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公開番号
2025011286
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2024182452,2023524183
出願日
2024-10-18,2021-10-19
発明の名称
水分感知システムを有する薬剤送達デバイス
出願人
イーライ リリー アンド カンパニー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61M
5/172 20060101AFI20250116BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】薬剤を保持するのに十分な大きさのリザーバを備えるハウジングと、注射用の薬剤の用量サイズを選択するための、ハウジングに対して回転可能である用量ボタンと、プリント回路基板と、導電性トレースと、マイクロコントローラと、を有する薬剤送達デバイスを提供する。
【解決手段】バイアス源2302、2314は、導電性トレースと電気通信することができ、マイクロコントローラ2306は、論理入力を通して導電性トレースと電気通信することができる。アナログデジタル変換器2304は、導電性トレース、マイクロコントローラ2306、及びバイアス源2302と電気通信することができる。マイクロコントローラ2306は、ADC2304又は論理入力から信号を受信し、受信された信号に基づいて、水分がプリント回路基板2300上に存在し得ると判定するように構成されている。
【選択図】図23
特許請求の範囲
【請求項1】
薬剤送達デバイスであって、
薬剤を保持するのに十分な大きさのリザーバを備えるハウジングと、
注射用の前記薬剤の用量サイズを選択するための、前記ハウジングに対して回転可能である用量ボタンと、
プリント回路基板と、
前記プリント回路基板上に少なくとも部分的に配置された導電性トレースと、
前記導電性トレースと電気通信するバイアス源と、
マイクロコントローラであって、前記マイクロコントローラへの論理入力を通して前記導電性トレースと電気通信し、前記マイクロコントローラは、
前記論理入力を通して前記導電性トレースから信号を受信し、かつ
前記受信された信号に基づいて、水分が前記プリント回路基板上に存在し得ると判定するように構成されている、マイクロコントローラと、を備える、薬剤送達デバイス。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記論理入力は、前記マイクロコントローラへの汎用入力/出力(GPIO)である、請求項1に記載の薬剤送達デバイス。
【請求項3】
前記プリント回路基板に装着されたスイッチを更に備え、前記マイクロコントローラは、
前記スイッチから一組の信号を受信し、
前記一組の信号に基づいて、前記一組の信号のカウントを生成するように構成されている、請求項1又は2に記載の薬剤送達デバイス。
【請求項4】
前記薬剤送達デバイスは、前記プリント回路基板に対して回転可能である回転可能要素を更に備え、前記回転可能要素は、互いから離間している一連の突出部を有し、前記回転可能要素は、前記回転可能要素が回転すると前記スイッチを閉鎖位置と開放位置との間で移動させるために前記突出部が前記スイッチに対して摺動することを可能にするように位置決めされている、請求項3に記載の薬剤送達デバイス。
【請求項5】
前記スイッチは、圧電センサ、磁気センサ、加速度計、光学センサ、遮断器センサ、光学エンコーダ、又はそれらのいくつかの組み合わせを備える、請求項3に記載の薬剤送達デバイス。
【請求項6】
前記マイクロコントローラは、水分が前記プリント回路基板上に存在し得ると判定すると、
前記生成されたカウントが、(a)前記マイクロコントローラと通信するメモリに記憶されない、(b)前記マイクロコントローラと通信する通信モジュールを通してリモートデバイスに送信されない、又はそれらのいくつかの組み合わせであるように、前記一組の信号の前記生成されたカウントを破棄するように更に構成されている、請求項3~5のいずれか一項に記載の薬剤送達デバイス。
【請求項7】
前記マイクロコントローラは、水分が前記プリント回路基板上に存在し得ると判定すると、
