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公開番号2025011394
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113483
出願日2023-07-11
発明の名称バスバーアッセンブリ及びその製造方法
出願人サンコール株式会社
代理人弁理士法人アローレインターナショナル
主分類H01B 7/00 20060101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】間隙を介して同一平面内に配置された複数のバスバーを有するバスバーアッセンブリであって、製造効率を向上させつつ、構成部材間の密着性を向上させ得るバスバーアッセンブリを提供する。
【解決手段】本発明のバスバーアッセンブリにおいては、間隙を存しつつ並列配置された複数のバスバーの上面に絶縁性樹脂フィルムが接着され、前記フィルムによって連結されたバスバー連結体の平面視周縁領域に沿う剛性枠体が前記フィルムの上面に接着され、前記バスバーは、下面に、外部に露出された下側接続部を有し、且つ、上面に、前記枠体の中央開口内において前記絶縁性樹脂フィルムに形成された開口を介して外部に露出された上側接続部を有しており、前記間隙内には、前記バスバーと前記絶縁性樹脂フィルムとの境界を覆うように絶縁性樹脂が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
導電性平板状部材によって形成され、対向する側面の間に間隙が存する状態で同一平面内に配置された複数のバスバーと、
前記間隙が存する状態で前記複数のバスバーを連結するように前記複数のバスバーの上面に接着された絶縁性樹脂フィルムと、
上下に貫通する中央開口を有する剛性の枠体であって、前記複数のバスバーが前記絶縁性樹脂フィルムによって連結されてなるバスバー連結体の平面視周縁領域に沿うように前記絶縁性樹脂フィルムの上面に接着された枠体とを備え、
前記バスバーは、下面に、外部に露出された下側接続部を有し、且つ、上面に、前記枠体の中央開口内において前記絶縁性樹脂フィルムに形成された開口を介して外部に露出された上側接続部を有しており、
前記間隙内には、前記バスバーと前記絶縁性樹脂フィルムとの境界を覆うように絶縁性樹脂が設けられていることを特徴とするバスバーアッセンブリ。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記枠体の内側面と前記絶縁性樹脂フィルムの上面との境界が絶縁性樹脂で覆われていることを特徴とする請求項1に記載のバスバーアッセンブリ。
【請求項3】
前記枠体の外側面と前記絶縁性樹脂フィルムの上面との境界が絶縁性樹脂で覆われていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバスバーアッセンブリ。
【請求項4】
前記枠体は、平面視において内側に配置され、前記中央開口を有する内側枠部と、平面視において隙間を存しつつ前記内側枠部を囲繞する外側枠部と、前記内側枠部及び前記外側枠体を連結する連結部とを有し、
前記隙間内には、前記内側枠部及び前記外側枠部と前記絶縁性フィルムとの境界を覆うように絶縁性樹脂が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバスバーアッセンブリ。
【請求項5】
前記内側枠部の内側面と前記絶縁性樹脂フィルムとの境界が絶縁性樹脂で覆われていることを特徴とする請求項4に記載のバスバーアッセンブリ。
【請求項6】
前記外側枠部の外側面と前記絶縁性樹脂フィルムとの境界が絶縁性樹脂で覆われていることを特徴とする請求項4又は5に記載のバスバーアッセンブリ。
【請求項7】
導電性平板状部材によって形成され、対向する側面の間に間隙が存する状態で同一平面内に配置された複数のバスバーと、
前記間隙が存する状態で前記複数のバスバーを連結するように前記複数のバスバーの上面に接着された絶縁性樹脂フィルムと、
前記複数のバスバーが前記絶縁性樹脂フィルムによって連結されてなるバスバー連結体の平面視周縁領域に沿うように前記絶縁性樹脂フィルムの上面に設けられた絶縁性樹脂体とを備え、
前記バスバーは、下面に、外部に露出された下側接続部を有し、且つ、上面に、前記枠体の中央開口内において前記絶縁性樹脂フィルムに形成された開口を介して外部に露出された上側接続部を有しており、
前記間隙には、前記バスバーと前記絶縁性樹脂フィルムとの境界を覆うように絶縁性樹脂が設けられていることを特徴とするバスバーアッセンブリ。
【請求項8】
導電性平板状部材によって形成され、対向する側面の間に間隙が存する状態で同一平面内に並列配置された複数のバスバーと、前記間隙が存する状態で前記複数のバスバーを連結するように前記複数のバスバーの上面に接着された絶縁性樹脂フィルムと、上下に貫通する中央開口を有する剛性の枠体であって、前記複数のバスバーが前記絶縁性樹脂フィルムによって連結されてなるバスバー連結体の平面視周縁領域に沿うように前記絶縁性樹脂フィルムの上面に接着された枠体とを含むバスバーアッセンブリの製造方法であって、
前記複数のバスバーを形成するバスバーアッセンブリ形成領域を有するバスバー用導電性金属平板を用意する工程と、
前記バスバーアッセンブリ形成領域に、上面及び下面の間を貫通し且つ前記間隙と同一幅の一又は複数のスリットを形成して、前記複数のバスバーに対応した複数のバスバー形成部位を形成するスリット形成工程と、
前記バスバーアッセンブリ形成領域の上面に前記絶縁性樹脂フィルムを接着するフィルム接着工程と、
前記バスバー用導電性金属平板を用意する工程から前記フィルム接着工程までの処理の前又は後に、若しくは、並行して行われる枠体形成処理であって、前記枠体に対応した外形状の枠体形成領域を有する枠体用平板を用意する工程及び前記枠体に相当する枠体形成部位が残るように前記枠体形成領域の不要部分を取り除く工程を含む枠体形成処理と、
