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公開番号
2025012724
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115788
出願日
2023-07-14
発明の名称
冷却システム
出願人
ダイムラー トラック エージー
代理人
個人
,
弁理士法人真田特許事務所
主分類
B60K
11/02 20060101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約
【課題】電気式ポンプの異常時にも冷却性能を確保する。
【解決手段】冷却システム10は、電動車両のモータ11を冷却するとともに冷却媒体をラジエータ12で冷却するもので、電気式ポンプ14Aで冷却媒体を循環させるメイン回路と、機械式ポンプ14Bで冷却媒体を循環させるサブ回路とを有する冷却回路13と、モータ11と機械式ポンプ14Bとの間の動力伝達の断接を行う伝達装置16と、メイン回路を通じて冷却媒体を循環させる第一状態と、サブ回路を通じて冷却媒体を循環させる第二状態とを切り替える切替装置17と、電気式ポンプの異常を検知する検知装置18,19Aと、電気式ポンプ11が正常な場合、切替装置17を第一状態に設定し、また、電気式ポンプ14Aが異常な場合、伝達装置16によりモータ11と機械式ポンプ14Bとをつなぐとともに切替装置17を第二状態に設定する制御装置19と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電動車両の駆動用モータを冷却媒体により冷却するとともに前記冷却媒体をラジエータで冷却する冷却システムであって、
電力により駆動される電気式ポンプを用いて前記ラジエータと前記駆動用モータとの間で前記冷却媒体を循環させるメイン回路と、前記駆動用モータにより機械式に駆動される機械式ポンプを用いて前記ラジエータと前記駆動用モータとの間で前記冷却媒体を循環させるサブ回路とを有する冷却回路と、
前記駆動用モータと前記機械式ポンプとの間の動力伝達の断接を行う伝達装置と、
前記冷却回路に付設され、前記メイン回路を通じて前記冷却媒体を循環させる第一状態と、前記サブ回路を通じて前記冷却媒体を循環させる第二状態とを切り替える切替装置と、
前記電気式ポンプの異常を検知する検知装置と、
前記検知装置により前記電気式ポンプの異常が検知されていない場合は、前記切替装置を前記第一状態に設定し、また、前記電気式ポンプの異常が検知された場合は、前記伝達装置により前記駆動用モータと前記機械式ポンプの間を接続するとともに前記切替装置を前記第二状態に設定する制御装置と、を備えた
ことを特徴とする冷却システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本件は、電動車両の駆動用モータを冷却媒体により冷却する冷却システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
駆動用モータを用いて走行する電動車両が知られる。
電動車両には、一般的に、オイルや冷却水等の冷却媒体を循環させる冷却回路により駆動用モータを冷却する液冷式の冷却装置が装備されている。例えば、特許文献1には、冷却媒体としての不凍液を電気式ポンプにより冷却回路内に循環させることで電動機を冷却する冷却装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-75050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1の技術では、電気式ポンプにより冷却媒体を循環させているので、万が一、電気回路の故障や電気式ポンプ本体の故障が発生した場合、電気式ポンプが動作せず、電気式ポンプによる駆動用モータの冷却ができなくなる。その場合、電動車両が走行できなくなることが考えられる。
よって、従来の技術では、電気式ポンプが正常に動作しない場合にも冷却性能を確保して電動車両が走行できるようにするうえで改善の余地があった。
本件の冷却システムは、上記のような課題に鑑み創案されたものであり、電気式ポンプが正常に動作しない場合にも冷却性能を確保して、電動車両が走行できるようにすることを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本件は上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現できる。
【0006】
(1)本適用例は、電動車両の駆動用モータを冷却媒体により冷却するとともに前記冷却媒体をラジエータで冷却する冷却システムであって、電力により駆動される電気式ポンプを用いて前記ラジエータと前記駆動用モータとの間で前記冷却媒体を循環させるメイン回路と、前記駆動用モータにより機械式に駆動される機械式ポンプを用いて前記ラジエータと前記駆動用モータとの間で前記冷却媒体を循環させるサブ回路とを有する冷却回路と、前記駆動用モータと前記機械式ポンプとの間を動力伝達の断接可能につなぐ伝達装置と、前記冷却回路に付設され、前記メイン回路を通じて前記冷却媒体を循環させる第一状態と、前記サブ回路を通じて前記冷却媒体を循環させる第二状態とを切り替える切替装置と、前記電気式ポンプの異常を検知する検知装置と、前記検知装置により前記電気式ポンプの異常が検知されていない場合は、前記切替装置を前記第一状態に設定し、また、前記電気式ポンプの異常が検知された場合は、前記伝達装置により前記駆動用モータと前記機械式ポンプの間を接続するとともに前記切替装置を前記第二状態に設定する制御装置と、を備えている。
【0007】
これによれば、冷却システムの冷却回路には機械式ポンプを用いてラジエータと駆動用モータとの間で冷却媒体を循環させるサブ回路が設けられており、電気式ポンプの異常が検知された場合、機械式ポンプを用いたサブ回路で冷却媒体を循環させることができる。
そのため、電気式ポンプ電力を供給する電気回路の故障や電気式ポンプ体の故障などにより電気式ポンプが正常に動作しなくなった場合であっても、冷却媒体の循環を継続することができる。よって、電気式ポンプが正常に動作しなくなった場合であっても、冷却システムの冷却性能が確保されるので、電動車両は走行することができる。
これにより、例えば、電動車両が路上で停車(路上故障)することなく整備工場まで自力走行を行う、または安全が確保できる場所まで自力走行を行う、などの対応が可能となる。
【発明の効果】
【0008】
本件の冷却システムによれば、電気式ポンプが正常に動作しない場合にも、冷却性能を確保して電動車両が走行できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
適用例に係る冷却システムの説明図である。
電気式ポンプが正常な場合の冷却システムの説明図である。
電気式ポンプが正常に動作していない場合の冷却システムの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面を参照して、本件の実施形態について説明する。以下の実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。下記の実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、必要に応じて取捨選択でき、あるいは適宜組み合わせられる。
(【0011】以降は省略されています)
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