TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025011247
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2024179747,2023111484
出願日2024-10-15,2017-10-10
発明の名称RETキナーゼ阻害剤としての置換ピラゾロ[1,5-A]ピリジン化合物
出願人アレイ バイオファーマ インコーポレイテッド
代理人個人,個人
主分類C07D 471/04 20060101AFI20250116BHJP(有機化学)
要約【課題】RET関連疾患および障害を含む、RETキナーゼ阻害剤で治療することができる疾患の治療および予防に有用な化合物を提供する。
【解決手段】式Iの化合物、ならびにその薬学的に許容される塩および溶媒和物を提供する。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025011247000891.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">56</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">102</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式Iの化合物、
JPEG
2025011247000864.jpg
52
99
ならびにその薬学的に許容される塩および溶媒和物であって、式中、


、X

、X

、およびX

が独立して、CH、CF、CCH

、またはNであり、


、X

、X

、およびX

のうちの0、1つ、または2つが、Nであり、
Aが、H、CN、Cl、CH

-、CH

CH

-、シクロプロピル、-CH

CN、
または-CH(CN)CH

であり、
Bが、
(a)水素、
(b)1~3個のフルオロで任意選択に置換されたC1-C6アルキル、
(c)ヒドロキシC2-C6アルキル-であって、前記アルキル部分が、1~3個のフル
オロもしくはC3-C6シクロアルキリデン環で任意選択に置換されている、ヒドロキシ
C2-C6アルキル-、
(d)ジヒドロキシC3-C6アルキル-であって、前記アルキル部分が、C3-C6シ
クロアルキリデン環で任意選択に置換されている、ジヒドロキシC3-C6アルキル-、
(e)1~3個のフルオロで任意選択に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6
アルキル-、
(f)(R



N)C1-C6アルキル-であって、前記アルキル部分が、OHで任意
選択に置換され、R

およびR

が独立して、HもしくはC1-C6アルキル(1~3個
のフルオロで任意選択に置換された)である、(R



N)C1-C6アルキル-、
(g)hetAr

C1-C3アルキル-であって、hetAr

が、N、O、およびS
から、独立して選択される1~3個の環ヘテロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環で
あり、1つ以上の独立して選択される、C1-C6アルキル置換基で任意選択に置換され
ている、hetAr

C1-C3アルキル-、
(h)(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル-であって、前記シクロアルキ
ルが、OHで任意選択に置換されている、(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アル
キル-、
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
環Dが、
JPEG
2025011247000865.jpg
20
57
であり、式中、波線が、X

、X

、X

、およびX

を含む環への結合点を示し、アス
タリスクが、E基への結合点を示し、前記環が、(a)ハロゲン、OH、1~3個のフル
オロで任意選択に置換されたC1-C3アルキル、もしくは1~3個のフルオロで任意選
択に置換されたC1-C3アルコキシから独立して選択される1~4個の基、(b)C3
-C6シクロアルキリデン環、または(c)オキソ基、で任意選択に置換されている、請
求項1に記載の化合物。
【請求項3】
環Dが、(a)1~4個の独立して選択されるC1-C3アルキル基であって、それら
の各々が1~3個のフルオロで任意選択にかつ独立して選択されている、C1-C3アル
キル基、(b)C3-C6シクロアルキリデン環、または(c)オキソ基、で任意選択に
置換されている、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
環Dが、置換されていない、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
Eが、
(a)水素、
(c)1~3個のフルオロで任意選択に置換された(C1-C6アルコキシ)C1-C6
アルキル-、
(d)(C1-C6アルキル)C(=O)-であって、前記アルキル部分が、1~3個の
フルオロもしくはR



N-置換基(式中、R

およびR

が独立して、HもしくはC
1-C6アルキルである)で任意選択に置換されている、(C1-C6アルキル)C(=
O)-、
(e)1~3個のフルオロで任意選択に置換された、(ヒドロキシC2-C6アルキル)
C(=O)-、
(f)(C1-C6アルコキシ)C(=O)-、
(g)(C3-C6シクロアルキル)C(=O)-であって、前記シクロアルキルが、C
1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、OH、および(C1-C6アルコキシ)C1
-C6アルキル-から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択に置換されている
か、または前記シクロアルキルが、NおよびOから独立して選択される1~3個の環ヘテ
ロ原子を有する5~6員ヘテロアリール環で置換されている、(C3-C6シクロアルキ
ル)C(=O)-、
(h)Ar

