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公開番号2025012023
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114543
出願日2023-07-12
発明の名称駆動用バッテリの脱落抑制装置
出願人ダイムラー トラック エージー
代理人個人,弁理士法人真田特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約【課題】駆動用バッテリが車両から脱落することを抑制する脱落抑制装置を提供する。
【解決手段】駆動用バッテリ4のケーシング5、左側サイドレール21L及び右側サイドレール21R、ケーシング5に取り付けられ左側サイドレール21Lと当接可能な第1ストッパ71L、左側サイドレール21Lに取り付けられ車幅方向外側に突出する第1突出部72L、ケーシング5に取り付けられケーシング5を支持可能な第1支持部73L、ケーシング5に取り付けられ右側サイドレール21Rと当接可能な第2ストッパ71R、右側サイドレール21Rに取り付けられ車幅方向外側に突出する第2突出部72R、ケーシング5に取り付けられケーシング5を支持可能な第2支持部73Rを備え、第1ストッパ71Lが左側サイドレール21Lに当接すると第1突出部に第1支持部が係止され、第2ストッパが右側サイドレール21Rに当接すると第2突出部に第2支持部が係止される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される駆動用バッテリの脱落抑制装置であって、
前記駆動用バッテリのケーシングと、
前記車両の前後方向に延在する左側サイドレール及び右側サイドレールと、
前記ケーシングに取り付けられ、前記左側サイドレールと対向するとともに前記ケーシングが前記車両の左側に移動すると前記左側サイドレールと当接可能な第1ストッパと、
前記左側サイドレールに取り付けられ、車幅方向外側に向かって突出する第1突出部と、
前記ケーシングに取り付けられ、前記第1突出部に係止されることで前記ケーシングを支持可能な第1支持部と、
前記ケーシングに取り付けられ、前記右側サイドレールと対向するとともに前記ケーシングが前記車両の右側に移動すると前記右側サイドレールと当接可能な第2ストッパと、
前記右側サイドレールに取り付けられ、車幅方向外側に向かって突出する第2突出部と、
前記ケーシングに取り付けられ、前記第2突出部に係止されることで前記ケーシングを支持可能な第2支持部と、
を備え、
前記第1ストッパが前記左側サイドレールに当接したときは、前記第2突出部に前記第2支持部が係止され、
前記第2ストッパが前記右側サイドレールに当接したときは、前記第1突出部に前記第1支持部が係止される
ことを特徴とする駆動用バッテリの脱落抑制装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
車両に搭載される駆動用バッテリの脱落抑制装置であって、
前記駆動用バッテリのケーシングと、
前記車両の前後方向に延在する左側サイドレール及び右側サイドレールと、
前記ケーシングに取り付けられ、前記左側サイドレールと対向するとともに前記ケーシングが前記車両の左側に移動すると前記左側サイドレールと当接可能な第1ストッパと、
前記第1ストッパから車幅方向外側に向かって突出する第1突出部と、
前記左側サイドレールに設けられ、前記第1突出部を係止することで前記ケーシングを支持可能な第1支持部と、
前記ケーシングに取り付けられ、前記右側サイドレールと対向するとともに前記ケーシングが前記車両の右側に移動すると前記右側サイドレールと当接可能な第2ストッパと、
前記第2ストッパから車幅方向外側に向かって突出する第2突出部と、
前記右側サイドレールに設けられ、前記第2突出部を係止することで前記ケーシングを支持可能な第2支持部と、
を備え、
前記第1ストッパが前記左側サイドレールに当接したときは、前記第1突出部が前記第1支持部に係止され、
前記第2ストッパが前記右側サイドレールに当接したときは、前記第2突出部が前記第2支持部に係止される
ことを特徴とする駆動用バッテリの脱落抑制装置。
【請求項3】
車両に搭載される駆動用バッテリの脱落抑制装置であって、
前記駆動用バッテリのケーシングと、
前記車両の前後方向に延在する左側サイドレール及び右側サイドレールと、
前記ケーシングに取り付けられ、前記左側サイドレールと対向するとともに前記ケーシングが前記車両の左側に移動すると前記左側サイドレールと当接可能な第1ストッパと、
前記左側サイドレール外側で前記ケーシングに取り付けられ、前記左側サイドレールに向かって突出する第1突出部と、
前記左側サイドレールに設けられ、前記第1突出部が嵌入可能な第1開口部と、
前記ケーシングに取り付けられ、前記右側サイドレールと対向するとともに前記ケーシングが前記車両の右側に移動すると前記右側サイドレールと当接可能な第2ストッパと、
前記右側サイドレール外側で前記ケーシングに取り付けられ、前記右側サイドレールに向かって突出する第2突出部と、
前記右側サイドレールに設けられ、前記第2突出部が嵌入可能な第2開口部と、
を備え、
前記第1ストッパが前記左側サイドレールに当接したときは、前記第2突出部が前記第2開口部に嵌入することにより前記右側サイドレールに前記第2突出部が係止されて前記ケーシングが支持され、
前記第2ストッパが前記右側サイドレールに当接したときは、前記第1突出部が前記第1開口部に嵌入することにより前記左側サイドレールに前記第1突出部が係止されて前記ケーシングが支持される