前記マイクロコントローラが、(a)休止状態に入る、(b)電源を切る、(c)再起動する、又はそれらのいくつかの組み合わせを行うように、前記マイクロコントローラの動作状態を変更するように更に構成されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の薬剤送達デバイス。
【請求項8】
前記マイクロコントローラは、水分が前記プリント回路基板上に存在し得ると判定すると、
前記マイクロコントローラと通信する通信モジュールを介して、前記プリント回路基板上の可能性のある水分の判定を示すデータを含む少なくとも1つのメッセージを送信するように更に構成されている、請求項1~7のいずれか一項に記載の薬剤送達デバイス。
【請求項9】
前記少なくとも1つのメッセージは、前記薬剤送達デバイスと通信する外部モバイルデバイスに、1つ以上の以前に送信されたカウント値を破棄又は無視させるように構成されている、請求項8に記載の薬剤送達デバイス。
【請求項10】
前記バイアス源は、前記マイクロコントローラを含むシステムオンチップ(SoC)の一部として配置された抵抗器を備える、請求項1~9のいずれか一項に記載の薬剤送達デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【背景技術】
【0001】
様々な疾患に罹患している患者は、自分自身に薬剤を注射しなければならないことが頻繁にある。ヒトが薬剤を便利にかつ正確に自己投与することを可能にするために、ペン型注射器又は注射ペンとして広く知られている様々なデバイスが開発されている。一般に、これらのペンには、ピストンが含まれ、かつ複数用量の液体薬剤を含有するカートリッジが装填されている。駆動部材は、前方に移動可能であり、カートリッジ内のピストンを前進させて、含有された薬剤を遠位カートリッジ端の出口から、典型的には針を介して、分注する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【0002】
使い捨て又は事前充填されたペンでは、ペンがカートリッジ内の薬剤の供給量を使い果たすように利用された後、ユーザは、ペン全体を廃棄し、新しい代わりのペンを使用し始める。再使用可能なペンでは、ペンがカートリッジ内の薬剤の供給量を使い果たすように利用された後、ペンは、分解されて、使用済みのカートリッジを新しいカートリッジに交換することが可能になり、次に、ペンは、その後の使用のために再組み立てされる。
【0003】
そのようなデバイスは、互いに物理的に相互作用して、状態の変化又はデバイスによるアクションをもたらす構成要素を有し得る。例えば、本デバイスは、送達の前に取り除かれるキャップと、用量を設定するために回転され得る及び/又は用量を送達するように作動され得る用量ボタン、デバイスを起こす「オン」ボタンなどを有し得る。
【0004】
そのようなデバイスは、処理ユニット及び他の構成要素を有する集積回路などの電子機器を含むことができる。例えば、電子機器は、そのような相互作用の発生を検出するために処理ユニットと通信する、スイッチなどの感知デバイスを含むことができる。電子機器は、水密筐体内にない場合がある。本発明者らは、電子機器が水分に晒されることがあり、それが電子機器の動作に影響を及ぼす可能性があることを理解している。特に、本発明者らは、水分が電子機器にそのような相互作用に関する誤ったデータを記録、処理、及び/又は記憶させる可能性があることを理解している。したがって、本発明者らは、電子機器上の水分を感知し、誤ったデータがシステムによって使用されるのを防止するために使用することができる水分感知機構の必要性を認識している。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、薬剤送達デバイスのプリント回路基板上の水分の存在を監視するための回路及び/又はロジックを含む薬剤送達デバイスに関する。いくつかの実施形態によれば、技術は、水分を感知するために伝統的に使用されていない薬剤送達デバイスの既存の回路(例えば、バイアス源、アナログデジタル変換器、及び/又は同様のもの)を使用することができる。
【0006】
一実施形態では、薬剤送達デバイスは、薬剤を保持するのに十分な大きさのリザーバを備えるハウジングと、注射用の薬剤の用量サイズを選択するための、ハウジングに対して回転可能である用量ボタンと、プリント回路基板と、プリント回路基板上に少なくとも部分的に配置された導電性トレースと、導電性トレースと電気通信するバイアス源と、マイクロコントローラであって、マイクロコントローラへの論理入力を通して導電性トレースと電気通信し、マイクロコントローラは、論理入力を通して導電性トレースから信号を受信し、かつ受信された信号に基づいて、水分がプリント回路基板上に存在し得ると判定するように構成されている、マイクロコントローラと、を含む。