C1-C6アルキル-、
(i)Ar

(C1-C6アルキル)C(=O)-であって、前記アルキル部分が、OH
、ヒドロキシC1-C6アルキル-、C1-C6アルコキシ、R



N-、もしくはR



N-CH

-(式中、各R

およびR

が独立して、HまたはC1-C6アルキル
である)で任意選択に置換されている、Ar

(C1-C6アルキル)C(=O)-、
(j)hetAr

C1-C6アルキル-であって、前記アルキル部分が、1~3個のフ
ルオロで任意選択に置換されている、hetAr

C1-C6アルキル-、
(k)hetAr

(C1-C6アルキル)C(=O)-であって、前記アルキル部分が
、OH、ヒドロキシC1-C6アルキル-、もしくはC1-C6アルコキシで任意選択に
置換されている、hetAr

(C1-C6アルキル)C(=O)-、
(m)hetCyc

C(=O)-、
(n)hetCyc

C1-C6アルキル-、または
(o)R


【請求項6】
Eが、
(h)Ar

C1-C6アルキル-、
(i)Ar

(C1-C6アルキル)C(=O)-、または
(j)hetAr

C1-C6アルキル-であって、前記アルキル部分が、1~3個のフ
ルオロで任意選択に置換されている、hetAr

C1-C6アルキル-、である、請求
項2~5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
環Dが、2個の環窒素原子を有し、かつ任意選択に、酸素である第3の環ヘテロ原子を
有する飽和7~8員架橋複素環式環であって、前記環が、(a)ハロゲン、OH、1~3
個のフルオロで任意選択に置換されたC1-C3アルキル、もしくは1~3個のフルオロ
で任意選択に置換されたC1-C3アルコキシから独立して選択される1~4個の基、(
b)C3-C6シクロアルキリデン環、または(c)オキソ基で任意選択に置換されてい
る、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
環Dが、
JPEG
2025011247000866.jpg
42
150
であり、式中、波線が、X

、X

、X

、およびX

を含む前記環への環Dの結合点を
示し、アスタリスクが、Eへの結合点を示す、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
環Dが、以下である、請求項8に記載の化合物。
JPEG
2025011247000867.jpg
18
62
【請求項10】
環Dが、置換されていない、請求項7~9のいずれか一項に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2017年9月29日に出願された米国仮特許出願第62/566,093
号、2017年9月6日に出願された同第62/554,817号、2017年4月27
日に出願された同第62/491,164号、2017年1月18日に出願された同第6
2/447,850号、2016年10月10日に出願された同第62/406,252
号の優先権を主張し、これらの各々は、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれ
る。
続きを表示(約 1,700 文字)【0002】
本開示は、トランスフェクション中に再編成された(RET)キナーゼ阻害を示す新規
化合物、該化合物を含む医薬組成物、該化合物の作製方法、および治療における該化合物
の使用に関する。より具体的には、本発明は、RET関連疾患および障害を含む、RET
キナーゼ阻害剤で治療することができる疾患の治療および予防に有用な置換ピラゾロ[1
,5-a]ピリジン化合物に関する。
【0003】
RETは、いくつかの組織および細胞型の正常な発生、成熟、および維持に必要とされ
るチロシンキナーゼスーパーファミリーに属する単一パス膜貫通受容体である(Mull
igan,L.M.,Nature Reviews Cancer,2014,14,
173-186)。RETキナーゼの細胞外部分は、リガンド結合に関与する4つのカル
シウム依存性カドヘリン様反復およびRET細胞外ドメインの正しい折り畳みに必要な膜
近傍システインリッチ領域を含み、一方、受容体の細胞質部分は、2つのチロシンキナー
ゼサブドメインを含む。
【0004】
RETシグナル伝達は、グリア細胞株由来神経栄養因子(GDNF)ファミリーリガン
ド(GFL)の一群の可溶性タンパク質の結合によって媒介され、これにはニュールツリ
ン(NTRN)、アルテミン(ARTN)、およびペルセフィン(PSPN)も含まれる
(Arighi et al.,Cytokine Growth Factor Re
v.,2005,16,441-67)。他の受容体チロシンキナーゼとは異なり、RE
Tは、GFLに直接結合せず、さらなる共受容体、すなわちグリコシルホスファチジルイ
ノシトール結合によって細胞表面につながれている4つのGDNFファミリー受容体-α
(GFRα)ファミリーメンバーのうちの1つを必要とする。GFLおよびGFRαファ
ミリーのメンバーは、次にRETに結合し、それをRETシグナル伝達が起こる脂質ラフ
トとして知られているコレステロールリッチな膜サブドメインに動員する、二元複合体を
形成する。
【0005】
リガンド-共受容体複合体が結合すると、細胞内チロシン残基上のRET二量化および
自己リン酸化は、アダプターおよびシグナル伝達タンパク質を動員して、複数の下流経路
を刺激する。これらのドッキング部位へのアダプタータンパク質の結合は、Ras-MA
PKおよびPI3K-Akt/mTORシグナル伝達経路の活性化、またはRET媒介機
能のRET下方制御において機能するユビキチンリガーゼのCBLファミリーの動員をも
たらす。
【0006】
異常なRETの発現および/または活性は、異なる癌、および過敏性腸症候群(IBS
)などの胃腸障害で実証されている。
【発明の概要】
【0007】
現在、置換ピラゾロ[1,5-a]ピリジン化合物がRETキナーゼの阻害剤であり、癌
を含む増殖性疾患などの疾患を治療するために有用であることが見出されている。
【0008】
したがって、式Iの化合物、
JPEG
2025011247000001.jpg
94
115
【0009】
または薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物が、本明細書に提供され、式中、A、B
、X

