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公開番号
2025007669
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109223
出願日
2023-07-03
発明の名称
植物用支持具
出願人
兼弥産業株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
A01G
9/12 20060101AFI20250109BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】支柱と連結部材の組立て及び取外しをする手間を軽減し、植物体が植えられた状態でも容易に設置し得る植物用支持具を提供する。
【解決手段】植物用支持具1は、樹脂製の一体成形品であり、支持部4と複数の支柱部5を有する。支持部4は、リング状における一か所が途切れた開放部6において互いに離れた初期位置で対向する第1端部41と第2端部42とを有しており、第1端部41と第2端部42が初期位置から周方向に移動することで開放部6が開閉するように構成され、可撓性を有する。支柱部5は、支持部4の周方向に所定間隔をおいて配設され、支持部4から並行して一方向に延出する。支持部4の第1端部41側に係合部7が設けられ、第2端部42側に係合部7と係合可能な係止部9が設けられる。係合部7と係止部9が係合する位置で、第1端部41と第2端部42が初期位置に戻るように付勢力が作用し、係合部7が係止部9に係止される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂製の一体成形品からなる植物用支持具であって、
リング状における一か所が途切れた開放部において、互いに離れた初期位置で対向する第1端部と第2端部とを有し、かつ前記第1端部と前記第2端部が前記初期位置から周方向に移動することで前記開放部が開閉するように構成された可撓性を有する支持部と、
前記支持部の周方向に所定間隔をおいて複数配設され、前記支持部から一方向に並行して線状に延出した支柱部と、
前記支持部の前記第1端部側に設けられた係合部と、
前記第2端部側に設けられ、前記係合部と係合可能に構成された係止部と、を有しており、
前記係合部と前記係止部が係合する位置で、前記第1端部と前記第2端部が前記初期位置に戻るように付勢力が作用することで、前記係合部が前記係止部に係止される、植物用支持具。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された植物用支持具であって、
前記係合部は、フック状に形成されており、
前記支柱部の一つは、前記第2端部に隣接した位置に配設されており、前記支持部との接合部位が前記係止部として機能する、植物用支持具。
【請求項3】
請求項2に記載された植物用支持具であって、
前記支柱部と前記支持部の接合部位は、前記支柱部より幅が広い平板状に形成されている、植物用支持具。
【請求項4】
請求項3に記載された植物用支持具であって、
前記係合部は、前記支持部の周縁より外側に開口したフック状を呈する、植物用支持具。
【請求項5】
請求項4に記載された植物用支持具であって、
前記係合部は、先端部が前記支持部の周縁より外側に向かって湾曲したフック状を呈する、植物用支持具。
【請求項6】
請求項3から請求項5のいずれか一項に記載された植物用支持具であって、
前記係止部は、前記支持部の周縁より内側の面において、平らな面を有し、前記平らな面より前記支柱部側の厚さが厚くなるように形成された段差形状を有する、植物用支持具。
【請求項7】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載された植物用支持具であって、
前記支柱部は、延出した先端部が先端に向かって細くなるように形成された挿込み部を有しており、前記支持部の径方向における前記挿込み部の外側の部位が前記径方向内側に向かって傾斜した形状を有する、植物用支持具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物用支持具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、植物用の支持具として、様々なものが知られている。例えば、特許文献1には、複数の直線棒状の支柱と連結部材を用いて組立てられ、植木鉢等に設置される植物支持装置が開示されている。一つの例では、3本の支柱と3本の連結部材がそれぞれ別個の部材であり、連結部材に設けられた挟持部に支柱を嵌め込むことで、植物支持装置が組み立てられている。また、他の例では、円環状の連結部材に設けられた挟持部に支柱を嵌め込むことで、植物支持装置が組み立てられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3148053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された植物支持装置のように、別個になった複数の支柱と連結部材を組立て、又は取外すときには、手間がかかる傾向にある。また、一つの円環状の連結部材と支柱を用いて組立てた植物支持装置の場合は、すでに植物が植えられた状態では植木鉢への設置が困難になり、植物を傷つけてしまう懸念があった。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、支柱と連結部材の組立て及び取外しをする手間を軽減し、植物体が植えられた状態でも容易に設置し得る植物用支持具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する植物用支持具の一つの特徴は、樹脂製の一体成形品からなる植物用支持具であって、リング状における一か所が途切れた開放部において互いに離れた初期位置で対向する第1端部と第2端部とを有し、かつ前記第1端部と前記第2端部が前記初期位置から周方向に移動することで前記開放部が開閉するように構成された可撓性を有する支持部と、前記支持部の周方向に所定間隔をおいて複数配設され、前記支持部から一方向に並行して線状に延出した複数の支柱部と、前記支持部の前記第1端部側に設けられた係合部と、前記第2端部側に設けられ、前記係合部と係合可能に構成された係止部とを有しており、前記係合部と前記係止部が係合する位置で、前記第1端部と前記第2端部が前記初期位置に戻るように付勢力が作用することで、前記係合部が前記係止部に係止される。
【0007】
上記構成の一つの特徴及び利点は、植物用支持具は、リング状の支持部と複数の支柱部が一体に成形されていることで、支持部と支柱部の組み立ての手間を省くことができる。また、支持部は開放部が設けられると共に可撓性を有しており、第1端部と第2端部を初期位置から互いに近接させることで、係止部に係合部を係合させることができる。係合部と係止部が係合する位置では、第1端部と第2端部が初期位置に戻るように付勢力が作用し、係止部によって支持部の開放部が開く方向への係合部の移動が係止される。したがって、第1端部と第2端部が互いに近接又は離間する方向に支柱部を弾性変形させることで、容易に係合部と係止部を係合させ、又は係合状態を解除することができる。さらに、支柱部は、第1端部と第2端部が互いに支持部の周方向に離れて開放部が開くように弾性変形できる。これにより、すでに植物体が植えられた状態でも、植物体より大きく開いた開放部から植物体の周りを囲むようにすることで、植物用支持具を容易に設置することができる。
【0008】
上記植物用支持具について、前記係合部は、フック状に形成されており、前記支柱部の一つは、前記第2端部に隣接した位置に配設されており、前記支持部との接合部位が前記係止部として機能する構成であっても良い。
【0009】
上記構成の一つの特徴及び利点は、植物用支持具は、第2端部に支柱部の一つが隣接するように配設されており、この支柱部と支持部の接合部位にフック状の係合部を引っ掛けることができる。支柱部が係止部としても機能することで、より簡易な構造の植物用支持具を構成し得る。
【0010】
上記植物用支持具について、前記支柱部と前記支持部との接合部位は、前記支柱部より幅が広い平板状に形成されている構成であっても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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