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公開番号2025011219
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2024177652,2022580225
出願日2024-10-10,2021-06-25
発明の名称ヘルメット
出願人エムアイピーエス エービー
代理人弁理士法人浅村特許事務所
主分類A42B 3/12 20060101AFI20250116BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】ヘルメットを提供すること。
【解決手段】ヘルメット(1)であって、ヘルメットは、外側シェル(2)と;ヘルメットの着用者の頭部の頂部の上に装着されるように構成されているヘッド・マウント(20)とを含み、ヘッド・マウントは、外側シェルの中に吊り下げられており、使用時に、ヘッド・マウントと外側シェルとの間に空気ギャップ(21)が提供されるようになっており;ヘルメットは、頭部係合デバイス(40)をさらに含み、頭部係合デバイスは、ヘッド・マウントの表面の上に装着されており、頭部係合デバイスは、ヘルメットの着用者の頭部に面するように構成されており、頭部係合デバイスがヘッド・マウントに対して移動することができるようになっており;低摩擦インターフェースが、ヘッド・マウントと頭部係合デバイスとの間に提供されている、ヘルメットである。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ヘルメットであって、前記ヘルメットは、
外側シェルと;
前記ヘルメットの着用者の頭部の頂部の上に装着されるように構成されているヘッド・マウントと
を含み、
前記ヘッド・マウントは、前記外側シェルの中に吊り下げられており、使用時に、ヘッド・マウントと前記外側シェルとの間に空気ギャップが提供されるようになっており;
前記ヘルメットは、頭部係合デバイスをさらに含み、前記頭部係合デバイスは、前記ヘッド・マウントの表面の上に装着されており、前記頭部係合デバイスは、前記ヘルメットの前記着用者の頭部に面するように構成されており、前記頭部係合デバイスが、前記ヘッド・マウントと前記外側シェルとの間に存在する前記空気ギャップとは前記ヘッド・マウントの反対側の側面に提供されるようになっており、前記頭部係合デバイスが前記ヘッド・マウントに対して移動することができるようになっており;
低摩擦インターフェースが、前記ヘルメットの衝撃下において、前記ヘッド・マウントに対する前記頭部係合デバイスの移動を可能にするように、前記ヘッド・マウントと前記頭部係合デバイスとの間に提供されており
前記頭部係合デバイスは、材料のプレートを含み、前記材料のプレートは、前記ヘルメットの前記着用者の前記頭部に一致するように形状決めされている、ヘルメット。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記材料のプレートは、前記着用者の前記の形状に一致するように成形または形成されている、請求項1に記載のヘルメット。
【請求項3】
前記材料のプレートは、射出成形または真空成形によって形成されている、請求項1に記載のヘルメット。
【請求項4】
前記頭部係合デバイスは、前記ヘッド・マウントに接続されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のヘルメット。
【請求項5】
前記ヘッド・マウントは、複数のストラップを含み、前記複数のストラップは、前記ヘルメットの着用者の前記頭部の前記頂部を横切って延在するように構成されており、前記外側シェルの上の接続ポイントに接続されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のヘルメット。
【請求項6】
前記ヘッド・マウントは、接続ポイントの対向する対の間に延在する複数のストラップを含む、請求項5に記載のヘルメット。
【請求項7】
少なくとも2つのストラップは、互いに接続されている、請求項5または6に記載のヘルメット。
【請求項8】
前記頭部係合デバイスは、前記ストラップのうちの1つと係合する少なくとも1つのコネクターによって、前記ヘッド・マウントに接続されている、請求項5から7のいずれか一項に記載のヘルメット。
【請求項9】
前記少なくとも1つのコネクターは、第1の端部および第2の端部を有しており、前記第1の端部および前記第2の端部は、両方とも、前記頭部係合デバイスの上のそれぞれの第1および第2の場所において、前記頭部係合デバイスに接合されており;ストラップが、前記頭部係合デバイスの上の前記第1の場所と前記第2の場所との間の領域において、前記コネクターと前記頭部係合デバイスとの間に位置付けされている、請求項8に記載のヘルメット。
【請求項10】
前記ストラップは、前記コネクターのパーツにしっかりと固定されてはおらず、前記ストラップが前記コネクターに対してスライドすることができるようになっている、請求項8または9に記載のヘルメット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘルメットに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
ヘルメットは、さまざまな活動において使用するものとして知られている。これらの活動は、戦闘目的および産業目的を含み、たとえば、兵士のための保護ヘルメット、および、たとえば、建築業者、鉱山労働者、または、産業用マシンのオペレーターによって使用される安全帽またはヘルメットなどを含む。また、ヘルメットは、スポーツ活動にも普及している。たとえば、保護ヘルメットは、アイスホッケー、サイクリング、モーター・サイクリング、モーター・カー・レーシング、スキー、スノーボード、スケート、スケートボード、馬術、アメリカンフットボール、ベースボール、ラグビー、サッカー、クリケット、ラクロス、登山、ゴルフ、エアソフト、ローラーダービー、およびペイントボールにおいて使用され得る。
