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公開番号2025012612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115559
出願日2023-07-14
発明の名称電極材搬送治具
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類H01M 4/04 20060101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電極ペーストを塗布したシート状の電極材を搬送できる技術を提供する。
【解決手段】シート状の電極材を搬送するための電極材搬送治具は、電極材の外周を把持するための枠部と枠部の外周の一部に設けられ、ピンを差し込むための穴を有するピン穴部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
シート状の電極材を搬送するための電極材搬送治具であって、
前記電極材の外周を把持するための枠部と
前記枠部の外周の一部に設けられ、ピンを差し込むための穴を有するピン穴部と、を備える、電極材搬送治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電極材搬送治具に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
シート状の電極材の搬送において、例えば、特許文献１に記載されているような、吸着パッドを用いた搬送する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－２１８８７１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、電極ペーストを塗布したシート状の電極材を搬送することは困難であった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
【０００６】
本開示の一形態によれば、シート状の電極材を搬送するための電極材搬送治具が提供される。この電極材搬送治具は、前記電極材の外周を把持するための枠部と前記枠部の外周の一部に設けられ、ピンを差し込むための穴を有するピン穴部と、を備える。
この形態の電極材搬送治具によれば、ピンを穴に引っ掛けて電極材を１枚ずつ搬送できるため、電極ペーストを塗布した場合であっても、電極面を傷つけることなく搬送できる。
【０００７】
なお、本開示は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、電極材搬送治具を用いた搬送方法等の態様で実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
電極材搬送治具の概要を示す模式図である。
図１をＩＩ－ＩＩラインで切断した断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
Ａ．第１実施形態：
図１は、本実施形態における電極材搬送治具１００の概要を示す模式図である。図２は、図１をＩＩ－ＩＩラインで切断した断面模式図である。電極材搬送治具１００は、シート状の電極材２００を搬送するための治具である。電極材搬送治具１００は、搬送する電極材２００への電極ペーストの塗布および乾燥、プレスの工程に耐えうる材料で形成される。より具体的には、電極材搬送治具１００は、耐熱性と耐酸性、耐アルカリ性、有機電解液に含まれる有機溶剤に対する耐有機溶剤性の少なくとも一部を有する種々の樹脂や金属で形成される。耐熱性は、２００℃以上が好ましい。
【００１０】
電極材搬送治具１００は、枠部１０と、ピン穴部２０とを備える。本実施形態において、電極材搬送治具１００は、樹脂材料の一体成型によって、枠部１０とピン穴部２０とが形成される。樹脂材料として、例えば、ポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦＥ）、ポリエーテルエーテルケトン（ＰＥＥＫ）、ポリフェニレンサルファイド（ＰＰＳ）が採用できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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