TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025012079
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114634
出願日
2023-07-12
発明の名称
木材被覆鉄骨構造およびその構築方法
出願人
株式会社進富
,
構法開発株式会社
代理人
個人
主分類
E04B
1/30 20060101AFI20250117BHJP(建築物)
要約
【課題】木工事の自由度が高く施工が行い易い木材被覆鉄骨構造を提供する。
【解決手段】鉄骨梁材11および鉄骨柱材31と梁木材12と柱木材32とを備えている。梁木材12は、上部木材21と下部木材22と一対の側部木材23,23とを有している。上部木材21および下部木材22は、鉄骨梁材11と同等の幅寸法を有するとともに、鉄骨梁材11の長手方向に沿って所定の間隔をあけて間欠的に敷設されている。側部木材23は、上端部が鉄骨梁材11の上端よりも上方に突出して上部木材21の側面に固定されるとともに、下端部が鉄骨梁材11の下端よりも下方に突出して下部木材22の側面に固定されている。鉄骨柱材31の上端部は、柱木材32の上端よりも上方に突出し、梁木材12の長手方向に隣り合う下部木材22の隙間で、一対の側部木材23,23の下端部の間に形成された凹部25に挿入されて鉄骨梁材11の底面に固定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
柱および梁の鉄骨を木材で被覆する木材被覆鉄骨構造であって、
前記鉄骨にて構成される鉄骨梁材および鉄骨柱材と、
前記鉄骨梁材を被覆する梁木材と、
前記鉄骨柱材を被覆する柱木材と、を備えており、
前記梁木材は、
前記鉄骨梁材の上部に固定される上部木材と、
前記鉄骨梁材の下部に固定される下部木材と、
前記鉄骨梁材の梁幅方向両側部にそれぞれ配置される一対の側部木材と、を有し、
前記上部木材および前記下部木材は、前記鉄骨梁材と同等の幅寸法を有するとともに、前記鉄骨梁材の長手方向に沿って所定の間隔をあけて間欠的に敷設され、
前記側部木材は、前記鉄骨梁材の長手方向に沿って配置され、上端部が前記鉄骨梁材の上端よりも上方に突出して前記上部木材の側面に固定されるとともに、下端部が前記鉄骨梁材の下端よりも下方に突出して前記下部木材の側面に固定されており、
前記鉄骨柱材の上端部は、前記柱木材の上端よりも上方に突出し、前記梁木材の長手方向に隣り合う前記下部木材の隙間で、一対の前記側部木材の下端部の間に形成された凹部に挿入されて前記鉄骨梁材の底面に固定されている
ことを特徴とする木材被覆鉄骨構造。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記柱木材は、
前記鉄骨柱材の幅方向両側部にそれぞれ配置される一対の第一側部木材を有し、
前記第一側部木材は、前記梁木材の前記側部木材と同一面状に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の木材被覆鉄骨構造。
【請求項3】
前記柱木材は、
前記鉄骨柱材の幅に対して直交する直交方向両側にそれぞれ配置される一対の第二側部木材をさらに有している
ことを特徴とする請求項2に記載の木材被覆鉄骨構造。
【請求項4】
隣り合う前記柱の間に設けられた木製の間柱をさらに備え、
前記間柱の上端部は、前記凹部に挿入されて、一対の前記側部木材の下端部に固定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の木材被覆鉄骨構造。
【請求項5】
前記鉄骨梁材は、C型鋼にて構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の木材被覆鉄骨構造。
【請求項6】
隣り合う前記柱の間には、X状に交差したブレースが設けられ、
前記ブレースの交差部分に上下にそれぞれ延在する間柱が接続されている
ことを特徴とする請求項4に記載の木材被覆鉄骨構造。
【請求項7】
基礎梁となる前記梁の前記梁木材の長手方向に隣り合う前記下部木材の隙間に相当する位置で、一対の前記側部木材の下端部にそれぞれ切欠部が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の木材被覆鉄骨構造。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の木材被覆鉄骨構造を構築する木材被覆鉄骨構造の構築方法であって、
前記鉄骨梁材を前記梁木材で被覆して梁を形成する梁形成工程と、
前記鉄骨柱材を前記柱木材で被覆して柱を形成する柱形成工程と、
前記柱を立設する柱設置工程と、
前記柱の上に前記梁を設置する梁設置工程と、を備えており、
前記梁形成工程では、前記鉄骨梁材と同等の幅寸法を有する下部木材を前記鉄骨梁材の長手方向に沿って所定の間隔をあけて間欠的に敷設するとともに、前記鉄骨梁材の幅方向両側部に設けられる側部木材の下端部が前記鉄骨梁材の下端より下方に張り出すように前記側部木材を敷設し、
前記柱形成工程では、前記鉄骨柱材の上端部が、前記鉄骨柱材の幅方向両側部に設けられる側部木材の上端より上方に突出するように前記側部木材を前記鉄骨柱材に敷設し、
前記梁設置工程では、前記鉄骨柱材の上端部が、前記梁木材の長手方向に隣り合う前記下部木材の隙間で一対の前記側部木材の下端部の間に形成された凹部に挿入されるように前記梁を設置し、前記鉄骨柱材の上端部を前記鉄骨梁材の底面に固定する
ことを特徴とする木材被覆鉄骨構造の構築方法。
【請求項9】
隣り合う前記柱の間に木製の間柱を設ける間柱設置工程をさらに備え、
前記間柱設置工程では、前記間柱の端部を、前記梁の前記凹部に差し込んで、前記側部木材に固定する
