特許ウォッチ

公開番号2025012050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114585,2023113374
出願日2023-07-12,2023-07-11
発明の名称肌美容方法
出願人株式会社CEL-ENA
代理人
主分類A61K 8/98 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】十分な若見え効果を得て、利用者の満足度を向上させる。
【解決手段】有効成分を含有する噴霧用液体を収容する液体収容部と、前記液体収容部に収容された噴霧用液体を噴霧する噴霧口と、気体を供給する気体供給部と、前記気体供給部から供給される気体を前記噴霧口に瞬間的に供給して前記噴霧口から前記噴霧用液体を前記気体とともに噴霧させる噴霧制御部とを備えた複数成分肌浸透システムを用い、NMNを含有する第1噴霧用液体の噴霧と、ヒト幹細胞培養液を含有する第2噴霧用液体の噴霧を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
ヒト幹細胞培養液、ＮＭＮ、およびプロテオグリカンから選択される１以上を含有する第１の組成物を塗布する工程と、
ヒト幹細胞培養液、ＮＭＮ、およびプロテオグリカンから選択される前記第１の組成物以外の１以上を含有する第２の組成物を塗布する工程とを有する
肌美容方法（ただし、医療行為を除く）。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記第１の組成物と前記第２の組成物は、一方がヒト幹細胞培養液を含有し、他方がＮＭＮを含有している
請求項１記載の肌美容方法（ただし、医療行為を除く）。
【請求項３】
マッサージをした後に、
前記第１の組成物を塗布する工程と、
前記第２の組成物を塗布する工程を実行する
請求項２記載の肌美容方法（ただし、医療行為を除く）。
【請求項４】
ヒト幹細胞培養液、ＮＭＮ、およびプロテオグリカンから選択される１以上を含有する第１の組成物を塗布する工程と、
ヒト幹細胞培養液、ＮＭＮ、およびプロテオグリカンから選択される前記第１の組成物以外の１以上を含有する第２の組成物を塗布する工程とを有する
育毛発毛方法。
【請求項５】
有効成分を含有する噴霧用液体を収容する液体収容部と、
前記液体収容部に収容された噴霧用液体を噴霧する噴霧口と、
気体を供給する気体供給部と、
前記気体供給部から供給される気体を前記噴霧口に瞬間的に供給して前記噴霧口から前記噴霧用液体を前記気体とともに噴霧させる噴霧制御部とを備えた複数成分肌浸透システムを用い、
前記第１の有効成分はヒト幹細胞培養液、ＮＭＮ、またはプロテオグリカンであり、
前記第２の有効成分はヒト幹細胞培養液、ＮＭＮ、およびプロテオグリカンのうち前記第１の有効成分とは異なるものであり、
前記噴霧用液体とするための第１の有効成分を含有する第１浸透剤と、前記噴霧用液体とするための前記第１の有効成分は異なる第２の有効成分を含有する第２浸透剤とが、調整剤でそれぞれまたは合わせて調整された噴霧用液体を噴霧する
複数成分肌浸透方法。
【請求項６】
前記第１浸透剤が前記調整剤で調整された第１噴霧用液体を噴霧する第１噴霧用液体噴霧工程と、
前記第２浸透剤が前記調整剤で調整された第２噴霧用液体を噴霧する第２噴霧用液体噴霧工程とを、
同時ではなく順番に実行する
請求項５記載の複数成分肌浸透方法。
【請求項７】
前記第１浸透剤および前記第２浸透剤は、一方がヒト幹細胞培養液であり、他方がＮＭＮである
請求項６記載の複数成分肌浸透方法。
【請求項８】
前記第１噴霧用液体噴霧工程が完了してから第２噴霧用液体噴霧工程を始めるまでの間は、１週間以内である
請求項７記載の複数成分肌浸透方法。
【請求項９】
有効成分を含有する噴霧用液体を収容する液体収容部と、
前記液体収容部に収容された噴霧用液体を噴霧する噴霧口と、
気体を供給する気体供給部と、
前記気体供給部から供給される気体を前記噴霧口に瞬間的に供給して前記噴霧口から前記噴霧用液体を前記気体とともに噴霧させる噴霧制御部とを備え、
前記噴霧用液体とするための第１の有効成分を含有する第１浸透剤と、
前記噴霧用液体とするための前記第１の有効成分は異なる第２の有効成分を含有する第２浸透剤と、
前記第１浸透剤または／および前記第２浸透剤を調整する調整剤とを備え、
前記第１の有効成分はヒト幹細胞培養液、ＮＭＮ、またはプロテオグリカンであり、