【0007】
一実施形態では、薬剤送達デバイスは、薬剤を保持するのに十分な大きさのリザーバを備えるハウジングと、注射用の薬剤の用量サイズを選択するための、ハウジングに対して回転可能である用量ボタンと、プリント回路基板と、プリント回路基板上に少なくとも部分的に配置された導電性トレースと、入力と出力とを備えるアナログデジタル変換器(ADC)であって、ADCの入力は、導電性トレースと電気通信しており、ADCの動作入力範囲は、低入力電圧と高入力電圧との間である、ADCと、ADCの入力と電気通信するバイアス源であって、バイアス源は、低入力電圧と高入力電圧との間のバイアス電圧を提供するように構成されている、バイアス源と、ADCの出力と電気通信するマイクロコントローラであって、マイクロコントローラは、ADCの出力から信号を受信し、かつ受信された信号に基づいて、水分がプリント回路基板上に存在し得ると判定するように構成されている、マイクロコントローラと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の更なる実施形態、並びにその特徴及び利点は、添付の図面と併せて本明細書の説明を参照することによってより明らかになるであろう。図中の構成要素は必ずしも縮尺通りではない。更に、図面において、同様の参照番号は、異なる図を通して対応する部分を示す。
【0009】
本開示の態様による、用量検出システムを有する薬剤送達デバイスの斜視図である。
図1の薬剤送達デバイスの部分分解斜視図であり、支持体及びカバーを有する用量ボタンを示し、カバーが支持体から分離されて示される。
図1の薬剤送達デバイスの部分分解斜視図であり、用量検出システムの構成要素を示す。
図1の薬剤送達デバイスの断面図である。
図1の薬剤送達デバイスの近位端部の部分切欠図であり、用量検出システムの構成要素を示す。
図1の用量ボタンの一部分の下面図であり、用量ボタンカバー内に保持されたプリント回路基板を示す。
図6に示される用量ボタンの一部分の分解図である。
薬剤送達デバイスの用量検出システムのフランジの斜視図である。
図8のフランジの上面図である。
用量ボタン支持体の斜視図である。
図10の用量ボタン支持体の上面図である。
本開示の態様による、プリント回路基板及びセンサスイッチの斜視図である。
図12のセンサスイッチの片持ちアーム及び基部の斜視図である。
図13の片持ちアーム及び基部の側面図である。
フランジの2つの歯の間に位置決めされた図12の片持ちアームの側面図である。
フランジの回転中にフランジの歯の1つによって押されている図15の片持ちアームを示す。
片持ちアームの一部分が導電性パッドに向かって移動し、接触し、スイッチを閉じるように、フランジの歯によって更に押されている片持ちアームを示す。
フランジの歯の上を摺動する片持ちアームを示す。
フランジの次の隣接する歯と相互作用する片持ちアームを示す。
いくつかの実施形態による、プリント回路基板の例示的な概略図である。
いくつかの実施形態による、バイアス源を有するプリント回路基板の例を示す。
いくつかの実施形態による、薬剤送達デバイス内に水分が存在する可能性があるかどうかを判定するために、薬剤送達デバイスのマイクロコントローラによって実行され得る第1の例示的なコンピュータ化された方法を示すフローチャートである。
いくつかの実施形態による、バイアス源及びADCを有するプリント回路基板の例を示す。
いくつかの実施形態による、薬剤送達デバイス内に水分が存在する可能性があるかどうかを判定するために、薬剤送達デバイスのマイクロコントローラによって実行され得る第1の例示的なコンピュータ化された方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の原理の理解を促進する目的のために、ここで、図面に例示された実施形態を参照し、特定の言語を使用して、これを説明する。しかしながら、これによって本発明の範囲を限定することを意図しないことが理解されるであろう。
(【0011】以降は省略されています)
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