ことを特徴とする請求項8に記載の木材被覆鉄骨構造の構築方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、木造被覆鉄骨構造およびその構築方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄骨製の柱や梁に木材を取り付けて、構造的強度が高く、大工が木工事を行い易くする構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の構造では、H型鋼のフランジにボルト部材とナット部材とからなる固定具を取り付け、ボルト部材に形成された木材取付板に木材をビス止めすることで、H型鋼と木材とが接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-348967号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構造では、木材が鉄骨材に対して部分的に取り付けられているので、木工事をする際の接合位置が制限されてしまい、木工事の自由度が低いという問題があった。
【0005】
本発明は、木工事の自由度が高く施工が行い易い木材被覆鉄骨構造およびその構築方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような課題を解決する第一の本発明は、柱および梁の鉄骨を木材で被覆する木材被覆鉄骨構造であって、前記鉄骨にて構成される鉄骨梁材および鉄骨柱材と、前記鉄骨梁材を被覆する梁木材と、前記鉄骨柱材を被覆する柱木材と、を備えており、前記梁木材は、前記鉄骨梁材の上部に固定される上部木材と、前記鉄骨梁材の下部に固定される下部木材と、前記鉄骨梁材の梁幅方向両側部にそれぞれ配置される一対の側部木材と、を有し、前記上部木材および前記下部木材は、前記鉄骨梁材と同等の幅寸法を有するとともに、前記鉄骨梁材の長手方向に沿って所定の間隔をあけて間欠的に敷設され、前記側部木材は、前記鉄骨梁材の長手方向に沿って配置され、上端部が前記鉄骨梁材の上端よりも上方に突出して前記上部木材の側面に固定されるとともに、下端部が前記鉄骨梁材の下端よりも下方に突出して前記下部木材の側面に固定されており、前記鉄骨柱材の上端部は、前記柱木材の上端よりも上方に突出し、前記梁木材の長手方向に隣り合う前記下部木材の隙間で、一対の前記側部木材の下端部の間に形成された凹部に挿入されて前記鉄骨梁材の底面に固定されていることを特徴とする木材被覆鉄骨構造である。
【0007】
本発明の木材被覆鉄骨構造によれば、梁の側部木材が、鉄骨梁材の長手方向に沿うとともに、上下が鉄骨梁材よりも突出して配置されているので、木工事の施工面が広くなり自由度が高くなる。また、側部木材は、上部木材と下部木材の側面に固定されるので施工を行い易い。さらに、上部木材と下部木材は間欠的に敷設されているので、鉄骨梁材の上面または下面が外部に対向し、鉄骨柱材の端部を鉄骨梁材に直接固定することができる。
【0008】
本発明の木材被覆鉄骨構造においては、前記柱木材は、前記鉄骨柱材の幅方向両側部にそれぞれ配置される一対の第一側部木材を有し、前記第一側部木材は、前記梁木材の前記側部木材と同一面状に形成されているものが好ましい。鉄骨柱材の幅方向とは、鉄骨梁材の梁幅方向と同じ方向である。このような構成によれば、鉄骨梁材の側面と鉄骨柱材の側面を面一にすることができるとともに、梁木材の側部木材と柱木材の第一側部木材の表面を面一にすることができる。
【0009】
本発明の木材被覆鉄骨構造においては、前記柱木材は、前記鉄骨柱材の幅に対して直交する直交方向両側にそれぞれ配置される一対の第二側部木材をさらに有しているものが好ましい。このような構成によれば、鉄骨梁材の四方向全面を柱木材で囲うことができる。
【0010】
本発明の木材被覆鉄骨構造においては、隣り合う前記柱の間に設けられた木製の間柱をさらに備え、前記間柱の上端部は、前記凹部に挿入されて、一対の前記側部木材の下端部に固定されているものが好ましい。このような構成によれば、間柱の固定を、鉄骨梁材の側面から容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社進富
制震構造
3か月前
株式会社進富
木材被覆鉄骨構造およびその構築方法
11日前
個人
納骨堂
18日前
個人
作業補助器具
5日前
個人
塗装ユニット
3か月前
個人
アンカー
19日前
積水樹脂株式会社
塀
26日前
個人
住宅用建物
1か月前
有限会社瀬川興業
木製蓋
5日前
積水樹脂株式会社
取付金具
2か月前
三協立山株式会社
床
15日前
積水樹脂株式会社
取付金具
2か月前
株式会社創健
建築物
26日前
宗教法人常妙寺
墓石
3か月前
個人
免震構造
27日前
積水樹脂株式会社
取付金具
2か月前
積水樹脂株式会社
フェンス
3か月前
三協立山株式会社
手すり
3か月前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
三協立山株式会社
構造体
5日前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
個人
連結具及び施工方法
1か月前
個人
セルフアライメント落葉籠
15日前
ウエダ産業株式会社
破砕機
1か月前
ミサワホーム株式会社
住宅
3か月前
戸田建設株式会社
補強木材
1か月前
ミサワホーム株式会社
建物
26日前
ミサワホーム株式会社
建物
3か月前
株式会社日本設計
建築用木材
11日前
エヌパット株式会社
支持装置
5日前
日精株式会社
機械式駐車装置
3か月前
明正工業株式会社
建材パネル
18日前
株式会社大林組
建築物
18日前
株式会社大林組
駐輪場
18日前
個人
次世代電気自動車向けの駐車場
20日前
続きを見る
他の特許を見る