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公開番号
2025012678
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115697
出願日
2023-07-14
発明の名称
電池パック
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H01M
50/204 20210101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池パックにおいて電池の異常発熱時に吸熱剤の吸熱効率を向上させる。
【解決手段】電池パック1は、複数の電池50と、吸熱剤71と、吸熱剤71を収容する吸熱部材70と、複数の電池50および吸熱部材70を保持するホルダ80と、を備え、ホルダ80は、吸熱部材70の外表面と対向する対向面Soを有するホルダ部材90を備え、ホルダ部材90は、複数の気孔Hが連続している連続気孔Hsを有する多孔質体であり、対向面Soには、連続気孔Hsを構成する複数の気孔Hのうち少なくとも1つの気孔H1が開口する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電池と、
吸熱剤と、
前記吸熱剤を収容する吸熱部材と、
前記複数の電池および前記吸熱部材を保持するホルダと、を備え、
前記ホルダは、前記吸熱部材の外表面と対向する対向面を有するホルダ部材を備え、
前記ホルダ部材は、複数の気孔が連続している連続気孔を有する多孔質体であり、
前記対向面には、前記連続気孔を構成する前記複数の気孔のうち少なくとも1つの気孔が開口する、
電池パック。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記ホルダ部材は、
前記複数の電池のうち1つの電池の外表面が接触する接触面と、
第1端が前記対向面に開口し、かつ、第2端が前記接触面に開口し、前記連続気孔によって形成される第1連通路と、をさらに有する、
請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
前記ホルダ部材は、
第1端および第2端が前記接触面の互いに異なる位置で開口し、前記連続気孔によって形成される第2連通路と、をさらに有する、
請求項2に記載の電池パック。
【請求項4】
前記複数の電池は、それぞれ円筒形状であり、前記電池の中心軸線同士が互いに平行である第1の電池、第2の電池、第3の電池、および、第4の電池を含み、
前記中心軸線と直交する平面で切断したときの断面形状において、
前記第1の電池、前記第2の電池、前記第3の電池、および、前記第4の電池は、前記吸熱部材を取り囲み、
前記ホルダ部材は、前記第1の電池の外周面と接触する第1接触面、前記第2の電池の外周面と接触する第2接触面、前記第3の電池の外周面と接触する第3接触面、および、前記第4の電池と接触する第4接触面をさらに有し、
前記対向面は、前記第1の電池、前記第2の電池、前記第3の電池、および、前記第4の電池のうち互いに隣り合う2つの電池の間にある、
請求項1に記載の電池パック。
【請求項5】
前記吸熱部材の外表面は、前記第1の電池の外周面、前記第2の電池の外周面、前記第3の電池の外周面、および、前記第4の電池の外周面それぞれと接触する、
請求項4に記載の電池パック。
【請求項6】
前記断面形状において、
前記第1接触面は、前記第1の電池の外周面と全周に亘って接触し、
前記第2接触面は、前記第2の電池の外周面と全周に亘って接触し、
前記第3接触面は、前記第3の電池の外周面と全周に亘って接触し、
前記第4接触面は、前記第4の電池の外周面と全周に亘って接触し、
前記対向面は、前記吸熱部材の外周面と全周に亘って接触する、
請求項4に記載の電池パック。
【請求項7】
前記吸熱部材の外表面は、第1面、第2面、および、第3面を有し、
前記断面形状において、
前記第1の電池、前記第2の電池、前記第3の電池、および、前記第4の電池は、2つの前記吸熱部材を取り囲み、
2つの前記吸熱部材のうち一方の前記吸熱部材は、前記第4の電池の外周面と前記第1面で接触し、かつ、前記第1の電池の外周面と前記第2面で接触し、
2つの前記吸熱部材のうち他方の前記吸熱部材は、前記第2の電池の外周面と前記第1面で接触し、かつ、前記第3の電池の外周面と前記第2面で接触し、
2つの前記吸熱部材の前記第3面同士が互いに接触する、
請求項4に記載の電池パック。
【請求項8】
前記ホルダ部材の材料は、発泡樹脂である、
請求項1に記載の電池パック。
【請求項9】
前記ホルダは、前記ホルダ部材の外側面に配置される外層をさらに備え、
前記外層は、前記複数の気孔のうち前記ホルダ部材の外側面に開口する気孔を覆い、前記ホルダ部材の剛性よりも高い剛性を有する、
