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公開番号2025011562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113749
出願日2023-07-11
発明の名称使い捨て吸収性衛生用品の収容体
出願人ユニ・チャーム株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類A61F 13/15 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】交換後に手の洗浄に使用することによって使用者の手を綺麗にしたり、トイレの便器などの洗浄に使用することによって便器等を綺麗にしたりすることができる使い捨て吸収性衛生用品の収容体を提供すること。
【解決手段】液を吸収する使い捨て吸収性衛生用品(1)と、前記使い捨て吸収性衛生用品(1)を収容する収容部材(101)と、洗浄剤としての脂肪酸塩を含むシート材(30)とを有することを特徴とする、使い捨て吸収性衛生用品の収容体(100)である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
体液を吸収する使い捨て吸収性衛生用品と、
前記使い捨て吸収性衛生用品を収容する収容部材と、
洗浄剤としての脂肪酸塩を含むシート材とを有する
ことを特徴とする、使い捨て吸収性衛生用品の収容体。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
請求項１に記載の使い捨て吸収性衛生用品の収容体であって、
前記シート材は、水解性又は水溶性を有する
ことを特徴とする、使い捨て吸収性衛生用品の収容体。
【請求項３】
請求項１又は２に記載の使い捨て吸収性衛生用品の収容体であって、
前記シート材が、水解性又は水溶性を有する基材を備えている
ことを特徴とする、使い捨て吸収性衛生用品の収容体。
【請求項４】
請求項１又は２に記載の使い捨て吸収性衛生用品の収容体であって、
前記シート材が、基材を備えていない
ことを特徴とする、使い捨て吸収性衛生用品の収容体。
【請求項５】
請求項１又は２に記載の使い捨て吸収性衛生用品の収容体であって、
前記使い捨て吸収性衛生用品は、吸収性本体と、前記吸収性本体を個別に包装する包装シートとを含み、
前記包装シートによって包装された状態の前記使い捨て吸収性衛生用品において、
前記シート材は、前記包装シートよりも内側に設けられている
ことを特徴とする、使い捨て吸収性衛生用品の収容体。
【請求項６】
請求項５に記載の使い捨て吸収性衛生用品の収容体であって、
前記吸収性本体は、使用時に前記吸収性本体を下着に貼付する粘着部を有し、
前記使い捨て吸収性衛生用品は、前記粘着部の表面に載置されたセパレーターを有し、
前記シート材は、前記セパレーターである
ことを特徴とする、使い捨て吸収性衛生用品の収容体。
【請求項７】
請求項６に記載の使い捨て吸収性衛生用品の収容体であって、
前記セパレーターは、前記包装シートに固定されており、前記包装シートから分離可能である
ことを特徴とする、使い捨て吸収性衛生用品の収容体。
【請求項８】
請求項１又は２に記載の使い捨て吸収性衛生用品の収容体であって、
前記使い捨て吸収性衛生用品は、吸収性本体と、前記吸収性本体を個別に包装する包装シートとを含み、
前記シート材は、前記包装シートである
ことを特徴とする、使い捨て吸収性衛生用品の収容体。
【請求項９】
請求項１又は２に記載の使い捨て吸収性衛生用品の収容体であって、
前記使い捨て吸収性衛生用品には、開封口を留めるリードテープが設けられており、
前記シート材は、前記リードテープである
ことを特徴とする、使い捨て吸収性衛生用品の収容体。
【請求項１０】
請求項１又は２に記載の使い捨て吸収性衛生用品の収容体であって、
前記シート材は、前記収容部材の少なくとも一部を形成する
ことを特徴とする、使い捨て吸収性衛生用品の収容体。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、使い捨て吸収性衛生用品の収容体に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
体液（経血、尿、汗、便、母乳、唾液等）を吸収する吸収性衛生用品として生理用ナプキン、おりものライナー、軽失禁パッド、母乳パッド等が知られている。例えば、特許文献１には、表面シートと、裏面シートと、吸収体とを有する吸収性物品であって、吸収性物品が包装シートによって覆われて折り畳まれた個包装の状態から展開した際に着用者に違和感を与えにくくする吸収性物品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－１８９８５６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１では、吸収性物品の一例として生理用ナプキンを挙げているが、使用時にそのような生理用ナプキンを使用者が交換する際には、経血を吸収した吸収性物品を触ることによって、手が汚れてしまったり、トイレの便座、便器、床などが汚れてしまうことがある。また、生理用ナプキンに限らず、尿や便、汗等の体液を吸収する吸収性衛生用品を使用者が付け替える際には、使用済みの吸収性衛生用品が体液を吸収していることから、同様に、交換時に使用者の手が汚れてしまうことがあった。
【０００５】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、交換後に、手の洗浄に使用することによって使用者の手を綺麗にしたり、トイレの便器などの洗浄に使用することによって便器等を綺麗にしたりすることができる使い捨て吸収性衛生用品の収容体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するための主たる発明は、体液を吸収する使い捨て吸収性衛生用品と、前記使い捨て吸収性衛生用品を収容する収容部材と、洗浄剤としての脂肪酸塩を含むシート材とを有することを特徴とする、使い捨て吸収性衛生用品の収容体である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、交換後に手の洗浄に使用することによって使用者の手を綺麗にしたり、トイレの便器などの洗浄に使用することによって便器等を綺麗にしたりすることができる使い捨て吸収性衛生用品の収容体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
収容体１００の斜視図である。
展開状態のナプキン１を肌側から見た平面図である。
図３Ａは、ナプキン１の吸収性本体１０を厚さ方向の肌側から見た平面図であり、図３Ｂは、ナプキン１の吸収性本体１０を厚さ方向の非肌側から見た平面図である。
図３Ａ中のＡ－Ａ矢視で示す吸収性本体１０の概略断面図である。
図５Ａは、展開状態のナプキン１において、吸収性本体１０のウイング部１０Ｗを左右方向の内側に折り畳んだ状態を説明する図であり、図５Ｂは、図５Ａ状態のナプキン１を非肌側から見た平面図である。
図５Ａの状態から、ナプキン１を第２折り線Ｆ２で折り畳んだ状態を説明する図である。
図７は、包装状態のナプキン１をリードテープ２１側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
態様１は、体液を吸収する使い捨て吸収性衛生用品と、前記使い捨て吸収性衛生用品を収容する収容部材と、洗浄剤としての脂肪酸塩を含むシート材とを有することを特徴とする、使い捨て吸収性衛生用品の収容体である。
【００１０】
態様１によれば、吸収性衛生用品の交換時に手が汚れてしまっても、脂肪酸塩を含むシート材を手洗い用石けんとして手の洗浄に使用することで、吸収性衛生用品の交換後に手を綺麗にすることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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