ことを特徴とする駆動用バッテリの脱落抑制装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トラック等の大型の電動車両に用いて好適の駆動用バッテリの脱落抑制装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、環境への負荷を低減する観点から、乗用車等の小型車両において、駆動用バッテリの電力をモータに供給することで走行する電気自動車やハイブリッド自動車や燃料電池車等の電動車両の開発が進んでいる。さらに、近年では、トラック等の大型車両の分野においても、電動車両の開発が行われている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-113063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、乗用車等の小型車両の場合、駆動用バッテリは、車体の内部に搭載されることを前提としており、車両の衝突による衝撃荷重が駆動用バッテリに直接印加されないため、駆動用バッテリの筐体の耐荷重強度が比較的低く設定することが可能である。
【0005】
これに対して、トラック等の大型車両の場合、ラダーフレームの下方に駆動用バッテリが露出して配置されることがあり、駆動用バッテリの大きさによっては、駆動用バッテリがラダーフレームのサイドレールよりも車幅方向外側まで配置されることがある。この場合、車両側面に乗用車が衝突すると、駆動用バッテリに高い衝撃荷重が印加されうる。
【0006】
なお、駆動用バッテリがラダーフレームのサイドレールよりも車幅方向外側まで配置されない場合でも、ラダーフレームの下方に駆動用バッテリが露出している場合は、車両側面に乗用車などが衝突しサイドレール下方から駆動用バッテリに高い衝撃荷重が印加されうることも考えられる。
仮に、想定よりも大きな衝撃荷重が加えられた場合は、駆動用バッテリがラダーフレームから脱落する虞が考えられる。
【0007】
本件は、上記のような課題に着目して創案されたものであり、駆動用バッテリが車両から脱落することを抑制することができる駆動用バッテリの脱落抑制装置を提供することを1つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本件は上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現できる。
本適用例に係る第1の駆動用バッテリの脱落抑制装置は、車両に搭載される駆動用バッテリの脱落抑制装置であって、前記駆動用バッテリのケーシングと、前記車両の前後方向に延在する左側サイドレール及び右側サイドレールと、前記ケーシングに取り付けられ、前記左側サイドレールと対向するとともに前記ケーシングが前記車両の左側に移動すると前記左側サイドレールと当接可能な第1ストッパと、前記左側サイドレールに取り付けられ、車幅方向外側に向かって突出する第1突出部と、前記ケーシングに取り付けられ、前記第1突出部に係止されることで前記ケーシングを支持可能な第1支持部と、前記ケーシングに取り付けられ、前記右側サイドレールと対向するとともに前記ケーシングが前記車両の右側に移動すると前記右側サイドレールと当接可能な第2ストッパと、前記右側サイドレールに取り付けられ、車幅方向外側に向かって突出する第2突出部と、前記ケーシングに取り付けられ、前記第2突出部に係止されることで前記ケーシングを支持可能な第2支持部と、を備え、前記第1ストッパが前記左側サイドレールに当接したときは、前記第2突出部に前記第2支持部が係止され、前記第2ストッパが前記右側サイドレールに当接したときは、前記第1突出部に前記第1支持部が係止されることを特徴としている。
【0009】
本適用例に係る第1の駆動用バッテリの脱落抑制装置によれば、ケーシングが外部衝撃により車幅方向へ移動した際に、第1突出部に第1支持部が係止されるか、あるいは、第2突出部に第2支持部が係止されることによって、ケーシングが何れかのサイドレールに係止され、ケーシングの脱落が抑制される。
【0010】
本適用例に係る第2の駆動用バッテリの脱落抑制装置は、車両に搭載される駆動用バッテリの脱落抑制装置であって、前記駆動用バッテリのケーシングと、前記車両の前後方向に延在する左側サイドレール及び右側サイドレールと、前記ケーシングに取り付けられ、前記左側サイドレールと対向するとともに前記ケーシングが前記車両の左側に移動すると前記左側サイドレールと当接可能な第1ストッパと、前記第1ストッパから車幅方向外側に向かって突出する第1突出部と、前記左側サイドレールに設けられ、前記第1突出部を係止することで前記ケーシングを支持可能な第1支持部と、前記ケーシングに取り付けられ、前記右側サイドレールと対向するとともに前記ケーシングが前記車両の右側に移動すると前記右側サイドレールと当接可能な第2ストッパと、前記第2ストッパから車幅方向外側に向かって突出する第2突出部と、前記右側サイドレールに設けられ、前記第2突出部を係止することで前記ケーシングを支持可能な第2支持部と、を備え、前記第1ストッパが前記左側サイドレールに当接したときは、前記第1突出部が前記第1支持部に係止され、前記第2ストッパが前記右側サイドレールに当接したときは、前記第2突出部が前記第2支持部に係止されることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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