請求項1に記載の電池パック。
【請求項10】
前記対向面は、前記吸熱部材の外表面と接触する、
請求項1に記載の電池パック。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電池パックに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電池パックの一例として、吸熱部材および複数の単電池を備える電池モジュールが開示されている。吸熱部材は、吸熱剤および吸熱剤を内包する外装フィルムを備えている。二次電池の異常発熱時に、外装フィルムが開裂し、漏出した吸熱剤によって二次電池の温度が低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2010/098067号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、外装フィルムから流出した吸熱剤は、1箇所に留まる可能性がある。この場合、二次電池の外表面と吸熱剤との接触面積が比較的少なく、吸熱効率が比較的低い。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、電池パックにおいて電池の異常発熱時に吸熱剤の吸熱効率を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電池パックは、複数の電池と、吸熱剤と、前記吸熱剤を収容する吸熱部材と、前記複数の電池および前記吸熱部材を保持するホルダと、を備え、前記ホルダは、前記吸熱部材の外表面と対向する対向面を有するホルダ部材を備え、前記ホルダ部材は、複数の気孔が連続している連続気孔を有する多孔質体であり、前記対向面には、前記連続気孔を構成する前記複数の気孔のうち少なくとも1つの気孔が開口する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電池パックにおいて電池の異常発熱時に吸熱剤の吸熱効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の第1実施形態に係る電池パックの分解斜視図である。
図2は、図1に示す電池ユニットの分解斜視図である。
図3は、図1に示す電池ユニットを電池の中心軸線と直交する平面で切断したときの断面形状を示す図である。
図4は、図3に示す電池ユニットの断面形状の部分拡大図である。
図5は、図4に示す電池ユニットの断面形状の部分拡大図である。
図6は、本開示の第1実施形態の第1変形例に係る電池パックにおける電池ユニットの断面形状の部分拡大図である。
図7は、本開示の第1実施形態の第2変形例に係る電池パックにおける電池ユニットの断面形状の部分拡大図である。
図8は、本開示の第1実施形態の第3変形例に係る電池パックにおける図4に示す電池ユニットの断面形状の部分拡大図である。
図9は、本開示の第2実施形態に係る電池パックにおける電池ユニットの断面形状の部分拡大図である。
図10は、本開示の第3実施形態に係る電池パックにおける電池ユニットの断面形状の部分拡大図である。
図11は、本開示の第4実施形態に係る電池パックにおける電池ユニットの断面形状を示す図である。
図12は、本開示の第5実施形態に係る電池パックにおける電池ユニットの断面形状の部分拡大図である。
図13は、本開示の第6実施形態に係る電池パックにおける電池ユニットの斜視図である。
図14は、図13に示す電池ユニットをX方向と直交する平面で切断したときの断面形状を示す図である。
図15は、図14に示す電池の平面図である。
図16は、本開示の第7実施形態に係る電池ユニットの斜視図である。
図17は、図16に示す電池ユニットをX方向と直交する平面で切断したときの断面形状を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本開示が限定されるものではない。各実施の形態は例示であり、異なる実施の形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもない。
【0010】
図面で示すX方向は電池パック1の幅方向に相当し、Y方向は電池パック1の奥行方向に相当し、Z方向は電池パック1の高さ方向に相当する。X方向、Y方向およびZ方向は、互いに直交する。また、X方向において、矢印が指す側を+X側とし、+X側と反対側を-X側とする。Y方向において、矢印が指す側を+Y側とし、+Y側と反対側を-Y側とする。Z方向において、矢印が指す側を+Z側とし、+Z側と反対側を-Z側とする。なお、X、Y、Zの方向は一例であって、本開示はこれらの方向に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
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