、X

、X

、X

、および環Dは、本明細書において定義されるとおりである。
【0010】
薬学的に許容可能な希釈剤または担体と混合された、式Iの化合物またはその薬学的に許
容される塩もしくは溶媒和物を含む、医薬組成物もまた、本明細書に提供される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

高砂香料工業株式会社
香料組成物
4日前
小野薬品工業株式会社
GCL阻害剤
1か月前
築野グループ株式会社
脂肪酸エステル
3か月前
日産化学株式会社
ピリジン化合物の製造方法
21日前
トヨタ自動車株式会社
メタン製造装置
24日前
築野グループ株式会社
脂肪酸エステル
3か月前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
20日前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
2か月前
田岡化学工業株式会社
多環芳香族化合物の製造方法
1か月前
JNC株式会社
ジアミンおよびこれを用いた重合体
21日前
東ソー株式会社
1,2-ジクロロエタンの製造方法
3日前
株式会社クラレ
メタクリル酸メチルの製造方法
5日前
学校法人近畿大学
アミロイド線維検出プローブ
2か月前
株式会社トクヤマ
ベンジルヒドラジン誘導体の製造方法
1か月前
日本曹達株式会社
エチルメチルスルホンの製造方法
5日前
三井金属鉱業株式会社
金属化合物含有物
21日前
個人
希土類有機錯体及びその製造方法並び応用
1か月前
住友化学株式会社
芳香族複素環化合物の製造方法
24日前
大正製薬株式会社
MMP9阻害作用を有するインドール化合物
4日前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機金属錯体、発光デバイス
2か月前
東ソー株式会社
アデノ随伴ウイルス結合性タンパク質の精製方法
2か月前
株式会社フラスク
含ホウ素化合物および有機EL素子
17日前
日本化薬株式会社
イソシアヌレート環を有する多官能アミン化合物
10日前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、および発光デバイス
1か月前
グリーンケミカルズ株式会社
4-ヒドロキシ安息香酸組成物
1か月前
東亞合成株式会社
ペプチドフラグメント及びその利用
2か月前
公立大学法人大阪
尿素化合物の製造方法
1か月前
ノーベルファーマ株式会社
ヒスチジン亜鉛2水和物の製造方法
2か月前
サンアプロ株式会社
金属錯塩色素
2か月前
国立大学法人富山大学
抗がん作用を有する化合物
2か月前
ユニマテック株式会社
フェノチアジン誘導体化合物の精製方法
4日前
株式会社Kyulux
有機発光素子
1か月前
興和株式会社
新規ニコチンアミド化合物
2か月前
学校法人甲南学園
鉛イオン結合用アフィニティ固相
18日前
国立大学法人群馬大学
糖リン脂質の製造方法
4日前
寿本舗株式会社
アブラナ科植物の利用
11日前
続きを見る