前記枠体形成領域が前記バスバーアッセンブリ形成領域に平面視において重合するように、前記枠体用平板を前記フィルム接着工程後の前記バスバー用導電性金属平板に接着させる平板接着工程と、
前記フィルム接着工程の後の任意タイミングにおいて、前記スリット内に、前記バスバーと前記絶縁性樹脂フィルムとの境界を覆うように絶縁性樹脂を設けるスリット用絶縁性樹脂設置工程と、
前記フィルム接着工程後の任意タイミングにおいて、前記複数のバスバー形成部位のそれぞれの上面の少なくとも一部を露出させるバスバー露出工程と、
前記バスバー露出工程及び前記スリット用絶縁性樹脂設置工程の双方が完了した後に、前記バスバーアッセンブリ形成領域及び前記枠体形成領域を、前記バスバー用導電性金属平板及び前記枠体用平板から切断する切断工程とを含むことを特徴とするバスバーアッセンブリの製造方法。
【請求項9】
前記平板接着工程の後で且つ前記切断工程の前の任意タイミングにおいて、前記枠体形成部位の内側面及び外側面の少なくとも一方と前記絶縁性フィルムとの境界を覆うように絶縁性樹脂を設ける枠体側面用絶縁性樹脂設置工程を、さらに備えることを特徴とする請求項8に記載のバスバーアッセンブリの製造方法。
【請求項10】
前記枠体形成処理によって形成される前記枠体形成部位は、平面視において内側に配置され、前記中央開口を有する内側枠部と、平面視において隙間を存しつつ前記内側枠部を囲繞する外側枠部と、前記内側枠部及び前記外側枠体を連結する連結部とを有するものとされ、
前記製造方法は、前記平板接着工程の後で且つ前記切断工程の前の任意タイミングにおいて、前記隙間内に、前記内側枠部及び前記外側枠部と前記絶縁性フィルムとの境界を覆うように絶縁性樹脂を設ける枠体隙間用絶縁性樹脂設置工程を、さらに備えることを特徴とする請求項8又は9に記載のバスバーアッセンブリの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のバスバーが電気的には絶縁状態で且つ機械的には連結されてなるバスバーアッセンブリ及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
同一平面内で間隙を存しつつ並列配置された複数のバスバーが互いに対して電気的には絶縁状態で且つ機械的には連結されている平面型バスバーアッセンブリが提案され、種々の分野において利用されている。
【0003】
本願出願人は、同一平面内において間隙を存しつつ並列配置された複数のバスバーと、前記間隙を跨ぐように前記複数のバスバーの上面に接着されて、前記間隙が存する状態で前記複数のバスバーを連結する絶縁性樹脂フィルムと、前記複数のバスバーが前記絶縁性樹脂フィルムによって連結されてなるバスバー連結体の平面視における周縁領域に沿うように前記絶縁性樹脂フィルムの上面に接着された剛性の枠体とを備えた平面型バスバーアッセンブリに関する出願を行い、特許を受けている(下記特許文献1参照)。
【0004】
前記特許文献1に記載のバスバーアッセンブリは、種々の点で有効であるが、その一方で、構成部材間の密着性、即ち、前記バスバーと前記絶縁性樹脂フィルムとの間の密着性、及び、前記絶縁性樹脂フィルムと前記枠体との間の密着性において改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6788767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、間隙を介して同一平面内に並列配置された複数のバスバーを有するバスバーアッセンブリであって、構成部材間の密着性を向上させ得るバスバーアッセンブリ、及び、その製造方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明の第1態様は、導電性平板状部材によって形成され、対向する側面の間に間隙が存する状態で同一平面内に配置された複数のバスバーと、前記間隙が存する状態で前記複数のバスバーを連結するように前記複数のバスバーの上面に接着された絶縁性樹脂フィルムと、上下に貫通する中央開口を有する剛性の枠体であって、前記複数のバスバーが前記絶縁性樹脂フィルムによって連結されてなるバスバー連結体の平面視周縁領域に沿うように前記絶縁性樹脂フィルムの上面に接着された枠体とを備え、前記バスバーは、下面に、外部に露出された下側接続部を有し、且つ、上面に、前記枠体の中央開口内において前記絶縁性樹脂フィルムに形成された開口を介して外部に露出された上側接続部を有しており、前記間隙内には、前記バスバーと前記絶縁性樹脂フィルムとの境界を覆うように絶縁性樹脂が設けられているバスバーアッセンブリを提供する。
【0008】
前記第1態様に係るバスバーアッセンブリにおいて、好ましくは、前記枠体の内側面と前記絶縁性樹脂フィルムの上面との境界、及び/又は、前記枠体の外側面と前記絶縁性樹脂フィルムの上面との境界が絶縁性樹脂によって覆われる。
【0009】
前記第1態様に係るバスバーアッセンブリの一構成においては、前記枠体は、平面視において内側に配置され、前記中央開口を有する内側枠部と、平面視において隙間を存しつつ前記内側枠部を囲繞する外側枠部と、前記内側枠部及び前記外側枠体を連結する連結部とを有するものとされ、前記隙間内には、前記内側枠部及び前記外側枠部と前記絶縁性フィルムとの境界を覆うように絶縁性樹脂が設けられる。
【0010】
好ましくは、前記内側枠部の内側面と前記絶縁性樹脂フィルムとの境界、及び/又は、記外側枠部の外側面と前記絶縁性樹脂フィルムとの境界は絶縁性樹脂によって覆われる。
(【0011】以降は省略されています)

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