前記第２の有効成分はヒト幹細胞培養液、ＮＭＮ、およびプロテオグリカンのうち前記第１の有効成分とは異なるものである
複数成分肌浸透システム。
【請求項１０】
前記噴霧口の外周および噴霧先端側を覆う噴霧カバーが設けられ、
前記噴霧カバーは、先端側の開放部の外周の大部分が平面上に形成されて少なくとも一部に凹状の気体抜き空間が形成されている
請求項９記載の複数成分肌浸透システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、肌の美容を行うような肌美容方法、複数成分肌浸透方法、および複数成分肌浸透システムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、シワを改善し、使用感に優れた肌美容組成物として、タマネギ鱗茎の酢酸抽出物と重曹とを含有することを特徴とする肌美容組成物と、これを塗布する肌美容方法（但し、医療行為を除く）が提案されている（特許文献１参照）。
この肌美容方法においては、タマネギ鱗茎酢酸抽出物のみでも、シワ改善、保湿効果、美肌効果（キメの改善）が認められるが、重曹を併せて含有することによって、より短期間でより優れた肌美容効果（特にシワ改善）が認められることが分かったとされている。
ここで、美容業界においては、さらなる効果が求められており、若く見える若見え効果が求められている。すなわち、シワ改善、保湿効果、美肌効果に加え、顔のたるみやシワを改善するリフトアップ効果も求められている。
しかし、上述した美容方法は、リフトアップ効果まで得られるものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６９７３７４０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
この発明は、上述の問題点に鑑みて、十分な若見え効果が得られ、利用者の満足度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
この発明は、ヒト幹細胞培養液を含有する第１の組成物を塗布する工程と、ＮＭＮ、およびプロテオグリカンから選択される１以上を含有する第２の組成物を塗布する工程とを有する肌美容方法（ただし、医療行為を除く）であることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００６】
この発明により、十分な若見え効果が得られる肌美容方法、複数成分肌浸透方法、および複数成分肌浸透システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
複数成分肌浸透システムのシステム構成図。
複数成分肌浸透システムの構成を示すブロック図。
複数成分肌浸透システムの動作を示すフローチャート。
複数成分肌浸透システムによるビフォーアフターの説明図。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
この発明は、第１の有効成分を含有する第１組成物と、第２の有効成分を含有する第２組成物を、それぞれ別に、あるいは全て混合して、肌に塗布するものである。そして、第１の有効成分と、第２の有効成分は、一方をヒト幹細胞培養液とし、他方をＮＭＮとするものである。また、塗布の方法としては、第１の有効成分からなる第１浸透剤と、第２の有効成分からなる第２浸透剤を、それぞれまたは一括して精製水等の調整剤で調整して噴霧用液体（塗布用液体）とし、噴霧を行う噴霧装置にて肌に噴霧することが好ましい。なお、ここでいう肌とは、顔の肌、首の肌、デコルテの肌、四肢の肌、胸の肌、腹部の肌、背中の肌、陰部の肌、頭の肌など、身体の肌全てを指す。
以下、この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
【０００９】
図１は、複数成分肌浸透システム１のシステム構成を示す構成図である。
複数成分肌浸透システム１は、第１浸透剤２と、第２浸透剤３と、調整剤４と、噴霧装置５とで構成されている。
【００１０】
第１浸透剤２は、肌に浸透させる第１有効成分からなる剤であり、液体または粉体により構成されている。
第２浸透剤３は、肌に浸透させる第２有効成分からなる剤であり、液体または粉体により構成されている。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許