示している。
【0010】
特許文献3は、銀微粒子、ダイヤモンド微粒子、エタノール、及び水を含むコーティング液が含浸された不織布シートを、壁、及び/又は天井に塗布することによって、抗ウイルス性を付与させる効果を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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