【0003】
ヘルメットは、固定されたサイズのものであることが可能であり、または、頭部の異なるサイズおよび形状にフィットするように調節可能であり得る。いくつかのタイプのヘルメットでは、たとえば、一般に、アイスホッケー・ヘルメットでは、ヘルメットの外側寸法および内側寸法を変化させるためにヘルメットのパーツを移動させることによって、調節可能性が提供され得る。これは、互いに対して移動することができる2つ以上のパーツを備えたヘルメットを有することによって実現され得る。他のケースでは、たとえば、一般に、サイクリング・ヘルメットでは、ヘルメットは、ヘルメットをユーザーの頭部に固定するための取り付けデバイスを設けられており、取り付けデバイスは、ヘルメットの主本体部またはシェルが同じサイズのままである状態で、ユーザーの頭部にフィットするように寸法が変化することが可能である。いくつかのケースでは、ヘルメットの中のコンフォート・パッディングは、取り付けデバイスとして作用することが可能である。また、取り付けデバイスは、複数の物理的に別個のパーツの形態で、たとえば、互いに相互接続されていない複数のコンフォート・パッドの形態で提供され得る。ユーザーの頭部の上にヘルメットを着座させるためのそのような取り付けデバイスは、ヘルメットを適切な場所にさらに固定するために、追加的なストラップ(たとえば、顎ストラップなど)とともに使用され得る。また、これらの調節メカニズムの組み合わせも可能である。
【0004】
ヘルメットは、多くの場合、外側シェル(それは、通常、硬質であり、プラスチックまたは複合材料から作製されている)と、エネルギー吸収層(ライナーと称されることが多い)とから作製されている。他の配置では、(たとえば、ラグビースクラムキャップなど)、ヘルメットは、硬質の外側シェルを有していない場合があり、ヘルメットは、全体として可撓性である場合もある。いずれのケースにおいても、最近では、保護ヘルメットは、特定の法的要件を満たすように設計されなければならず、特定の法的要件は、とりわけ、特定の荷重において脳の重心に発生し得る最大加速度に関するものである。典型的に、テストが実施され、テストにおいて、ヘルメットを装備しているダミー頭蓋骨として知られているものが、頭部に向けて半径方向の打撃を受ける。これは、頭蓋骨に対して半径方向への打撃のケースにおいて、良好なエネルギー吸収能力を有する現代のヘルメットを結果として生じさせる。また、回転エネルギーを吸収するかもしくは消散させることによって、および/または、回転エネルギーというよりもむしろ並進エネルギーへと方向付けし直すことによって、斜めの打撃(すなわち、それは、接線方向の成分および半径方向の成分の両方を組み合わせている)から伝達されるエネルギーを減じるためのヘルメットを開発することが進められてきた(たとえば、WO2001/045526およびWO2011/139224(それらは、両方ともその全体が参照により本明細書に組み込まれている))。
【0005】
(保護がない状態での)そのような斜めの衝撃は、脳の並進加速度および角加速度の両方を結果として生じさせる。角加速度は、脳が頭蓋骨の中で回転することを引き起こし、脳を頭蓋骨に接続している身体の要素に、また、脳自身に傷害を発生させる。
【0006】
回転傷害の例は、軽度の外傷性脳損傷(MTBI)、たとえば、脳震とうなど、および、重度の外傷性脳損傷(STBI)、たとえば、硬膜下血腫(SDH)など、血管破裂の結果としての出血、およびびまん性軸索損傷(DAI)を含み、それは、脳組織の中の高い剪断変形の結果として神経線維が引き伸ばされ過ぎるものとして要約され得る。
【0007】
持続期間、振幅、および増加レートなどのような、回転力の特質に応じて、脳震とう、SDH、DAI、または、これらの傷害の組み合わせのいずれかを負う可能性がある。一般的に言えば、SDHは、短い持続期間および大きい振幅の加速度のケースにおいて起こり、一方、DAIは、より長くより広範囲の加速度荷重のケースにおいて起こる。
【0008】
斜めの衝撃によって引き起こされる脳に伝達される回転エネルギーを低減させることができる、WO2001/045526およびWO2011/139224に開示されているものなどのようなヘルメットにおいて、ヘルメットの2つのパーツは、斜めの衝撃に続いてスライディングインターフェースにおいて互いに対してスライドするように構成され得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
いくつかのヘルメットでは、頭部取り付けデバイスが、硬質の外側シェルの中に吊り下げられており、硬質の外側シェルから分離されている。そのようなヘルメットは、製造するのに簡単で安価であり、特定のヘルメットの用途に対して半径方向の衝撃からの十分な保護を提供することが可能である。しかし、好ましくは、製造コストおよび/または労力を実質的に増加させることなく、たとえば、斜めの衝撃の場合に、そのようなヘルメットの性能を改善することが望ましい可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の態様によれば、ヘルメットであって、ヘルメットは、
外側シェルと;
ヘルメットの着用者の頭部の頂部の上に装着されるように構成されているヘッド・マウントと
を含み、
ヘッド・マウントは、外側シェルの中に吊り下げられており、使用時に、ヘッド・マウントと外側シェルとの間に空気ギャップが提供されるようになっており;
ヘルメットは、頭部係合デバイスをさらに含み、頭部係合デバイスは、ヘッド・マウントの表面の上に装着されており、頭部係合デバイスは、ヘルメットの着用者の頭部に面するように構成されており、頭部係合デバイスがヘッド・マウントに対して移動することができるようになっており;
低摩擦インターフェースが、ヘッド・マウントと頭部係合デバイスとの間に提供されている、ヘルメットが提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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