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公開番号2025012674
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115690
出願日2023-07-14
発明の名称心電データ検出装置、及び、心電データ検出方法
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 5/302 20210101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】複数の差分信号の中から心電図の検出に適した差分信号を選択可能な心電データ検出装置及び検出方法を提供する。
【解決手段】心電データ検出装置(100)は、人体に対向して配置される複数の電極110と、前記複数の電極のうちの2つの電極の信号の差分信号を生成する差分信号生成部であって、複数組の前記2つの電極の信号から複数の前記差分信号を生成する差分信号生成部(131A)と、前記差分信号生成部によって生成された前記複数の差分信号の中から、心拍の計測に適した差分信号を複数選択する差分信号選択部(133A)とを含み、前記差分信号選択部は、前記差分信号生成部によって生成された前記複数の差分信号の中から心拍の計測に最適な第1差分信号と、前記複数の電極から前記第1差分信号の元の信号を出力する一対の第1電極を除いた残りの複数の電極の信号から生成される複数の前記差分信号のうち、心拍の計測に最適な第2差分信号とを選択する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
人体に対向して配置される複数の電極と、
前記複数の電極のうちの2つの電極の信号の差分信号を生成する差分信号生成部であって、複数組の前記2つの電極の信号から複数の前記差分信号を生成する差分信号生成部と、
前記差分信号生成部によって生成された前記複数の差分信号の中から、心拍の計測に適した差分信号を複数選択する差分信号選択部と
を含み、
前記差分信号選択部は、
前記差分信号生成部によって生成された前記複数の差分信号の中から心拍の計測に最適な第1差分信号と、
前記複数の電極から前記第1差分信号の元の信号を出力する一対の第1電極を除いた残りの複数の電極の信号から生成される複数の前記差分信号のうち、心拍の計測に最適な第2差分信号と
を選択する、心電データ検出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記差分信号選択部は、前記複数の電極から、前記第1差分信号の元の信号を出力する一対の第1電極と、前記第2差分信号の元の信号を出力する一対の第2電極とを除いた残りの複数の電極の信号から生成される複数の前記差分信号のうち、心拍の計測に最適な第3差分信号を選択する、請求項1に記載の心電データ検出装置。
【請求項3】
前記差分信号選択部は、前記差分信号生成部によって生成された前記複数の差分信号から、前記第1差分信号の元の信号を出力する一対の第1電極と、前記第2差分信号の元の信号を出力する一対の第2電極との4つの電極のうちの2つの電極から得られる差分信号を除いた残りの複数の前記差分信号のうち、心拍の計測に最適な第3差分信号を選択する、請求項1に記載の心電データ検出装置。
【請求項4】
前記心拍の計測に適した差分信号は、SN比で評価される、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の心電データ検出装置。
【請求項5】
前記心拍の計測に最適な第1差分信号は、前記差分信号生成部によって生成された前記複数の差分信号の中でSN比が最大の差分信号である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の心電データ検出装置。
【請求項6】
前記心拍の計測に最適な第2差分信号は、前記複数の電極から前記第1差分信号の元の信号を出力する一対の第1電極を除いた残りの複数の電極の信号から生成される複数の前記差分信号の中でSN比が最大の差分信号である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の心電データ検出装置。
【請求項7】
前記心拍の計測に最適な第3差分信号は、前記残りの複数の電極の信号から生成される複数の前記差分信号の中でSN比が最大の差分信号である、請求項2に記載の心電データ検出装置。
【請求項8】
前記心拍の計測に最適な第3差分信号は、前記残りの複数の前記差分信号の中でSN比が最大の差分信号である、請求項3に記載の心電データ検出装置。
【請求項9】
前記複数の電極の数は、少なくとも5つ以上である、請求項1に記載の心電データ検出装置。
【請求項10】
前記複数の電極の数は、少なくとも7つ以上である、請求項2又は3に記載の心電データ検出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、心電データ検出装置、及び、心電データ検出方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、人体に電気的絶縁状態で対向配備されるべき一対の計測用絶縁電極と、各計測用絶縁電極と人体の間の静電容量結合に伴って生じる電圧の変化を検出して、両計測用絶縁電極により検出される2つの電圧の差を増幅し、心電図波形信号として出力する計測回路とを具えた心電図計測装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-082938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の心電図計測装置は2つの計測用絶縁電極を含み、2つの計測用絶縁電極の電圧の差(差分信号)に基づいて心電図を計測するものであるが、より多くの電極を用いて複数の差分信号を取得し、複数の差分信号の中から心電図の計測に適した差分信号を選択することは行っていない。
【0005】
そこで、複数の差分信号の中から心電データの検出に適した差分信号を選択可能な心電データ検出装置、及び、心電データ検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施形態の心電データ検出装置は、人体に対向して配置される複数の電極と、前記複数の電極のうちの2つの電極の信号の差分信号を生成する差分信号生成部であって、複数組の前記2つの電極の信号から複数の前記差分信号を生成する差分信号生成部と、前記差分信号生成部によって生成された前記複数の差分信号の中から、心拍の計測に適した差分信号を複数選択する差分信号選択部とを含み、前記差分信号選択部は、前記差分信号生成部によって生成された前記複数の差分信号の中から心拍の計測に最適な第1差分信号と、前記複数の電極から前記第1差分信号の元の信号を出力する一対の第1電極を除いた残りの複数の電極の信号から生成される複数の前記差分信号のうち、心拍の計測に最適な第2差分信号とを選択する。
【発明の効果】
【0007】
複数の差分信号の中から心電データの検出に適した差分信号を選択可能な心電データ検出装置、及び、心電データ検出方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の心電データ検出装置の構成の一例を示す図である。
8つの電極から得られる28個の差分信号のSN比の一例を示す図である。
8つの電極から得られる28個の差分信号のSN比の一例を示す図である。
実施形態の心電データ検出装置のMCUが実行する処理の一例を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の心電データ検出装置、及び、心電データ検出方法を適用した実施形態について説明する。
【0010】
<実施形態>
図1は、実施形態の心電データ検出装置100の構成の一例を示す図である。心電データ検出装置100は、電極110、バッファ回路115、ADC(Analog to Digital Convertor)120、MCU(Micro Controller Unit)130、及び、I/F(Interface)ドライバ140を含む。ADC120、MCU130、及び、I/Fドライバ140は、ECU(Electronic Control Unit)150を構成する。ECU150は、一例として車両に搭載されており、一例として車載ネットワークを介して上位装置に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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