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公開番号
2025011504
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113658
出願日
2023-07-11
発明の名称
HIFU照射装置およびその状態を評価する方法
出願人
ソニア・セラピューティクス株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
A61B
8/00 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明の目的は、治療用の超音波振動子が送信した超音波から超音波イメージングプローブが受ける影響を評価することである。
【解決手段】制御部22は、超音波送信処理、超音波受信処理、および分布測定処理を実行する。超音波送信処理は、治療用超音波よりも強度が小さい評価用超音波を、治療用超音波振動子14に送信させる処理である。超音波受信処理は、各振動子28で受信された超音波に基づく受信信号を、各振動子28から取得する処理である。分布測定処理は、各振動子28から取得された受信信号に基づいて、複数の振動子28に到来する超音波の強度分布を測定する処理である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
治療用超音波を送信する治療用超音波振動子と、
複数の振動子を備える超音波プローブと、
前記治療用超音波振動子および前記超音波プローブを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記治療用超音波よりも強度が小さい評価用超音波を、前記治療用超音波振動子に送信させる超音波送信処理と、
各前記振動子で受信された超音波に基づく受信信号を、各前記振動子から取得する超音波受信処理と、
各前記振動子から取得された前記受信信号に基づいて、複数の前記振動子に到来する超音波の強度分布を測定する分布測定処理と、
を実行することを特徴とするHIFU照射装置。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のHIFU照射装置であって、
前記制御部は、
複数の前記振動子の配列方向についての前記強度分布に基づいて、各前記振動子で受信される超音波の集中度合いを求める処理を実行することを特徴とするHIFU照射装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のHIFU照射装置であって、
前記強度分布は、複数の前記振動子の配列方向に延びる横軸に対し、縦軸の値について1つのピークを有する分布関数によって表され、
前記制御部は、
前記分布関数を規定する近似パラメータによって、前記治療用超音波が各前記振動子に与える影響を評価する評価処理を実行することを特徴とするHIFU照射装置。
【請求項4】
請求項3に記載のHIFU照射装置であって、
前記分布関数は、ガウス関数またはローレンツ関数を含むことを特徴とするHIFU照射装置。
【請求項5】
治療用超音波を送信する治療用超音波振動子と、
複数の振動子を備える超音波プローブと、を備えるHIFU照射装置の状態を評価する方法であって、
前記治療用超音波よりも強度が小さい評価用超音波を、前記治療用超音波振動子に送信させるステップと、
各前記振動子で受信された超音波に基づく受信信号を、各前記振動子から取得するステップと、
各前記振動子から取得された前記受信信号に基づいて、複数の前記振動子に到来する超音波の強度分布を測定するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、
複数の前記振動子の配列方向についての前記強度分布に基づいて、各前記振動子で受信される超音波の集中度合いを求めるステップを含むことを特徴とする方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波イメージングプローブを備えるHIFU照射装置に関し、特に、HIFU照射装置の状態の評価に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
強力集束超音波(High Intensity Focused Ultrasound)を用いた治療装置が広く用いられている。この治療装置は、HIFU照射装置あるいはHIFU照射システムと称され、治療部位に集束超音波を照射して生体組織を壊死させる。
【0003】
一般に、HIFU照射装置は、凹面上に配置された治療用の複数の超音波振動子を備えている。複数の超音波振動子は、それぞれから発せられた超音波が一点に照射され焦点を形成するように配置されている。治療の際には、焦点の位置が治療部位に合わせられ超音波が照射される。照射位置の確認には、超音波画像上に焦点を表す超音波診断装置が用いられる。
【0004】
以下の特許文献1には、Bモード画像(断層画像)を表示する超音波診断装置を用いて焦点の位置を観測する超音波治療装置が記載されている。この装置では、組織に影響のない弱いレベルの超音波が治療用の超音波振動子から発せられると共に、超音波イメージングプローブによる超音波の送受信によって断層画像が表示される。患者の組織の音響特性は組織の温度変化に応じて変化するため、断層画像には焦点の位置が輝度の強弱によって示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-71069号公報
特開2014-30509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
HIFU照射装置では、患者の体内または体表面で治療用の超音波が反射し、超音波イメージングプローブの近傍に反射波が集中し、超音波イメージングプローブに熱的なストレスが与えられることがある。そこで、特許文献2に記載されているように、治療用プローブと撮像用プローブ(超音波イメージングプローブ)を備える超音波診断装置について、治療用プローブから照射される治療超音波の反射波により、診断用プローブの超音波受信面が受ける影響を算出する技術が記載されている。
【0007】
特許文献2に記載されているような従来の技術では、超音波イメージングプローブが治療用の超音波から受ける影響を評価する場合に、治療用の超音波振動子から、治療時と同程度の強度を有する超音波が送信される。この技術では、評価時にも超音波イメージングプローブに超音波による熱的なストレスが与えられ、超音波イメージングプローブの寿命が短くなってしまうことが考えられる。
【0008】
本発明の目的は、治療用の超音波振動子が送信した超音波から超音波イメージングプローブが受ける影響を評価することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、治療用超音波を送信する治療用超音波振動子と、複数の振動子を備える超音波プローブと、前記治療用超音波振動子および前記超音波プローブを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記治療用超音波よりも強度が小さい評価用超音波を、前記治療用超音波振動子に送信させる超音波送信処理と、各前記振動子で受信された超音波に基づく受信信号を、各前記振動子から取得する超音波受信処理と、各前記振動子から取得された前記受信信号に基づいて、複数の前記振動子に到来する超音波の強度分布を測定する分布測定処理と、を実行することを特徴とする。
【0010】
望ましくは、前記制御部は、複数の前記振動子の配列方向についての前記強度分布に基づいて、各前記振動子で受信される超音波の集中度合いを求める処理を実行する。
(【0011】以降は省略されています)
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